1997年4月中旬の日記
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- 97年4月11日〜20日
- 4月11日
「日経ネットナビ」の取材。よくアクセスする先のブックマークを紹介。JAF、ホンダ、CARTなどのほか、漫画家、作家仲間のホームページを紹介する。取材の後、喫茶店に出動し、漫画の構成。
コンピュサーブは、アメリカのコンピューター雑誌のオンラインサービス部門の「Editor's Choice」に選ばれていた。ビジネスマン向け(仕事に使う人)向けには、まだまだ優位は揺るいでいないと思うのだけどなあ。
- 4月12日
深夜まで喫茶店をハシゴして「マンガ一太郎8入門」のネーム。深夜から朝までF1アルゼンチンGPとCARTロングビーチGPの情報を追跡。
- 4月13日
昨日までと同じく深夜まで「マンガ一太郎8入門」のネーム。帰宅後、フジテレビのF1アルゼンチンGP、スポーツi・ESPNのCART予選(録画)、同決勝レース(英語版ライブ)と立て続けにテレビでレース観戦。CARTレースは月曜夜の録画放送(バイリンガル)で解説を担当しているので、ノートにメモを取りながら見る。CMの間は野茂が登板した大リーグ中継をNHKのBS放送でチラチラ。終了は午前7時。さすがに疲れたわい。
- 4月14日
『まんが秘宝・ぶっちぎりヒーロー道』(洋泉社MOOK、1,200円。表紙の画像はこちら (54.7k))という本が届く。懐かしのテレビヒーローを主人公にした漫画についての本で、「すがやみつるの『仮面ライダーストロンガー』」「すがやみつるの『新・仮面ライダー』」という記事が載っている。「ストロンガー」の筆者には、漫画の内容について突っ込まれているが、わしゃ覚えてないよ〜! 「新・仮面ライダー」では「クラゲウルフの巻」について、お誉めいただいているのだが、このクラゲウルフという怪人(右図)は、テレビの撮影が遅れた関係で怪人のデザインまで遅れたため、雑誌のスケジュールに間に合わなくなり、窮余の一策で僕がデザインしたオリジナル怪人(あとでテレビが採用)。当然、ストーリーもオリジナルで、それまで石ノ森先生に、ネーム、下絵、ペン入れ、仕上げの段階で監修をあおいでいたのだが、この回で、「これだけストーリーが作れたら、もう一人でやっても大丈夫だから」と、石ノ森先生の監修を卒業させてもらった記念すべき作品でもある。絵がヘタッピーだったもので、なんとかストーリーだけでも作れるようになりたいと、泣きを入れたり、笑いを入れたり、あがいていた頃の作品だ。
ちなみに『仮面ライダーストロンガー』で主演していた荒木茂さんは、当時、ぼくの従兄弟がやっていた芸能プロに所属していた役者さんだった。『秘密戦隊ゴレンジャー』の初代キレンジャー役の畠山麦さん(故人)も同じ事務所に所属。キレンジャー役を誰にしようかと石ノ森先生や東映の平山プロデューサーが打ち合わせしているところにぼくが居合わせ、麦さんを売り込んでしまったのだが、平山プロデューサーが担当していた『柔道一直線』や石ノ森先生が監督したフィンガーファイブの映画にも出演していたこともあって、スンナリと採用が決まったのであった。
この本の中に、ぼくが石ノ森先生のチーフアシスタントをしていたという発言があったが、ぼくは石ノ森先生のアシスタントの経験はない。桜多吾作さんと混同したんじゃないのかな、講談社の加賀さん。
夜のスポーツi・ESPNでのCARTレース中継解説に備え、CART第3戦ロングビーチGPのデータを整理していると、某ゲーム雑誌から電話。懐かしのゲームを特集したCD-ROMに『ゲームセンターあらし』の絵と作者のインタビューを収録したいとのこと。最近、こんなのばっかだな。やはり「あらし」がビジュアルに使われたタワーレコードが発行している雑誌のゲーム特集記事のゲラもFAXで届く。
夕方から外苑前の伊藤忠本社内にあるスポーツi・ESPNのスタジオに出かけ、今朝、終了したCART第3戦の録画中継で解説を担当。つい英語の解説を耳で聞いてしまうもので、解説を入れるタイミングがむずかしい。しかも音声のみナマだから緊張してしまう。番組終了後、タクシーで帰宅。
- 4月15日
昨夜、寝る前に、ふと手にしたクイネルの『燃える男』(新潮文庫)を読み始めたら止まらなくなり、結局、朝までかかって半分ほど読む。積ん読になってたんだけど、なぜニフティサーブの「冒険小説&ハードボイルド・フォーラム(FADV)」で専用会議室ができるのかもスンナリ理解できてしまった。こりゃ病みつきになるわ。久々の正当冒険小説だ。
昼過ぎに起きてから「OLTJ」のイラスト。1985年にパソコン通信を始めたばかりの頃のパソコン通信環境の写真をスキャンして取り込む。いまは「おタカラ級」の骨董品となったPC-8201やエプソンの音響カプラーなどを見たい方は、こちらをどうぞ。
深夜、『燃える男』を読了の予定がケーブルテレビで映画『さまよえる脳髄』(原作・逢坂剛)を見てしまう。原作のほうが面白かった気がするが、これはミステリーやサスペンスの宿命か。
- 4月16日
『燃える男』に影響されたわけではないが、体力の衰えと腰痛をなんとかしようとフィットネスクラブに入会申し込みに出かける。目的は水泳。30年前の高校3年生のときには、初島〜熱海間の12キロの遠泳大会にも出たことがあるのだが、いま同じことをしたら死んでしまうのは間違いない。帰宅後『週刊小説』のコラムにとりかかる。
- 4月17日
午後に起床するが目が霞んで頭痛がするので再び1時間ほど寝る。夕方、フィットネスクラブに出かけて水泳。数年ぶりに泳ぐのであわてず慎重に、100mを2本流して止めておく。これでも脈拍ドキドキ。少しずつ慣らしていこう。
- 4月18日
昨日の水泳のせいで筋肉痛。全身が火照って仕事にならず。
- 4月19日
明け方までイギリス在住のF1ドライバー、片山右京選手の奥さんとFAXのやりとり。パソコンが不調とのことでアドバイスを送る。
2時間ほど寝て新宿で開かれたニフティサーブの10周年記念パーティーに出席。初代SysOpということで、いきなり壇上にあげられびっくり。スーツを着てくるんだった。帰途、ニフティサーブの仲間と居酒屋に寄り、カラオケ&プリクラしてから帰宅。
- 4月20日
夜まで仕事。朝まで片山右京選手のところに送るソフトの設定など。
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