午後、大森のニフティまでネットワークコンテンツの勉強会に。行きの電車では座席でノートパソコンを広げて原稿を書く。
ニフティの会議室で「ほん・まるしぇ」などのコンテンツについて現状の説明を受けた後、意見交換。「ほん・まるしぇ」のいいところは作者が自分で好きなようにコンテンツを作れ、登録できるところ。もっともPDFやT-Timeの形にまでしてしまうのは、ぼくを含めて数人しかいないのだが……。
もっとも長編小説をディスプレイの画面で読むのはツライもの。画面で読むのなら短編が限度のような気も。
マンガのネームをやらなくてはいけないので、勉強会終了後、参加者とコーヒーを飲んで、少しだけお喋りした後、そそくさと帰途につく。保谷駅前の喫茶店でネームをやり、徒歩で帰宅した後、ネームをスキャンしてメールに添付。これを送ろうとしたら、すでにテレホーダイタイムで、なかなかつながらない。根性で接続を繰り返し、30分後にやっと送信。
そういえば帰宅したら、『SFバカ本・彗星パニック』(岬兄悟/大原まり子・篇)が届いていた。今回、表紙のイラストは岬兄悟さん。3D‐CGソフトで描いたものだが、このイラストが、もう、モロに岬さんの世界。そう、あの『頭上の脅威』(デビュー作・傑作!)を思わせるシュールな作品世界で、実にいい。ぼく自身は具象系で、好きな絵はノーマン・ロックウェルだったりするのだが、その対極にある抽象画やシュールな絵にも惹かれるところがある。具象の世界なら、努力や訓練をすれば描けるような気がするが、シュールな世界は、もう発想の段階から違うので、かえって尊敬してしまうのだ。これは小説やマンガも同じで、コテコテに書き込んだ小説も大好きな反面、『白き日旅立てば不死』『シュテファン寺院の鐘の音は』(荒巻義雄/「宇宙塵」に掲載された『時の破堤』という土木SFも凄かった)のような作品は、逆立ちしても書けない分、すごいと思ってしまうのだ。岬さんの『頭上の脅威』もそんな作品で、最初に読んだときはショックを受けたものだった……なんてことを思い出してしまった『彗星パニック』の表紙であった。
楠木誠一郎さんからホームページ作成のお礼にいただいた浅蜊の佃煮をツマミに寝酒を呑んで寝る。
書きかけの架空戦記小説に必要な資料を読みはじめたら、これが面白くて止まらない。つい終日読んでしまう。夜間戦闘機月光について書かれたノンフィクションなんですけどね。
夜、楠木誠一郎さんから日録がメールで届き、これを楠木さんのホームページに編集してアップロード。
そのあとで「ゲームセンターあらし」ホームページに、「あらしが対戦したゲーム機」の文章を掲載していたら、いつのまにか朝。今日は法事があるってのに。
01月23日 ほぼ徹夜で法事
睡眠2時間で東村山までクルマで法事に出かける。先月葬儀のあった義理の兄のお母さんの四十九日。お寺での読経の後、お墓に納骨して、中華料理店で食事。お腹がくちくなったらドッと眠気が襲ってくる。なんとか家までクルマを運転し、帰宅直後に座椅子でグ〜。途中でカミサンに起こされ、布団の中で寝直したら、午後8時まで寝てしまった。
ああ、締切がヤバい……と思いつつ、焦って原稿を書くも、目の焦点が合わずに能率悪し。午前4時に仕事を断念し、焼酎のお湯割りを飲んで寝る。
久々に8時間寝たせいか、割と気分はスッキリ。ふと人気のある占い系掲示板を覗き、その仕掛けのJavaScriptをチェックしたら、「な〜んだこりゃ。これならオイラにもできるわい!」と、ついJavaScriptを使った占いページを作ってしまう。しかし、ちょっと見栄えが悪い。とはいいつつも原稿もあるので、とりあえずはクルマでロッテリアとジョナサンをハシゴして、小説の原稿をガシガシ。深夜に帰宅後、再び占いページの作成に取りかかり、なんとか完成する。
愛人志望者のための「らぶらぶ愛人占い」をお試しあれ。
ああ、しかし、こんなの作ってるヒマがあったら仕事しろよなあ!
