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■ 05年02月中旬の日記

11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日

02月11日(金)▼続また今日も原稿

 終日、座卓に向かってあぐらをかいて仕事しているせいか、足のくるぶしがカーペットでこすれて擦り傷状態。皮膚がはがれ血がにじんでいる。
 腰も痛くて、腰の痛みで目が覚めてしまう状態なので、今日は徒歩で喫茶店に出撃。ラーメンを食べたあと喫茶店とマクドナルドをハシゴ。マクドナルドではYahoo! BB Mobileの無線LANを試す。ちゃんとつながりました。試験中のため、いまのところ料金は発生しないらしい。
 深夜に帰宅後、また原稿。

02月12日(土)▼mixiと『収容所から来た遺書』再び

 午後に起床したらmixiからのお誘いが。もう1年くらい前から何人もの人に誘っていただいていたのだが、残された人生のこと、まだやりたいことなどを天秤にかけ、いわゆる人脈とか知り合いのネットワークは、できるだけ縮小させていきたいと考えていたため、参加は断らせていただいていた。
 ところが、こんど入学が決まった早稲田大学eスクールでは、学生同士の情報交換にmixiが使われているというではないか。あれま、それだったらmixiに入っておいたほうがよかったか……と思っていたら、うまい具合にお誘いのメールが。すぐに入ってmixiを探検したら、ここにもあそこにも知り合いが。
 ただ、「ソーシャル・ネットワーク・サイト」だなんていっても、パソコン通信時代のニフティサーブで、フォーラムやパティオなんてものを体験していると、そんなにすごいものだとは思えないんだけどなあ……。
 mixiの探検をしていたら先日購入したデスクトップPCが到着。15日に到着予定のはずだったのに、あちらでミスがあったせいか、ずいぶん早く着いた。でも、設定などしていたら仕事がヤバイので、いまの原稿が終わるまでセットアップは封印。
 夕方、高円寺ノラやまで出かける。原稿がヤバいのだが、今日は、ちょっと特別。いまノラやでは、池田民子(旧姓・山本)さんの「階段のあかり IV」という陶器展をやっているのだが、ちょうど1年前、ノラやで「階段のあかり III」を開いたとき、作品を見に来ていたお父上が、あの『収容所から来た遺書』の主人公・山本幡男氏の三男であることが判明。そのことがわかったのは、お父上が帰られた後のことだったが、ひとり興奮し、帰宅したあとで、また『収容所から来た遺書』を読み直し、涙にくれたのだった。
 そうしたら今日また、池田さんのご両親がノラやに来るとのことで、それなら……と、おっとり刀で駆けつけたもの。池田さん本人は見えていなかったが、池田さんのお友達も大勢来店していたため、お父上の山本厚生さんとじっくり話すことができなかったのが、ちょっと残念。それでも少しだけ、『収容所から来た遺書』にまつわるお話を伺うことができた。
 山本さんの本業は建築家だが、「ひと裁ち折り紙」というものを考案し、この普及にもつとめている。1枚の紙を複雑な形に折り、1ヶ所だけハサミを入れると、そこに色んな図形があらわれるというものだ。よく、こんな複雑なものを考えるなあ……と、ただただ感嘆。
 ゆっくりしていたかったが、仕事が気になるので、早々に失礼して帰宅し、朝まで仕事。

■推薦図書
『収容所(ラーゲリ)から来た遺書 文春文庫』(辺見じゅん/文春文庫/1992年6月刊/500円)........このBlogに感想が。

ひと裁ち折り紙―折り目あそびの魅力『ひと裁ち折り紙―折り目あそびの魅力』(山本厚生/萌文社/2004年7月刊/1,890円)

■今日とどいた本
ユニバーサルHTML/XHTML『ユニバーサルHTML/XHTML』(神崎正英/毎日コミュニケーションズ/2000年1月刊/2,310円)........早稲田大学・人間科学部・人間情報科学科「ウェブデザイン」教科書。

RDF/OWL入門―セマンティック・ウェブのための『RDF/OWL入門―セマンティック・ウェブのための』(神崎正英/森北出版/2005年1月刊/2,940円)........早稲田大学・人間科学部・人間情報科学科「ウェブデザイン」自主参考書。

アマゾンの秘密──世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか『アマゾンの秘密──世界最大のネット書店はいかに日本で成功したか』(松本晃一/ダイヤモンド社/2005年1月刊/1,575円)........早稲田大学・人間科学部・人間情報科学科「情報と職業」自主参考書。忙しいので目先の締切りがすんでから……と思っていたが、ぱらぱらとめくったら、もう止まらなくなって一気読み。オンライン書店「アマゾン」の日本での立ち上げに関わった著者が、アマゾンの成功の理由を赤裸々に記した本。新しいビジネスをスタートさせるときの高揚感が伝わってくる。授業でアマゾンがインターネットで成功したビジネスモデルとして紹介されるため、予習のつもりで買ったのだが、あっというまに読んでしまった。どんなに赤字でもシステムへの投資は惜しまない。社員には最高のコンピューター環境を与える。社員を大人扱いして何も教えない。「教えてもらうな、自分で調べろ」というのが企業カルチャー。そのために社員には、最高のパソコン環境が整えられている。評価:★★★★★(星5つ)。

