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  • 1999年2月下旬の日記
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    02月21日
     先が見えてきた書き下ろし文庫の片をつけようと徒歩で喫茶店に出撃。喫茶店2軒をハシゴし、バッテリー2セットを使い切って、ほぼ最後まで書き上げる。
     帰宅後、紹介するホームページのURLなどを再確認し、内容もチェック。書くのよりもチェックの方が時間がかかるのは、いつものこと。午前7時まで仕事して布団に潜り込む。

    02月22日
     午後1時に起床し、パジャマ姿のままパソコンに向かって原稿の追い上げ。なんとか午後7時に完了し、電子メールで送信。ほっと一息つくまもなく、そのまま『太平洋の覇者・連合機動艦隊大戦記(3)』のゲラを見る。校了が明後日のため、明日までに見なくてはならない。今夜も徹夜だ。

    02月23日
     昨日は午後11時からファミレスへ出かけ、『太平洋の覇者・連合機動艦隊大戦記(3)』のゲラをチェック。隣に酔っぱらったオッサンが座ってブツブツいうものだから能率が悪い。午前1時過ぎに退散して帰宅し、朝までゲラと格闘。午前7時にゲラが終わる。ウィスキーを飲んで寝たのは午前8時。

     電話の音で正午に目が覚める。安眠妨害の電話は娘の友達。
     そのまま起きて書き下ろし文庫の原稿につけるパソコン画面のキャプチャーを始める。ついでにWindows 98をインストールしたデスクトップPCのファイルシステムをFAT32に変更。パソコンがデフラグしている間に駅前の喫茶店までゲラを届けに行く。
     次の作品も依頼され、帰途、書店に寄って「小説現代」と「オール読物」を購入。
     帰宅後、デスクトップPCのドライブD、EもFAT32に変更。いずれもディスクスペースが100メガバイト以上増える。
     その間に楽しみにしていた「小説現代」の薄井ゆうじさんの『社長物語』(後編)を読む。よかった。読み終わって元気が出る小説だ。
    「オール読物」には直木賞の選考結果だけでなくサントリー・ミステリー大賞の選評も載っていた。うーん、惜しかったですね、阿川さん
     深夜、眠気をこらえて日本テレビの「シベリア超特急」という映画を見る。1938年のシベリア鉄道を舞台にした映画らしいので、もしかすると架空戦記の参考になるのではと期待して見たら……見ない方がよかった(;_;)。

    02月24日
     うーん。明け方に寝たのに午前10時には起きてしまう。全身倦怠。仕事が一段落して気が抜けたかな。
     夕方、車で郵便局へ速達を出しにいったついでに書店へ。帰宅後、眠気をこらえながら読書。

    ●今日買った本、ムック、雑誌:
    「ハル・ノートを書いた男(日米開戦外交と「雪」作戦)」(須藤眞志/文春新書/690円)
    「プライバシー・クライシス」(斎藤貴男/文春新書/720円)
    「空母機動部隊」(「歴史群像」太平洋戦史シリーズ/学研/1,600円)
    「丸エキストラ〈戦史と旅〉」3月別冊(潮書房/1,330円)

    02月25日
     腰痛がひどく目が覚める。肩もガチガチに凝っていて、気分が悪い。そのくせSysOpをしているニフティサーブ「コンピュサーブ&国際通信フォーラム」ホームページのリニューアルなどしてしまう。エディターで「table」タグを多用するとワケワカメになってしまう。そろそろホームページ作成ソフトでも使おうかな……。
     夕方、新宿まで出てヨドバシカメラで「弥生会計lite」を購入。青色申告もできるらしい。とはいえ、うちの青色申告はエラク簡単でつまらないんだけど……。
     松屋で牛丼を食べ、喫茶店でアイスコーヒーを飲みながらマニュアルを読む。何が書いてあるのか、さっぱりわからん。これでも株式会社の社長歴19年。

    ●今日届いた雑誌:
    「F1 RACING 日本語版」三栄書房/690円):2年前にイギリスでスタートし、フランス、ドイツ、イタリア、ポルトガル、スペイン、オランダ、フィンランド、中国の各国語版が発売されていた「F1 RACING」の日本語版が、ついに登場。月刊誌だが、速報誌とは違う「読み応えのある」記事が多数掲載されそうで期待大。