あらら。個人でPDF化して所蔵する分には問題ありませんが、ホームページなどで配布するのは控えてくださいね。もちろんEさんの場合は、「個人的に趣味で」と断っておられるので、まったく問題ありません。
原稿からのPDF化は、B4版のスキャナーがないと厳しいですね。A4版だと普及しているせいで値段が安いのですが、B4になると、とたんに値段がハネ上がるんです。これはプリンターも同じですが。
「あらし」の幻の第1回については、コミックスにも収録されていないということで、ゲラをスキャンしてPDFにしましたが、あとのものは、当座、PDF化の予定はありません。PDF化しても、そんなに需要が見込めるわけではないものですから。PDFも、画像が増えたとたんにファイルサイズが大きくなるので、そこが泣きどころです。うちのパソコンは、いまだペンティアムの166MHzなもので、メモリーを96M積んでいても処理が遅くて、もうイライラなんですよ。画像があると。
ひたすら原稿をシコシコシコ。夜になって小説雑誌から特急の仕事の依頼。無理すればやれないことはないだろうと、緊急に取りかかり、朝までに終了。
今日は推理作家協会の新年会。インターネット歴史協会のメンバーで、こんど推理作家協会に入ることになったえとう乱星さんと初対面。
小説誌の編集長に昨日頼まれた原稿を渡し、食事をかき込む。パーティーではろくに食事するヒマがないため、いつもパーティー前にはソバを食べていくのだが、今日は時間がなくて、食事抜きのまま会場に直行したため。
途中、新作の打ち合わせのために会場を抜けてロビーへ出るが、テーブルが禁煙だったため、灰皿の置いてある柱の陰で編集者3名と怪しい密談状態。とりあえず方向が見えてきたので、プロットをまとめることになる。いずれにせよ原稿に取りかかれるのは7月くらいか……。
原稿を抱えているため、あちこちからのお誘いを断り、地下鉄東西線で高田馬場へ。ここで喫茶店に飛び込み、フルーツパフェを食べながら原稿書き。
2時間ほど仕事して帰宅のため高田馬場駅に向かうと、西武新宿線の自動券売機の前で外国人の若い女性が行先案内板を見て途方に暮れている。漢字の駅名のほかにローマ字でも駅名が書かれているのだが、目的の駅が見つからないらしい。かなり困っている様子なので「メイ・アイ・ヘルプ・ユー?」とカタカナ発音で助け船を出すと、新宿に行きたいのだという。「JRの新宿か?」と訊くと、「イエス」と答えるので、ならば切符売り場が違うと、JRの切符売り場を教えてあげる。「サンキュー」といわれ、「ユウ・アー・ウェルカム」が出て来たのは、彼女が背中を向けた後だった。まだ反射的には言葉が出てこないなあ……。
各駅停車の電車に乗って読書をしつつ武蔵関駅から自転車で帰宅。テレホタイム前なので、インターネットに接続し、このホームページへ飛んでくる人たちのリンク元など調べていたら、これまで見たこともない掲示板が。ちょっと覗いてみたら、女性作家が運営する掲示板で、「らぶらぶ愛人占い」が話題に……。これは別の女性作家の掲示板に参加する人向けに作ったイタズラ占いだったのだが、そこから外に出ることで、まじめに占ってしまった人もいるらしい。「すがやみつるなんて知らない」という人もいたが、知ってる人向けの占いのつもりだったんだもん(;_;)。オヤジギャグですみませんでした(^_^;)。