書きたい!書けない!なぜだろう?『書きたい! 書けない! なぜだろう?』(マリサ・デュバリ著/別所里織&岡田勲・訳/ストーリーアーツ&サイエンス研究所/2002年3月刊/1,890円)........仕事のストーリー作りの資料。

江戸が息づく古典落語50席『江戸が息づく古典落語50席』(柳家権太楼/PHP文庫/2005年2月刊/540円)........初心者には最高の解説書。さすが。

02月13日(日)▼落語でニッコリ

 午後に起床したらmixiのメールがドッサリ。大急ぎで返事を書いて少し原稿も進めていたら、あっというまに夕方。カミサンと自転車をつらねて西武新宿線の最寄り駅まで行き、電車で沼袋まで。ここからバスで中野まで行き、なかの芸能小劇場で開催された高円寺ノラや主催の「平成ノラや寄席」へ。演し物はこちらをどうぞ。フィルムショーとは、東京芸大の映像関係者が作成した無声映画風のショートビデオのことだが、クロマキー合成を使うなど手の込んだ作品で、橘家文左衛門師匠、古今亭菊之丞師匠、鈴々舎わか馬さん、田辺一凜さんが大熱演。
 落語も歌謡ショーもおもしろくて、腹の皮をよじって笑った。文左衛門師匠は「幇間腹」を演ったんですが、途中で鍼を打つ若旦那が、「鍼で凝ったところを打つ」と強調するもので、あ、これは「ハリー・コッター」というダジャレを入れるための伏線に違いないと思ったら、全然、そんなことはありませんでした。そのあとで、「鍼」に引っかけて、「針すなお」だのなんだのって、実にバカバカしいダジャレを連発するところがあったので、そこでも「ハリー・コッター」を期待したのだが、やはりなし。残念〜!
 終演後は高円寺で打ち上げがあるのだが、さすがに原稿が押しているので、今日はパス。中野でカミサンと鳥料理の店に入り、焼き鳥と親子丼の夕食を取ってから帰宅。
 家にたどりついてノートパソコンのスイッチを入れたら、またmixiからのメールがどっさり。業界つながり、ニフティつながりの人が、あそこにもここにもいて、うろうろと探検していたのだが、「足あと」という訪問者がわかる機能があって、訪ねたのがバレバレだったのだ。
 寝る前に何とか原稿の一部を送る。

02月14日(月)▼mixi爆発

 午後に起床してノートパソコンを開いたら、またmixiからのメールがどっさり。返事を書いて送信し終わると、もう次のメールが届いている。mixi内でメッセージが届くとメールで知らせてもらえるようにしてあったのだが、原稿が進まないので、この機能をOFFにする。
 夕食後、またmixiを解禁。2日間で22人の人とお友達リンクする。ニフティ経験者が多いのは、mixiが、フォーラムやパティオの仕組みと似ているせいだろうな、きっと。

■昨日と今日、とどいた本

RoBolution(ロボリューション) 人型二足歩行タイプが開くロボット産業革命『RoBolution(ロボリューション) 人型二足歩行タイプが開くロボット産業革命』(日経メカニカル&日経デザイン・編集/日経BP社/2001年4月刊/2,800円)........「健康福祉産業工学」参考書。……二足歩行ロボットの「アイドル写真集」ですよ、これ。おもしろそう!

教育工学を始めよう―研究テーマの選び方から論文の書き方まで『教育工学を始めよう―研究テーマの選び方から論文の書き方まで』(S.M.ロス, G.R.モリソン, Steven M.Ross, Gary R.Morrison〔原著〕/向後千春, 清水克彦, 余田義彦, 鈴木克明〔翻訳〕/北大路書房/2002年4月刊/1,785円)........「インストラクショナルデザイン」参考書。……楽しみにしている科目のひとつ。ついていけますように。

新Java言語入門 スーパービギナー編『新Java言語入門 スーパービギナー編』(林晴比古/ソフトバンクパブリッシング/2002年6月刊/1,995円)........「プログラミングI」参考書。――このスーパービギナー編の範囲なら、たぶんついていけるでしょう。変数とか配列とかファイルも概念はわかっているし……。

