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ヒイコラとマンガの仕事。人物のペン入れは、とっくに終わっているんだが、背景に時間がかかる。アシスタントなしで長編マンガを描くのはツライなあ。いちおうベタ、ホワイト、トーンの仕上げは家族がやってくれるんですが。
マンガの仕事が終わっていないのに、もう次の小説の締切が迫っている。編集者から様子伺いの電話がかかってきて胃がキリキリ。
コタツで前屈みになって仕事しているせいか、腰が痛い、膝が痛い、足の付け根が痛い。腰を伸ばすために夕方プールに出かけ、水中ウォーキング。水泳は足が痛いので控え目にしておく。帰宅後、朝まで原稿。
どこにも出かけないで原稿。
膝が思わしくないので夕方、30分ほど家の周辺を歩く。あとは原稿。背景は、ほぼ終わったが、材料が足りなくなって仕事を中断。こちらが寝ているあいだに家族に買い出しに行ってもらうことに……。寝る前に「F1 CLUB」の書評の原稿。先日、某社に送った原稿に手直しの要求が出たため、こちらの修正も開始。
とりあえずマンガの背景も終了し、家族に仕上げをまかせて文章の仕事に取りかかったのだが、まだ、ベタ、ホワイト、トーンのすんだ原稿のチェックが残っている。で、このチェックをはじめると、ベタ落ち、ホワイト落ち、トーン落ちがゾロゾロ。これらを修正していたら、また徹夜。
会社の決算で四谷三丁目の会計事務所へ。大あわてで帰宅し歯医者で部分入れ歯の型取り。
マンガの仕上げは終わったが、まだ面倒な作業が残っている。ゲームの画面を作らなければならないのだ。原稿をスキャナーでパソコンに取り込み、Paint Shop Proで貼り付け画面の作成。これを透明のトーン用紙にプリントアウトしていたら、もう朝。貼り付けを起きてきた家族に引き継ぐ。
寝る前に、先日送信した「F1 CLUB」書評の原稿にミスを発見。訂正したものを再送信。原稿のファイルは拡張子ごとに文字数×行数などの設定をしていて、たとえば「F1 CLUB」だと「.f1c」という拡張子を使っている。しかし、このまま送信したのでは編集者が戸惑うため、「.txt」と拡張子を変更したものを送っているのだが、ときどき、この拡張子の変更を忘れ、元のファイルでは修正がすんでいるのに、送信したファイルには、その修正が反映されていないことがある。ちゃんと確認しないとダメですね。
睡眠4時間で起床し、原稿の最終チェック。なんとか夕方には終わり、午後6時前に駅前の喫茶店で編集者に渡すことになる。出かけようとしていたら電話がジャンジャン。小説の進展具合の確認と怪しげなセールス電話。そして番号非通知でかかってきた最後の電話はTBSテレビの「王様のブランチ」のスタッフからのもの。非通知だと怪しげなセールス電話が多いので、つい警戒してしまう。アーケードゲームの特集をやることになったそうで、その番組中で『ゲームセンターあらし』のマンガの画像も使いたいとのこと。「はい、どうぞ」と即座にOKして、急ぎ、駅前の喫茶店へ。
喫茶店で「トラマガ」の編集者に原稿を渡し、「トラマガ」がノベルティとして製作した『ゲームセンターあらしA』のジッポー・ライターとテレカをいただく。
編集者との打ち合わせ終了後、練馬経由で高円寺へ。途中、練馬の書店で本を2冊購入。バスの中で読む。高円寺では原稿終了祝い(?)に少し息抜き。しかし疲れているので、そそくさと帰宅し、「トラマガ」のコメント原稿にかかるも眠気に負けてダウン。
本日、購入した本。
『歌麿仕置帳 色枕』(本庄慧一郎/徳間文庫/2002年10月刊/571円+税) 歌麿が活躍した時代(寛政期)を舞台にした時代小説を書きたいと思っているもので、その参考に。
『予科練の空 かかる同期の桜ありき』(本間猛/光人社NF文庫/2002年12月刊/790円+税) 零式水上偵察機、二式大艇に搭乗した方の体験記。
午後、ノートパソコンをかついで資料探しのため池袋のジュンク堂へ。広い書店をうろうろしていたら、あっというまに2時間が経過。肝心の目的としていた本は発見できず、ノートパソコンも持っていたので、重さを考えて、とりあえず読めそうなものだけに絞って以下のような本を購入。
『走れ! エイトマン』(桑田二郎/筑摩書房/1998年6月15日刊/1,600円+税) マンガ家・桑田二郎(次郎)氏の自伝。わが家にあった昭和30年の「おもしろブック」に桑田氏作の絵物語が掲載されていて、こんなこともやっていたのかと驚いたものだが、そのあたりの経緯についても触れられていた。
