2007年06月の日記

2007年6月30日 (土)記憶喪失?

 しばらく日記をさぼっていたら、何をしていたか思い出せない。たぶん、「動機づけ理論」のレポートを書くための資料を読んでいたはずだ。図書館で借りてきた参考書を読むと、授業で学んだ「動機づけ理論」の歴史や流れは、ほんのさわりであったことがわかる。松本清張の社会派ミステリーが、それ以前の探偵小説と一線を画したのは「動機」を重視していたからだといわれていたが、そこにも一脈通じるところもある。
「達成志向動機」「失敗回避動機」なんて考え方は、ドラマづくりにも応用できそうだ。とりわけシンプルなマンガやゲームのシナリオ作りに向いていそうな感じがする。

2007年6月29日 (金)▼早稲田大学の図書館へ

 午後、夏に発売されるコミックの件で編集者と打ち合わせ。その足で西武池袋線〜地下鉄有楽町線〜都電荒川線を乗り継いで早稲田まで出かけ、図書館で課題レポートに必要な本を借りてくる。

 必要としていた本は、所沢キャンパスの図書館に何冊もあったのだが、そのほとんどが借り出されている。おそらく通学生たちにも同じ課題が出たのだろう。必要な本は西早稲田の中央図書館にも2冊あったが、1冊は貸し出し中。残る1冊を誰かに借りられていないかと不安になったが、なんとか無事にゲットできた。

 中央図書館では、さらに類書を1冊借り、14号館にある社会学部読書室で、もう1冊を借りる。ネットで見つけた資料もあるし、これでなんとかなるだろう……。

2007年6月28日 (木)▼カットの仕事を終わらせる

 午前中に起床し、カットの仕事のつづき。ペン入れを終わらせ、色塗りにかかるが、こちらも時間がかかることかかること。あ、色塗りよりも、その前のスキャナーで読み込んだ原稿の汚れ取りが、いちばん時間がかかったかな。

 途中、嫁に行った娘が荷物を取りにきたので、PhotoShopでトーンを貼る方法を教えてもらう。昔は、こちらがPhotoShopの使い方を教えてやった気がするのだが、いつのまにか立場が逆転していたのであった。

2007年6月27日 (水)▼マンガの仕事がはじまる

 今日からしばらくマンガ家の生活がはじまる。とりあえずはカラーのカットから。でも、小さな絵が描けそうにないため、大きく描いて縮小してもらうことにする。でも、今日は、ペン入れ途中で1日が終わってしまった。

2007年6月26日 (火)▼推理作家協会賞授賞式

 今日は日本推理作家協会賞の授賞式があるので、久しぶりに銀座方面に出撃。空腹だったので西武池袋線を利用して西武池袋駅地下でコロッケうどんを食べたあと、地下鉄有楽町線で銀座1丁目へ。

 伊東屋でミニ万年筆用のスペアインクを買った後、みゆき通りまで歩いて文藝春秋別館ビル地下の画廊ザ・セラーへ。ここではミステリー作家の折原一さんがコレクションしている画家・石田黙氏の作品を展示中で、その絵柄に惹かれて覗きにいったもの。会場には折原さんがいらして挨拶したが、実は、これが初対面。今回の展覧会については、奥さんの新津きよみさんから連絡をいただき、出かけたのだが、折原氏が、これらの絵を見て物語の発想を得るというのは、なんとなく理解できるような気がする。

 もう1ヶ所、寄りたい画廊があったので、ひととおり絵を見ただけで失礼したが、さて、外に出たものの、困ったことに、次の展覧会場の地図を忘れてしまっていたのであった。会場の画廊の名前も失念していたため、おぼろげな記憶で探してみたが、それらしい画廊が見つからない。携帯電話も忘れていたので、問い合わせもできない。

 しかたがないので持っていたノートパソコンをインターネットにつないで確認しようと歩き回ったのだが、やっと見つけたのは新橋駅前。ここでYahoo!モバイルのインターネットにつないでチェックしたら、あれま、やはり、うろうろと探してあるいたあたりに画廊は存在していたようだ。しかし、もう時間切れ。今日の画廊訪問はあきらめたのであった。

