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  • 03年12月上旬の日記

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    12月01日(月) 資料読み

     だらだらしながら、ひたすら資料を読む。

    12月02日(火) 資料読み

     今日も変わらず資料読み。架空戦記の続編の準備も開始。夜、フィットネスクラブで水泳800メートル、ウォーキング500メートル。最近、水泳で体重が減らなくなってきた。

    12月03日(水) 資料読み

     今日もまた資料読み。水泳で体重が減らないので、深夜、久々にウォーキング。1時間ほど早足で歩き、汗びっしょりになってコンビニに寄り、アイスモナカを買ってしまう。ついでに「ビッグコミック・オリジナル増刊」(時代歴史コミック特集)を購入。表紙も描いている一ノ関圭氏の「鼻紙写楽」を読むため。帰宅し、風呂に入って汗を流し、アイスモナカを食しつつ「鼻紙写楽」を読むが、え、これで完結……? 線のタッチもフェルトペンみたいな感じになってきて、ちょっと大味な感じが。「茶箱広重」のような作品を期待していたのに……。

    12月04日(木) 資料読み

     今日もひたすら読書。夕方、伸びた髪がうるさくてしかたがないので理髪店へ。その足で中華料理店で中華丼の夕飯をとり、古書店めぐりをして本を数冊買ったあと、喫茶店でコーヒーを飲みながら読書。その後、フィットネスクラブに寄って水泳500メートル&ウォーキング500メートル。運動が連チャンなので水泳は控えめにしておく。帰宅後、Linuxのお勉強。

    12月05日(金) 福祉事務所へ

     睡眠4時間で午前中に起床し、カミサンと共に一緒にクルマで区の総合福祉事務所へ。ここで待ち合わせた友人と一緒に、8月に脳出血で倒れた元アシスタントの漫画家の件でお願いごと。倒れてから4ヶ月。なんとか少しはいい方向に動きはじめたような気配。この件で来週も司法書士さんやら病院やらに出向かないといけない。帰宅後、関連の情報をネットで調べているうちに、あっというまに夜。1日が短い。
     夜、日本テレビで映画「オーロラの彼方へ」を鑑賞。2000年に公開された作品で、30年前に死んだはずの父と息子が、アマチュア無線で30年の時空を超えて交信するというもの。うちにも試写会の招待状が届いたのだが多忙で行けず、劇場で見ようと思っていたら、あっというまに終わっていた。試写会の招待状は、たぶんぼくがアマチュア無線の免許を持ち、アマチュア無線の入門書(1985年初版で、いまだ増刷中)も書いていることから送られてきたのだろうが、ぼくがハムだったということは、どこで調べたのだろう? オーロラが出る日は電波が乱れるというのは、つい先日、太陽活動が活発になっったとき、低緯度でもオーロラが現われると同時に電波や電力関係に異常が出ると注意が出たばかりで、ひょっとしたらテレビ放映はタイミングがよかったのかも。
     ストーリーはSFでいえばタイムパラドックスものだが、通常、タイムパラドックスものといえば、改変された歴史をいかにして元に戻すかがドラマになるものと決まっている。そのようなSFの常識を考えると、かなり変わったストーリー。思わず「え、これで終わりなの?」と口をアングリ。

    12月06日(土) ハードに水中ウォーキング

     午前中に起床し、資料の整理。はたと気がつくと、いつのまにかケーブルテレビの「チャンネルNECO」で渡哲也主演の「無頼」シリーズ2本を見てしまっていた。太田雅子(梶芽衣子)も出てくれば、芦川いづみも出てくる。ああ、芦川いづみ……。いま見てもきれい……とウットリ。芦川いずみは、このシリーズにもチンピラ役で出演していた藤竜也と結婚して芸能界から引退したが、その関係で、藤竜也が「時間ですよ」でブレイクしたときは、ケッという気分で見ていたのでありました。最初に「芦川いづみってきれいな女性だなあ……」と意識したのは、リアルタイムで見ていた石原裕次郎主演の「陽のあたる坂道」(石坂洋次郎・原作)だったんだけど、げ、この映画が公開されたのは、おいらが満7歳のときではないか! ひょっとして小学2年生のとき? えらくマセてたんだなあ……。
     今日は宅配便が何度も届く。家族が留守のため、おちおちとトイレにも入っていられない。今日とどいた荷物のなかで最大のものは、1/8サイズ(全長50センチ)のF1マシン。ラジコン(※)で動くオモチャで、モータースポーツ大賞受賞を記念して、友人の女性マンガ家さん2名が贈ってくれたもの。諸権利の関係か、正体不明のF1マシンになっているところがおかしいが、豪華すぎて走らせるのももったいない。他のミニカーやモデルカーと一緒に、部屋に飾っておこう。
     夕刻、寒いのに暖房も入れずにテレビを見ていたせいか、身体がコチコチに硬くなる。肩凝りもひどいので、夕方からフィットネスクラブへ。水泳を控えめにして水中ウォーキングを多めにと思い、最初に200メートルだけ泳いだあと、いつもの倍の1000メートルをウォーキング。さらにそのあと、水泳をたぶん600メートル以上。これでも体重は500グラムくらいしか減らない。最近、1メートル泳ぐと1グラム減るという原則が崩れて焦っています。
     帰途、100円ショップで買い物をしたあと、モスバーガーでハンバーガーを食しつつノートパソコンで架空戦記の原稿。勢いがついたところで帰宅すると、とある問い合わせメールを出していたカリフォルニアの男性から待ちかねていた返信。これで来週には、いくつか抱えているうちの懸案がとつかたづきそうだ。(※=「ラジコン」は増田屋コーポレーションの登録商標ですが、一般名詞として扱っても問題はないようです。この会社が太っ腹でなかったら、「ラジコン探偵団」というマンガも題名がちがっていたことでしょう)

