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■ 04年12月下旬の日記

21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日 31日

12月21日(火)▼映画『マイ・ボディガード』

 昼前に起床しメールをチェックすると、第二次世界大戦中の戦闘機、爆撃機の操縦マニュアル映像を収録したDVDを購入したネットショップの担当者から、商品発送を連絡するメール。こちらの英語版ホームページを見たそうで、感想などが書かれている。お礼の返信を書いてスペルチェックすると、珍しく誤りがゼロ。おかげで気分よくメールを送信。
 今日は、ひとりで新宿まで出かけ、 映画『マイ・ボディガード』を観る。上映中の新宿ピカデリー3の後方ドアから入ると、座席から突き出しているのは白髪か薄い髪の頭部ばかり。それだけ高年齢の男性観客が多かったわけだが、これは『レオン』に似た映画というPRのせいだけでなく、原作の冒険小説『燃える男』のファンが多かったせいではないか。実は、ぼくもそのひとりである。なんたって、水泳をはじめたのも、『燃える男』に影響されてのことだった(リンク先の日記では、「影響されたわけではないが」と書いているが、本当は、大いに影響されてのことだった)。
 主人公のクリーシーがアメリカ人(黒人)になり、舞台がメキシコになった時点で、『燃える男』で重要な舞台となっている地中海のコゾ島が出てこないことも確信した。原作では、ここでクリーシーが再生を果たすのだが……。
 映画の内容は、『燃える男』の映画化だと思わずに観れば、よくできた映画だといえるだろう。ただし、原作を知っていると、原作から逸脱したラストで、どうしても割り切れない思いが残る。ハリウッドだから……といえばそれまでだが。原作で使われているのは、主人公の名前とストーリーの骨子だけ、と思って割り切ればいいんだろうけどなあ……。
 映画のあとは紀伊國屋書店新宿本店で、佐々木譲氏大石英司氏の新刊などを購入。そこにホームページ作成を協力中の高円寺ノラやのママから電話。内容はホームページについてのSOS。新宿にいたので、ちょこっとノラやに寄ることに。
 ノラやでは、夕食がわりにおでんを食べ、その後、数軒を巡回し、深夜に帰宅。


■関連書籍、DVD
燃える男『燃える男』(A.J.クィネル/大熊栄・訳/集英社文庫/2000年4月刊/880円)........『マイ・ボディガード』の原作で、謎のベールに包まれていた覆面作家A.J.クィネルのデビュー作。映画と違い、こちらの舞台はイタリア。元傭兵でアル中のクリーシーは、ボディガードを担当していた少女が誘拐され、殺されたことで復讐を誓い、地中海に浮かぶ故郷のコゾ島(マルタ共和国)で、まず水泳をはじめ、鈍った身体を鍛えていく……。一度挫折しダメになった男が、ある任務を通じて男としての再生を遂げていいく……という男くさい典型的な冒険小説。  人気が出たために続編も多数執筆され、いずれもベストセラーとなっている。(A.J.クィネルの著作

レオン 完全版『レオン 完全版』........ジャン・レノの最高傑作映画。監督は『TAXi 2』のリュック・ベッソン監督。



■今日、買った本
神はサイコロを振らない『神はサイコロを振らない』(大石英司/中央公論新社/2004年12月刊/1,890円)........航空戦記小説の第一人者・大石英司さんの初のハードカバー。「かつて忽然と消息を絶った旅客機が、今、還ってきた。しかし68名の乗員乗客にとって、時計の針は10年前を指したまま。歳月を越えて実現した軌跡の再会、そして旅立ちの物語。」というカバーの文章を読んで、映画『道との遭遇』で過去から帰還したグラマンTBF「アベンジャー」の搭乗員たちのことを思い出した。
 大石さんとはこんな本を共同執筆したことがある。著者の「Avalonプロジェクトチーム」は、大石さんとぼく、そして、この通信ソフトの作者である山川さんの3人で結成された仮想チームであった。

うたう警官『うたう警官』佐々木譲/角川春樹事務所/2004年12月刊/1,890円)........紀伊國屋新宿本店で購入したら、レジで「サイン本がありますが」と言われ、喜んでサイン本に交換してもらった。サイン本は、あと2冊ほどありました。

父の文章教室『父の文章教室』(花村萬月/集英社新書/2004年12月刊/714円)........文章作法の名を借りた私小説であり自伝らしい。怖々と読むことになりそう。
大人のための文章教室『大人のための文章教室』(清水義範/講談社現代新書/2004年10月刊/756円)........あの清水氏の文章作法書。ワハハと笑いながら読めるのでは……と期待して購入。