 というわけで「日本出版美術家連盟展」は見られませんでした。すみません、愉快さん&タルヴィッチさん。

 マクドナルドを出たあとは、急ぎ推理作家協会賞授賞式の会場となっているホテルに向かい、ティールームで担当編集者から新刊の見本を受け取りがてら次回作の打ち合わせ。問題はスケジュール。大学の授業とマンガ&小説の仕事のバランスを、どう取っていくかがむずかしいのであります。

 とりあえず夏休み中に1冊……ということになり、授賞式の会場へ。授賞式は選者と授賞者と乾杯の音頭の挨拶だけで55分。料理も冷めたり生ぬるくなったりしておりました。

 パーティーのあとは、『D列車でいこう』がNHK-BS2の「週刊ブックレビュー」で採りあげられ、アマゾンの売り上げランクが2桁に突入した阿川大樹さんと新宿G街へ。予想していたことではあったが、やはり電車のあるうちには帰れず、だからといってタクシーで帰ると途中で気分が悪くなるのは確実な体調だったため、結局、G街の中を朝まで漂流。途中、真っ黒な味噌をかけた手打ちラーメンのようなものも食べた気がする。

2007年6月25日 (月)▼マンガのネームを終わらせインターネットの設定に

 マンガのネームが、なんとか午前中に終わる。昼ちかくなってから寝るが、宅配便などで何度も起こされてしまい睡眠不足。

 夕方から、インターネットの接続環境をISDNから光ケーブルに変えたご近所のお宅に出かけ、パソコンをネットへ接続するためのお手伝い。Windows MEをお使いのため、設定方法を思い出すのに一苦労。2時間ほどかかって、なんとか設定を終える。

2007年6月24日 (日)マンガのネーム、さらにつづく

 7ページのマンガのネームに、こんなに時間がかかっていて、いいのか? 長いストーリーを少ないページに押し込むため、四苦八苦がつづく。

2007年6月23日 (土)マンガのネームの続き

 今日もまたマンガのネームのつづき。

2007年6月22日 (金)▼読み切りマンガのネーム

 そういえば一昨日、A3サイズのレーザープリンターが届いたのだけれど、印刷スピードも速く快適なのであった。

 このレーザープリンターで打ち出したマンガのネーム用紙に、ラフの絵を入れる。

2007年6月21日 (木)▼『マンガ学』を借りに

 今日は午後、地元駅前の喫茶店で新連載マンガの打ち合わせをしたあと、早稲田大学所沢キャンパスの図書館まで、『マンガ学』を借りに行く。昨日、届いた『Understanding Comics』(Scott McCloud/Kitchen Sink Pr/1994年4月刊/2,504円)の翻訳版で、翻訳者は岡田斗司夫さん。
 翻訳は、日米のマンガ事情の違いを考慮して言葉を選んでくれてあるので、実にわかりやすい。なんで、こんな本が絶版になってしまうんだろう。ぜひ復刊を!
 本を借りた後は、閉まる直前の学食で、おろしハンバーグ&ライスで食事。
 小手指行きのバス停でバスを待っていたら、ヤブ蚊がブンブン。何匹も殺したけれど、中には血をたっぷり吸っていたのもおりました。

■今日、借りてきた本
『マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論』『マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論』(スコット・マクラウド著/岡田斗司夫・訳/美術出版社/1998年11月/絶版!)........アマゾンのマーケットプレイスでは7,500円! なんだか足もとを見るようなビジネスだなあ……。


2007年6月20日 (水)▼授業を終わらせる

 いつもなら月曜日のうちに終わっている授業が、今週はマンガのネームがあったせいで後まわしになった。なんとか今日のうちに授業を終わらせ、小テストなども提出する。

■今日、とどいた本

『Understanding Comics』『Understanding Comics』(Scott McCloud/Kitchen Sink Pr/1994年4月刊/2,504円)........岡田斗司夫さんが訳した『マンガ学』の原書。日本語版が入手できなかったので原書を購入した。卒論の資料。

『Reinventing Comics』『Reinventing Comics』(Scott McCloud/Perennial/2000年7月刊/2,631円)........上の本を探していて発見した続編。