    12月07日(日) 深川丼&もんじゃ焼きアゲイン

     午前9時に起床。午前10時半、カミサンにクルマで駅まで送ってもらい、西武新宿線&地下鉄東西線経由で日本橋まで。目的地は東京駅だが、あとで東西線を利用する関係で、日本橋を利用した場合の東京駅までの距離を測る。日本橋駅からは地上を歩き、東京駅までは5分ほど。これなら大手町の方が近いかな。
     東京駅では名古屋から新幹線で到着した太田忠司さんと待ち合わせ。太田さんを八重洲北口の新幹線専用改札口で出むかえ、こんどは地下街を抜けて大手町へ。ここから向かったのは、2週間前、カミサンと探検に出かけた門前仲町。前回と同じ六衛門に太田さんを案内し、深川丼をいただく。入ったときは他に2人しか客がいなかったのに、あっというまに満杯に。
     そそくさと食事したあとは深川不動尊と富岡八幡宮をまわり、どちらでも賽銭を投げて作品のヒット祈願。
     つづいて門前仲町からバスで両国に移動し江戸東京博物館で待ち合わせたファンタジー作家の妹尾ゆふ子さん、SF作家の谷甲州さんと合流し、常設展示と企画展示(平賀源内展)を見学。帰途、携帯電話をロビーの椅子の上に置き忘れ、あわてて取りに戻るハプニングもあったが、なんとか無事に見学会を終了し、本日のメインイベント会場である月島のもんじゃ屋さんに都営地下鉄大江戸線でGO!
     月島もんじゃストリートで入ったのは、2週間前にカミサンと偵察しておいた夢や。ここでマンガ古書収集家の江下雅之さん、マンガ家のたらさわみちさん、同じくマンガ家の水樹和佳子さんと合流し、いよいよ、もんじゃ焼き大会の開始。いちおう、すがやのモータースポーツ大賞を祝うのが名目のため、プレゼントをいただいたり、乾杯をしたりのセレモニーがあったが、すぐにメインイベントのもんじゃ焼きに。
     水樹さんがインターネットで発見したお店だが、経営者ご夫妻も非常に感じがよく、あとから入ってきたお客さんたちも、皆さん、常連さんという感じ。味、雰囲気ともよく、観光地風な客引きをしている店とは一線を画している感じ。もんじゃ焼きに富士宮やきそば、そして、お好み焼きとフルコース(?)を満喫したあと、有楽町線で有楽町へ。有楽町線経由で帰宅するたらさわさんと妹尾さんを見送り、飛行機で帰宅する谷さんをJR有楽町駅で見送り、名古屋まで帰宅する太田さんの新幹線発車時刻までゆとりがあったので、江下さん、水樹さんも一緒に近くのコーヒーショップでお茶しながら歓談。
     有楽町駅から乗ったJR山手線の電車内で解散し、こちらは神田駅から中央線に乗り換えて高円寺へ。津軽三味線のイベントが終わったばかりのノラやに寄り、焼酎のお湯割りで締める。万歩計の数字は15,900を記録してました。

    12月08日(月) 海外への送金はむずかしい

     午前中に起床し、病床にある元アシスタントの件であちこちに電話で問い合わせ。午後、その件と海外への為替送金のために近所の郵便局へ。しかし、印鑑を忘れて取りにもどったり、送金用書類の書き込みに失敗したりで、時間がないこともあって、用紙を自宅に持ち帰って記入することに。送金の手続きは明日になる予定。
     しかし今日はメールが多かった。1日中、返事を書いていたような気がする。