    02月26日
    「弥生会計LITE」を古いWindows 95パソコンにインストール。これはカミサン専用になる予定だが、カミサンは、まだ一度もパソコンにさわったことはない。果たして使えるか?
     とりあえず経理に必要な科目の設定をすませ、会計年度の繰り越し金額を打ち込んだところで、小学館からSOSの電話。原稿と一緒に送った画像ファイルが開けないらしい。夜遅くDTP担当の女性と電話しながら新しく画像ファイルを作ることになる。うちはWindows 98、あちらはMacで、ちとややこしいんですよね。
     深夜、検索エンジンを使って、WindowsとMacの間での画像データ交換に関する情報を捜す。
     アメリカからメールが2通。2人は、4月にツインリンクもてぎで開催される「FedEx Championship Series Rd.2 Firastone FIREHAWK 500」に来るチーム関係者とジャーナリスト。1人は、ダン・ガーニーのチームで働くエンジニアのガール・フレンドで、来日したときに「わさびピーナッツ」を買いたいのだが、どこで買えるだろうか? という質問。でんろく本舗のホームページには「わさび柿ピー」の情報はあったけど、純然たる「わさびピーナッツ」の情報はなし。この女性、お父さんがJALのパイロットで、成田空港の近くで買ってきてくれたというから、成田山門前の土産物店で買ってきたのではなかろうか。とりあえず、そのように返事して、時間がとれたときに御徒町のアメ横でチェックすることにする。
     もう1人の記者は、東京で泊まるホテルが変更になったという連絡。当初、センチュリーハイアットに泊まる予定だったが京王プラザの方が安いので、こちらにしたとのこと。有名なレース記者から頼まれたカセットテレコも買いたいというので、西新宿のカメラ街を推薦しておく。
     このほかにコンピュサーブからもメールが。コンピュサーブでは、ニフティサーブ同様に、インターネットからのメールのヘッダーが、文章の前についてうるさかったのだが、このヘッダーを本文の後につけるようにするという連絡でした。ほかに世界周遊チェーンメールも届く。

    ●今日届いた雑誌:
    「RacingOn」
    「F1速報」
    「ビッグコミック」
    :ああ、悲劇の田中君(「のたり松太郎」の話)。

    02月27日
     書き下ろし小学館文庫につける画像を再キャプチャー。これをTIFFに変換してフロッピーディスクに落とす。これでうまくMacで読めるといいのだが。圧縮しないファイルを作ったら、10枚ちょっとの画像にフロッピーが4枚も必要になった。
     ついでに「ぼくのマンガ青春期」第2部のつづき。仕事もせんと、こんなことばかりしていていいのか? マンガ原作第2回目の催促メールも届いた。来週はゲーム雑誌の取材も2件。忙しくなりそうだ。

    02月28日
     午後から白金台のイタリアンレストランまで出かけ、モータースポーツジャーナリスト・大串信さんの結婚披露宴に出席。大串さんとはアスキーネットのチャットで知り合ったのだが、その頃、アスキーネットに連載していたレースコラムがきっかけで、レースの世界に飛び込んでしまった人。レース雑誌でフル回転の活躍中。パーティーもフォーミュラニッポン・ドライバーの本山哲、脇坂寿一両選手、2輪のほうからは青木拓磨選手が駆けつけ、さらにはフジテレビのF1中継でおなじみの今宮純さんや川井ちゃん、ベテランジャーナリストの赤井邦彦さんなど賑やかな顔ぶれが揃う。ここで爆弾が爆発したら、日本のレース雑誌、テレビは総崩れになりそうな状況でありました。
     大串さんは義理堅い人で、結婚指輪はニフティサーブ「オートレーシング・フォーラム」のスタッフをしている浜田さん(宝石屋さん)のお店で購入したそうで、浜田さんもパーティーに出席。
     帰りは、車で来ていた浜田さんに新宿まで送ってもらい、ヨドバシカメラでISDNルーターを購入。これを抱えて高円寺に寄り道。3時間しか寝ていなかったので、ここで酒をかっくらってグッスリ寝てやろうという魂胆だったのだが、1軒で終わらず3軒もまわってしまう。おかげで帰宅後はバタングー。


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