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  • 04年05月下旬の日記

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    05月21日(金) 小説家生活10周年

     午前中に宅配便で『風濤の艦隊(3)』の見本が到着。1994年5月発売の『漆黒の独立航空隊』でノベルス作家としてデビューしてから満10周年の記念作品。菅谷充名義での小説としては45冊目(菅谷充名義では、他に『電脳文章作法』が1冊ある)。10年で50冊を目標にしていたが、途中、マンガの仕事も入ったりで、到達できなかった。すがやみつる名義の仕事も加えれば50冊以上になるので、許してください……と自分に謝る。
     午後、鈴木輝一郎さんの新刊『時代小説が書きたい!』が届く。タイトルどおりの本だが、おもしろくて原稿を中断し、ちょうど干し終わったばかりの布団に寝そべって一気読み。語り口は軽いが内容は厳しいぞ。寝そべって読んでいるのが申しわけなくなった。
     夕食時、小説家生活10周年を迎えられたことを祝ってビールで乾杯。といっても家族で酒を飲むのは1人だけなんで、自分で自分に乾杯してるだけなんだけど。

    ■今日いただいた本

    『時代小説が書きたい!』鈴木輝一郎/河出書房新社/2004年5月刊/1,470円)........『何がなんでも作家になりたい!』につづく鈴木輝一郎さんの小説家入門書。といっても時代小説の書き方が書いてあるわけではない。ページの大半は、史資料について、考証について割かれている。入門書としては、もう少し敷居が低いほうが売れるんじゃないかなあ……というのは入門書ライターとしての感想で、小説家の立場からは、少し厳しくなるのもやむを得ないかも。でも、パソコンについての記述は、シェアを考えれば、やっぱりMacではなくてWindowsですよね。歴史小説、時代小説を書くために必要な「覚悟」を知るために読む本といえるかも。史資料については古文書関係が多く紹介されていたが、「時代考証事典」(稲垣史生/杉浦日向子さんのお師匠さん)などの定番資料を紹介してもよかったような気も。江戸時代については、この本があれば、暦や不定時法も含めたひととおりの基本がわかりますので。うちには『寛政重修諸家譜』があったりするけれど、これは、いつか時代小説を書きたいんだけど登場人物の系譜がわからなくって……と歴史好きの身内の前でボヤいたとたんに、仕事に役立てくれ……と、全巻(23冊)が送られてきたもの。ほかにも必要なものがあれば、なんでも送ってくれるそうだが、置き場所がない……。

    05月22日(土) F1モナコGP予選

     昼前に起床し、新企画の準備で資料読みと書きためた原稿の整理。午後、カミサンの姉が遊びに来るというので駅までクルマでお出迎え。夜、F1モナコGPの予選を見たあと、クルマで世田谷まで義姉を送る。

    ■今日いただいた本

    『日本の危機管理』(宇田川信一/鳥影社/2004年5月刊/1,890円)........『危機管理入門』の題名で1992年に発行された本の増補改訂版。著者は元内閣調査官で元軽視監。三島由紀夫切腹事件や、あさま山荘事件で指揮をとった方で、あさま山荘事件の映画では、宇崎竜堂が著者の役を演じていたらしい。編集プロデュースをした方からいただいた本。挿画は石ノ森章太郎先生。カーツーン調の絵が、いかにも石ノ森先生らしい。

    『ドアの向こう側』二階堂黎人/双葉社/2004年5月刊/1,575円)........二階堂黎人さんからのいただきもの。いつもすみません。

    05月23日(日) F1モナコGP……

     午前中に起床。事務手つづきのあと、原稿書き。午後2時、フジテレビでF1モナコGPの予告番組を見るつもりだったが、NHKの「笑いがいちばん」に古今亭菊之丞さんが出演するのを思い出し、あわててチャンネルをひねる(この表現、年齢がバレるなあ)。
     菊之丞さんの演し物は「片棒」。でも出演時間が短いため、ショートバージョンになっている。独演会とか少人数の会で、長いのばかり聞いていると、寄席やテレビ番組の短い演し物がモノ足りなくなっちまうのがツライところ。でも、短いバージョンでも、やっぱりウマい。笑わせていただきました。トリの今いくよ・くるよの万歳にもゲラゲラ笑って笑って満足し、菅生で全日本GT選手権第2戦があったのを、すっかり忘れてしまった。Jスポーツで生中継があったのになあ。で、仕事もせずに寝たりなくて昼寝。
     夕食後、テレビの前に陣取りフジテレビ721でF1モナコGP決勝。佐藤琢磨が抜群のスタートで4位に上がったのに、すぐにペースが落ちてタクマ・スクールに。なんか変だな……と思ったら、やっぱりエンジンがドカン。とりあえずバトンが2位になったけど、佐藤琢磨が表彰台に乗ってくれたら、もっと国内のモータースポーツ人気が高まるのになあ……と、F1のあるたび他力本願。トゥルーリの優勝は、よかった。