ちなみに女性に人気の占いページを見てみると、たくさんの項目を入力させながら、チェックしているのは誕生日の生まれ月だけ、あるいは日だけ……といったものが多い。これなら占いなんて簡単に作れるじゃん……とJavaScriptの勉強も兼ねて作ったのが、あの「らぶらぶ愛人占い」なのである。ちなみにこの占いは、生まれた西暦年をチェックしているだけ。選択肢は「未成年」「20〜50歳の男」「同女」「50歳以上」の4つだけ。JavaScriptの計算式は、下のようなものになっている。
Y=2000-parseInt(document.f.year.value); //2000年から誕生日の生まれ年を引く。 if(Y<20){document.location="non-adult.htm";} //20歳以下 if(Y>19 && Y<51){document.location="adult.htm";} //20〜50歳→男女別へ if(Y>50 && Y<200){document.location="silver.htm";} //50歳〜200歳
01月27日 新型ゲーム機はスゴイぞ! & もんじゃ焼き初体験
午後、起き抜けと同時に、特急で頼まれた某小説誌の「メール対談」の仕事。昨日のパーティーで渡した原稿と、もうひとりの作家さんが用意した原稿を叩き台に、「ネットワーク時代の小説」について語るというもの。寝起きの頭を振り絞って届いていた相手の作家さんのメールに返事を書いた後、あわただしくジャケット&ネクタイに着替え、カミサンに東伏見駅までクルマで送ってもらって西武新宿線で中井まで。ここで西武沿線名物の立ち食いそば(狭山そば)を食べ、地下鉄都営12号線に乗り換えて中野坂上まで。改札口でP誌の編集者と待ち合わせることになっていたが、20分ほど時間があったので、近くにあったドトールに飛び込み、コーヒーを飲みながらノートパソコンで小説の原稿書き。
時間が来たので駅に戻り、改札口付近に立つが、ここでは携帯電話が圏外。少し移動して携帯電話が通じるところで待っていたら、まもなく「ゲームセンターあらし」の着メロが鳴る。初対面の編集者が、すぐ近くで呼び出したものだった。こういうとき携帯は便利ですね……というわけで、近くのビルの中にある某ゲーム機メーカーに出かけ、ここで某ゲーム機を体験プレイ。下絵まですんでいる『ゲームセンターあらし2000』の取材でありまする。
応対してくれた広報の方に、「『ゲームセンターあらし』を読んだおかげで、この業界に入ってしまいました」といわれ、照れくさいやら恥ずかしいやら。P誌の編集者(ライターさん)も同じだそうで、知らないところでたくさんの子供たちに、多大な影響を与えていたのだなあ……と実感。
取材後、ゲームソフトをお土産にもらい、編集者から、『あらし2000』の原稿は月曜日でいいとの確認を得た後、タクシーで新宿へ。ここで大阪から出てきたプレステ用ゲーム『ゲームセンターあらしR』の開発会社の経営者Aさんと落ち合い、西口地下街の喫茶店で、別の仕事の打ち合わせ。こちらはWebがらみの仕事だが、詳細は、来月、クライアントを交えて打ち合わせることに。
