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カラーマンガ４Ｐ分のネームに取りかかる。わりと手慣れた内容なので、さほど時間はかからずネームは完成。夕方、ＦＡＸで送信。
架空戦記新シリーズ『風濤の艦隊』第１巻のゲラ前半が届き、さっそく赤入れ。装丁のイラストや本文のさし絵も１枚完成するごとに、メールで届く。これまでにないタイプのイラストなので、評価が楽しみ。しこしこと赤入れ。
ゲラの残りが昨日のうちに送られているはずなのに、なかなか到着しない。短い睡眠時間で起きたのに、なんだか空振りした気分。午後、ひどい夕立となるが、その間に昼寝。夕方、チャイムの音で目が覚めると、やっとこさ宅配便でゲラが到着。ゲラを持って外出し、喫茶店で赤入れ。ついでに書店と古書店めぐりしたついでに高円寺まで足を伸ばす。ちょっと睡眠時間が足りないため、たまには寝酒を……という魂胆。帰りは深夜になったが、ビールのカロリーを消費すべく歩けるだけ歩くことに。今月、体重が３キロほど減ったのだが、これはビールと夜食をやめたのが効いているはず。結局４キロほど歩いてタクシー代を半額に節約した。
連日、睡眠が３〜４時間で、さすがにヘロヘロだったが、昨夜、思いきってビールを飲みに出かけたせいで、今日は久しぶりに８時間の睡眠がとれた。
そのせいかゲラも快調に進み、夕方には完了……と思った直前、ネットでニュースを見ていると、なんと、ニューヨークで宗美齢が105歳で死去のニュースが。宗美齢は有名な宗三姉妹の三女で蒋介石夫人として外交面で活躍。有名な航空義勇軍フライング・タイガーの創設にも関わった女性で、いま赤入れをしているゲラにも重要な役割で出演中。実は、まだ存命していたとは知らず、さすがにビックリ。少し宗美齢に関する文章をゲラに追加。
西安事件で蒋介石が張学良に捕えられたとき、女性の身でありながら西安に乗り込み、夫を解放するよう交渉した女傑でもあるが、このとき交渉した張学良も、一昨年、100歳で死去したばかり。そういえば『旭日のＧＰ』に登場してもらった第２次大戦前のドライバー、マンフレット・フォン・ブラウヒッチュも、今年２月に97歳で死去したばかり。うっかりしたことは書けないなあ……と肝に銘ずる。『旭日のＧＰ』では本田宗一郎氏まで歴史上の人物として活躍してもらっているし……。
夕食前にフィットネスクラブに出かけ、水泳600メートル、ウォーキング500メートル。帰宅後、漫画原稿を守る会のファイル更新。
午前中に起床しメールで届いていたマンガのネームのチェックをもとに、２コマほどネームの修正。ラフをもとにPageMakerでコマ割りし、ネームを流し込む。1.25倍の拡大率でレーザープリンターを使ってコマ割りとネームをプリントアウト。この用紙に人物と背景の下絵を入れ、ペンを入れる。度の強い老眼鏡をかけて前のめりで仕事するせいか、目が疲れ、腰が痛む。
夕方、家族も留守だったので、最寄り駅まで出かけ、駅構内のそば屋で食事。つい最近まで越後そばの店だったのに、同じそば屋ながら店が変わっていた。でも中のテーブルの配置などは同じ。掻き揚げそばを頼むと、大きなソフトボールほどの掻き揚げの天麩羅が……で、でかい！ 寄せて揚げてを繰り返し、こんなに大きな掻き揚げにしたらしいが、丼のなかにまとめて入れるとそばを食べる邪魔になりそう。そこで掻き揚げを箸で割って、丼のつゆにひたして食べる。それにしてもボリューム満点で、店を出たとたんに、ついゲップ。そのままプールに出かけたが、泳いでいる最中も、またゲップ。水泳は800メートル、ウォーキング500メートル。帰宅後、深夜までかかってマンガのペン入れを完了。
