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  • 04年05月中旬の日記

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    05月11日(火) 腰痛防止に水泳

     久々に8時間寝てスッキリ。
     この数年、お膳で仕事しているせいか、油断すると、すぐに腰痛が発生する。そのうえに右足親指の付け根に、手の親指の先ほどもあるグリグリができて、どうやら外反母趾らしかったのだが、今日、ハッと気づいたら、この3ヶ月ほどできたままだったグリグリが、いつのまにか消えている。潮干狩りのときビーチサンダルで砂浜を歩いたのが良かったのかなあ? 不思議だなあ……。
     とりあえず「漫画原稿を守る会」の残務処理。ホームページのファイルに手を入れる。掲示板も削除の準備。
     NHKソフトウェアから届いていた「NHKスペシャル・映像詩・里山」を見る。こちらは、先日見た「映像詩 里山 命めぐる水辺」の前編に当たるものだった。「命めぐる水辺」のほうが構図などは先鋭的だが、こちらも充分に満足できる内容。「命めぐる水辺」もビデオが出たら買うぞ!
     夕方からフィットネスクラブに出かけ、水泳800メートル、ウォーキング500メートル。疲れないうちに、えい! と一発攻めたら、25メートルで16秒を切れた。これまでの最高タイム。飛び込みなし。高校生のときは50メートルを30秒くらいで泳いでいたんだけどなあ……。35年前と比較してはイケナイ。

    05月12日(水) 落語会

     昨日は水泳で疲れたせいか、午前2時には就寝。ところが午前6時には目が覚めて、それからパソコンの作業。午後になったら目がショボショボ、コメカミがズキズキ。眼精疲労ですね、これは。目が霞んで作業効率が悪い。昼寝しようかと思ったのだが、座椅子にもたれて目を閉じるたびに玄関でチャイムが鳴り、電話が鳴り……。とうとう夕方まで寝ることができず、女子大生を誘って赤坂のライブハウスで開かれる寄席へ。最寄り駅からの西武新宿線電車は各駅停車にして、高田馬場までグー。女子大生は横でゲーム。情けない親子である。
     赤坂に到着後、博多ラーメンを食べてからライブ会場へ。今回の「赤坂レトロ寄席」へ。古今亭菊之丞橘家左衛門鈴々舎わか馬さんたちの熱演+歌謡大会で、定席の寄席よりも熱気ムンムン、笑い声がワハハ。
     帰途、高円寺にまわり、船旅から帰ったばかりの柳家紫文さんのお店「ちんとんしゃん」に寄って、紫文さんが撮影したデジカメ写真を見せてもらう。この写真を紫文さんのホームページに掲載するための相談をすませたあと、吉祥寺からタクシーで帰還。途中、空腹を覚え、コンビニでソーメンを購入し、帰宅してから夜食に。

    05月13日(木) 最後のご奉公?

     今朝も早起きし、「漫画原稿を守る会」のFAXマガジン最終号を送信。3ページのものを100人に約5時間かけて送る。その間にBlogの原稿。FAXの送信を気にしながらのタイピングだったせいか、文章がダラダラと長くなる。
     夜、NHK-BS2で「冒険者たち」を鑑賞。前に見たのが30年以上前だったので、ディテールで忘れているところはあったが、ストーリーは、ほぼ覚えていた。ラストの要塞島のあたりは、とくに記憶に残っていた。

    05月14日(金) 冷蔵庫より愛をこめて……

     昨日の朝、二階の寝室で寝ていると、階下から怪しい唸り声が聞こえてくるのに気づき、ハッと目が覚めた。何ごとだろうと布団から抜け出し、階段を降りると、台所の冷蔵庫が唸っているではないか。買ってからすでに13年以上。そろそろ限界かもしれない……と考えていたら、突然、唸り声が轟音に変化し、爆発でもするんじゃないかと必死に飛びのいた。
     爆発するようなことはなかったが、音は静かになってくれない。原稿は台所に隣接した居間で書いているため、こんなにうるさいと仕事にも影響する。横腹を叩いても静かにならないし、この! と蹴飛ばしてみてもダメ。しかたがないので耳にMP3プレーヤーのレシーバーを突っ込んで、音楽を聴きながら原稿を書くことにした。
     夜、外出していたカミサンが帰宅し、冷蔵庫の中のものを整理したら、少し音が小さくなったが、それでもかなりうるさい。これは買い換えるしかないということで、今日の昼過ぎ、家電ディスカウント店に出かけて冷蔵庫を購入。先日、クルマを買ったばかりなのに、予定外の出費は痛いぞ。配送は明日とのこと。
     ついでに家電店のパソコンコーナーにまわり、仕事をする場所を本来の仕事部屋に戻すため、LANの環境を再配置しようとLANケーブルやHUBを買ってくる。
     さらに洋服の安売り店に移動し、ここで夏用のスーツを購入。年に1回スーツを着ていく必要があるところがあるのだけれど、3年も同じスーツを着ていては、どうもカッコが悪い。そこでスーツの購入を決めたのだが、1,050円でもう1着買えるサービス期間中だったため、つい、購入してしまう。
     帰宅したとたんにマンガ家の友人から電話。近くまで買い物に来ているというので、クルマで迎えに行き、わが家でお茶。
     夜、女子バレーとアラン・ドロンの映画を行ったり来たりしながらテレビを見ていると、ゴーッという轟音を発していた冷蔵庫が、突然、音を止める。モーターが停止した。ついに壊れてしまったらしい。とりあえず製氷室には氷がたっぷりできているから、明日まで、この氷で保たせることにしよう……。冷蔵庫の中身を片づけるため、わが家は昨夜から冷凍食品ばかりである。
     午後9時近くなって、家電店の配送担当者から、冷蔵庫の配送が、明日の夕方になるとの電話が入る。古い冷蔵庫の回収に料金がかかることも了承して電話を切った数分後、げ、突然、冷蔵庫が唸りはじめたぁ! この冷蔵庫、明日で回収されるのを知って、突然、生きているふりをしたのか……? 前にも不調だったテレビを買い換えようかと話していたら、突然、復活したことがあったが、今回も……? そういえば昔、「冷蔵庫より愛をこめて」という面白い本があったことを思い出す。阿刀田高氏の初期作品集。同時期に出版され直木賞を受賞した「ナポレオン狂」(日本推理作家協会賞短篇賞を受賞した「来訪者」も収録)とともに、ブラックユーモアの味のきいた傑作短編集である。