■昨日、買った本
STAR EGG 星の玉子さま『STAR EGG 星の玉子さま』(森博嗣/文藝春秋/2004年11月刊/1,050円)........先日、書店で見かけ、購入しようかどうしようか考えていたのだが、昨日、この本の編集を担当した文藝春秋社の方からメールがあり、贈呈してくださるとのこと。森博嗣氏のサイトで、この本のプレゼント先を募集していることも、そこにぼくの名前が出ていたことも知っていたのだが、よもや、架空戦記作家のぼくのようなところには贈られてくるわけがない……などと思っていたところだったので、ちょっとビックリ。
 でも、1人でも多くの人に読んでもらいたいということで、印税ナシにして定価を下げることにした本でもあるので、なんだかタダでもらうのは申し訳ない気分。そこで1冊いただけるのはわかっていたが、別に自分で買って、こちらはクリスマスのプレゼントにすることに決めたもの。
 絵も内容も、とてもいい絵本です。哲学の世界ですね。

『工作少年の日々』(森博嗣/集英社/2004年12月刊/1,575円)........多彩な森氏の活動のなかで、もっとも羨ましく、かつ尊敬しているのが、この工作部門。これから読んで、はあ……とタメ息をつきます。

魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉『魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉』........昨日の日記に記述のとおり、映画を見てもストーリーがよくわからなかったため、この原作本を購入。

■最近、買った本
マンガ 確率・統計が驚異的によくわかる『マンガ 確率・統計が驚異的によくわかる』(ラリー ゴニック&ウルコット スミス/中村和幸・訳/白揚社/1995年12月刊/1,995円)........来年からスタートする大学の授業に備え、予習のために購入。まだ受講する科目は決めていないが、統計の授業はぜひとも受けたいと考えているため。

実践的ライター入門『実践的ライター入門』(松枝史明/PHP研究所/2004年12月刊/945円)........著書350冊。うち自分の名前で書かれた著書は20冊。残る330冊は、ゴーストライターや別名義で書かれた本ということか。職人的ライターとしては、まさにプロ中のプロといえる著者が解説する「本の書き方」の実践的ノウハウ。いい文章を書こう、うまい文章を書こう、といったレベルではなく、実際に1冊の本を書くために必要とされる取材や資料集めの手順が、惜しみなく、しかも確信に満ちた文章で、テキパキと述べられている。小説家志望の人も読んで損はない。重松清氏の例をみるまでもなく、こんな仕事も小説家になるための足腰を鍛えてくれることは間違いない。アマゾン風の評価なら★5つ!

「満州帝国」がよくわかる本 なぜ築かれたのか、どんな国家だったのか『「満州帝国」がよくわかる本 なぜ築かれたのか、どんな国家だったのか』(太平洋戦争研究会/PHP研究所/2004年12月刊/700円)........これから書く作品の基礎資料として購入。

『パチスロ必勝ガイドDVD PACHISLOT北斗の拳プレミア』
『奥義伝承!パチスロ北斗の拳 一獲千金特別号』
『奥義伝承!パチスロ北斗の拳 一発大逆転号』
 この3冊のパチスロ本は、パチスロの勉強のために買ったのだが、読もうとしても基礎知識の不足で、何がなんだかわからない。まるで知識のない状態でパチスロ初体験をしたらビギナーズラックで儲かってしまったのは、13日の日記に書いたとおり。


■最近いただいた本
信州・高原列車殺人号『信州・高原列車殺人号』辻真先/光文社文庫/2004年12月刊/560円)........辻真先先生の最新書き下ろしミステリー。スーパー&ポテトと並んで人気の瓜生慎が主人公のトラベルミステリーです。

『パンドラ (上)』(谷甲州/早川書房/2004年12月刊/1,995円)

『パンドラ (下)』(谷甲州/早川書房/2004年12月刊/1,995円)........「SFマガジン」に長期連載されていたハードSFを単行本化したもの。最近、ハードSFからは遠ざかっているので、腰を据えてかからないと……。

『サージャント・グルカ』(谷甲州/中央公論新社/2004年12月刊/1,050円)........1994年に角川書店からハードカバーで刊行された同題単行本のノベルス化。イギリス軍の尖兵として世界の戦場で活躍するネパール人の男たちがいる。本書は、グルカ兵と呼ばれる彼らの実態をえぐる戦場小説。ネパール在住経験があり、かつ、多数の戦記小説も手がける谷さんならではの作品。『燃える男』のような冒険小説好きなら必ず好きになれること請け合いだ。

STAR EGG 星の玉子さま『STAR EGG 星の玉子さま』(森博嗣/文藝春秋/2004年11月刊/1,050円)........森氏からのいただきもの。本日、早くも到着。内容は上記のとおり。

『大泥棒は名探偵!―ねずみ小僧次郎吉とタイムスリップ探偵団』『大泥棒は名探偵!―ねずみ小僧次郎吉とタイムスリップ探偵団』楠木誠一郎/講談社・青い鳥文庫/2004年12月刊/704円)........人気の「タイムスリップ探偵団」シリーズ最新刊。こんどは泥棒のねずみ小僧が活躍。お子さんへのクリスマスプレゼントにどうぞ!