2007年6月19日 (火)▼今日もネームを送る

 新連載マンガの2回目のネームを送る。スケジュールの関係で先に進行しないといけないため。レーザープリンターが壊れていて、B4サイズのプリントができないため、A4のインクジェットプリンターで代用。でも、本番の原稿にはインクジェット+普通紙は使えないなあ……。

2007年6月18日 (月)▼ネームを送る

 新連載マンガのネーム1本目を送る。予定より遅れているので、ちょっと焦っている。

2007年6月17日 (日)F1を見るのを忘れた

 終日、マンガのネームと課題のレポート書き。F1アメリカGPの決勝レースがあったことも失念し、思い出して居間のテレビをつけたら、ゴール後の記者会見だった。ハミルトンが2連勝で、アロンソが2位、マッサが3位ということも、この会見で判明。
 しかし、F1があるのを忘れるなんて……ちょっとショック?

2007年6月16日 (土)新入生歓迎コンパ

 午前中に起き、夕方まで目いっぱい仕事をした後、早稲田大学戸山キャンパスのカフェテリアを借りて開催された早稲田大学人間科学部eスクール公認サークルの新入生歓迎懇親会へ。すでに顔見知りになった人も多く、和気あいあい。
 1次会がハネた後、サークルの顧問がゼミの担任ということもあり、ゼミ生3名+ゲスト1名+ゼミの担任教員の5人で喫茶店に入り、ミニゼミを開催。ゼミ生の1人が悩む卒論の研究方法について、あれこれ相談。バリバリの社会人が考えた研究テーマは、そのままビジネス系出版社で出版してもおかしくないようなもの。ほかのゼミ生の研究も、職業にリンクした内容で、通学生の研究テーマに比べると、すごく実践的。ミニゼミも刺激になった。

 ミニゼミのあとはカラオケルームの二次会に顔を出すが、仕事もあるので早々に帰宅。F1アメリカGPの予選を観ながら寝てしまう。

2007年6月15日 (金)▼読み切りマンガの打ち合わせ

 午後、読み切りマンガの打ち合わせ。5ページの短いマンガだったため、スケジュールをやりくりしれば押し込むことができるだろうと引き受けたが、企画について話しているうちに、アドレナリンが全身を駆けめぐり、アイデアがどんどん湧き出してくる。捨てるのももったいないということで、担当編集者が携帯電話で上司に掛け合ってくれ、その場で2ページ増える。
 嬉しいけれど、でも、その分、日程が……。

2007年6月14日 (木)▼マンガのネームに取りかかる&読書

 遅れ気味のマンガのネームに取りかかる。ネームを入れるのに、WZエディターを立ち上げ、セリフの打ち込みから開始。

 途中で締切が間近の「異文化間教育論」の書評レポートに取りかかる。最初の狙いは第二次世界大戦中、ヨーロッパ戦線で活躍した日系二世部隊の第442連隊関連の本にしようと思い、基礎資料になりそうなハワイ・北米移民に関する本も含め20冊以上も読んできたが、結局、別の本にしてしまった。
 書評を書くことにしたのは『マレーの虎 ハリマオ伝説』(中野不二男/新潮社/1988年4月刊/文庫は文春から)という本。『怪傑ハリマオ』のモデルになった実在の人物で、大正時代の帰国子女でもあった。
 この本に関連して、参考資料に『ハリマオ―マレーの虎、六十年後の真実』(山本節/大修館書店/2002年2月刊/2,310円)を読んでみようと思い、Googleツールバーから早稲田大学図書館の蔵書を検索しようとしたら(Googleツールバーと連動した早稲田大学図書館の蔵書検索ツールがあります)、うっかりとクリックするところを間違えてしまう。おかげでWeb全体の検索画面を見るハメになってしまったが、ついでだから、読んだ人の感想でも見てみよう……と、あちこちのWebサイトを巡回していくと、あれれ、どこかで見たようなURLが……。なんと、このサイトじゃありませんか。それも、この日記の中だ。
 この本、早稲田大学の図書館にあったら借りて来ようと思っていたのに、なんてこった、4年前に新宿の紀伊國屋書店で買っているではないか!
 書庫を調べたら、すぐに出てきました。ああ、情けない。というわけで、あわててメモを取りながら読む。