    05月15日(土) インディ500の予選がスタート

     昨夜は、深夜になって1階と2階を結ぶLANの配線変更工事。1階の2部屋を結ぶケーブルは、とっくに100BASE-TXに変更してあったのだが、1階と2階のあいだの配線、2階の2部屋を結ぶ配線は、古い10BASE-Tのままだった。そこで昨日購入したケーブルとハブを使って配線し直したのだが、1階と2階のパソコンの間のファイル交換もスピードアップして快適。2階のパソコンから外部のインターネットへ接続するスピードも速くなった。
     ついでに2階の仕事部屋も机とパソコンの配置を変更し、本来、仕事に使いはずだった大きなデスクで原稿が書けるようにする。これで来週からは仕事部屋に引き籠もりとなる予定。
     配線工事のおかげで寝たのは朝。そのくせ午前中に目が覚めてしまい、Blogの連載をシコシコ。並行して古今亭菊之丞さいとの出演スケジュールを更新。柳家紫文さんのサイトに設置した写真ページの公開も。
     午後は次の仕事の準備のため、資料の整理。書棚の奥を引っかき回してホコリまみれになる。
     夕方、冷蔵庫が到着。ひょえ〜! 何も音がしないぞ。先ほどまで使っていた冷蔵庫が、あまりにもうるさかったせいもあって、あまりの静けさに故障を疑ってしまった。
     深夜、インディ500の予選開始前に、腰痛防止とダイエットのため、近所を早足で歩く。MP3プレーヤーでTOEICのヒアリング問題を聞きながら歩いていたら、あっというまに時間が経ってしまう。途中で雨が降ってきたので、予定より早めに40分ほどで切り上げ。
     インディ500の公式サイトで予選の様子をチェックするが、インディアナポリスは昨日からの雨が残り、プラクティスのスタートも遅れている。原稿を書きながらスタートを待ったが、眠気に負けてダウン。

    05月16日(日) トラ、危うし!

     午前10時に起床し、真っ先にインディ500予選の結果を確認する。ポールを獲得したのはバディ・ライス。2位は「もてぎ」で優勝したダン・ウェルドン、3位にはダリオ・フランキッティが入った。上位7台をホンダ・エンジンが独占。日本勢のトップは松浦孝亮の9位。ロジャー安川は12位。高木虎之介はスピードが乗らずに今日の予選ではタイムを記録できず。雨上がりで涼しかったせいか、予選初日で22台が予選タイムを記録。この調子だと、予選2日目の今夜にも33台分のグリッドが埋まり、そこから遅いマシンを弾き出すバンプアウトが始まりそうだ。いまのところ最下位はNASCARネクステルカップに出場中のラリー・フォイト。インディ500で4回優勝した経験を持つA.J.フォイトJr.の孫だが、養子縁組をして息子となっているドライバーだ。予選21位も、同じくA.J.の孫のA.J.フォイト4世。この2人が、当座、バンプアウトの対象となりそうな気配。
     午後、仕事部屋の整理。夜は女子バレーボールを見るが、ロシアは強い。さらにNHKスペシャル「疾走ロボットカー」を見る。実際のレースのとき、ネットで情報を追いかけていたのだが、映像があると、さらによくわかる。
     そのあとはNHK-BS1でMOTO-GPのフランスGP。ああ、80年代には、このコースの上を何度も歩いたんだなあ……と、しばし思い出にふけっていると、楠木誠一郎さんから「日録」のデータが到着。メールに添付されてきたテキストファイルを保存し、自作の専用プログラムをダブルクリックすると、日録ページの先週のデータを過去ログに変更し、新しいテキストを最新日録のHTMLファイルに変換し、メニューも書き換える。さらにトップページの日録ページへのリンクも変更し、あとはFTPソフトでアップロード。作業開始から終了まで1分弱。この日記も本文さえ書き終われば、同様の手段で1分もかからずにHTMLファイルをアップロードできるのだが、本文のテキストを書くのに時間がかかる。