12月22日(水)▼パソコン仕事で1日が終わる

 昼前に起きて、終日、パソコンに張りつく。自分のホームページのメンテナンスに、知人のサイトの日記ページ作成など。
 自分のホームページでは、blogに書きとめていた本の情報を、こちらの日記ページにもどす。blogは文章を書くのが面倒なため。
 買った本、もらった本が溜まっていて紹介しそこねていたが、これはAmazon.co.jpのアソシエイト・プログラム用のタグを自動作成してくれる「AsociateHelper」というソフトが不調になったため。Windows XPのセキュリティ関連の設定(たぶんJava関係)が何かぶつかっているようで、「右クリック」で開くショートカットメニューに登録した「フレームを新しいウィンドウで開く」も使えなくなっている。
「AsociateHelper」が使えなくなって不便をきたしていたのだが、このソフトの設定用に使われているファイルを自分のサイトに登録し、BookmarkからJavaScriptで呼び出す方法があることを知って、こちらを試してみたら、うまく使うことができた。設定用ファイルをカスタマイズして、なんとか使えるようになったので、また本の紹介を再開したというワケ。
 深夜は読書とPerlによるプログラム作り。
 1月からスタートするはずだったマンガの新連載は、週刊誌の別冊として発売されていた掲載雑誌が、評判がよく、売れ行きも好調なため、急きょ、独立した新雑誌として新創刊することになったため、こちらの連載開始も3月発売号からに延期。次のマンガを前倒ししなければ……。

12月23日(木)▼長い打ち合わせ

 午後遅く、最寄り駅ちかくの喫茶店で出版社の編集者と新刊の企画内容について打ち合わせ。こちらの著作なども持参し、本の狙い、内容などについての煮詰め。ひさびさに3時間ちかくも熱弁をふるい、疲労感を覚えながら帰宅し、夕食をとろうとすると、友人の女性マンガ家からパソコンについてのSOSの電話。それから1時間以上、電話でフォルダとファイルについて説明。CD−Rが焼けないトラブルについては、ちょっと見当がつかずパス。
 夕食後、新しい企画書を書くための資料読み。深夜、入浴後は、『Alex Zanardi: My Story』のつづき。この本が気にかかるため、ほかの本に集中できない。

■本日いただいた本

窓際の死神『窓際の死神』(柴田よしき/双葉社/2004年12月刊/1,575円)........多彩なジャンルの秀作を次々に発表する柴田よしきさんが挑んだ新ジャンル、ちょっとおしゃれな“寓話ミステリー”。この本の題名をつけるとき、ちょっぴりだけ柴田さんの相談にのったら、あとがきで謝意を表してくださいました。お気づかいいただき、申しわけありません。

ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 宗教紛争はなぜ終わらないのか『ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 宗教紛争はなぜ終わらないのか』(井沢元彦/徳間書店/2004年11月刊/1,575円)........湾岸戦争もイラク戦争も宗教戦争だ。あのアホバカ・ブッシュがなぜ支持されるのかも、宗教がキーポイントだ。多神教(と信じている)日本人には理解できない一神教の宗教のことが、目からウロコ状態で一気にわかる本。

12月24日(金)▼毎年恒例の石津嵐生誕記念パーティーへ

 正午に起床しメールのチェックなどしたあと、バスに乗って吉祥寺へ。毎年末恒例の石津嵐(磐紀一郎)さん生誕記念パーティーに出席のため。
 とりあえず吉祥寺で永井豪さんの新刊『豪 ― 波瀾万丈痛快自伝エッセイ』を探しにいったのだが、1軒目の書店で見つからず、2軒目の書店に移動して店内をウロウロしていたら、目の前で、全身黒ずくめ(黒のセーターに黒のズボン)で首からペンダントをさげた30歳前後のオシャレな男性が、柴田よしきさんの最新刊『窓際の死神』を手に取りレジに向かうのを目撃。自分の本ではないが、知り合いの本が売れる瞬間を目撃するのは目出度いことである。というわけで店を出たところで携帯電話を使い、柴田よしきさん主宰のメーリングリストにメールで報告(ぼくは、女性ファンがパソコン関連のトラブルに遭遇したときのお助け要員として参加)。
 永井さんの本が見つからないので、ほかに買いたい本もあったのだが、その前に読まなければならない本もあるので、買い物は文庫1冊にとどめ、中央線の電車で高円寺に移動。パーティーの開催時刻までには時間があったので、ハンバーガーショップに入って『Alex Zanardi』を読む。次の本が溜まる一方なので、少しでもページを進めようと必死……だが、洋書だと辞書を引く回数も多く、なかなか進まない。
 午後7時、近くの中華料理店でパーティー開始(出席者などはblogで)。
米陸海軍航空機操縦マニュアルDVD 二次会のあと、カミサンと一緒にノラやに寄り、あとから追いかけてきた石津組と交替して帰宅。電車とバスの中でもZanardiの本を読みつづけ、帰宅したらアメリカから、第二次大戦中の航空機操縦法を記録した映画のDVD(24枚)が届いていた。とりあえずカーチスP‐40の操縦法(これは軍人のパイロットが、市民パイロットに操縦法を教える構成になっている。しかもカラー)を見る。このDVDには、アメリカ国民向けと思われるの戦意昂揚映画「中国での第14航空軍物語」も入っている。これは、クレア・シェンノート将軍ひきいる「フライング・タイガー」が中心となった中国戦線での航空軍の活躍(主に通商破壊活動)を描いたもので、興味深い内容になっていた(右の写真)。