午前中に起床。カミサンにペン入れの終わった原稿の消しゴムかけを頼み、終わったものからスキャナーでパソコンに取り込む。グレースケールで取り込んだものをモノクロ２進に変換し、まずはホワイトとゴミ取り。つづいて色を塗っていく。
途中、ケーブルテレビのスカイスポーツで全日本ＧＴ選手権のオートポリス戦をライブで観戦。成績によってウエイトを積んだり降ろしたりするルールのため、最後の最後になって、わざと順位を落とすドライバーがいたりで、ちょっとややこしいが、それでもレースの内容は面白い。ゴールだけ見て、すぐにパソコンの前にもどり、マンガの着色開始。深夜にほぼメドをつける。残っている部分は、資料のデータが来ないとできない部分。ここは明日まで待つことに。
午前11時30分、最寄り駅前の喫茶店までクルマで出向き、有楽出版社のＭ編集長と待ち合わせ、新作架空戦記シリーズ『風濤（ふうとう）の艦隊』のゲラを返す。このシリーズからカバーと本文のイラストをお願いした、航空マンガ家・たなかてつおさんも同席し、できあがったばかりの表紙カバーの校正刷りをもらってくる。マンガのタッチではあるが迫力満点で、いやあ、実にいい。本文のイラストも見せてもらったが、これもリキが入っている。なんといってもコマ割りされている上に、書き文字まで入っているところがいい。こちらは11月中旬の発売予定。よろしくお願いいたします。
帰宅後、メールで届いていた資料のソフトをインストールし、この画面をキャプチャーしながらマンガの仕上げ。結局、午後10時過ぎまでかかって完成。絵の原稿はTIFFに変換し、PageMakerで作ってあったネーム用紙に完成した画稿ファイルを貼りつける。ここからAcrobat Writerを使ってPDFを出力。これをネーム指定用紙にし、ネームのテキストファイルを別につける。これらをLHAを使って圧縮し、原稿受け渡し用のSSLサイトにアップ。パスワードがないと、ここには入れません。
メールで編集者にURLを送ると、すぐにダウンロード完了との返事。これで原稿受け渡し用ファイルの役目も終了。こういう方法なら原稿が行方不明になることもない。
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昨夜、アスキーのマンガが完了し、ようやく怒濤の締切地獄が一段落。今日は次の仕事の準備のため、終日、資料読みと企画書の執筆。夕方、家族で回転寿司。帰宅後、また資料読み。
■今日いただいた本
『弔い島殺人ステージ』（辻真先／有楽出版社・発行／実業之日本社・発売／ジョイ・ノベルス／838円＋税）......現在の新本格作家の生みの親（と勝手に思い込んでいる）辻真先氏の待望久しいサスペンスミステリー。
午前中に起床し、資料を読みながら企画書をシコシコ。
午後、アスキーの編集者から電話。「MSX MAGAZINE永久保存版２」のフロク用カットの依頼。うう、今日は外出するので、もうできない。明日の午後送りにさせてもらい、すぐさま家を出て、まずは池袋へ。駅前の新栄堂書店で新刊『旭日のＧＰ』の売れ行き調査。上巻ばかりが減っていた。つづいてここの１位の立ち食いそば店で腹ごしらえしたあと、ビックカメラで電子辞書を購入。ノートパソコンで仕事をするときはマイクロソフトの「Bookshelf Ver.2.0」（Office XPについてきたVer.3.0もあるのだが、2.0の方が好みなので）があるからいいが、ゲラのチェックやノートにアイデアをメモるとき、あるいは資料の本――とりわけ洋書――を読むときのため、軽くてコンパクトな三省堂の「コンサイス英和・和英辞典」、「コンサイス国語辞典」（横書き）を持ち歩いていた。しかし最近、老眼が進んだせいで、細かい字を読むのがつらくなり、また、洋書の資料を読む機会も増えたことから、思いきって電子辞書を買うことを決意したもの。買ったのはシャープのPW-A8000という機種。類語辞典、古語辞典、漢字辞典など、日本語系の辞書の多さで、これに決定。
