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  • 1999年4月上旬の日記
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    04月01日
     ひたすら書き下ろし架空戦記の原稿。腰が痛くてヒイヒイ。

    04月02日
     原稿が煮詰まり、ヒイヒイ。腰が痛い。書き下ろしに集中する時間を作るため、「週刊小説」のイラストをさっさと上げて送信。

    04月03日
     明日からCARTチャンピオンシップカー・シリーズ第2戦「ファイアストーン500」の取材に来るアメリカ人記者を接待しないといけないため(アメリカでは、こちらがお世話になっているので)、自宅とホテルの間を往復する時間を短縮するため、この日から新宿のホテルに泊まり込み。菓子パンとカップ麺を持ち込んで、朝まで原稿を書く。

    04月04日
     朝はサブウェイでサンドイッチを食べながら原稿。つづいてホテルのカフェテラスでコーヒーを飲みながら原稿。さらに部屋に戻ってカップ麺で昼食をとり、また原稿。
     夜、近くのホテルにアメリカ人記者のルイスから到着の電話が入る。通信用のモジュラーケーブルを忘れたというのでヨドバシカメラでケーブルを買い、こちらの泊まっているホテルの和食レストランで、ルイスの好きなカツオの料理づくしの夕食。タタキ、寿司はOKだったが、塩辛、煮物、山かけはダメだった。
     夕食後はホテルでシコシコと朝まで原稿。

    04月05日
     睡眠3時間で起き、ルイスのホテルに。今日はショッピングと観光。靖国神社で桜と遊就館を見た後、秋葉原へ。ここから御徒町のアメ横を通り、途中で焼き肉のランチをとったあと、上野公園まで歩く。再び秋葉原まで戻って免税店に案内した後、いったん、それぞれのホテルに戻る。ルイスは時差ボケ解消の昼寝。こちらは原稿。
     夜8時に待ち合わせして夜の六本木をガイド。天ぷらを食べたいというルイスのために、あちこち探し回り、やっと細い道の奥に発見。小さな店だったが、感じがよく、天ぷらもおいしかった。さらに六本木の居酒屋で焼き鳥と冷酒。タクシーでホテルに戻って1時間ほど仮眠をとり、また朝まで原稿。

    04月06日
     午前10時にチェックアウトし、ホテルのコーヒーショップで原稿。昼前にルイスを迎えに行き、すき焼きランチを食べた後、別のホテルで開催されたホンダのチャンプカーチーム・ウェルカムパーティーに出席。さらにブリヂストンのパーティーもあったのだが、原稿がヤバいため、パーティーはパスして帰宅。再び原稿に取り組む。
     たまに歩いたため、足がパンパン。運動不足を痛感した。

    04月07日
     午前中に起き、昼まで原稿。しかし能率が悪いため、明日からCARTレース取材のために宿泊予定だったホテルに今夜から泊まることにする。
     途中でデジタルカメラを購入し、クルマで東北自動車道の鹿沼インターを経由して、市貝町の小さなビジネスホテルへ。ホテルの隣にある回転寿司で食事をすませ、部屋で深夜まで原稿。

    04月08日
    ツインリンクもてぎのターン3
    「ツインリンクもてぎ」の第3〜4ターン
     午前7時に起床し、ホテルで朝食を取ったあと、ツインリンクもてぎへ。午前の練習走行の後、ルイスの紹介で、CARTレースのスポンサーでもあるPPGのぺースカーに同乗させてもらう。
     クルマはホンダのアコード。ドライバーは、アメリカ人の専門ぺースカードライバー。同乗者の人数が少なかったため、4周も走ってくれる。デジタルカメラの画面を覗いていたら、ターンの横Gで頭がロールバーのクッションにゴツンゴツン。
     ストレートでの最高速度は130マイル(210km/h)オーバー。CARTのマシンは、ここを時速400キロ近いスピードでかっとんでいく。
     CARTのマシンでは、この半径の小さなターン3手前でブレーキングするか、シフトダウンをする。ただし、予選のときは、シフトダウンもブレーキもなしに突っ込めるようマシンをセットアップしていくそうだ。
    ツインリンクもてぎのストレート
    バックストレート
    PPGぺースカードライバーと記念撮影。脚の短さに照れている
    PPGぺースカードライバーと記念撮影。
    脚の短さに照れている。
     走行後、クルマから降りると足がふらつく。もちろん女性ドライバーはヘッチャラのチャラ。走行中も片手運転で、右手をオーバーに振りながら、あれこれ解説してくれる。実にサービス満点だ。
     練習走行が終わるたび、リポートと結果一覧をコンピュサーブのモータースポーツ・フォーラムに送信。アメリカのレース関係者から、あれこれリクエストが届き、しんどい。
     夕方、市貝町の宿に戻り、ニフティサーブ「オートレーシング情報フォーラム」のCART速報を担当する山川さんと合流。またまた回転寿司で食事の後、山川さんは、フォーラムメンバーの芳賀さんを迎えに宇都宮へ。
     酒盛りしつつニフティサーブのWeb会議室にレースリポートを送信。

    04月09日
     昨夜は酒盛りしてしまったので、朝早く起きて原稿。けっこう真っ青になっている。
     山川さんたちとクルマで連れ立ち、ツインリンクもてぎへ。今日も1日、公開練習と予選のリポート&結果表作り。
     夕方、宿に戻り、先に戻って温泉につかってきた山川さん、芳賀さんと食事に出かけ、ホテルに戻った後、さあ仕事だ……と思ったが、眠気に負けて午後9時頃にバタンキュー。零時前にハタと目覚め、ヤバイと午前3時過ぎまで仕事。

    04月10日
     午前6時に起床し、あわただしく朝食をすませて、ツインリンクもてぎへ。午前9時からのウォームアップ走行の速報をすませた後、眠気に負けて、駐車場に行ってクルマの中で昼寝。しかし、10分も経たないうちに携帯電話が鳴って目が覚める。ニフティサーブ「オートレーシング・ファン・フォーラム」のSysOp北島さんから。彼も取材に来ていてアウトサイドのプレスルームから速報を担当するとのこと。おかげで、こちらはアメリカ向けの英語のリポートに専念できる。
     眠気をコーヒーで誤魔化して、決勝レースを待つ。
     2時間弱のレースだったが、波乱に富んだ展開で、あっというまに終わってしまう。このあたりがF1よりも面白いところかも。
     速報をすませたものの交通渋滞でパドックから脱出できず。午後6時まで待って出発するが、水戸方面に向かうゲートはクルマの列。ピクリとも動いていない。しかたなしに宇都宮方面に向かうが、こちらの道も途中で渋滞。腰と背中が痛くて、眠気も限界まで来ているため、昨夜まで泊まったホテルに電話をかけて、もう1晩泊まることにする。
     ホテルで風呂につかったものの、クラクラするので髪も洗わずに出て、そのままベッドへ。午後9時にはバタンギュー。


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