■今日、買った本
幻の漂泊民・サンカ『幻の漂泊民・サンカ』(沖浦和光/文春文庫/2004年11月刊/690円)........こんな本が出ていることを知らず、書店の店頭で見つけて衝動買い。サンカ(山窩)といえば多数のサンカ小説を生み出した三角寛氏が有名だが、1970年頃、編集プロ勤務時代に、埼玉県の奥にあった三角氏の別荘に泊めさせてもらったことがある。池袋にあった勤務先の隣が映画館の文芸座で、そこのマネージャーの紹介だった。文芸座のオーナーが三角氏で、その縁で、社員旅行を兼ねた一拍の花見旅行に、別荘を使わせてもらったのだ。それがきっかけでサンカに興味を持ち、古本屋で三角氏のサンカ小説を買い集めたこともあった。そんなことを思い出しながら、つい購入。

12月25日(土)▼マンガの準備とザナルディの本

 年末の週末のせいか、週末という気分はゼロ。
 来年早々に取りかかるマンガの台割りと資料がメールで届く。台割りはPDFで、資料はマンガで紹介する某レトロPCのエミュレーター。少しいじってみるが、ちゃんとBASICのプログラムが動く。さらに、このマンガで紹介する予定のオモチャも届くそうなので、それを待ってからネームに取りかかることに。
 ちょっと某所から依頼されたWeb上での予約システムをPerlで組む。別のサイトで運用中の自作プログラムを改造して使うことに……なんてことをしていたら、某出版社から表紙用イラストと読切りマンガの依頼。別の雑誌の連載スタートが延びたので、こちらを引き受けるかもしれない。とりあえず打ち合わせして詳細を聞いてみよう。
 風邪のせいで水泳もサボりっぱなしだったので、そろそろ復帰しようかと考えたが、土曜日で混雑していそうなのでパス。かわりにトレーニングウェアに着替え、さらに『Alex Zanardi』と電子辞書を抱えてウォーキングに出かける。30分ほど歩いて汗をかいたところでハンバーガーショップに飛び込み、コーヒーを飲みながら『Alex Zanardi』を読む。1時間ほど読み進めて、ああ、ついに2001年9月16日、ザナルディが両脚を失う事故のところまで来てしまった……。この先、読むのがつらいので、とりあえず、また徒歩で帰宅。メールの返事など書きつつ、また読書。本文369ページのうち、残り50ページを切った。この本を読了しないと次の本に取りかかれそうにない……。
 寝る前に、第二次大戦中にアメリカ陸軍が製作したノースロップP‐61「ブラックウィドウ」のフライトトレーニング映画をDVDで鑑賞。夜間戦闘機「ブラックウィドウ」の姿は、写真では、たびたび見ているが、動く映像で見るのは初めて。けっこう貴重な映像かもしれない。

