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  • 1999年8月下旬の日記
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    08月21日
     家族は泊まりがけでディズニーランドへ。高校野球の決勝戦をテレビ観戦した後、とことこと歩いて武蔵関駅まで出かけ、書店で直木賞の選考発表が載っている「オール読物」を購入。喫茶店に入ろうと思ったが、メモリーを買う用事を思い出し、西武新宿線で新宿まで出かけることにする。
     各駅停車に乗って「オール読物」を読みはじめたら、いつのまにか急行に乗り換えるはずだった上石神井を通過していた。しかたなしに、そのまま各駅電車で高田馬場へ向かうが、途中で気が変わって野方で下車。ソバ屋で冷やしキツネソバを食した後、喫茶店でゲラ。目が疲れたので息抜きのためバスで高円寺へ。馴染みのお店をまわって深夜に帰宅。

    08月22日
     車でヤマダ電器に出かけるが、一昨日、PC DEPOで買ったアイ・オー・データ機器製のメモリーがない。しかたないので再びPC DEPOに行き、32MBのメモリーを購入。帰途、ジョナサンに寄ってゲラのチェック。短パン姿で出かけたらエアコンがきいていて、身体が冷えてしまった。お客も混んできたので早めに店を出る。そのまま帰宅してパソコンにメモリーをセット。ソフトの起動が速くなった。

    08月23日
     昨夜は、2輪のチェコGPを見て、日本テレビでCART第14戦(録画)を見て、スポーツi-ESPNでCART第15戦のライブを見ながら、なんとか架空戦記小説のゲラを上げてしまった。
     起き抜けにゲラを宅配便に出し、デニーズに行って新しい小説のプロット立て。その後、スポーツクラブに行って水泳&ウォーキング。体重が増えていて腹が重く50メートル泳ぐだけで息が切れる。サウナに入ってジャグジーに入って家に帰ってビール。これじゃダイエットにならないなあ。
     水泳疲れで眠くなるが、眠気をこらえて『東郷平八郎』(ちくま文庫)を読む。

    08月24日
     ちと仕事の企画書などをまとめているうちに、資料が必要になって検索エンジンを調べはじめたら、あっというまに6時間。もう目がガチャガチャ。
     深夜、世界陸上を見ながら途中で映画「ミザリー」にチャンネル変更。もしも間違えて売れっ子作家になることがあっても、こんなファンはゴメンだよお。

    08月25日
     編集者と一杯やることになって新宿へ。東伏見駅までカミサンにクルマで送ってもらい、各駅停車でのんびり西武新宿まで。待ち合わせの時間まで、新宿東口駅前の喫茶店で英語の資料を読む。少し照明が暗かったので、目がガチャガチャ。
     東口で待ち合わせたA社の編集者Sさんと一緒に2丁目のイタメシ店へ。ここでA社のTさんと待ち合わせ。ぼくの本の装丁も担当してくれているデザイン会社の社長さんも居合わせてご挨拶。店内はパーティーもあって賑やかなので、歌舞伎町のコマ劇場近くのバーに移動。J社の女性編集者Tさんも加わって業界話をあれこれ。
     午前零時、Tさんを除いた3人で高円寺に移動……の予定が、新宿駅で特別快速に乗ってしまい、しかもこれが新宿発だったため、中野も飛ばして三鷹まで行ってしまう。三鷹で中野行きに乗って高円寺まで戻り、ワインバーとバーをハシゴ。帰宅は午前4時過ぎ。編集者おふたりは、だいぶヘバっていたようだが、こちらは適度に飲んでいたため、グッスリ眠ることができた。次の作品の企画について話す予定だったのに、結局、突っ込んだ話はできなかった。シノプシスをまとめて提出することにしよう。

    08月26日
     午後2時に起きて、インストールだけしてあったAcrobat 4.0の使い方を研究。つづいて放置してあった英語入門書の校正作業を開始。オンライン書店「ほん・まるしぇ」に登録するため。でも、他の本の企画書も書き上げなくてはならない。
     ちなみに『ゲームセンターあらし』幻の第1作は、最初の1カ月で100本ちかく売れました。でも小説は1本のみ。購入いただいた方、ありがとうございました。

     すがやみつるのインタビュー記事、拙著の感想を掲載したサイトなどへのリンクページを作りました。左のメニューからどうぞ。

    08月27日
     今日は寝不足のせいか目の調子が悪い。高円寺の阿波踊りに行く予定だったが断念。テレビ埼玉で松坂が登板した西武−ダイエー戦を見る。松坂は初回に自滅し4点を取られて敗戦投手。さらにNHKで松坂の特集番組を見る。

    08月28日
     床屋に出かけて散髪した後、デニーズに出かけて小説の資料読みとプロット立て……の予定が、東芝サポート問題の続報が出ている「週刊文春」を読んでしまう。デニーズのスタンプを集めてもらったお食事券(500円)分を使って支払い。
     コントを集めたおかしなメールが届く。発信者は元F1ドライバーの片山右京選手。パソコンを使いこなしているらしい。

    08月29日
     保谷の喫茶店に出かけ、資料読みとプロット立て。2軒目の喫茶店に入っている最中に土砂降りの雨。幸いにして1時間ほどで雨がやんだので、あわてて自転車で帰宅。ニフティサーブ「オートレーシング・フォーラム」でF1ベルギーGPの速報を担当するが、レースの内容は退屈の局地。これじゃテレビを見る気も起きないぞ。
     といいつつフジテレビの放映を横目で見ながらF1チームのリリースをちょびっと訳して仕事に戻る。

    08月30日
     朝日新聞夕刊の書評欄で大原まり子さんが紹介していた『ひかわ玲子のファンタジー私説』(東京書籍/1,300円)を探しに吉祥寺へ。パルコの地下になし、ロンロンの書店にもなし。半分あきらめて吉野屋で牛丼&けんちん汁を食べた後、ふと飛び込んだ南口の書店で、みごとにゲット。喫茶店に入って読みふける。
     ぼくは、いいファンタジーの読み手ではないが、独自の世界を作るという意味では、架空戦記にも一脈通じるところはある。とはいえ、ぼくに求められている架空戦記は、世界観や歴史改変よりも、元マンガ家らしいドンパチなので、そのあたりが自分でも焦れったいところなのであります。でも、この本、和製ヒロイックファンタジーの先駆者・豊田有恒さんとの対談があったりで、読みごたえあり。実は、ぼくも昔、ファンタジーもどきの小説をコソコソ書いていたが、それは明らかに豊田さんの『ヤマトタケル』シリーズに影響されたものだった。
     本を読み終わってハッと気づいたら午後10時。帰宅するつもりが、ついフラフラと電車に乗って高円寺の馴染みの店へ。生ビールを1杯飲んで帰宅する予定が、知り合いが入れ替わり立ち替わり現れ、結局、朝帰り。

    08月31日
     ノートパソコンの調子が悪く、Windows 95を再インストール。CD-ROMがついていないのでCD-ROMを丸まるハードディスクにコピーし、そこから起動。ちょっとウィンドウの中の文字が大きくなってしまったが、まあ、いいか。
     あとはひたすら資料読み。英語の本は疲れるわい。


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