    05月24日(月) 英語を聞きながら歩け歩け

     午前中に起床し、執筆途中の原稿のチェック。時間が経っているところもあって、数字の表記などが不統一になってしまっていたため。
     午後、近所のディーラーまでクルマの1ヶ月点検を出しにいく。そのままクルマを置いて出かける予定だったのだが、点検は1時間もかからずに終わるという。そこで近所の靴の安売り店に出かけてウォーキングシューズを購入し、ボロボロになっていた古いのと履き替える。それでも時間があったので、ファミリーレストランに出かけて遅い昼食。
     パスタを食べながらMP3プレーヤーを使ってTOEICの模擬テストに挑戦するも、写真の内容を説明するヒアリングでは、20問中18問が正解だったのに(2問はウェイトレスさんが注文品を持ってきたために聴き取れなかった)、会話だけを聞いて回答する問題は半分くらいしかできない。ヒアリングで聞いた単語のスペルが連想できないのが敗戦の原因。もうちょっとヒアリングに熱を入れなければ……。
     食後、点検が終わったクルマを引き取って帰宅。その後、仮眠をとってから原稿の手入れ。夜遅くなってから新しいウォーキングシューズを履いてウォーキングに出かける。MP3プレーヤーでTOEICのヒアリング問題を聞きながら、せっせと歩き、遅くまで開いている書店に寄って買い物。

    ■今日、買った本

    『日本の偽書』(藤原明/文春新書/2004年5月刊/714円)........有名な「上記(うえつふみ)」「竹内文献」「東日流外三郡誌」などの有名な歴史偽書の内容や成立の過程(もちろん推測だが)をまとめた本。「竹内文献」は半村良氏のノベルス・デビュー作『黄金伝説』の元ネタ本でもある。この本にもチラリと触れられている「富士古文書(宮下文書)」の内容を知って、ここに出てくる徐福という人物(秦始皇帝の命令で不老不死の霊薬を探しに出かけた詐欺師(?))に興味を抱き、新婚旅行は新宮(徐福到来の地とされている)から紀伊半島を縦断したり(「徐福=神武天皇説」というのもある)、80年代のおわりに中国東部、黄海に近い場所で発見された徐福の生まれ故郷まで行ってしまったり……。こんなことをしているのは、伝奇SF作品を書きたいがため。構想はできているんですが、資料収集と取材が足りない。

    『調べる、伝える、魅せる! ―新世代ルポルタージュ指南』(武田徹/中公新書ラクレ/2004年5月刊/798円)........ノンフィクションは、資料収集、取材方法、執筆方法なども異なるが、その手法、態度など、非常に参考になることが多い。インターネットでの資料検索についても触れられているが、とりわけ本探しについては、大いに同意。

    『江戸人と歌舞伎―なぜ人々は夢中になったのか』(田口章子[監修]/青春出版社プレイブックス/2002年12月刊/700円)........江戸時代を知るために……。

    『女薫の旅 誘惑おって』(神崎京介/講談社文庫/2004年5月刊/650円)........舞台が知っているところばかりということもあって、主人公・大地の成長ぶりまで、つい気になってしまう。

