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  • 1999年7月上旬の日記
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    07月01日
     S社からメール。子供向けの本についての依頼。損得抜きでやりたい仕事なので、とりあえずOKの返事を出す。まずは打ち合わせから。

    07月02日
     青峰社から「パソコン通信で英語がわかった」のテキストファイルがフロッピーで届く。早速、編集を開始するが、あれれ、一部に文章のダブリが。これを修正して、改めて構成をやり直す。CompuServeに関する説明が、もう古すぎるので、これはカットすることに。

    07月03日
     鈴鹿のF3とフォーミュラ・ニッポンの予選データを英語版に訂正し、CompuServeモータースポーツBフォーラムに送る。

    07月04日
     鈴鹿のF3とフォーミュラ・ニッポンの決勝レースの結果をCompuServeモータースポーツ・フォーラムに送る。
     少し時間ができたので吉祥寺まで出かけ、携帯電話をi-ModeのN501iに機種変更。量販店で依頼したので、受け取りは明日になる。しかたがないのでパルコ地下の書店に寄り、松屋で牛丼を食べた後、高円寺へ。飲み仲間からの頼まれモノをスナックに預け、さらに別の店で磐紀一郎さんに新刊の『日本本土竜虎決戦録(2)』を進呈。
     電車のあるうちに店を出て、三鷹駅からタクシーで帰宅。

    07月05日
     午後、吉祥寺まで携帯電話の受け取りに。i-Modeの使えるのは明日の午前9時からとのこと。喫茶店2軒をまわって『パソコン通信で英語がわかった』の原稿に手を入れ、吉祥寺ロンロンの1Fにある「チーズ王国」でガーリックチーズを購入。いちど食べたら家族でクセになっている。
     バスの中で柴田よしきさんの新刊『Miss You』に読みふけっていたら、車酔いしてしまった。薄暗い照明で揺れたせい。やっとこさ家に帰ると、昨年から入院していた仲人さんの奥さんが亡くなったとのこと。母の50年以上の親友で、母は一足先に家に向かったという。こちらも出かけようとすると、すでに清瀬の斎場に移ったとのことで、土砂降りの雨の中を車で、そちらに向かう。
     帰宅に帰宅し、翌朝早くから車で雑用を引き受けることになっていたが、このところ朝寝て、午後に起きる生活だったため、まるで眠れない。ウィスキーを呷りながら『Miss You』を読了してしまう。面白い! と唸ったものの眠気が来ないで酔っぱらってしまう。しかたがないので車での用事はカミサンに依頼。

    07月06日
     3時間ほど寝て起床。ドタバタと目先の仕事を片づけて夕方からお通夜。お通夜の後、静岡まで帰る方のためにi-Modeで新幹線の時刻表を検索。早速、i-Modeが役立った。  帰宅後、先週、ケーブルモデム接続を手伝った義兄の中学生の息子(甥)から、ケーブルモデム接続に関するSOS。デスクトップパソコンでインターネットしたいとのこと。しかし、LANアダプターが、うまく認識されていないらしい。電話で1時間以上応対するが、うまくいかず。実際に見ないとわからない。明日も早いので電話を切り上げ、i-modeメールへのメール転送サービスの実験サイトに登録。しかし失敗したらしい。

    07月07日
     午前中に起きてi-Modeへの転送実験再び。今度は、うまくいった。すぐに葬儀へ。火葬、初七日をすませて夕方に帰宅後、「週刊小説」連載コラムとイラストをあげる。
     ニフティサーブに届くメールもi-Mode携帯電話に転送されるようになった。……と、i-Mode携帯電話に甥からSOSのメール。父親のノートパソコンからメールを発信したらしい。この一家でメールが使えるのは今のところ彼だけ。自力でここまで来てエライぞ! 考えられる対策法を記し、デスクトップパソコンから返信。
     もう眠くてたまらないが、ホームページの更新が遅れると心配する人がいるので、とりあえず日記の更新だけすませることにする。おやすみなさい。

    07月08日
     2時間の睡眠で午前6時に起き、カミサンと一緒に西武池袋線と地下鉄丸の内線を乗り継いで東京駅へ。今日から2泊3日で東北へ休暇と取材を兼ねて旅行。休養を取るために温泉に出かける予定でいたが、どうせなら行ったことのない東北に行ってみようということになった。でも、自分で車を運転するのもシンドイので、いま人気の格安ツアーに乗ることにしたのである。
     午前8時半、東京駅八重洲北口の集合場所に到着し、東北新幹線のMAXやまびこで仙台へ。仙台からはバス。まずは塩釜神社を見物した後、松島へ。ここで昼食を取り、次は一気に岩手県に入り、平泉の中尊寺へ。金色堂と中尊寺を見物。しかし、ろくに歩いていなかったせいか、少し歩くと右脚の付け根が痛くてたまらない。あぐらをかいて仕事していたせいか、股関節がおかしくなっているらしい。
     この日の宿泊は、盛岡まで向かって岩手山麓の雫石プリンスホテル。チェックイン直後にバイキングの夕食。食べ過ぎで腹が苦しい。食事後、露天風呂につかると、この数日の睡眠不足による疲れがドッ。部屋に戻ったとたん、バタンキュー。

    07月09日
     深夜、i-Modeの携帯電話にメールが転送されてきた音で目が覚めたが、メールの内容をチェックしただけでグー。すごいイビキをかいていたらしい。
     午前6時に起床し、朝食に向かおうとしたら足の裏が痛い。あれれと思って足の裏を見ると、でっかいマメができていた。バンドエイドを2枚貼って誤魔化す。
    三内丸山遺跡・復元櫓
     旅行2日目は、角館、田沢湖、八幡平、三内丸山遺跡。江戸時代の武家屋敷が並ぶ角館では、公開されている青柳家を見学したが、なるほど、ここに来ると江戸川乱歩賞受賞作『写楽殺人事件』(高橋克彦・著/講談社文庫)の内容が、よりわかる。
     三内丸山遺跡については、いろんな説があるそうだが、縄文時代とはいえ、やはり外洋航海が発達していたのではなかろうか。復元されたこの櫓(写真)も、海から戻る仲間や敵を見張るための物見台では……などと勝手な想像を巡らす。
     この夜の宿泊は、岩木山麓の鰺ヶ沢プリンスホテル。日本海に夕陽が落ちるのを見ながら和食の夕食。
     食後、温泉につかって100円で10分間のマッサージ器にかかったせいか、昨日以上に疲れがドドッ。午後10時には就寝。なんと健全な生活なんだろう。

    07月10日
     午前6時に起床。足のマメはつぶれたが、痛みはなし。朝食後、午前7時45分にはホテルを出発し、弘前城を見学した後、八甲田山を通過して奥入瀬渓谷と十和田湖へ。ここで昼食をとった後、東北道を一関まで突っ走り、厳美渓を見物後、仙台へ。この間、バスに乗っている間は、しきりに、うたた寝。首が痛いぞ。3日間、ピーカンに晴れていた空が、仙台に近づいたところで、とうとう雨に。
     午後8時過ぎのMAXやまびこで帰京。自宅に着いたのは午後11時半をまわっていた。
     疲れ果てていたが、メールの返事やニフティサーブのフォーラムのコメント書きが溜まっていて、寝ていられない。とりあえず必要な返事とコメントをすませ、この日記の更新。明日から、また仕事だ。でも、1日くらい完全休養しないと、疲れが取れそうにないぞ。


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