Aさんと別れ、新宿駅から総武線で市ヶ谷に向かおうとしたら、いつものクセで、三鷹方面のホームに上がってしまう。トホホ……と階段を下りて隣のホームに移動し、市ヶ谷から地下鉄有楽町線で月島まで。柴田よしきさんの掲示板に集まるメンバーによる「月島もんじゃオフ」に参加するため。昨日の推理作家協会のパーティー会場で、やはり、この会に参加するA社の編集者に、「言い出しっぺは、すがやさんなんだから、朝までとことんつきあってもらいますよ」と念押しされていたので、昨日のパーティーの後も、二次会には行かず、シコシコと仕事したというワケ。柴田さんの掲示板で、もんじゃ焼きの話題が出たときに、まだ食べたことがないと書き込んだら、「だったら、もんじゃ焼きオフしよう」ということになってしまったのだ。しかも柴田さんは、東京下町生まれで、もんじゃの達人。あっというまに幹事が決まり、会場も決まってしまったからには、その言い出しっぺとしては、参加しないわけにはいかない……というわけだ。
少し早く着いたので、月島の商店街をしばし探索したが、ノートパソコンと予備バッテリーの重さに耐えきれなくなり、途中で見つけた喫茶店に飛び込んで、しばしの休息。時間が来たので、もんじゃ焼きの店に移動し、いよいよ、もんじゃ焼きの初体験。出席者は、柴田さんのほかに、同じ横溝賞出身作家の井上尚登さん、漫画家の野間美由紀さん、各社の編集者に柴田さんのファンの皆さん(ほとんどが女性)。このホームページの掲示板で話題の愛人1号は欠席するも、2号、3号は出席。「今日は愛人28号までいますよ」と、ほかの女性からからかわれる。
ぶた肉もんじゃにカレーもんじゃ、イタリアンもんじゃと変わり種がいろいろ出た後で、お好み焼きに焼きそば、最後にアイスシュークリームのアンコ巻きというコースで、飲み物も含めて3500円(飲み物別で2000円)とメチャクチャ安い。これだけあるとボリュームもたっぷりで、途中でギブアップしそうになった。
ところが、もんじゃ焼きを焼いている途中で、携帯電話が「あらし」の着メロを。メールかなと思ったら、P誌の編集者から。締切を勘違いしていて、本当の締切は先週の金曜日だったとのこと。つまり、すでに1週間遅れ。なんとか明日にでも原稿が欲しい……と言われても、今日の取材をすませてから原稿にかかるものだとばかり思っていたので、急にそんなことを言われても……。とはいえ、相当困っている様子なので、なんとか明日中には上げますと返事をして電話を切る。こんなときは携帯電話がうらめしい。
しかたなしに、もんじゃオフの後は二次会を断って、月島から地下鉄有楽町線〜西武池袋線で帰宅。途中、江戸川橋あたりで意識を失い、目が覚めたら練馬だった。荷物も重いので保谷の駅からはタクシーで家に帰り、娘からペンと黒インクを借りて漫画のペン入れ開始。ところが睡眠不足のせいか、目の焦点が合わず、ペン先が狙った場所をはずれてしまう。こりゃダメだ、少し寝よう……と思っていたら、小説誌の編集長からメール対談の件で電話。あわててメールを確認すると、相手の作家さんから対談用のメールが届いている。こちらも急ぎなので、とりあえず漫画を中断して、メール対談の原稿を書き、相手の作家さんと編集部に同報送信。
やれやれ、これで少し寝られるわい……とパジャマに着替え、仕事部屋にFAXの確認に行ったら、先日原稿を送ったムックの編集部からゲラがFAXで届いている。これも急ぎらしいので、居間に戻ってノートパソコンに残っていた原稿と照らし合わせながらチェック。漫画の技法の歴史について書いた原稿だが、30年以上前の雑誌の創刊年などが不安で、検索エンジンを使ってチェック。2、3の数字に間違いが見つかり、これを訂正して、結局、布団に潜り込んだのは午前6時過ぎ。外出していたため録画を頼んでおいた「金八先生」を見られるのは、いつになるんだろう?