『杉浦茂―自伝と回想』(杉浦茂・斉藤あきら・井上晴樹・後藤茂雄/筑摩書房/2002年4月25日刊/2,000円+税) 今年4月、三鷹市美術ギャラリーで開催された「杉浦茂―なんじゃらほい―の世界」の会場で販売されていたのだが、うっかりして購入するのを失念してしまった本。自伝部分は少ないが、斉藤あきら氏の思い出話がよかった。
『まんが解体新書―手塚治虫のいない日々のために』(村上知彦/青弓社/1998年8月31日刊/1,600円+税) これから書くマンガ関連の原稿の参考に。
『大東亜戦争、こうすれば勝てた』(小室直樹+日下公人/講談社+α文庫/2000年11月20日初版・2002年1月10日第6刷/880円) 『太平洋戦争、こうすれば勝てた』という題名だった親本を持っていたのだが、どこかに行方不明になってしまったため購入。ちょっと確認したいことがあったため。
『空母零戦隊』(岩井勉/文春文庫/2001年12月10日初版・2002年6月25日第2刷/514円+税) ソノラマ文庫版を持っているはずだが念のために購入。同じ本を持っているかどうか、とっさに思い出せず、つい買ってしまう本も多い。講談社新書の『CIA』なんて3冊もあったりして。
『豊田喜一郎―夜明けへの挑戦』(木本正次/学陽書房・人物文庫/2002年10月21日刊/800円+税) コツコツと執筆を続けている仮想歴史レース小説の参考資料。79年に新潮社から出た親本が古書店でも見つからず、探求をあきらめていた本だったが、文庫化されてメデタシ。
読書しながら保谷まで戻り、喫茶店で『走れ! エイトマン』を読了。プールに行って水泳800メートル、ウォーキング500メートル。ハンバーガー店へ行って『杉浦茂』を読み出し、半分まで読んで帰宅。結局、読み切ってしまう。ノートパソコンを担いでいったのに、原稿を書いていない……。あわてて深夜、パソコンに向かう。
■読者からのメール
菅谷先生の著作『電脳文章作法』を購入しようと思ったのですが、小学館でもAmazon.co.jpでも品切れになっています。どこか買えるところはありませんでしょうか?今日、いただいた本。
あれれ、ホントですね。いつのまに。紀伊國屋書店では新宿本店と梅田店に1冊ずつ在庫があるようですが……。取次の日販の在庫も1冊だけですね。版元の小学館でも在庫切れになってますが、これは絶版にしたのか、それとも在庫が売り切れてしまったのか、いまの段階ではわかりません。Amazon.co.jpあたりを見ていると、「菅谷充」の作品の中では、いちばん売れていたんですが……。売り切れで増刷……なんてことになれば嬉しいのですが、そのような話もいまのところありません。本が本だけに、もし増刷ということになっても、大幅に内容を改訂しないといけません。Amazon.co.jpではユーズドストアで古書も扱っていて、ここに1冊出てますが……。まだ流通している本ですと、こういうのを紹介するのは作者として気がひけるのですが、在庫切れでは、いたしかたありませんね。この本、お買い上げいただいた方に大事にしていただいているようで、古書市場にも、あまり出てこないようです。本当は書店から注文していただけると、版元に対する増刷のプレッシャーにもなるのですが(笑)。ちなみに、この本、著者も手元になくなってしまい(読みたいが買えないという知人、友人に送ったため)、あらためて書店で購入いたしました。
正午過ぎに起床し、家族で母の墓参りに。本当は一昨日が母の百箇日だったのだが、原稿の締切や家族の都合で、今日に延期になったもの。いちど帰宅した後、居間と台所の照明器具を買うためにヤマダ電器へ。再び帰宅し、修正を求められていた単行本の原稿に取りかかるが、身体が熱っぽくてだるい。どうやら風邪らしい。あわてて風邪薬を飲むと、こんどは眠気に襲われコタツでグー。ああ、原稿が……。
昼前に起床し、残っている原稿に取りかかるが、風邪が抜けていないせいか目の調子が悪い。途中で仮眠をとったら少しはマシになり、夜になってなんとか原稿アップ。ただちに小説の原稿に突入するも、深夜はNHKで佐藤琢磨の特集番組を見る。NHKらしく落ち着いたいい番組でした。これがスポンサー獲得の一助になればいいのだが。
今日はアニメ『ゲームセンターあらし』の主題歌の印税支払い通知が到着。ひょえ、過去最高額ではないか。ほんの少し前までは「振込手数料(800円)に満たないため、送金は次回まわし」なんてことの方が多かったのに。一番多いのは通信カラオケ。唄ってくださっている皆さん、ありがとうございます。