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  • 2001年06月上旬の日記

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    06月01日 深夜の徘徊者

     原稿が遅々として進まず、深夜ちかくなってからウォーキングに出かける。先日、道に迷ったルートを再度たどり、間違えた場所の確認。帰宅後、資料読み。

    06月02日 映画を見に行くが…… アウトウニオン

    『ムルデカ』という終わってしまいそうな映画を観るために吉祥寺まで出かけるが、映画館の前で逡巡の後、見るのをやめてしまう。「日本軍は悪くなかった」というプロパガンダの匂いがプンプンで、たじろいでしまったからだ。
     それにしても日本の戦争映画は、どうして敗戦の呪縛から逃れられないのか……。昔は『独立愚連隊』シリーズ、『二等兵物語』シリーズ、『兵隊やくざ』シリーズ、『零戦黒雲一家』といった娯楽に徹した戦争映画もあったのに。あたしゃ、このあたりの映画と戦記マンガで育っているからなあ……。
     で、書店めぐりをして資料になりそうな本を購入し、さらに、時間がとれるたびにチェックしていた吉祥寺パルコB1のホビーショップで、1937年型のアウトウニオン・ティポCのミニカーを発見。戦前のグランプリレースでメルセデスとともに活躍したマシンで、ゼッケン4は、ベルント・ローゼマイヤーのマシン。デザインはF.ポルシェ博士で、エンジンはミッドシップのため、左が前になっている。現在、この時代のグランプリレースを舞台にしたレース小説を書いているところなので、気分を高揚させるために即座に購入。イタリア製で金2,800円也。
     帰宅後、深夜にCATVのチャンネルをサーフィンしていたら、「GAORA」でインディ500中継の再放送。ああ、スピーカーから流れてくる自分の声を聞くのは、なんて恥ずかしいんだ。笑いながら喋ると、言語不明瞭になるのが反省点。終盤は、喉が枯れていた。

    06月03日 たぶん原稿

    06月04日 同じく原稿

    06月05日 ただ原稿

    06月06日 資料漁りに古書市へ

     所沢駅前の「くすのきホール」で今日から始まった古書市へ。1/3ほど見てまわったところで購入した本の重さに音をあげ、巡回を断念。

    06月07日 原稿

    06月08日 原稿が進まない

     身体が重いので深夜になってからウォーキング。

    06月09日 佃島へ

     戦前の佃島、月島あたりの雰囲気を知りたくて、西武池袋線&地下鉄有楽町線で月島に向かう。  途中、池袋駅で立ち食いうどん。ここのメニューからコロッケうどんが消えて久しいが、今日は、イカの掻き揚げ入りでガマン。カレーライスと焼きそばにはコロッケ入りがあるのに……。  地下鉄月島駅からは徒歩でリバーサイドシティ21にある石川島資料館へ。水曜日と土曜日しかオープンしていない小さな博物館で、ほかに訪問者はなし。でも、昔の佃島、月島の位置関係や雰囲気は確認できた。
     帰りはバスで東京駅へ。八重洲ブックセンターに寄って資料となりそうな本を購入。コーヒーショップでコーヒーを飲みながら資料読み。その後、高円寺に寄って深夜に帰宅。

    06月10日 原稿

     昨日、資料と一緒に買った『恐るべきさぬきうどん――麺地創造の巻』(麺通団/新潮OH!文庫/600円)に読みふける。ああ、さぬきうどんが食いたい。


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