1996年8月の日記
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8月31日
- 96年8月1日〜10日
- 8月1日
上の娘と新宿に映画「ツイスター」を見に行く。さすが「スピード」の監督の作品らしく、一気呵成のノンストップ・アクション映画。アメリカでは大ヒットしたらしいが、日本では明日で打ちきり。やはり竜巻に対する恐怖のリアリティが違うせいか。「日本沈没」とか「風速40メートル」のほうが日本人には恐いのかもしれない。映画の後、寿司を食べて帰り、明日、粗大ゴミで出す予定のパソコン4台、FAXを1台、外に運び出す。寝室に積み上げてあったパソコンがなくなったので、これで地震がきてもパソコンの下敷きにならずにすむ。
- 8月2日
朝7時に起きて、横浜パシフィコで開催されている「ネットワーカーズ・ジャパン'96」へ。昨年につづき実行委員を担当しているため。木村太郎実行委員らと共にテープカットを担当。夕方は実行委員によるトークショーに出演。横浜駅で冷やし中華を食べて帰る。東横線、西武池袋線の車内で熟睡。
- 8月3日
日経の連載コラムを書いて送る。これで連載終了まで残り3回。
- 8月4日
日経のイラストを送信。「龍の伝説」連載分のゲラをチェック。
- 8月5日
「ネットピア」連載の原稿を書いて送る。これで一段落かな……。と思ったら、飛び込みでテレビCMの企画をやってほしいという以来。本当は、そんなことやっている暇はないのだが、内容が面白そうなので、つい引き受けてしまう。
- 8月6日
カミサンと次女を連れて2泊3日の軽井沢の別荘へ……と書きたいが、信濃追分にある練馬区の保養施設に向かう。4月に区報に載っていた利用申し込みに応募したら抽選に当たってしまったのだ。午後1時半に大泉から関越高速道路に乗ったら、2時半には上越高速道路の横川サービスエリアに着いてしまった。ここでソフトクリームを食べた後、軽井沢に向かう。
軽井沢に来たのは初めてだが、旧軽井沢って混んでるのね。ここでも有名なモカのソフトクリームを食べて、信濃追分の宿舎に向かう。宿は練馬区内の小学校や中学校のサッカーやテニス、柔道部などの合宿と一緒。食事も一緒なので賑やかなことこのうえなし。一泊2食つき3500円では文句もいえません。でも、設備は新しくてきれい。夏休みは国民宿舎などを使うことも多かったが、公共施設を利用すると、ホテルや旅館を利用するのがアホらしくなる。もっとも抽選に当たらないといけないというツキも必要だが。
夕食前に軽井沢銀座で買ったワインを1本飲み、夕食のときにビールを1本飲んだせいか、夕食から部屋に戻ると、どっと疲れが出て、そのまま寝てしまう。深夜に目が覚めたら、今度は寝られない。しかたがないので持参したプロノート・ミニでお仕事。
- 8月7日
3時間ほど寝た後でバイキングの朝食。朝からしっかり食事をとったせいか、再び眠くなって午前10時までおやすみ。そのあとで鬼押し出し、旧三笠ホテルなどをまわり、旧軽井沢で食事して、早々と宿に戻る。そのまま今度は昼寝。東京にいるときの睡眠不足を一挙に解消しようとしてるみたいだ。
- 8月8日
朝食をすませると、仕事が立て込んでいるため、さっさとチェックアウトして東京に戻る。横川のサービスエリアで買った峠の釜飯を自宅に持って帰り、これで昼食。午後からテレビCMのアイデア出しに専念。
- 8月9日
昼間はテレビCMのアイデア出しでヒイヒイ。夜はF1ハンガリーGPの追跡。
- 8月10日
前日に同じ。
- 96年8月11日〜20日
- 8月11日
前日に同じ。未明に完成したテレビCMの構成案を送る。2パターン、6本ずつ計12本のストーリー。1本15秒なので、ショートショートか4駒マンガの案を練るような感じだった。
- 8月12日
遅れてしまった日経のコラムを書いて送る。日経のコラムは、あと2回。「F1速報」連載分の小説「龍の伝説」を書くためハンバーガーショップへ。半分まで書き上げて家に戻り、一気に残りを書き上げて深夜に送信。これまで色気が皆無だった小説に、やっと女の子が登場してきた。さらに日経のイラストを描いてFAXで送り、「OLTJ」の原稿を書きあげてメールで送信。
- 8月13日
