2007年8月31日 (金)▼春学期の成績発表/オール優の壁、崩れる(泣)
徹夜で原稿を書き、そのまま午前10時スタートの春学期成績発表をチェック。ガーン! 初めて「B」をもらってしまった。オール優だったのに、ついに良が1個……(成績は、A+、A、B、C、Fの5段階。A+とAが優、Bが良、Cが可、Fが不可)。単位が取れていたのだから、よしとするか。春学期は、マンガの仕事もはじまって、レポートの時期にあわただしくなってしまったからなあ。成績の悪かった科目は、結局、レポートに時間をかけられなかったものだったからなあ……。
秋学期、ゼミ以外に専門科目を7科目受講すると、来年は卒業研究だけになるのだが、マンガの仕事も忙しくなっているので、受講科目を少し減らすことにしよう。卒論に向けてのゼミの研究も、スーパーヘビーになってきているので。ふう……。
2007年8月30日 (木)▼キャンパスへ
仕事の合間を縫って早稲田大学所沢キャンパスまで出かけ、所属ゼミのK先生の研究室を訪問し、ゼミ生用のユニフォーム(ロゴ入りポロシャツ)を受け取ってくる。研究室では、先生にお茶を入れていただき、卒業研究のことなどで少し雑談。かなり緊張する。 帰途、小手指のファミレスに入り、ヒーコラと原稿書き。地元にもどって喫茶店で原稿書き。帰宅後、朝まで原稿書き。
2007年8月29日 (水)▼原稿、書いてます
新作架空戦記小説の原稿を書いてます。ただひたすら書いてます。
2007年8月28日 (火)▼「ブラックアウト」にビクビク
今日は午前中に起床し、ひたすら架空戦記小説の原稿を書く。午後になって眠気に襲われ、1時間ほど仮眠。その後、またパソコンに向かっていると、遠くで雷鳴がゴロゴロ。しかも、天井の蛍光灯がスッと暗くなる。
ヤバイ! ブラウンアウト(一時的な電圧低下など。停電はブラックアウト)だ、瞬断(瞬間的な停電)だ。デスクトップPCで原稿を書いていたので、あわてて書きかけの原稿をセーブし、さらにバックアップも取った。
その直後に、またもブラウンアウトが起き、蛍光灯が一瞬消えたかと思ったら、パソコンの画面も消え、直後、何かブルー画面に文字が出たかと思ったら、そのまま何ごともなかったかのように、元の画面に復帰した。パソコンにバックアップ機能というか保護回路がついているらしい。
とりあえず、このパソコンで仕事を続けると、原稿消失の危険があるため、自宅にいながらノートパソコンで作業を続行することにする。
20年前の1987年7月23日、関東一帯で電力が足りなくなり、広域停電が発生したことがあるが、あのときは、事務所で使っていたPC-9801が、2度も勝手にリセットされた。やはり原稿をセーブしたばかりだったので被害はなかったが、フロッピーで起動する時代のパソコンが、勝手にリセットされ、フロッピーの読み込みからやり直したのにはビックリしたものだ。
デスクトップPCで原稿の仕事をつづけるなら、やはり無停電電源装置を買っておいたほうがいいかなあ……。
2007年8月27日 (月)▼疲れがドドッ
午前中に起床したものの、全身の倦怠感+腰痛で仕事にならず。居間で座椅子にもたれて、うたた寝していたら、いつのまにか夕方になっていた。
これではいけないと家を飛び出し、一昨日、駐輪場に置いてきてしまった自転車を取りもどしたあと、スポーツ専門店に寄ってウォーキングシューズを購入。つくりがスリムだったため、27.5cmになってしまった。
帰途、マクドナルドに寄って原稿。
2007年8月26日 (日)▼法事で危うく遅刻
今日は、いろいろドジを踏んで、午前中に荻窪のお寺でスタート予定の法事にギリギリ滑り込み。家からクルマで15分ほどの距離で助かった。
法事のあとは墓参りをすませ、本むら庵という有名な蕎麦屋で食事。有名な店らしく、しかも日曜日の昼時とあって、店は超満員。予約を入れてないと休日の食事は大変ですね。
特別献立というコースメニューだったが、どの料理も美味しい。ただ、最後の蕎麦だけが、ちょっとねっちょりしている感じで、せっかくの手打ちなら、もう少し腰が欲しかった感じかな。