    05月25日(火) SF作家は愛妻家

     午後、新宿紀伊國屋まで地元の書店では買えない本の買い出し。いちおう紀伊國屋書店の店頭在庫を確認してから出かける。紀伊國屋とジュンク堂池袋店は、在庫の有無や置かれている場所も確認できるので、急ぎのときは便利。
     購入した本のうち『妻に捧げた1778話』(眉村卓)を読むために喫茶店へ、つづいて高円寺で途中下車して、格安の居酒屋へ。この季節、無性に焼き鳥と生ビールが欲しくなることがあるが、今日も、そんな焼き鳥日和の気候だったせい。ところが焼き鳥は、もうやっていないとのことで、しかたなしに板ワサとタコブツに。ビールを飲みながら下を向いて本を読んでいたら、ジョッキ2杯で酔っぱらってしまった。酔ったのは、たぶん本の内容に打ちのめされてのことだ。
     少しできあがった状態で別の飲み屋にいったら、店のパソコンが壊れて、「たったいま、すがやさんにSOSの電話を入れたところ」とのこと。携帯電話を開いたら、不在着信があった。うっかりサイレントモードにしてあって、着信に気づかなかったらしい。結局、そこで別のお客と一緒にトラブルをチェックするが、ハードディスクが深刻なトラブルを抱えているようで、フォーマットもできない。これは修理に出すしかない……という結論に達したときには、すでに酔いが醒めていた。
     ここでも少しビールを飲み、電車とバスを乗り継いで帰宅。座椅子にもたれて別の本を読んでいるうちに、あっというまに眠りこけていた。

    ■今日、買った本

    『妻に捧げた1778話』(眉村卓/新潮新書/2004年5月刊/714円)........ガンで余命1年を宣言された夫人のため、1日1話ずつ短い物語を書きつづったSF作家・眉村卓氏の回想記。夫人のために書かれたストーリーから19話が収録されている。こちらも一昨年、母をガンで亡くしたばかりということもあって、身につまされながら読む。収録されている最終話は、前に新聞で紹介されていたときよりも、本のかたちで読んだ今回のほうが、グッと胸に詰まった。眉村氏と夫人の物語は、テレビの2時間ドラマで見てみたい気もする。小松左京氏は、ラジオも質入れしまった貧しい新婚時代、奥さんを楽しませるために、毎日、連続小説を書きつづったという。その作品が『日本アパッチ族』なのだが、SF作家には愛妻家が多いんだなあと感服。

    『漫画に愛を叫んだ男たち』長谷邦夫/清流出版/2004年5月刊/1,890円)........トキワ荘時代の話などを知りたくて……と思って買った本。パラパラとめくりはじめたら、もう止まらない。あっというまに一気読み。高校1年生(16歳)のときに読んだ『シエー!! の自叙伝』(赤塚不二夫)は、おそらく長谷氏の代作だったんだろうなと思っていたら、やっぱり、そのとおりだった。ぼくは、この本で「パロディ」という言葉を知り、中原弓彦氏というパロディに関してのオーソリティがいることを知った。中原弓彦氏=小林信彦氏であることを知ったのは、東京に出てきてからのこと。『オヨヨ島の冒険』あたりを読んだ頃ではなかったろうか。

    『負け、のち全開』(片山右京/新潮社/2004年3月刊/1,365円)........元F1ドライバー、片山右京の半生記。これまでにも何冊か彼の半生記のような本は出ているが、F1ドライバーをやめた後のアドベンチャリストになってからのことも書かれている。でも、やはり圧倒的に面白いのは、フランスでF3に乗っていたあたりまでのこと。その貧乏ぶりとハチャメチャぶりは、すでに知っているエピソードが多いのに、それでも何度読んでも面白い。右京選手は1985年に初めて富士スピードウェイで会ったとき、「F1に乗れたら死んでもいい!」と言っていた。ぼくは、一緒にいた高齋正さんと顔を見合わせてしまったものだ。こんな生きのいいドライバーは見たことがなかったからだ。現在のボランティア活動などにも注目しています。

