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  • 1999年7月下旬の日記
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    07月21日
    「週刊小説」のコラムを上げて送信。

    07月22日
     ちとマジメな児童文学研究誌の原稿に煮詰まっている。それでつい逃避し、あちこちの掲示板をフラフラ。パロディの定義について書き込みしたり……。

    07月23日
     うだうだして寝たのは午前10時。しかし暑くて寝られない。午後2時に起きるが、全身汗まみれ。髪の毛のなかまでだ。寝不足でパソコンの画面の文字も霞んでいる。今日はカリカチュアの定義が気になって、ついよその掲示板に書き込み。

    07月24日
     児童文学研究誌(「ぱろる」という雑誌です)の原稿に煮詰まり、気分転換を兼ねてファミレスの「CASA」へ。しかし土曜日とあって席はカウンターのみ。しかたがないので冷やし讃岐うどんだけ食べて喫茶店に移動。原稿は書き上がるが5枚ほどオーバー。バッテリーもなくなったので書店に寄って江戸川乱歩賞の発表が載っている「小説現代」などを買い、別の喫茶店で読書。夕方に帰宅し、F1オーストリアGPの速報を手伝う。

    07月25日
     今日は車で近所に新しくできたジョナサンへ。冷麺を食しつつ「ぱろる」の原稿を削る。バッテリーが1セットなくなったところで近くのロッテリアに移動し、なんとか原稿完成。ふう、架空戦記小説の原稿よりもずっと疲れた。
     帰宅後はF1オーストリアGPの速報担当。今日は決勝レースだ。中盤過ぎからアーバインがトップに。クルサードに迫られるが、なんとか凌いで優勝! 最後の方はパソコンの画面でライブ速報を見ながら、つい、「おさえろ!」なんて叫んぢまったい。おめでとう、アーバイン。彼は尊敬するドライバーが星野一義選手という実にイイ奴だ。
     レース後、フジテレビのオーストリアGP録画中継を横目で見ながら、各チームのリリースの翻訳。でも睡眠不足の上に、昼間からずっとパソコンの画面に目をこらしていたせいか、目がガシャガシャだ。
     途中でリタイアするつもりが、ハタと気づいたら「ぱろる」の原稿に熱中していて、一昨日が締切の「週刊小説」のイラストを上げるのを忘れていた。テレビではCART第12戦ミシガンの決勝レースが始まっていたが、レース観戦は我慢して2階のデスクトップパソコンの前へ。PhotoShop LEでイラストを描こうとしたが、目の焦点が合わず時間がかかってしまう。やっとイラストを送信し、テレビの前に戻ったら、CARTのレースは終わっていた。トニー・カナーンが初優勝、ホンダの1−2−3。モントーヤは2位だった。

    07月26日
     今日から次の架空戦記小説に専念……するはずが、昼過ぎに起きたものの、睡眠不足で、まだ目の調子が悪い。送られてきた「ロボット&ヒーローCOMIXスーパーガイド」(白夜書房)を開いたが、文字が細かくて読むのに苦労する。パソコンの画面を見ていると頭痛がしてくるので、居間の床に横になって、しばし仮眠。おかげで仕事が進まない。もう少し早く寝るようにしよう。

    07月27日
     昨日は、日記を掲載した後、午前1時過ぎになってからデニーズへ出かけた。架空戦記小説の資料読みのため。明るくなってから帰宅し、寝たのは午前6時。
     昼前に起床しコラムを書いて資料読み。夕方からスポーツクラブで水泳。あまり寝ていないので200メートルだけ泳ぎ、あとはウォーキング。まず25メートルずつ4種目の100メートルメドレーをやったが、最初のバタフライでヘバる。いつのまにか屋外にジャグジーができていて、これが気持ちいい。
     帰途、コンビニで「週刊朝日」を買い、ジョナサンへ。健康のため(?)にキツネうどんを食べる。東芝問題の記事を読み、つづいて資料読み。帰宅してから再び資料読み。

