近未来架空戦記『漆黒の独立航空隊』シリーズ
「漆黒の独立航空隊(1)」表紙画像
☆『漆黒の独立航空隊』(全3巻)
(1994年刊/有楽出版社・発行/実業之日本社・発売)

 航空自衛隊でF-15のパイロットをしている竜崎光一郎は、ひそかに編成された独立航空義勇軍“天狼”の隊員に選抜され、国産ハイテク戦闘機“北斗”のパイロットとなり、守旧派の圧政に苦しみ、独立を宣言したロシア極東共和国の救援に向かう。択捉、サハリン、ウラジオストク、ハバロフスクで激戦を展開し、味方を次々と失いながらも、モスクワを目指す竜崎たち……。
 シミュレーション戦記というよりも、冒険小説の要素が強い航空戦記アクション小説。
「米本土焦土戦線(1)」表紙画像
☆『米本土焦土戦線』(全3巻)
(1995年刊/有楽出版社・発行/実業之日本社・発売)

 ロシアの極東共和国独立戦争終結から5年。アメリカでエアレースに参加していた竜崎光一郎は、窮地に陥ったところを、ともにロシアで戦った隊長の鮫島に救われ、日本に連れ戻される。そこで天狼が再編成され、アメリカで勃発した第二次南北戦争に参戦する。今度の部隊には、アメリカ海軍のパイロットも参加。日米混成軍としてアメリカ海軍の空母でカリフォルニア沖の大航空戦に参戦。戦場はアメリカ全土に拡大し、竜崎たちはニューヨークの防衛にも参加していくことになる。
 謎のハッカーやニューハーフの元海兵隊員も登場して、娯楽色を強めた航空戦記アクション。
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