    12月09日(火) ジェフ・クロスノフ奨学基金へ寄付

     午前中に起床し、昨日、送りそこねた海外送金の手続きをしに最寄りの郵便局へ。実はこれ、モータースポーツ大賞でいただいた賞金を有効活用したいと考え、一部を寄付することにしたもの。その寄付先のひとつが1996年にトロントの市街地レースで事故死したジェフ・クロスノフの名前を冠したJeff Krosnoff Scholarship Fund(ジェフ・クロスノフ奨学基金)。大学進学を希望する高校生者(毎年1名)に対し、1万ドルの奨学金を贈る基金で、レース関係者が提供するレースアイテムのオークションや、チャリティゴルフで集められた資金が基金の原資となっている。奨学金を希望する高校生は、エッセイを書いて送り、審査を受けることになっている。贈呈式は、毎年、CARTロングビーチGPの週末に開催されているとのこと。
     送金したことで少し肩の荷がおりてホッとしながら郵便局から帰宅し、昼食後は、カミサンとともに、脳出血で倒れた元アシスタントの諸手続の手伝いと見舞いを兼ねて大塚の病院へ。友人のマンガ家夫妻も一緒。病院のソーシャルワーカーさんが、これまでこんな例を見たことがない、というほどに回復していて、こちらもビックリ。ただし左半身は、まだピクリとも動かない。それでも動く右手で何とか必要な書類にサインをもらう。
     友人夫妻とは池袋で別れて帰宅。明日も外出しなければならない。
     夜、背中がゾグゾグ。ヤバイ、風邪を引いたかな?

    ■今日、いただいた本

    『ウイルスバスター2004インターネットセキュリティ徹底活用マニュアル』(武井一巳/メディアテック出版/2003年11月刊/1,980円)......ウィルスが不安な方はぜひ。

    12月10日(水) 背中ゾグゾグの落語会

     午前中に起床すると身体が熱っぽい。体温を測ると37度6分。やっぱり風邪だったか。
     とはいえ、これくらいの熱だと熱のうちに入らないので、そのまま倒れた元アシスタントの事務手続きの手伝いをするため、カミサンと一緒に西武池袋線で練馬高野台へ。友人のマンガ家夫妻と待ち合わせ、不慣れな事務手続きを完了し、ここでも少し肩の荷が下りる。友人のマンガ家夫人と、うちのカミサンは、その足で連れだって汐留まで劇団四季の芝居見物。こちらは友人の仕事場に寄ってコーヒーをご馳走になって帰宅。マンガ家の仕事場らしい仕事場で、つい書棚の資料などをシゲシゲと見てしまう。
     あちらも仕事があるので、早々に失礼し、富士見台から帰宅。途中、中華店でネギラーメンの朝食兼昼食。帰宅後、風邪を引っ込めるために少し寝る。
     午後4時に起床し、西武新宿線で沼袋まで。ここからタクシーで中野のブロードウェイに向かい、「まんだらけ」でオークションカタログ雑誌の「まんだらけZENBU」最新号を購入。数日前、このカタログに掲載されている「石森章太郎原画」が、ぼくが描いたものではないか……とのメールが届いていたのだが、それが本当かどうはか、現物を見ないとわからない。1冊1,500円なりのカタログを買うと、あじゃま、この絵は、ホントにボクが描いたものではないか(この件については「漫画原稿を守る会」メイン掲示板(#672)に掲載していますので、そちらをご覧ください)。
     ビックリしつつもカタログには懐かしいマンガがいっぱい載っていて、つい見とれてしまう。しかし、どれも値段が高いなあ……というのが実感。
     中野からJR中央線で新宿に移動し、芝居見物を終えたカミサンと合流。お歳暮の手続きなどをして、JR山手線で原宿へ。ここから地下鉄千代田線で赤坂に移動し、赤坂ノートの「あかさか落語のーと『〜ネタ出しバトルvol.1〜』」へ。今日の出演は、入船亭扇辰さん(「ねずみ」「厄払い」)と鈴々舎わか馬さん(「御神酒徳利」「小町」)。古典の人情噺を楽しむことができました。
     打ち上げにも参加して、電車を乗り継ぎ帰宅したのは午前0時すぎ。熱が下がらず、いよいよ、本格的な風邪の気配……。
    ■今日、いただいた本

    『囁く百合』太田忠司/富士見書房・富士見ミステリー文庫/2003年12月刊/500円+税)......大人気「レンテンローズ・シリーズ」第3弾。
    ■今日買った本
    『平賀源内捕物帖』(久生十蘭/朝日文芸文庫/1996年1月刊/699円+税)......講談調の時代小説のお勉強に。

    『GALS PARADAISE 東京モーターショーコンパニオン』(三栄書房・SAN-EI MOOK/933円+税)......とくに東京モーターショーのコンパニオンを見たいというわけでなく、いまどきのレースクイーン事情を知りたくて。何のためにかはナイショ。

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