12月26日(日)▼読書も第4コーナーをまわる

 この年末年始のあいだに読みたいと思っていた本が何冊かあったので、書店のサイトを検索してみると、目的の本は、いまだ入荷していないらしい。だったらアマゾンでいいやと、こちらに注文を出す。アマゾンは発売直後あたりまでは入荷までに日数がかかることになっているが、突然、24時間以内になったり、在庫があったりするようになるので、注文には少し慣れが必要。
 書店の在庫次第では、池袋のジュンク堂か新宿の紀伊國屋書店に行こうと思っていたが、出かけるのはヤメにして、『Alex Zanardi』と電子辞書を抱えて、隣の駅までウォーキング。書店に寄って店内を巡回し、目についた本を2冊ほど購入し、スタバに行って『Alex Zanardi』の読書。
 途中、両隣のテーブルのお客が入れ替わるが、いずれもテーブルで年賀状を書いていた。うちは、とっくにファイルができあがっているのに、住所録の更新をしていない。それがすまなければ年賀状の印刷ができないのだが、とりあえず『Alex Zanardi』を読み終えないと、次に進めない。
 店内が混雑してきたので店を出て、駅構内で讃岐うどんを食べ、電車で最寄り駅にもどり、ここで駅前の喫茶店に入って読書のつづき。『Alex Zanardi』は、もともとがイタリア語で書かれたものの英語版だが、イギリス版のためか単語のスペルも英国流で、辞書を引いても米語のスペルを指示されるものが多い。アメリカ版も10月の発売前から予約してあったのに、アメリカ国内での人気が高かったためか、こちらには、いまだ届かず。アメリカ人ドライバーの悪口も書いてある本なので、アメリカ版では、そんなところがどうなっているかも気にかかるところだが。
 喫茶店の閉店時刻が迫り、店内の清掃がはじまったので、そそくさと帰宅し、メールで届いていた楠木誠一郎さんのサイト用の日記と新刊案内のデータを更新。その後、また朝まで読書。
 事故を起こしたザナルディは、事故現場で片脚がない状態で、ヘリコプターで運ばれたベルリンの病院で残る脚も切断。病院に着いた時点で身体に残っていた血液は10パーセントほどで、生存できたのが不思議なほどだった。それでもザナルディは、持ち前の楽観主義で、繰り返される手術やリハビリを乗り越え、ついに義足で立って歩けるようになる。最初に義足で歩いてファンの前に姿を見せたのは、事故を起こしてから半年も経っていない2002年初め、イタリアの人気レース週刊誌「アウトスプリント」のイベントに参加したときのこと。このときの写真が日本の「東京中日スポーツ」に掲載されたのを見たとき、反射的に涙が込み上げてきたが、実際には、まだかなりのリスクがある状態だったようだ。
 7月にはトロントのCARTレースに出かけ、コントロールタワーでスタートのグリーンフラッグとゴールのチェッカーフラッグを振り、北米のファンをも感動させる。そして残るは最終章「The Race Completed」。2001年のレースで走り損ねた残り13周をインディカーで走るのだ。ここで眠気に負けてダウン。

■今日いただいた本

巴御前『巴御前』鈴木輝一郎/角川書店/2004年12月刊/1,890円)........ネットでも人気の鈴木輝一郎さんの最新作で、日本のジャンヌ・ダルクと称される巴御前の物語。概略しか知らない時代の話なので、読むのが楽しみ。

■今日買った本

司馬遼太郎が考えたこと 1 1953.10〜1961.10―エッセイ (1)『司馬遼太郎が考えたこと 1 1953.10〜1961.10―エッセイ (1)』(司馬遼太郎/新潮文庫/2004年12月刊/700円)........著者が、まだ有名になる前、新聞記者時代、新人作家時代に書かれたエッセイなどを集めた本。直木賞受賞作の『梟の城』が好きだったので、その頃、どんなことを書いていたのだろうと興味を持って購入。素朴な印象を受ける文章が多く、また、正直で、はっと気づいたら、ほとんど読了していた。


実戦 小説の作法『実戦 小説の作法』(佐藤洋二郎/NHK出版・生活人新書/2002年5月刊/)........仕事の資料として購入。次の仕事のために、この手の本を片っ端から読んでいるところ。この本は、「いい小説」を書くためのガイドブックで、きわめて良心的な内容となっている。でも「おもしろい小説」の書き方を解説した本は、日本では皆無に近いなあ……。