9月発売の新書版ミステリーのゲラをチェックするため午後遅くから喫茶店とファミリーレストランを計3軒ハシゴ。ほぼ全ページに赤を入れ、午後9時過ぎに終了。家に戻ってから「週刊小説」の連載コラムを書き上げて送信する。そのあとでFAXで届いた「龍の伝説」の校正のチェックをして送信。なんだか息つく暇もないペースで仕事しているような気がする。そのわりに、働けど働けど、我が暮し楽にならざり……。
- 8月14日
昼過ぎ、東名高速経由で郷里へお盆の墓参り。富士宮市の親類の家の庭で台風12号にめげずにバーベキュー。風呂あがりにマッサージ台を使うと、疲れがあふれ出して午後10時にパタンキュー。
- 8月15日
昨夜早く寝たせいで午前6時に目が覚めてしまう。ニフティサーブの沼津のアクセスポイントに接続して、電子メールのチェック。テレビCMの原案がほぼOKも多少の手直しの要請あり。富士、清水と墓参り。母の実家で昼間からビールを飲んで昼寝。夕食を食べた後、富士宮にまわり、母の畑の肥料に使う牛フンをもらい、東名経由で帰る。まださほど混んでいなくて助かった。
- 8月16日
CS放送の「スポーツi」からインディカーレース番組の解説の依頼。インディカーレース小説『灼熱の走路』の視聴者プレゼントをしてもらえるとのことで、つい引き受けてしまう。担当するレースは今夜から始まる第14戦のロードアメリカ。コンピュサーブとインターネットで情報収集をせねば。予習のため午前1時半からNHK-BS1でインディカー第13戦ミッドオハイオのレースを見ようとしていると、稲川淳二の怪談話のテレビ番組を見るために目覚ましをかけていた配偶者と2人の娘が起きてくる。なんてヤツらだ。
- 8月17日
午後、インディカー第14戦のドライバーのコメントを訳してニフティサーブのFMOTOR4に掲載。午後10時、ファミレスで担当編集者からF1レース小説『龍の伝説(黎明篇)』のゲラを受け取り1時半まで雑談。
- 8月18日
インディカーレースの予選コメントを翻訳してFMOTOR4に掲載した後、FMOTOR4サブSysOpの山川さん(ニフティサーブ専用ソフトAvalonの作者)と一緒に、ホテル・ニューオータニで行われた東京中日スポーツ主催のジャパン・モータースポーツ・フェスティバル最終日のパーティーへ。司会は今宮純さん。乾杯のあと、軽い食事をして、関係者と雑談した後、タクシーで秋葉原へ。縦書きで原稿を書きたいためWZエディターを購入。ついでにワイドバンドレシーバーも買う。いま取りかかっている新作書き下ろしの資料。帰りに新宿のライオンでビールを飲んで帰宅。アイスコーヒーで酔いを覚まし、テレビCMの手直しを朝までかかってやる。
- 8月19日
昼前に起き、インディカーのレース結果をチェックしていると、中学のときの同級生から出版社を通じて電話を欲しいとの伝言。電話してみると同級会を開くので参加せよとのこと。OKの返事をする。
日経のショートエッセイ、「週刊小説」のイラスト、日経のイラストをあげて送信。インディカー第14戦決勝レースのドライバーのコメントを訳してニフティサーブのFMOTOR4へ掲載。電子メールで届いた9月発売のミステリー小説カバーの作者プロフィールのチェック。
- 8月20日
明日、解説を収録することになっているインディカー第14戦ロードアメリカのビデオが届く。アメリカのスポーツ専門ケーブルチャンネルESPNで放映されたもので、この映像を見ながら、明日、音声を入れることになっているのだ。しかし、実況アナウンス(ボブ・バーシャというESPNの人気キャスター。コンピュサーブで彼の質問メールに返事したのが縁で、鈴鹿のF1日本GPでESPNのブースからレースを観戦させてもらったことがある)、解説(ダニー・サリバン)、ピットリポーター、ドライバーたちの言葉がよく聞き取れない。でも、ブラジル人やイタリア人たちの非ネイティブ英語は、カタカナ英語に近くて、けっこう把握できる。
明日のレース解説に備え、ビデオを見ながら資料をまとめて朝6時に寝る。
- 96年8月21日〜31日
- 8月21日
午前9時に起床して、電子メールをチェックした後、赤坂のスタジオへ。2時間のビデオなのに収録には4時間くらいかかる。ナマでなくて良かった。もう気楽に他の人たちのレースの実況や解説の悪口は言うまいと誓う(^_^;)。