池袋から地下鉄有楽町線、南北線を乗り継いで山王溜池まで行き、全日空ホテルのロビーで、17日（金）の夜、突然、朗報をもたらしてくれたＯ氏と待ち合わせ、朗報の件について説明を受ける。まだ半分信じられないのだが、本当にありがたいことで恐縮するばかり。
打ち合わせ終了後は赤坂ノートの水曜落語会。今日は、今月１日にもここで噺を聞いた柳家さん光さんの「宿屋の仇討」と、先月ここで噺を聞いた橘家文左衛門さんの「文七元結」。文左衛門さんの「文七元結」は７月に高円寺ノラやでも聞いたけど、１時間以上の熱演で、迫力があってようござんした。
落語の会場で一緒になった旧知のＴ君と一緒に店を出て、赤坂の居酒屋で食事。モナコのレストランで２年半働いていたＴ君から、Ｆ１モナコＧＰのときの街の様子などを教えてもらう。食事の後、Ｔ君と赤坂で別れ、地下鉄千代田線、ＪＲ山手線、西武新宿線経由で帰宅。今日は疲れて、最寄り駅からはタクシーになった。
帰宅すると先日受診した健康診断の結果が届いていた。問題があるのは総コレステロール値と中性脂肪値。総コレステロール値、悪玉コレステロール値は、まだ基準値をオーバーしているものの、２年前に比べると劇的に減っている。中性脂肪は一度基準値内まで減ったのに、またオーバー。うーん……このところスマートになってきているのになあ……。ほかには特に問題なし。食事と運動に気をつけよう。
午前中に起床しアスキーのムック用イラストを１点描く。あとは夕方まで資料読み。夕食後、フィットネスクラブに出かけ、水泳800メートル、ウォーキング500メートル。帰宅後、また資料読み。
午後、西武池袋線、営団地下鉄有楽町線、都営地下鉄新宿線と乗り継いで神保町へ。ただいま開催中の古本市を覗くため。青空市やワゴンセールを冷やかして歩くが、めぼしいものはナシ。かわりに地方小出版流通センター書肆アクセスで、これからの仕事に役立ちそうな本を数冊購入。ここで買ったような本が欲しくて、その地方の新聞社の出版物をネット経由で申し込んだら音沙汰なしだったりで、現地まで行く予定を立てていたのだが、知りたかったことは、これでほぼ間に合いそう。ただし、現地取材したほうが原稿を書くときの自信になるのは、いうまでもない。さらに三省堂本店、書泉グランデなどをまわって戦記関連の資料を購入。
神保町から都営新宿線、ＪＲ総武中央線経由で高円寺へ。久しぶりに鈴々舎わか馬さんの勉強会へ。今日はお馴染みの「小町」と「目黒のさんま」の２席。「目黒のさんま」は、あちこち現代風にアレンジされているのがおかしい。こうやってネタは変化していくのだろう。打ち上げのあと、最近開店した小さなバーに寄ってから帰宅。バックパックに本を詰めて歩いていたせいで、腰が痛い。
■今日、買った本
『零戦パーフェクトガイド』（学研・歴史群像編集部・編／学研／2003年10月刊／2,000円＋税）
『海軍生活様式』（海軍生活研究会、ミリタリー・クロニクル編集室・編／ダイアプレス／2003年11月刊／1,905円＋税）
『グラフ信玄堤―千二百年の系譜と大陸からの潮流』（和田一範・編／山梨日日新聞社／2003年８月刊／1,800円＋税）
『信玄堤―千二百年の系譜と大陸からの潮流』（和田一範／山梨日日新聞社／2003年２月刊／1,800円＋税）
（その他、多数……）
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