12月27日(月)▼『Alex Zanardi』読了

 昨夜は本を読みながらCNNで、ずっとインドネシアの地震と津波のニュースを追っていた。日本のテレビは深夜も通常番組ばかりで、ニュースが伝えはじめたのは午前5時のニュースからだった。
 朝までニュースを見ていたせいで、起床は昼前になってから。
 今日は何がなんでも『Alex Zanardi』を読み終えようと、なぜか『仮面ライダー』のトートバッグに本と電子辞書を詰めて、西武新宿線の最寄り駅まで歩き、喫茶店で読書開始。レースシーンなら知っている単語がほとんどなので、電子辞書を引く回数も少なくてすむのだが、両脚を失ったザナルディがリハビリや義足について語るシーンでは、医学用語などが増えるため、どうしても辞書を引く回数が増え、読むのも遅くなる。わからない単語は飛ばして読んでも大意は掴めるのだが、今回は、きっちり隅々まで理解したいという思いがあった。そのため、意味を知っている単語でも、文脈が掴みづらいと、別の意味があるのではないかと、辞書を引き引き読んできた。
 読みはじめたのが11月19日だから、もう1ヶ月以上もかかって読んでいたことになる。途中、仕事もあれば、他の本を読んでもきたが、このところは、この本が気になって、ほかのことは手につかなくなっていた。
 喫茶店で読み、電車で移動しつつ読み、野方のハンバーガーショップで読み、バスで移動しつつ読み、高円寺駅前の喫茶店で読み……午後8時、ついに読了。両脚を失う事故を起こしたレースから2年後の2003年9月、同じドイツのトラックで、手でアクセルの操作ができるよう改造されたインディカーに乗り、走り残した13周を走りきったところで本は終っているのだが、両脚を失っても前向きに生きることをやめないザナルディの生き方に、安っぽい言い方だが、心の底から感動した。彼が何度も述べているように、この生き方は、生来の(母の血を引いているという)楽天的な性格から来たものらしい(たぶんイタリア人気質でもあるのだろう)。
 この本が翻訳されたら、レースでの大クラッシュで全身火傷を負い、生還を果たした太田哲也選手の『クラッシュ―絶望を希望に変える瞬間』と双璧の本になるだろうになあ……と思ったりもする。うーん、どこかで翻訳やらせてくれないかなあ。翻訳そのものの能力は怪しいけれど、F1やCARTのバックグラウンドについては、よく知っているつもりだし。とりわけザナルディがCARTで2年連続のチャンピオンを獲得した頃は、ぼくはCSの「スポーツi・ESPN」で放映されていたCARTレースの録画中継でテレビ解説者もつとめていて、シリーズもずっと追いかけていたしなあ……。でも、やっぱり餅は餅屋にまかせるのが正解だろうなあ。
 とりあえず大部の英語の本を読み切ったことにも満足して、ひとりで焼鳥屋に入ってビールで乾杯。その後、2軒ほど寄り道して電車と深夜バスを乗り継いで帰宅。ああ、これで次の本が読めるぞ。

■今日、読み終えた本

Alex Zanardi:My Story『Alex Zanardi: My Story』(Alex Zanardi, Gianluca Gasparini/Haynes Group/2004年9月刊/3,340円)........(イギリスのAmazon.co.ukでの感想など)


■関連図書

Alex Zanardi『ALEX ZANARDI -- My Sweetest Victory』(Alex Zanardi & Gianluca Gasparini/Bentley Pub/2004年10月刊行予定/2,268円)........『Alex Zanardi: My Story』のアメリカ版。まだ届かない……。(アメリカのAamazon.comでの感想などチャンプカー・ワールドシリーズ(旧CART)での書評

クラッシュ―絶望を希望に変える瞬間『クラッシュ―絶望を希望に変える瞬間』(太田哲也/幻冬舎文庫/2003年5月刊/600円)........雨の富士スピードウェイで開催されたGTレースで、火災事故に遭い、全身火傷を負って生死の境をさまよいながら、ついに生還を果たすまでを綴った魂のドキュメント。「クラッシュ」というタイトルは、事故のことだけでなく、著者が生まれ変わったことをも示している。ご本人は当然ながら、家族、とりわけ夫人の強さ、チャーミングさが際立っている。

リバース―魂の戻る場所『リバース―魂の戻る場所』(太田哲也/幻冬舎/2003年6月刊/1,680円)........『クラッシュ』の続編。『クラッシュ』を読んだ人の必読書。

『デッドヒートは終わらない』(一志治夫/講談社/1992年8月刊/1,325円)........1990年、F1日本グランプリ直前、ヘリコプター事故で右腕を失ったが、縫合手術に成功し、ドライバーとして復帰するアレッサンドロ・ナニーニの事故から復活まで――とりわけマイクロ・サージュリーと呼ばれる神経の1本1本をつないでいく手術を中心とした医療を詳細に書いた本。著者の一志氏は、単行本デビュー作『たった一度のポールポジション』を上梓したあとイタリアに留学したが、その経験が、『デッドヒートは終らない』の執筆にもつながったのではないか(その後、サッカーに向かったのも……)。

F1 一瞬の死―F1専属医が見た生と死の軌跡『F1 一瞬の死―F1専属医が見た生と死の軌跡』(シド・ワトキンス著/小川秀樹&阪上哲・訳/WAVE出版/1997年11月刊/1,995円)........1996年にイギリスで出版されたF1専属ドクター、シド・ワトキンスのの翻訳。原書では、各サーキットでの安全対策マニュアルもあったが、翻訳版では削除されていた。オフィシャルをしている人たちにとっては、こちらの資料も翻訳されていたほうが、役に立ったことだろう。