満腹になって帰宅し、昼寝しようと思ったら、友人のマンガ家からパソコンのことでSOS。スパイウェア除去ソフトのインストール法を手ほどきして、実際の除去法は、説明サイトを見てもらうことに。原稿がたまっているもので、愛想が悪くてすみません。
午後9時からは、久しぶりにF1観戦。トルコGPの決勝レースだったが、ハミルトンのタイヤトラブル以外は、これといったドラマもなく、退屈で、途中、居眠りをしてしまった。
2007年8月25日 (土)▼高円寺阿波踊り
昨夜、なんとか「コミック・ガンボ」の原稿が上がり、今日は夕方から半日だけ仕事は休み。
まずは新宿で学友と会い、秋学期に受講する科目についての情報交換。その後、プチ懇親会をしたあと、ひとりで阿波踊りでにぎわう高円寺に移動。
高円寺とのつきあいは長く、阿波踊りの日にも出かける機会は多いが、でも踊りを見たのは1回だけ。あまりに人の数が多く、交通規制で行きたいところにも行けない状態なので、裏通りで酒を飲んでおしまいのケースが多い。今夜もそのパターンで、2軒ほど店をまわったあと、明日は法事があるので、そそくさと帰宅。
2007年8月24日 (金)▼打ち合わせと原稿アップと
3時間ほどの睡眠で午前中に起床し、すぐにマンガの原稿のつづき。昼食に冷凍食品のパスタを電子レンジで温めて食べたら、急激な眠気に襲われ、1時間ほど仮眠。
目が覚めた後、クルマで駅前の喫茶店へ向かい、携帯コミックサイト用の原稿とコミックスを渡す。昔のマンガを配信してくれるとのこと。でも、読んでくれる人がいるのかなあ。それが不安。
原稿が残っているので急ぎ帰宅すると、先日取材を受けた「団塊パンチ」という雑誌の編集者から電話。インタビュー原稿のチェックをしてほしいとのことで、すぐにメールにレイアウトがすんだPDFが添付されてくる。このPDFをAcrobat(まだ4.0を使っている)に取り込んで修正箇所にマーカーで印をつける。変更内容な「ノート」に記述し、PDFのまま返送。
ふたたびマンガの原稿にもどり、午後7時すぎに、やっと完成。自分のサイトを通じて編集者にダウンロードしてもらう。
ちょびっと息抜きにパソコンげゲームなどしたあと、架空戦記の新作を再開。
2007年8月23日 (木)▼今日もマンガ
本日は背景と仕上げ。アナログ原稿だった頃は、背景を描けば終わりが近かったんですが、いまは、ホワイトまで入れた原稿をスキャンし、PhotoShopで背景やベタ塗りなどの仕上げ。これが時間がかかるんです。徹夜しても終わりそうにないので、途中で少し寝ることにする。
2007年8月22日 (水)▼マンガ執筆中
ただいまマンガの原稿を描いてます。先日、新宿の世界堂で買ってきた日光のかぶらペンは、先端の反りがなくなっていて、柔らかい線が引けない。20年前のペン先とは別ものだ。これなら大量に残っているゼブラのニュームのペンを使っていればよかったかも。
硬いペンで太い線を引いていたら、肩と首筋がゴリゴリ。とりあえず人物のペン入れを終えた後、朝までかかって広告用のカラーカットを描く。
2007年8月21日 (火)▼目の調子が悪い
今日もまた宅配便に起こされる。そのうちの1件は、またアマゾン。これも、まとめて配送を指定してあったのになあ……。
寝不足のせいか目が不調で、マンガの下絵が進まない。老眼+乱視なんですが、マンガ家が高齢になってペンの線が荒れるのは、腕の衰えではなくて目の衰えが原因ですね。
夕方、仮眠をとって睡眠不足を補う。
2007年8月20日 (月)▼マンガに着手
寝るのは明け方なのに、家族が留守のせいで、午前中から何度も宅配便のチャイムで起こされる。睡眠不足で目の調子が悪い。 数件の宅配便のうち1件は、アマゾンからの本。複数の注文をまとめて配送するよう指定してあるのに、ご親切にも、在庫がある本は、送料無料で届けてくれるんですよね。ありがたいのか迷惑なのか……。
夜、ネームの直しがFAXで届き、急いで修正してネームの再送信。すぐに返事がきて、本番の原稿にとりかかる。