アマゾン・ドット・コム『アマゾン・ドット・コム』(ロバート・スペクター著/長谷川真実/日経BP社/2000年7月刊/1,890円)........「情報と職業」自主参考書。……寝る前に布団の中で読みはじめました。

02月15日(火)▼まずい、原稿が……

 終日、原稿。
 夕方、昨年の夏に取材を受けたインタビュー記事のゲラが届いて、その赤入れ。テープ起こしした文章をそのまま印字したようで、漢字や言葉の使い方がメチャクチャ。テープ起こしは、完全に日本語の原稿について知識のない人がやっている。ワープロを使いはじめたばかりの人が、つい喜んで、漢字だらけの文章を書く……という、そんな感じ。「〜が有る」「〜が無い」「尚且つ」なんて表現、いまどきの原稿では使いませんよ。しかも文章がつながらないと思ったら、途中の2ページが抜けていた。明日、再送信してもらうことに。

02月16日(水)▼やばい、原稿が……

 家にいるとネットにつないでしまって仕事が進まないため、クルマでロッテリアに出撃……のつもりだったのに、あれま、上石神井のロッテリアが、いつのまにか焼き肉の安楽亭になっていた。しかたがないので別のファミレスに入って原稿。3時間粘るが眠気に耐えられなくなり、いったん外へ。クルマで走って眠気が覚めたところで、もう1軒ファミレスに寄って、また原稿。ガソリンスタンドでガソリンを補給してから帰宅し、また原稿。

02月17日(木)▼ううむ、原稿が……

 出かけようと思ったらメールが次から次へ。返事を書いているうちに夕方に。そのまま自宅で原稿。
 夜、某ムック用に描いたマンガのゲラがメール添付のPDFで届く。Adobe Acrobatで開き、修正点にペンツールで印をつけて、ノートで修正の説明をつける。画稿にミスを発見したため、原画ファイルを開いて修正し、PDFと一緒にメールに添付して送信。昨日の取材原稿も、メールで送ってくれれば手入れも楽なのになあ……。

■今日とどいた本

教育工学を始めよう―研究テーマの選び方から論文の書き方まで『教育工学を始めよう―研究テーマの選び方から論文の書き方まで』(S.M.ロス, G.R.モリソン, Steven M.Ross, Gary R.Morrison〔原著〕/向後千春, 清水克彦, 余田義彦, 鈴木克明〔翻訳〕/北大路書房/2002年4月刊/1,785円)........早稲田大学人間科学部eスクール人間情報科学科「インストラクショナルデザイン」参考書。研究者のための論文の書き方の本が主眼になっている。「教育工学」とは、教え方のシステム化やエンジニアリング化だと思っていたが、ちょっと印象が違っていたかも……。まだパラパラと流し読みしただけなので、仕事が一段落したら精読してみます。

【NEW】 (Last modified:2005/02/22 15h45)

02月18日(金)▼ただいま仕事中

 起きてから寝るまで、ひたすら原稿執筆中。本当ならホテルに自主缶詰になる予定だったのだが、受験シーズンのせいか、いつもは部屋が取りやすい週末も連泊ができない。しかたがないので自宅の仕事部屋に籠もる。

02月19日(土)▼デスクトップPCのセットアップ

 どうも気になってしかたがないので、届いていたデスクトップPCのセットアップ。最新のパソコンだけあって、起動も速い。とりあえず原稿を書くのに必要な漢字変換ソフト「ATOK2005」と「WZ EDITOR」だけ入れよう……と思ったのだが、結局、「一太郎」も「PageMaker」も「PhotoShop Element」も「PaintShopPro」も「マイペディア」も「Book Shelf」も「Acrobat」も「秀丸エディター」も入れ、文字原稿以外の仕事もできる状態になっていた。常用しているノートパソコンから「Outlook Express」のメールやアドレス帳、アカウントもコピーし、「Internet Explorer」の「お気に入り」もインポートし、さらに仕事の原稿、資料もコピー。
 原稿類は新しいデスクトップPC、ノートパソコン、外付けハードディスクでバックアップを取れるようにと、ワンクリックで同期のとれるバッチファイルも作る。
 午後から作業を開始したのだが、気がつけば深夜。これだけの作業をしていたら当然だよな……。新しいデスクトップPCを使って深夜から朝まで原稿を書くが、19インチの液晶スクリーンとキーボードに慣れなくて、首と肩が痛い。

02月20日(日)▼今日も仕事中

 原稿が進まないので喫茶店めぐり。なんだか同じところを堂々巡りしているのだが、これは、つい蘊蓄を語る悪いクセが出ているため。これを刈り込む作業をつづける。
 原稿の能率が悪いのは、大学の履修科目選択で、あれこれ悩んでいるせいもある。思い切って履修科目を決め、登録用のマークシートに記入後、専用封筒に入れて封をしてしまう。


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