    07月28日
     午後、カミサンに保谷駅まで送ってもらい、銀行でお金をおろした後、駅ビルの中のそば屋で冷やしタヌキうどんを食べ、西武池袋線で池袋へ。びゅうプラザ(緑の窓口)で大阪往復の新幹線の切符を買う。混雑する時期だったので不安だったが、大阪行きと大阪発の「のぞみ」を選んだら、なんとか一発でゲットできた。
     その後、地下鉄有楽町線で飯田橋に出て、ホテル・エドモントで開かれた日本推理作家協会の懇親パーティーへ。恒例のビンゴは一番最初にリーチしたのにハズレ。残念賞でもらったのは日本手拭い。
     理由もなく無性に焼き鳥が食べたくなって高円寺にまわり焼鳥屋に飛び込む。トリワサに手羽先、ヒナネギを食べてやっと満足したが、残念なのは生ビールがなかったこと。この季節はやっぱり生ビールだよな……と思いつつ、いつもの店に顔を出し、飲み仲間のT版印刷勤務のJクンと彼女の2名と一緒に別の店に移動する途中、開店したてのワインバーを発見。カウンターだけの小さな店だが、面白そうなので3人で入り、白、赤のワインを計3杯。
     かなり気持ちよくなったところに別の店から携帯電話に呼び出しがかかり、そちらに移動してやっと待望の生ビール。で、ここが午前2時で終わってしまったので、この店に居合わせたライターM嬢と2人で別のバーへ。ここでまた生ビールを2杯ほど。久々に酔っぱらった気配があったが、これで睡眠不足を解消できそうな予感。タクシーで帰宅し、泥のように眠り込む。

    07月29日
     寝た寝た。髪の毛の間を汗が流れるのにもめげず、必死に寝て午後2時過ぎに起きる。10時間くらいは寝たらしい。意識がはっきりしないままデスクトップ・パソコンの前に座り、依頼されていた某マンガ家さんのホームページの更新。
     そのあとは架空戦記の資料読みに専念。次の締切まで2週間を切った。

    07月30日
     昨日、よく寝たせいか、眠気が来なくて、結局、NHKのテレビ小説「すずらん」を見てから寝る。起床は正午前。カミサンにクルマで東伏見駅まで送ってもらい、渋谷へ。目的地の東急BUNKAMURAに行く途中、薬局に寄って800円のユンケルを飲む。
     東急BUNKAMURA内のティールームで、柴田よしきさんが東京中日スポーツに連載中の『レインコート』というミステリーのための取材を柴田さん本人から受ける。この作品は芸能プロの女性マネージャーを主人公にしたもので、芸能プロの役員(ほとんど名目だけ)もしているぼくと、もう1人、レコード会社やプロダクションでの勤務経験のある女性と2人に取材依頼があったもの。
     単行本を出版する角川書店の編集者も2人参加し、危ない話も含めた芸能プロの内情についてあれこれ話した後、表参道で開かれた、柴田さんのホームページに集う柴田ファン主催のオフライン・パーティーへ。ファンの皆さん(圧倒的に女性)のほかに小説家の津原泰水さん、今年の横溝正史賞を受賞した井上もんたさん、マンガ家の野間美由紀さんや出版社の編集者も参加しての楽しい集い。ぼくは中継も頼まれていたので、二次会のカラオケでの絶唱風景をデジカメで撮影し、それをホームページに転送。
     三次会は業界人ばかりと幹事だけが残り、ここで解散した後、角川書店の編集者と津原さんと計3人で高円寺へ。ビートルズの曲しかかけないバーに案内し、小説話で盛り上がる。ここで午前3時過ぎまで過ごし、タクシーで津原さんを落として帰宅。寝不足が堪えて、またバタンギュー。小説の話もタップリできて、濃密な1日でありました。

    07月31日
     昼前に起床し、ネットを巡回しながら「すずらん」を見る。これだけNHKのテレビ小説を熱心に見ているのは「ふたりっ子」以来だ。「すずらん」は、できれば1年通しでやってほしかったぞ。
     資料をヒイコラ読みながら、夜はF1ドイツGPの速報を手伝う。ハインツ‐ハラルド・フレンツェンが予選2位。日本で走っていた選手が活躍すると、ついニンマリしてしまう。CompuServeにフォーミュラ・ニッポンとF3の予選結果を送って再び資料読みに。そろそろ原稿にかからねば。


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