- 8月22日
『OLTJ』のイラストをあげ、駅の喫茶店で担当者にフロッピーで渡す。この回で担当者が交替。これまでの担当者は海外への飛躍を目指すとのこと。ガンバレ! そのあとで別の喫茶店に入り、『龍の伝説』単行本第1巻のゲラを最後までチェック。あまりにも直しが多いので、こちらで原稿のファイルを修正することにする。
そのファイルの修正で、午前0時からスポーツiで、昨日収録したインディカーレースが放映されたのを忘れてしまった(^_^;)
- 8月23日
終日『龍の伝説』第1部単行本のゲラ&ファイル修正。夜はF1ベルギーGPのコメント翻訳など。
- 8月24日
鈴鹿1000kmレース予選でマクラーレン勢が1-2。予選結果をコンピュサーブとホームページに掲載。『龍の伝説』第1部単行本のゲラ&ファイル修正を明け方に終わらせる。
- 8月25日
コンピュサーブにアクセスすると、鈴鹿1000kmに出ていたダッジ・バイパー・チームの広報担当者からメール。やはりダッジのチームが出ているカナダのモスポート・パークというサーキットからだ。予選を走行していなかったので詳しい情報を教えてくれないかとの問い合わせ。ダッジ・バイパーは予選では走れなかったが決勝出場はOKになり、45位からのスタートで一時6位まで上がる健闘を見せた。そのレース結果も送ってあげる。
夕方『龍の伝説』のあとがきを書くために喫茶店へ。日曜日のせいかどこも満席で、モスバーガーで原稿書き。しかし、ここで書いたあとがきが気に入らず、あとですべて書き直し、結局、朝までかかる。
ベルギーGPは、スパを初めて走ったビルヌーブがポールからスタートし、2位でフィニッシュ(優勝はシューマッハー)。ビルヌーブはパソコンのF1レース・ゲーム(とセナのオンボード・カメラのビデオ)でコースを覚えたとのこと。この話題でコンピュサーブとニフティサーブのモータースポーツ・フォーラムが賑わっている。
- 8月26日
日経連載の『パソコンワールドを歩く』最終回の原稿を送る。不慣れな短い文章で苦労したが、秋は小説に専念しなくては……。いけね、その前に日経の原稿につけるイラストと『F1速報』連載分の『龍の伝説』の締切があった。
- 8月27日
大幅に遅れた『龍の伝説』の原稿を深夜に上げ、送信しようとしたらニフティサーブが定期メンテナンス。担当者は自宅で仕事しているので、FAXで送るのも気がひけ、朝8時のメンテ明けを待って送信。ああ、眠い。
- 8月28日
3時間ほど寝て『週刊小説』連載コラム『パソコン言葉ちんぷんかんぷん』の原稿をあげて送信。今回のお題は「コンテンツ」。つい最近まで「これからはソフトの時代だ」と言っていた人が、「やはり大事なのはコンテンツだ」と言っている。言葉の上っ面だけなぞって知ったかぶりしてる人たちばかりで頭が痛い。ネットワーク絡みでビジネスを……なんて話を持ち掛けてくる人に限って、自分では体験していなかったりする。お役所も大企業も同じ。シンクタンクなどからあがってくるデータだけしか見て、偉そうなことをいう人が多すぎる。まずは自分で触ってみてちょうだいよ。
仕事が一段落ついたので、息抜きに高円寺の阿波踊り見物に行くも、結局、踊りは見ないで飲み歩いてた。
- 8月29日
秀丸エディターにアウトライン・マクロを入れて、次の書き下ろし小説の構成を点検。複数の登場人物の視点でカットバックしながら進行する話なので、アウトライン・プロセッサ機能があると便利。途中で資料本を読みはじめ、つい徹夜に……。
- 8月30日
『週刊小説』のイラストを描いて送信したあと、眠気に負けて昼寝……のつもりが電話で30分しか寝られなかった。夕方、頼まれていた「あらし」の色紙を自転車で高齋正さんのお宅に持参し、コーヒーをご馳走になりながら雑談。
- 8月31日
1月から連載された「日経」のショートエッセイ「パソコンワールドを歩く」も今日で最終回。イラストにホームページのURLと電子メールのアドレスを入れたら、メールが続々……。ニフティサーブにアクセスするたびにメールが届いていてアクセスに追われる。
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