     いまNHK-BS2の「ブックレビュー」再放送を見ていたら、来週の「おすすめの1冊」に、2月23日付けの日記で紹介した『秘話 陸軍登戸研究所の青春』が採りあげられるらしい。

    05月17日(月) 寝酒

     昨夜もインディ500の予選を追いかけようとしたのだが、6時間も予選時間があったのに、予選を走ったのは4台のみ。待ち時間が長すぎて、途中でTOEICのミニテスト。32問中正解は25問でありました。ヒアリングもリーディングも、大意をつかむのは、ほぼ問題ないが、基本的な文法でつまずいている(単数形と複数形のちがい、時制など)。中学生くらいからやり直さないとダメだなあ。
     その後もインディの予選を走るマシンは少なく、結局、途中で寝てしまう。その間に高木虎之介も走ったが、この日の最下位スピードとなる214.364MPH。通算でも下から3台目で、これでは次の日曜日におこなわれるバンプデーに、さらに速いタイムのマシンが出てきたら、バンプアウトされ、グリッドから弾き出される危険が大。Tカーの準備もしておかないと……。

     午前中に起床し、次の仕事の準備をしたあと、午後2時から最寄り駅前の喫茶店で『仮面ライダー』についてのインタビューを受ける。この夏に講談社から発行される「KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー」の「仮面ライダー1号」の号に掲載されるインタビューらしい。『仮面ライダー』のマンガは、石ノ森章太郎先生以外にも多くのマンガ家が手がけているが、量的には、ぼくが一番多いのかもしれない。【すがやみつるが手がけた『仮面ライダー』シリーズのマンガは、こちら

     インタビューのあとは吉祥寺に出てショッピング。冷やし中華で食事をとった後、喫茶店に入って原稿を書き、ついでにPHSでBlogに連載原稿を送り込む。夜になってから高円寺に移動し、睡眠不足解消のための寝酒。電車のあるうちに帰宅し、午前1時半にはバッタリ。

    ■今日いただいた本

    「仮面ライダー11戦記―時空英雄仮面ライダー 宇宙の11仮面ライダー銀河大戦」(石ノ森章太郎・原作/成井紀郎&シュガー佐藤&居村真二・作画/ミリオン出版/2003年9月刊/1,995円)......取材に来た編集プロの人が昨年手がけた本。こんなテレビ誌などに掲載されていたマンガまで、復刻の対象になるんですねえ……とタメイキ。

    05月18日(火) クルマに傷……

     午後、洋服のディスカウントチェーン店へ、先週、注文してあったスーツを取りにクルマで出かける。駐車場にバックでクルマを入れていたら、突然、ゴリッと変な音が。クルマを停めて確認したら、バンパーが自転車を押して小さな傷が……。まだ届いて1ヶ月ちょっとの新車なのに(泣)。
     そそくさと帰宅し、Blogの原稿書きに資料よみに……。

    05月19日(水) 風邪だ……

     起き抜けから喉が痛い。こりゃ風邪だな……と思いつつも仕事部屋を整理して、広い両袖机で仕事ができるようにする。魔法瓶にコーヒーも詰めて引き籠もり態勢に入るが、さらに風邪の症状が強まり、鼻がホガホガ。風邪薬を飲んだら眠気に襲われ原稿も書けず。夕食をとったあと、テレビを見ている途中でグー。1時間ほどで起きてBlog連載原稿の最終回に入るが、またも風邪薬の眠気で頭が働かない。ほかに書くことがあったような気もするが、とりあえず次の仕事も差し迫ってきたため、いったん終了して、長袖のシャツにジャージを着込み、首にタオルを巻いて寝る。汗をかけば、少しは良くなるだろう……と期待して。

    05月20日(木) 引き籠もり

     仕事部屋を整理して引き籠もり体制を整えたら、本当に引き籠もりになってしまった。昼前に起床し、新聞を読んだ後は、コーヒーを詰めた魔法瓶を持って仕事部屋に籠もり、あとはパソコンのキーを叩くだけ。テレビもなければラジオもなく、世の中と隔絶した感じ。しかたがないのでノートパソコンにMP3プレーヤーのオマケについてきた小さなアンプ&スピーカーをつなぎ、WebラジオでイギリスのBBCニュースを聞く。ときどきプツリプツリと切れるのはご愛敬というところか。
     今年の長谷川伸賞を受賞された辻真先さんの授賞式出席の確認。すでに辻さんから連絡をいただいていたが、こんどは主催者の新鷹会で幹事をつとめる鳴海風さんからの連絡。授賞式では鳴海さんが司会役をつとめるらしい。辻先生と呼ばなくてはいけない立場だが、ネット上なので、さんづけでご勘弁を。もっとも辻さんは、そんなことを気にする方じゃないけれど。心の底から尊敬し、生き方にも憧れている大先輩のおひとりです。


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