    05月26日(水) 「『走る!漫画家』出版記念シンポジウム」へ

     昼前に起床し、書棚の奥から歴史関係の資料を引っ張り出す。ホコリを払って読みはじめたら、必要なところ以外が面白い。やめられない止まらないのカッパエビセン状態になってしまう。
     昼食は、「里中プロ風お好み焼き」。カミサンが里中満智子さんのアシスタントだった時代におぼえたもので、ニラと竹輪が入るのが特徴。関西風というよりも、韓国料理のチジミに近いような気も。
     昨日は、里中プロから、中国でのマンガ展に展示するマンガ原稿(複製で可)を貸してほしいという依頼があり、うちみたいな現役リタイア組のマンガ家の作品でもかまわないというので、喜んで協力させていただくことにしたのだが、そんなことをカミサンと話していたこともあって、昼食が里中プロ風お好み焼きになったらしい。
     今日の夕方には、渡辺やよいさんの著書『走る!漫画家〜漫画原稿流出事件』の出版記念シンポジウムに出かける予定だったが、ここには里中さんも出席のはず。
     午後は、昨日、読みかけだった『負け、のち全開』(片山右京)を読了。
     夕方、西武新宿線で資料読みをしながら高田馬場に向かい、「まんがの森」本店で『走る!漫画家』を購入。ここでシンポジウムの整理券をもらい、近くの喫茶店に移動して、また資料読み。漢文混じりの文章なので頭が痛くなる。
     シンポジウムの開場時刻になったので会場に移動。開演時刻まで時間があったので、また資料読み。シンポジウムの概要についてはBlogでどうぞ。
     シンポジウムの途中で弘兼憲史さんが話しかけにきてくれたり、渡辺やよいさんや桜井美音子さんと話したり。シンポジウム閉会後、里中さんに挨拶したら、大昔の青春時代(?)の話を蒸し返されて、ああ、恥ずかし……。里中さんも記憶がいいなあ。
     今日は寄り道せずにそそくさと帰宅するも、最寄り駅前の居酒屋に引っかかり、ここで夕食がわりに焼き鳥をサカナにビールを飲みながら、一昨日購入した『調べる、伝える、魅せる! ―新世代ルポルタージュ指南』を半分ほど読む。駅からはタクシーで帰宅し、シンポジウムの報告を書きはじめる。

    05月27日(木) 新作のプロットづくり

     昼前に起床し、昨夜、書きかけだったシンポジウムのリポートのつづきをまとめ、Blogにアップロード。
     そういえば、Blogにコメントで掲載される海外からのスパム防止のため、スパムを発信するドメインからの投稿を拒否するプログラムを導入してあったのだが、これがまたMacに悪さをするそうで、昨日、そのプログラムをはずし、MovableType関連のBlogで見つけた「すべて半角英数字で書かれたコメントはエラーにする」という対策法に変更してあった。これで英語のコメントは書き込めなくなったが、当座は、ドメスティックなBlogの予定なので、まあ、しかたないか。Blogのコメント画面に、半角だけで書き込みするとエラーが出る旨の注意書きをつける。
     午後、昨日、読んだ資料を元に、Excelを使ってプロット作り。年代を追うものなので、プロット=年表になる。
     夕方、昼寝しようと横になったとたんに友人の女性マンガ家からSOSの電話。いま描いている作品のことでわからないことが出てきたのだそうで、その質問の電話。法律関係のことだったので、六法全書を引っ張り出したが、旧民法に関係することなので、うちの六法全書には出ていない(明治憲法はあり)。結局、ネットで検索し、なんとか回答を見つけ出す。回答を電話で伝え、お礼をいわれたが、こちらも勉強になりました。
     夕食は家族でイタリアン系のファミリーレストランへ。パスタにピザにドリアにチーズフォンデューにサラダに……をシェアして食べる。帰宅後、居眠りした後、またExcelでプロットの整理。
     あ、里中プロにマンガの原稿を送るのを忘れた……。明日、一番で送ります。

    05月28日(金) 予習

     宅配便でビデオの資料が届く。週末の仕事の予習用。これは明日見ることにして、とりあえず別の仕事の予習。夕方、自転車で宅配便を出しに行き、ついでに理髪店で散髪。
     午後6時、冷やし中華で早めの夕食をとったあと、フィットネスクラブで水泳500メートル&ウォーキング500メートル。
     帰宅後は、朝まで、週末の仕事の資料作り。Excelの項目からハイパーリンクでHTMLファイルやテキストファイルが開くようにする。コツコツとファイルの整理をしていたら、あっというまに朝になっていた。

    05月29日(土) 琢磨、予選2位!

     昼前に起きて資料整理。昼食後、メモをとりながら、昨日、送られてきたビデオを見る。さらに資料作りをしているうちに、あっというまに夕方。夕食をとったあと、ビーチサンダルを履いてウォーキングに。途中、古書店に寄って本を数冊購入。
     帰宅後は、午後8時から、フジテレビ721でF1ヨーロッパGPの予選。1回目予選では、なんと、佐藤琢磨がトップ。も、もしかして……と2回目の予選を興奮しながら待つが、残念なことにポールポジションはミハエル・シューマッハーにさらわれ、琢磨は2位。だが、フロントローなら上等だ。またも心臓が高鳴るウィークエンドになった。
     ところで明日はインディ500もありますので、こちらもお忘れなく。