Nさんは大学生か大学院生のようで、初めて、このホームページに来てくださったようですが、温かいメールをありがとうございました。実に励みになります。正直なところ、いつまで経っても「あらし」と「こんマイ」のことばかり言われ、少し辟易として、それが原因で大人向けマンガに移行したり、小説に手を出したりしたようなところもあります。小説を書くようになってからも、なにかというと「あらし」を引き合いに出され、「『あらし』のような元気のいい小説を書いてほしい」というようなことを言われるのもしばしばで、いつまで経っても「昔の名前で出ています」な状態に、かなり抵抗しておりました。
マンガ関連の仕事は一切断ってしまっていたのもそのためだったのですが、この一年ほど、パーティーやら仕事の依頼やらで会う編集者のなかに「あらし世代」が増えているのか、仕事の話をする前に、握手やサインを求められたりで、戸惑ってしまうこともたびたびでした。
かと思うとアット・ニフティの模型のフォーラムでは、「我が青春の『ラジコン探偵団』」なんて話題が延々と続いていたりで(読者だった頃は小学生で、青春以前の年齢だったのではないかとは思うのですが)、若かりし頃、必死になって描いたマンガを記憶にとどめていてくれる人が、こんなにもたくさんいるのか……と、自分の仕事を粗末にしてはいけないのかな……などと反省してしまったわけでもあります。
実際のところ、アンケートでも、小説を書いていたことなど知らない人が過半数で、おまけに昨年の秋に久々に会ったベテラン編集者からも、「もっと平仮名の名前も大事にしたら?」とお説教されたところでもありまして、そんなこんなが重なって、マンガの仕事の依頼も断らないことにしたら、とたんにマンガ関連の仕事がドドドドドッ! マンガはマンガでも、ネームと下絵だけにとどめる予定で、自分でペン入れをするのは避けようと思ったのではありますが、自称すがやみつるの弟子のH嬢から「別冊宝島」でマンガを描いてほしいとSOSがあったのをキッカケに、久々にウンコラセとマンガを描いてみたら、これを見た編集者からもマンガの依頼がドドドドドッ! なんとかスケジュールをやりくりして、隔月でマンガと小説を書き下ろすことになったのですが、その合間に、今回のP誌のような雑誌の仕事も入ってきているわけでして。P誌と同趣旨の仕事の依頼は、他に2誌ほどからありましたが、さすがに同じ企画の仕事を同時に複数の雑誌でやるのはモラルに反するので、後から来た依頼は断らざるを得ませんでした。
ああ、でも、プログラミングだけでなく、コンピューターの歴史や基礎を漫画化する仕事ならやってみたいですね。コンピューターの原理、歴史、将来までもを解説した『実戦! コンピュータ』(坂村健)などは、ぜひともマンガにしてみたい1冊です。
BASICやマシン語の時代にパソコンに触れたこともあって、このホームページも、エディターでシコシコとHTMLのタグを書き、最近ではJavaScriptやcgi用のPerlなんてものまで首を突っ込んでいますが、やはり新しいアイデアを導入して、それがうまくいったときは、実に嬉しいものです。今年の夏には、小学生向けのパソコン入門書を出版することになっていますが、できたら、既存のアプリケーションを解説するだけでなく、プログラミングについてのマンガも、時間を見つけてトライしてみたいと思います。
Nさん、どうもありがとうございました。『こんマイ』についてはゲームセンターあらし公式ホームページに専用ページを作ってありますので、よろしかったら、そちらもご覧ください。
少し寝るつもりが、結局、7時間ほど寝てしまう。あわてて『あらし2000』のマンガ原稿にペンを入れ、これをスキャナーでデスクトップパソコンに取り込み、PhotoShop LE-Jで色をつける。レイヤーが使えると便利そうなのだが、そんなものはなくても工夫次第でなんとかなるもの。ちょこまかと色を塗り、スプレーでぼかしている間にも電話がジャンジャン。『F1クラブ』の次号の打ち合わせに、ムックのゲラの確認(担当者は『マイコン電児ラン』のコミックスを見つけて買ってしまったそうだ)。さらに宅配便で某社から、春から出る予定の全4巻の本の契約書が届き、これに署名捺印。
夜になっても『あらし2000』の色塗りが終わらず、途中、契約書とは別の取りかかったばかりのマンガ版×××入門書の担当者が来て、ファミレスで発売日についての打ち合わせ。新聞広告を打つ関係で、発売日を決めないといけないとのこと。当初は3月末の予定だったが、すでにスケジュールが押しているため、少し発売日を先に延ばしてもらう。