12月28日(火)▼英語の本の反動

 読みはじめてから1ヶ月以上もかかっていた『Alex Zanardi』を読了したせいもあってか、日本語の本に餓えていたようなところもあって、起きたらAmazonから届いていた本に、さっそく飛びつく。
 まず読んだのは楽しみにしていた永井豪さんの自伝『豪 ― 波瀾万丈痛快自伝エッセイ』。永井さんが石ノ森章太郎先生のアシスタントをしていた時代、「少年マガジン」に100ぺージ読切の『鬼』を描いていた頃など、ちょっとすれ違ったこともあって、ニヤニヤしながら一気に読了。
 夕方、読切りマンガの打ち合わせのため、最寄り駅前の喫茶店まで自転車で出かける。編集者2名と2時間ほど打ち合わせ、内容の方向性を決める。
 帰宅し、夕食をとったあとは、『踊るコンテンツ・ビジネスの未来』に取りかかり、こちらも一気に読了。
 深夜は日本テレビで映画『忠臣蔵 四十七人の刺客』を見る。先日、NHKの「金曜時代劇」で終了した『最後の忠臣蔵』の前編にも当たる物語。「金曜時代劇」のほうは、原作に忠実でありながら、最後の最後で原作とは異なり、涙を流すタイミングを逸してしまった。『四十七人の刺客』に、おかるの役で出た宮沢りえに、おかるの娘役を演じさせた映画版の続編を作ってほしいなあ。

■今日、届いた本

豪―波瀾万丈痛快自伝エッセイ『豪―波瀾万丈痛快自伝エッセイ』(永井豪/講談社/2004年12月刊/1,890円)........日記中に記載したとおり。永井豪ファンなら必読。マンガ史的にもトキワ荘時代以降のマンガ家の歴史が、ようやく語られはじめたって感じかなあ。本宮さんあたりも含めてだけど。ぼくあたりが最後のフリーの世代で、そのあとは専属マンガ家の時代になってしまうため、マンガ家にもおもしろいエピソードがなくなっちゃうんだよね。
 あ、本宮ひろ志さんで思い出した。『豪』の冒頭に書かれている永井さんのお父さんの豪快なエピソードは、本宮ひろ志さんのマンガを読んでいるような感じ。「ヤングジャンプ」あたりで、永井豪・原作、本宮ひろ志・マンガで連載すれば、ヒットまちがいなし!

踊るコンテンツ・ビジネスの未来『踊るコンテンツ・ビジネスの未来』(畠山けんじ/久保雅一/小学館/2004年12月刊/1,800円)........製造業が中国をはじめとするアジアに移転し、資源のない日本が輸出できるものといえば、アニメやゲームを中心としたコンテンツビジネスしかなくなってきた……というわけで、これまで文化庁(文部科学省)マターだったコンテンツビジネスが、産業経済省が中心となり、文化庁に内閣府も巻き込んだ一大プロジェクトになってきて、要するに政府がアニメやゲーム産業のバックアップをしよう……ということになってきた。
 以前、海外諸国、とりわけアメリカから「護送船団方式」と揶揄されたように、日本は、鉄鋼に自動車に半導体……といった産業が、政府の後押しで海外に進出していったのだけれど、こんどはアニメやゲーム、あるいは映画で同じようなことが起こるらしい。この本は、コンテンツビジネスの勝ち組ともいえる人たちへのインタビューと、政府の支援体制について解説した本だけれど、ちょっと全体に歯切れが悪いような印象が……。
 同じ畠山・久保コンビで書かれた『ポケモン・ストーリー〈上〉』では、ポケモンの作り手たちのポケモンに対する愛と熱気が伝わってきて、感動的に読むことができたが、こちらは政府の政策に沿って書かれた……という印象があるせいか、また、勝ち組中心で、経産省の調査でも問題になっているアニメ業界の過酷な下請けシステムといった負の部分には光が当たっていないせいか、なんだか話がうますぎる……という印象が拭いきれない。小数のメガヒットを出した勝ち組が脚光を浴びる陰では、死屍累々でもあるはずなのだ……。

大空の覇者ドゥリットル (上)『大空の覇者ドゥリットル (上)』(加藤寛一郎/講談社/2004年12月刊/1,995円)........ドゥリットルというと日本では1942年の日本本土空襲を指揮したパイロットとしてしか知られていないが、アメリカでは、それ以前から、航空レースや数々の飛行記録によって名前を知られた空の英雄だった。そんな経歴は洋書か海外のインターネットサイトで詳しく紹介されているが、日本語で書かれたものは少なかった(拙作の架空戦記小説では、たびたび紹介しているが……)。しかも加藤寛一郎氏の著作ときては、内容の大半は知っていても、もう買うしかない。

大空の覇者ドゥリットル (下)『大空の覇者ドゥリットル (下)』(加藤寛一郎/講談社/2004年12月刊/1,995円)

