その日暮らし日記へもどる
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1997年10月下旬の日記
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10月21日
午前中に起きて「NIFTY SERVE MAGAZINE」のイラストを上げ、メールで送信。
夕方、東海道新幹線で講演のため静岡へ。駅前のホテルにチェックインし、すぐにノートパソコンを開いて架空戦記小説の続き。テレビで日本シリーズを見ながら原稿を書いているうちに、ついうっかり夕食を食べそこねる。
ホテルの中で開いていたのはバーだけで、しかたないので、ここでビールを飲みながら、カツオのカルパッチョ風とチーズの盛り合わせを食べていると、隣のテーブルでは、アメリカ人の男性2人(白人1人、黒人1人)、女性1人が、酔っぱらった日本人男性と大声で話している。白人男性が日本語ができ、日本人男性の相手をしていたのだが、日本人男性が部屋に戻り、アメリカ人女性が部屋に戻ると、アメリカ人の男性同士が英語で会話。その内容は、「日本人は心が広いので人種差別をしないといってた日本人の男がいたんだけど、その男は、奥さんが会話に参加しようとすると、『男同士の会話に女が口を挟むな。お前はあっちにいってなさい』と、奥さんを追っ払ったんだ」というもの。おかしいので、つい吹き出したら、英語の会話を聞いているのがバレてしまい、「Join us!」とテーブルに呼ばれ、会話に加わることになった。彼らはシアトルからキリスト教の伝道で来ているらしい。白人男性は牧師だった。
しかし、近くのテーブルで話しているアメリカ人同士の英会話の内容が理解できるようになったなんて、我ながら驚き。しかも会話に加わるなんて、度胸もついたものである。パソコン通信を始めた12年前までは、こんなシチュエーションになっても、絶対にそばにいるアメリカ人同士の会話などわからなかったはずなのに。
いかにぼくの英語がひどかったかは、拙著の『パソコン通信で英語がわかった』(青峰社/2500円)という本のなかで、アメリカ人の友人たちが証言してくれています(^_^;)。
10月22日
JA静岡中央会青年部の総会で、ホームページの開設を記念して講演を頼まれたのだが、昼食後の満腹時のせいか、聴衆が、一人、また一人と寝ていくので……だんだん話す内容が怪しくなる……。設備もあったことだし、これだったら「淫多ネット」や「マル痴メディア」の実態をデモしたほうがよかったかもしれない。
反省しつつ新幹線で帰京。車中でもバッテリーが切れるまで原稿書き。東京駅に着後、八重洲ブックセンターで資料を購入。重さでまた腰が……。
帰途、高円寺のスナックにまわり、静岡のお土産を届ける。今日の講演は、たまたま、このスナックで隣り合わせに座った人が、ママの古い友人の静岡から来た方で、それが縁で講演を頼まれたものだったので、多少はお店にも還元しないといけません。途中で近くに住む漫画家ながいのりあきさん(「がんばれキッカーズ」の作者)を引っ張り出して、深夜まで喋る。
10月23日
10月24日
昨日に同じ。夜、下の娘を連れてプールに。800メートルほど泳ぐ。
帰宅後はF1最終戦ヨーロッパGPの情報を追跡。片山右京選手が快調。最後のF1レースだ、頑張れ!
明日は東京モーターショーでサイン会。早寝しなくては。
10月25日
東京モーターショーへニューズ出版の前『F1速報』編集長と一緒に出かける。クルマの予定だったが、渋滞がひどいというので、西武新宿線、地下鉄東西線、地下鉄有楽町線、JR京葉線と乗り継いで会場の幕張メッセへ。待ち合わせ時間も入れて約2時間半の旅。
会場に到着後、打ち合わせをすませ、トークショー、『龍の伝説』発売記念のサイン会、ジャンケン大会などを行なう。たくさんの方に来ていただいて、本当にありがとうございました。本を買わなくてもサインできたのですが、わざわざ自分で勝った本を持参してくれた方もおりました。感激! サイン会の模様はこちらでどうぞ。
10月26日
サッカーのワールドカップ予選は勝つ予感がしなかったので、テレビ観戦はやめて小説の原稿に専念。午後10時からはニフティサーブ「オートレーシング情報フォーラム」でF1ヨーロッパGP速報を担当。
10月27日
ひたすら原稿に専念。終日パソコンの前に座る。腰が痛い。
10月28日
しばらく日記を書いてなかったので、何をしたか覚えてないよお。たぶんまじめに小説の原稿を書いていたはず。あ、水泳をした。
10月29日
『週刊小説』連載コラムを書いて送る。そのあとは書き下ろし小説の原稿。
10月30日
今日はニューヨークからアメリカ人のオンラインフレンドが来日する。明後日から栃木県のツインリンクもてぎで開催されるCARTオープンテストを取材するため。午後4時半頃、成田着の飛行機で到着するので夕食でも……ということになっていたのだが、ホテルに電話してもチェックインした形跡はなし。池袋のジュンク堂に行って資料探しをしながら何度もホテルに電話をかけたら、午後8時にチェックインしたとのこと。部屋に電話をつないでみると、どうも東京モーターショー帰りのクルマで首都高速が渋滞し、それに引っかかってしまったらしい。時間が遅いので夕食はキャンセルし、帰宅後、小説の原稿にかかる。
10月31日
『週刊小説』のイラストを送り、明け方まで小説に専念。