■今日、読んだ本

『マレーの虎 ハリマオ伝説』『マレーの虎 ハリマオ伝説』(中野不二男/新潮社/1988年4月刊/文庫は文春から)

『ハリマオ―マレーの虎、六十年後の真実』『ハリマオ―マレーの虎、六十年後の真実』(山本節/大修館書店/2002年2月刊/2,310円)........『マレーの虎 ハリマオ伝説』で空白になっていた部分がかなり埋められている。しかし、現代にも、そして未来にも通じる「異文化間教育」や「国際化」という問題が含まれ、読者に突きつけてくるという意味で、『マレーの虎 ハリマオ伝説』の価値が損なわれることはない。


2007年6月13日 (水)▼漫画と劇画と世界征服と……




(↑クリック=拡大表示)

 今日は朝一で駅前の喫茶店に出かけ、書き下ろしノベルスのゲラを編集者に渡す。これで今月下旬には、なんとか本が1冊出ることに。
 帰宅すると数日前にネットの古書店で見つけ、オーダーしてあった本が届いている。この本、少し前にもネットの古書店で見つけたのだが、注文したときには売り切れ。でも今回は無事に入手できました。

 届いたのは『漫画自習手本』という昭和25年(誰かと同い年だ)発行の漫画の描き方の本。どちらかというと漫画の絵の描き方を説明した本なんだけれど、これ小生がご幼少のみぎり、なぜか我が家にあって、この本を見ながらミッキーマウスやポパイを描いたのが、マンガを描き始めるキッカケだったのであります。幼稚園くらいのときだったかな。
 でも、うちにあった本は、表紙も取れていて、別の厚紙をあてがって修理した本でした。そのため、こんな表紙だったことは、今日、はじめて知った次第。中を見ればわかるとおり、古さを感じますね。



(↑クリック=拡大表示)

 そして午後は、ちょっとマンガ関連のことで打ち合わせ。編集者と一緒に見えたのは、あの『やる気まんまん』で有名な故・横山まさみち氏のご子息で、なんと、貸本劇画時代の本をお土産にいただいてしまいました!
『独眼探偵』なであって、な、懐かしい!  ありがとうございました。
 中学から高校にかけての頃は、毎日のように貸本屋に入り浸って、こんな作品を借りていたものです。

 そして再び帰宅したら、こんどはアマゾンから『「世界征服」は可能か?』という岡田斗志夫さんの本が到着(ちくまプリマー新書、760円+税)。あの悪の組織「ショッカー」との戦いの日々を描いた変身マンガ『仮面ライダー』でデビューした私としては、ぜひ、読まねばいけません。

 ……というわけでページをめくりはじめていたのですが、でも、日曜日が締切の書評の課題が……。あと5冊くらい読まないといけないので、こちらを優先します。……いいつつ、とりあえず1章まで読んでしまった。面白いぞ、困った、課題はどうする?

 あ、それから先日eスクールのことで毎日新聞に取材されたのですが、その記事が、今日、こちらに掲載されました。

■今日、届いた本

『「世界征服」は可能か?』『「世界征服」は可能か?』(岡田斗志夫/ちくまプリマー新書/2007年6月刊/798円)........ただいまAmazonのベストセラーリストでトップ10入りしています(2007年6月14日現在)


2007年6月12日 (火)▼図書館経由で寿司を食べる

 午後、地下鉄早稲田駅前で編集者から昨日送信した架空戦記小説のゲラを受け取る。
 編集者と別れて早稲田大学の学食・大隈ガーデンハウスに向かい、冷麺で昼食。安いのはいいが、麺のコシがない。
 食事のあとは中央図書館にまわり、「異文化間教育論」のレポート用資料を2冊借りてくる。このレポートのために借りた本が20冊、買った本が4冊。書評のレポートなんだけれど、まだ、どの本の書評にするか決まっていない。