結局、『あらし2000』が終わったのは深夜。ファイルサイズが大きいので、レイアウトとネームの確認用に、高圧縮のJPEGファイルを作り、これをメールで送って、本番原稿はMOにコピーして、バイク便に取りにきてもらうことにする。
とりあえずメール対談用の原稿もすませたら、こんどはメーリングリストでの座談会の依頼。出る幕があるかどうかはわからないが、とりあえず参加だけすることにして、メンバーに加えてもらう。
来月は、ゲームマンガを描いているマンガ家さんとの対談もあるみたいだ。
今日は午後から吉祥寺に出撃し、喫茶店をハシゴして原稿書き。途中、讃岐うどんを食べて、また喫茶店へ。シコシコ書くのみ。
午後10時過ぎまで吉祥寺にいたが、寄り道せずにタクシーで帰宅し、家で原稿のつづき。
ちょっとワケあって、古いマンガの原稿を整理しなくてはならなくなった。2階にある仕事部屋のロッカーから1階の居間に原稿を降ろし、ヒーコラと整理。大量にあって結局深夜までかかる。段ボールに詰め直したら、これが重くて、持ちあがらない。マンガって重いのね。
あ〜、前にPDFファイルで登録したものですね。あれ、本当は、コンピューター系の出版社から単行本で出版される予定で書き進めていたのですが、不況のせいで本の売れ行きが悪くなり、アプリケーション解説書以外は出さないことになった……という理由でボツになってしまいました。広告などの仕事なら、このような場合でも、いくらかギャラが支払われるのですが、出版界では、編集者に借りを作っただけでオシマイです。
再び小説かマンガでネームバリューが上がれば、こんな本も出してもらえるんでしょうけどね。というわけで、続きを書くのは、すぐには実現しそうにありません。申し訳ありません。
最近、本の売れ行きが悪いもので、原稿料や印税が、きちんと入ることがわかっている仕事を優先しないといけないんです。またゆとりができたときには続きを書きたいと思っていますので、ご容赦ください。
高田正純さんとは、1991年の夏に、サンフランシスコの街角でバッタリ遭遇して以来、お会いしてないなあ。お元気なんだろうか……。確か、文藝春秋のホームページで、連載コラムを書かれてましたが……。
うーん……。ぼくは「3年B組金八先生」が好きで、木曜日に見逃したのも、ビデオに録画しておいてもらい、昨日見ましたが、こういうタイプのものをマンガにするとなると、ぼくの任ではないようです。
今日は、終日、昔のマンガ原稿の整理をしていましたが、ぼくのマンガは相当「くだらない」ですね(^_^;)。学習マンガ的な作品も描いていますが、これは、「学ぶことだって楽しいよ」というのが主旨で、基本的にはホビーマンガです。
午後、春に出版される本のことで、あれこれメールを出した後、スーツに着替えようとしたら、ありゃあ、冬もののスーツのズボンの前が締まらない。もう一着がかろうじてズボンの前が締まるが、上着がきつい。しかたないので上着はジャケットに変更。ちゃんと腹が入る冬物のスーツは、先日のもんじゃ焼きの臭いが染みついて、クリーニングに出ているもので、ネクタイを締めるのに必要な服といったら、これだけしか組み合わせがない。もともとスーツなんて着る機会が少ないので、数もたくさんは持っていないのです。
なんとか腹をへこめてズボンを履き、ネクタイを締めて、カミサンにクルマで駅まで送ってもらい、西武新宿線&JR山手線経由で渋谷まで。ここでP誌の編集者に「ゲームセンターあらし2000」のマンガ原稿を入れたMOを渡す。
そのまま地下鉄半蔵門線で表参道に移動し、青山墓地方面に向かう途中で高級洋菓子店の喫茶室に入り、ここでしばし原稿書き。
そのあとで、近くの有名レストラン「キハチ」に向かい、日本最大のプロバイダー企業の社長、常務、海外部門の担当者から食事の接待を受ける。10年以上にわたって、この会社が販売代理店をしてきたアメリカのオンラインサービスのユーザーサポートを手伝ってきたのだが、その長年の功績に対するお礼……ということで、こんな席をもうけてくださったらしい。ただし、こちらはユーザーサポートというよりも、アクセスの方法などで困っている人がいると、それを放置しておけない性格なもので、とにかくつながるまで、しつこく手伝ってしまうのだが、こんなことができるのも、これが「お仕事」ではないからでしょうね、きっと。トラブルの原因をつきとめるのは、推理ゲームみたいで面白いってこともあるんです。