    05月30日(日) 今年もインディ500テレビ中継で解説

     昼前に起床し、シャワーを浴びたあと、カミサンにクルマで最寄り駅まで送ってもらい、西武池袋線、地下鉄丸ノ内線を乗り継いで東京駅へ。2000年からCS放送の「GAORA」で実況中継されているインディ500の解説を担当するために、東海道新幹線で大阪の千里にある毎日放送へ向かう。
     東京駅では、少し時間があったので、車中で読むための本を3冊ほど購入。本当は車中でノートパソコンを使って原稿を書きたかったのだけれど、隣に子連れの女性が座ったため、仕事は断念。隣の席に人がいると、画面を覗かれるようで気が散って、原稿なんて書けたものじゃありません。
     車中では購入したばかりの『本コロ』こと『だれが「本」を殺すのか』の文庫版に読みふける。ハードカバー版は読んでいるが、この文庫版は、下巻の大半も含め、書き下ろし部分が多い。小説家やマンガ家をめざす人も、出版界の現状を知るうえで、この本は読んでおいたほうがいいかも。いつもなら品川駅を通過するのも知らずに眠りこけるのに、今日は、下車駅の京都まで一心不乱に読書してしまった。
     京都駅からJR京都線に乗り換え、茨木駅まで。車中で、京都観光をしてきたというイタリア人女性から英語で「この列車は大阪に行くか?」と訪ねられ、「イエース」と答えたところから英会話を少々。ベネチアからビジネスで大阪に来ているのだそうで、昨日は大阪城にいってきたのだとか。イタリア人の英語は、ローマ字発音に近いので、わかりやすくてよかった。
     茨木駅でイタリア人女性に別れを告げて下車し、駅から徒歩5分ほどのホテルにチェックイン。すでに午後6時を過ぎていたので、ホテル内のレストランでひとりで食事。メニューが少なく寂しい。2,500円なりのサーロイン・ステーキの食事をとりながら、読み残しの『本コロ』を読み通す。
     まだ時間があったので部屋にもどって1時間ほど仮眠。そのあとPHSを使ってノートパソコンでインターネットにつなぎ、F1ヨーロッパGPの経過を見る。とりあえず佐藤琢磨は上位を走っているようでホッ。午後10時少し前、タクシーで毎日放送へ。スタッフのミーティングに参加したあと、スタジオでリハーサル。インターネットでF1ヨーロッパGPを確認すると、琢磨はリタイア。あーあ、もったいない。そしてリハーサルの途中で入ってきたインディアナポリスからの映像は、あじゃあ、雨だ……。
     2000年のインディ500も雨でスタートが3時間遅れ、その間も喋りに喋り、レースが終わったのは午前8時。なんだか、こんども同じようなことになるのでは……とイヤな予感が……。

    ■今日、買った本

    『だれが「本」を殺すのか〈上〉』(佐野眞一/新潮文庫/2004年6月刊/700円)
    『だれが「本」を殺すのか〈下〉』(佐野眞一/新潮文庫/2004年6月刊/700円) ........詳細は後ほどBlogで。

    『陸軍中野学校 終戦秘史』(畠山清行・著/保坂正康・編/新潮文庫/2004年6月刊/900円)........昨年(2003年)の7月18日の日記で触れた『秘録陸軍中野学校』を再編集したもの。8月9日の日記で触れた『秘録陸軍中野学校』の続編。

    05月31日(月) 雨のインディ500

     嫌な予感はドンピシャリ! 今年のインディ500も雨でスタートが2時間遅れ、さらに途中で雨による中断が挟まってしまう。結局、午前0時15分にスタートした実況中継が終了したのは午前8時半。生中継は午前8時で終了したが、夕方から放送の録画中継のために、最後まで日本語のコメンタリーをつけなくてはならず、青息吐息でやっとこさ終了。
     そのまま局のバスでJR千里丘駅まで出て、新大阪から「のぞみ」で帰京。もちろん車中は爆睡し、目が覚めたのは新横浜あたり。東京駅でJR中央本線に乗り換え、特別快速で三鷹まで。駅前のラーメン店で冷やし中華を食べ、タクシーで帰宅。メールの確認などをしたあと、いちど寝る。
     夕方、起床して「GAORA」でインディ500の再放送を見る。雨の中断部分がないので締まって見える。インディ500のあとは、録画しておいてもらったF1ヨーロッパGPを観戦。佐藤琢磨は、もったいなかったけど、でも、あそこで行くのが男の子。その意気やヨシ!


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