 本を借りたあとは学バスで高田馬場へ。駅前の芳林堂書店で、MOLESKIN(モレスキン)という舶来もののノートブックを買う。先週末、鮎川哲也賞を受賞した山口芳宏クンに、横溝正史賞作家の井上尚登さんがこのノートをプレゼントしていたのを見て、欲しくなったもの。井上さんのウンチクが面白かったのが原因かも。アイデア帳が溜まるといいのだけれど。

 その後、喫茶店をハシゴしつつゲラに赤入れ。高円寺までたどり着いて寿司屋で夕食。生ビールを1杯飲んだら急に眠気が差し、とても我慢できなくなってバスと電車で帰宅。いつもなら、あと何軒か寄るところなのになあ。

 でも帰宅したら目が覚めて、結局、明け方までかかってゲラの赤入れを完了。

2007年6月11日 (月)▼原稿、終わる

 睡眠1時間で起床し、原稿の追い込み。なんとか午後には終わらせる。
 ドッと疲れが出るも目が冴えて寝られない。スーパーに自転車で出かけ、刺身の盛り合わせとビール……のつもりが、「カロリーオフ」や「糖質ゼロ」のラベルに惑わされ、発泡酒や第三のビールになってしまう。軟弱者め。

2007年6月10日 (日)原稿、追い込みの追い込み

 今日も終日原稿。深夜、テレビの前に移動し、ノートパソコンで原稿を書きながら、F1カナダGPを見る。
 ハミルトンが、ついに初優勝! 佐藤琢磨6位!
 おし、こっちも頑張ろう。

2007年6月9日 (土)また原稿に復帰

 原稿も残りわずか。ひたすら原稿を書きつつ深夜、F1カナダGPの予選を観たりする。佐藤琢磨が11位。またポイントが取れるかな?

2007年6月8日 (金)▼「祝」山口芳宏クン、鮎川哲也賞受賞!

 朝、1時間だけ仮眠をとり、あとは原稿。今日、渡す分は昼前に上がったのだが、ちょとと見直しすると、あちこちに誤変換が。文章の整合が取れていないところもあったりしたため、手直ししたり書き足ししたり。何とか今日のノルマを送信する。

 夕方からは、古いネット仲間で、ミステリーが大好きだった山口芳宏君が、今年度の鮎川哲也賞を受賞。ミステリー作家・柴田よしきさんの音頭取りで、柴田さんの仕事場で手作りホームパーティーが開催れることになった。やはりネットでつき合いの長いマンガ家・野間美由紀さん、小説家の井上尚登さん、第1回鮎川賞受賞者の芦辺拓さん、そして各社の編集者、ネット仲間でもあった柴田さんのファンの女性たちもたくさん集まり、ワイワイガヤガヤ。
 デビュー前から、こんなに大勢のプロやミステリー読みに祝ってもらって、なんて幸せな。でも、これも毒舌を吐きながらも誰からも好かれるという彼のキャラクターのせいでもあるだろう。改稿中のデビュー作が発売されるのを、いまから楽しみにしているところ。活躍してね!

 帰り道、新装開店した「ノラや」に立ち寄り、結局、タクシー帰り。さすがに疲れてグッスリ寝る。

2007年6月7日 (木)▼原稿の合間に取材

 朝まで原稿を書き、3時間ほど寝て、昼前からノートパソコンを持って外出。雑誌新連載の取材のため西武新宿線、地下鉄東西線を乗り継いで茅場町まで。
 西武線の電車は空いている各駅停車にして車内で原稿書き。東西線の車中でも原稿書き。茅場町にも予定より30分ほど早く着いたのでカフェで原稿書き。
東証アローズ
 その後、編集者と待ち合わせて東京証券取引所に行き、株式取引システム東証アローズの見学。昔、場立ちがあった頃と違い、整然としていて、ちょっとつまらないかもしれない。中高生の社会科見学にくっついて、一緒に係員の説明を聞く。
 東証の見学終了後は編集者と一緒に半蔵門に移動し、ホテルのカフェで新連載の内容を詰める。その後、某社の方々とミーティング。いろいろヒントになる話しを伺ったあと、また編集者と喫茶店で連載の煮詰め。
 打ち合わせ終了後はタクシーで四谷まで出て、総武線〜山手線で高田馬場へ。駅前の芳林堂書店で新連載関連の資料を購入。一緒に平積みになっていた『半村良―総特集 SF伝奇ロマンそして…』も購入する。
 夕方のラッシュで混雑する電車に乗り、急ぎ帰宅後、また原稿にもどる。夜になって2時間ほど仮眠をとり、また朝まで原稿。

