その日暮らし日記へもどる
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1997年12月中旬の日記
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12月11日
12月12日
ジャストネットのホームページに掲載されるジャストシステム・ユーザーのインタビューを受ける。
『週刊小説』『NIFTY SERVE MAGAZINE』のイラストを上げて送信。『NIFTY SERVE MAGAZINE』は、ファイルの保存フォルダーを間違えて、別のファイルを送信してしまった。Paint Shop Proは、ファイルを保存するとき、その前のファイルを格納したフォルダーを記憶しているため、ときどき混乱する。
12月13日
毎年恒例の豊田有恒氏宅のキムチパーティーに。奥さん手作りのキムチがどっさり。奥さんはキムチの漬け方の本を出すことになったとか。絶対に売れますよ、この本!
12月14日
高円寺のスナックの忘年会へ漫画家の、ながいのりあきさん達と共に参加。夜中まで騒ぐ。
年末まで1日おきくらいに忘年会やパーティーがあるのだが、21日以後は書き下ろしの原稿に突入するため、ことごとく欠席の予定。
12月15日
ひたすら読書の1日。『BRAIN VALLEY(ブライン・ヴァレー)』(瀬名秀明・著)を読んでいるんだけど、脳の働きについての説明が多く、読むのに時間がかかる。
12月16日
午後10時前、NHKのテレビを見ていたら『ポケモン』を見ていた子供たちがバタバタと倒れて救急車で病院に運ばれたという飛び込みニュースが放送された。うちも食事時に娘たちと一緒に見ていたはずなんだけど、こちらはテレビに背中を向けていたからなあ……と、2人の娘に異常はなかったかと訊ねたら、「あ、あそこの場面だ」と、すぐにピンと来たらしい。下の娘は、まぶしいからと視線をそらしたとか。録画してあったビデオで確認すると確かに目まぐるしい色と光の使い方がされている。早送りで見たから、よけいにまぶしい。いま読んでいる『ブレイン・ヴァレー』も脳の話で、光とてんかんに関する話も出てくる。確か『イン・ザ・ミソ・スープ』(村上龍・著)も、ロボトミー手術を受けたアメリカ人の殺人者が出てきたような気がするけど(新聞連載中に飛び飛びに読んでいたもので詳細不明)、シンクロニシティなのかなあ……。
12月17日
午後、友人のレディスコミックを描いている女性マンガ家が遊びに来て、パソコンの使い方を実演。彼女が帰った後、『週刊小説』の連載コラムをあわてて書いて送信し、西麻布のイタリアンレストランで開催された『男たらし論』という本の出版記念パーティーに。ニフティサーブで知り合った女性たちが集まって書いた本。
途中、動悸が激しくなってレストランの隣りのドラッグストアで薬を買う。ご主人が、自分が飲んでいる六神丸という薬を分けてくれた。
パーティーは2次会も同じ場所で。パソコンの本を山ほど執筆している武井一巳さんと一緒にタクシーで帰宅。体調が悪いので、さっさと寝る。めまいがするのは『ポケモン』の録画を何度も見たせいかなあ?
テレビや新聞の報道を見ていると、なんとなく『ポケモン』が悪者扱いされている。あれはアニメの表現の問題であって『ポケモン』そのもののせいじゃないんじゃないの?
12月18日
忘年会の予定をひとつキャンセルして小説のプロット作り。
12月19日
先日送った架空戦記小説の原稿を読んだ編集者から、表記の統一に関する質問の電話。予定。鉛筆でチェックしてもらった原稿を返してもらい、修正することに。
『週刊小説』のイラストを送り、夕方、Asahi-netの事務局のあるビル(茅場町駅近く)へ向かう。作家・薄井ゆうじさんの小説講座「薄井ゆうじのくじら塾」のゲスト講師として、マンガと小説の作り方の違いなどについて話すが、時間が足りず、予定していたことの半分も喋れなかった。講義内容は、あとで薄井さんのホームページにも掲載されるとのこと。足りない部分については、こちらのホームページに補足を書いて、リンクしてもらうことにしよう。
講座終了後は、会場で缶ビールを飲みながら歓談。さらに近所の居酒屋に席を移し、ここでも雑談。薄井さんとじっくり話すのは、薄井さんが吉川英治文学新人賞を受賞した直後のことだったから、3年ぶりくらいかな。
地下鉄を乗り継ぎ、中野駅からJR中央線に乗り換えようとすると電車がストップしている。あとで爆弾予告電話があったためと判明したが、ホームに入っていた電車は、回送となり、反対方向に走り去っていった。遅れてきた後続の電車に、ホームにあふれていた人たちと一緒に乗り込んだが、午前0時を過ぎているのにラッシュ時のような混雑。次の高円寺駅でドアから押し出されたついでに下車してしまい、高円寺のスナックで食事。午前2時に店を出て通りに出るが、タクシー乗り場は依然として長蛇の列。忘年会のピークなのかもしれない。しかたないのでタクシー待ちのために、馴染みカウンターバーに寄り、ビートルズやサイモンとガーファンクルを聴きながら時間をつぶし、帰宅したのは午前5時。
12月20日
今日は東中野のベトナム料理店で時代小説作家・磐紀一郎さんの生誕記念忘年会。もう20年以上も続いている恒例の会で、豊田有恒、高齋正、アニメ作家の石黒昇さんらと一緒に出席。司会は、これも毎年恒例の新進気鋭の時代小説作家・宮本昌孝。恒例の有馬記念予想コーナーもあり、あっというまに2時間が経過。2次会はこれも恒例の高円寺。三次会は宝島社のスタッフエディターと一緒にスナックへ。結局、帰宅は午前5時。明日からは本格的に次の原稿にかからないといけないため、以後の忘年会、クリスマス会などは、すべて欠席予定。まじめに仕事しなくちゃ……。