12月29日(水)▼ふぐを食べる

 昨日、カミサンの身内が入院したため、午後からクルマで見舞いに行く予定だったが、雪のため明日に延期する。
 高齋正さんから頼まれていた高齋さんの小説作品をPDF化し、高齋正ファンサイトの管理人さんに送付。
 年賀状用の住所録データを打ち直したあと、夕方、吉祥寺までカミサンとバスで出かけ、予約してあったふぐの店へ。カミサンの誕生日祝い。カミサンはアルコールがまるでダメなため、こちらがひとりでビール&ひれ酒。ふぐのフルコースで満腹になり、アルコールも適度にまわって眠くなったため、そそくさと帰宅しテレビを見ながら1時間ほど居眠り。
 深夜は、NHK−BS2で『大いなる勇者』と『荒野のガンマン』の西部劇2連発。『荒野のガンマン』は、サム・ペキンパーの監督作品なのに、ペキンパーらしさが出ていない。まだ初期の作品のせいだな、きっと……なんてことを考えながらAmazonをチェックしたら、ペキンパーの『ワイルドバンチ』のDVDが1,575円だった。ただし「ディレクターズ・カット版」というのが不安。編集をまかされると冗長になる悪癖があるからだ。『戦争のはらわら』みたいに。

■関連DVD
荒野のガンマン『荒野のガンマン』
大いなる勇者『大いなる勇者』
ディレクターズカット ワイルドバンチ 特別版『ディレクターズカット ワイルドバンチ 特別版』
戦争のはらわた〜Cross of Iron〜『戦争のはらわた〜Cross of Iron〜』

■今日、届いた本
点と点が線になる日本史集中講義『点と点が線になる日本史集中講義』(井沢元彦/祥伝社/2004年6月刊/1,470円)........著者の井沢さんからの贈呈本。歴史がつまらなくなってしまうのは、学校の授業で「点」でばかり歴史を学ぶからだ、という主張は、まさにそのとおり。歴史は連続すると、すごく面白くなる。
(ほかに楠木誠一郎さんから最新作『吸血鬼あらわる!』を贈っていただいていますが、Amazonへのデータ登録がすんでから紹介させていただきあます)

12月30日(木)▼餅、もち、モチ……

 昼過ぎから遅ればせの大掃除。居間に積みあげた本の整理をはじめたが、午後、昨日入院したカミサンの身内を見舞いに病院へ。病院の売店が年末で閉まっているため、細々としたものを近所のスーパーまで買い出しに。やはり見舞いにきたカミサンの姉さん夫婦や義理の母と一緒に、帰途、夕食。
 帰宅後、友人のマンガ家夫婦の家に出かけ、田舎から届いたというお餅と野菜をもらう。帰途、注文してあった餅を受け取りにいき、さらに、山梨まで餅つきの手伝いに行っていた娘を駅でピックアップ。こちらも土産は餅。しかも、つきたてのアンコロ餅にキナコ餅までついてきて、この餅で夜食。なんだか餅だらけの1日であった。
 満腹になったところで深夜、NHK−BS2にて映画『アウトロー』を鑑賞。マカロニ・ウェスタンで人気者になり、アメリカに戻って『ダーティハリー』をヒットさせたイーストウッドが、男の臭いを振りまいていた頃の作品。よそ見をしていたせいで、最後にちょっと混乱をきたしたが、ネットでストーリーを確認して納得。これで安心して寝られた。

12月31日(金)▼吹雪の中を買い出しに

 昼前に起床し、仕事に使っていた居間の掃除。2畳ほどのスペースに資料用の本を山積みにしてあったものを取り崩し、必要なものと不要なものに分けて整理。ところが午後になると外は雪。
 ひどくならないうちにとクルマで買い出しに出かけるが、一番ひどい時間に出かけてしまったらしい。チェーンのないクルマが滑る滑る。オートマ車でもマニュアルモードがあるので、1速、2速あたりで慎重に走り、なんとか無事に帰宅。
 本の整理は一時中断して、家の周囲の雪かき。あっというまに腰が痛くなる。
 夕食は大晦日恒例のすき焼き。ビールを1本飲んだら眠気でダウン。1時間ほど居眠りしたあと、紅白歌合戦を見ながら本の片づけ。年を越した午前2時に、なんとか片づく。そういえば、年賀状を印刷してなかった。こちらは元旦の作業だな。
 RSSリーダーで巡回しているBBCのニュースに、早くもパリダカ第1日目の速報が。なんと今年は、アメリカの暴れん坊将軍((C)すがやみつる)ロビー・ゴードンがフォルクスワーゲンで出場し、1日目のスペシャルステージで、三菱の増岡をおさえてトップ。もともと砂漠を走るオフロードレース出身で、その後、IMSA‐GTとの掛け持ちで大活躍。さらにCARTインディカーのレギュラーとなり、現在は、ストックカーのNASCARネクステルカップで活躍中。しかも毎年インディ500だけはスポットで出場しているが、オフロードでもサーキットでもオーバルトラックでも、オフロード・トラックでもハコのレーシングカーでもオープンホイールのフォーミュラカーでも、何でもござれのスーパーマン。しかも腕と度胸でドライブするような荒っぽいところが魅力でもある。今年のパリダカ(正式には「テレフォニカ・ダカール・ラリー」といい、スペインのバルセロナがスタート)は、ちょっと面白くなりそうだ。


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