■今日、買った本

『半村良―総特集 SF伝奇ロマンそして…』(河出書房新社/2007年4月/1,200円)........『石の血脈』を読んだときの衝撃は、いまも忘れられない。21歳のとき、帰郷する途中に立ち寄った小田急デパートの三省堂書店で、装丁に惹かれて買った本だったが、東海道本線の車内で読みはじめたら止まらなくなり、深夜、家に着いてからも読み続け、結局、朝まで寝ないで読了したのを憶えている。ぼくに小説の面白さを教えてくれた本のうちの1冊だ。


2007年6月6日 (水)▼今日も原稿……ほかに書くことないのか?

 ありません。

2007年6月5日 (火)▼今日も原稿

 ただ書くのみ。

2007年6月4日 (月)▼原稿を書いてます

 ひたすら執筆しています。

2007年6月3日 (日)六大学野球、早稲田優勝!

 朝まで原稿を書き、午後に起床後も、すぐさま原稿。午後2時からは、しばし六大学野球の早慶戦をテレビ観戦。ちょっとヒヤヒヤしたけれど、なんとか勝って春季優勝。
 勝ちそうだったので、テレビを見るのはそこそこに、あとは原稿。深夜にはレポートも……。

2007年6月2日 (土)本の買い出し

 昼前に起床し、シャワーを浴びてから早稲田大学所沢キャンパスへ。「異文化間教育論」という科目に必要な教科書を購入するため。ジュンク堂にもアマゾンにもなくて困っていたら、著者でもある担任の先生から、所沢キャンパスの生協に入荷していることを教えられ、買いにいくことにしたもの。
 土曜日のキャンパスは静かで集中できそうだったので、教科書を買ったあと、自習コーナーで原稿を書いてしまう。
 その後、パソコンが並んでいる端末室に移動すると、一昨年、と「統計学」でお世話になったコーチと遭遇。立ち話などしたあと、バスで小手指にもどり、駅前のファミレスで食事をしながら原稿書き。
 ノートパソコンの画面に集中してキーを打っていたら、最初はたくさんいたお客が、いつのまにか隣の席の女性2人とぼくだけに。しかも原稿を書いていて気づかなかったのだが、隣の席の女性は、昼間からアケスケなヤラしい話で盛りあがっている。まるでレディスコミックみたいな内容だ。
 キーを叩いている間は、まるで気づいていなかったのだが、いちど話の内容が耳に飛び込んでしまうと、なんだか、どうしても気になってしまう。内容が内容だけに、よけいに……。まずい。これでは仕事にならないぞ……とノートパソコンをしまって、よその店に移動しようか……などと思っていたら、座っていた席の窓の向こうに人影が。あれっと思ってみると、早稲田大学人間科学部eスクールの学友(女性)がニコニコ笑顔で立っている。
 どうぞ、と席にお招きし、話を聞いたら、スクーリングが終わったところで、バスから降りたら、ぼくの姿が目に入ったとのこと。ちょっと救われた思いで大学のことなどを話した後、一緒に電車で池袋まで移動。学友とは駅で別れて、こちらはジュンク堂へ。ゼミのレポートに必要な本を買いにいったのだが、買おうとしていた本のうち1冊が品切れ。念のためリブロにまわったら、こちらには在庫があって購入できた。
 電車で地元駅にもどったあとは、喫茶店で原稿のつづき。帰宅後は、また原稿。

2007年6月1日 (金)▼新聞の取材を受ける

 原稿のできてるところまでを送り、午後3時から駅前の喫茶店で新聞の取材を受ける。早稲田大学人間科学部eスクールで学ぶことについて。いかに大学で学ぶことが面白く楽しいか、熱弁をふるう。いかにeスクールで学ぶ女性たちが元気であるかも。

 帰宅後、原稿にもどる予定が、睡眠不足でダウン。寝てしまう。


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