本番の原稿用紙は、「PageMaker 6.5J」からPDFを出力し、こちらを使ってB4サイズの用紙にコマ割りを拡大印刷。原寸の1.35倍という中途半端な拡大率で描いています。ちなみに昔は、B5雑誌用が1.3倍、A5(「コロコロコミック」など)は1.5倍でした。拡大率が大きいと、1ページに盛り込める情報量を多くできるもので。しかもペンの線が少しくらい荒くても、縮小されてキレイに見えますので。でも、最近の雑誌は印刷がいいので、ごまかしがきかないのがつらいところ。でも、ゴリゴリしたペンの線は、あまり変わっておりません。
2007年8月19日 (日)▼マンガの合間に架空戦記小説
マンガのネームの返事は月曜日になりそうなので、その間に新作架空戦記小説の原稿を進める。自宅でパソコンにむかっていると、ついネットにつないだりするので、自転車でハンバーガーショップに出撃。日曜日の午後とあって子どもや女子高生で大騒音状態のなか、必死に原稿を書く。集中していれば周囲の騒音も気にならない。
帰途、古書店に立ち寄り、たまたま見つけた戦記関連の本を数冊購入。さらに通りがかりのコンビニ5軒ほどに寄ってみるが、コンビニ版『ゲームセンターあらし』を置いてあったのは1軒だけだった。売れたのか……それとも……?
2007年8月18日 (土)▼「コミック・ガンボ」のネーム
「コミック・ガンボ」4回目のネーム。テキストエディターの「WZ EDITOR」に縦書きでセリフだけ打ち込み、それを「PageMaker 6.5J」に流し込みながらコマ割りをしているのだが、文字数の調整などで、けっこう時間がかかる。
コマ割りが終わったら「PageMaker 6.5J」からA4用紙に印刷して、これに吹き出しの線と人物などのラフ絵を入れていく。ラフの絵が入ったら、これをスキャナーでスキャンし、jpegかPDFに変換して編集部に送信。今回、セリフの文字数が多かったため、8ページに押し込むのに四苦八苦。おかげで2日もかかってしまった。
2007年8月17日 (金)▼マンガの打ち合わせ
午後、駅前の喫茶店で打ち合わせ。あまりにも暑いため、クルマで出かけることに。喫茶店に近いコインパーキングにクルマを駐車してクルマを降り、ドアをロックしたら、近くに立っていた男性が、「すぐにお戻りですか? もし、すぐにクルマを出すんだったら、よその駐車場にしたほうがいいですよ」とのこと。この男性、駐車場の精算装置が故障していてクルマが出せず、電話で連絡した係員の到着を待っているのだが、まだ1時間近くかかるらしい。
というわけで、まだストッパーが上がっていないのを確認し、あわててクルマを出して、別のコイン駐車場に移動。おかげで打ち合わせに遅刻してしまった。
打ち合わせは「熱血!! コロコロ伝説」[Vol.4 10月25日発売]に掲載される読み切りマンガの内容について。←ここでの予告では『ゲームセンターあらし2007』ということになっていて、最新のゲームであらしが戦うようなことが書いてあるが、どうやら、すがやみつるが主人公の「私マンガ」になりそうな気配も……。うーむむむ……これからジックリ考えます……いっても、ジックリ考えるほどの余裕はないんですが。
帰途、コンビニを2軒ほど覗いたが、コンビニ版『ゲームセンターあらし』は売っていなかった。売り切れたのか、それとも配本がなかったのか……不安。
2007年8月16日 (木)▼コンビニ版『ゲームセンターあらし』の見本届く
主にコンビニで売られる「My First Big コロコロ30周年記念」版『ゲームセンターあらし』が到着。近所のコンビニでお買い求めください。
2007年8月15日 (水)▼半日だけの夏休み
大学の夏休みの間に仕事をまとめて片づけようとしているため、今年も夏休みはなし。それでも少し息抜きをしたくて、家族と吉祥寺へショッピングに出たついでに、寿司屋で夕食。でも、クルマで出かけたうえに、帰宅後も仕事と卒業研究用の資料読みが待っているので、アルコールはなし。ささっと出かけ、ささっと帰宅。来年は、どこかに旅行にでも行きたい……。
2007年8月14日 (火)▼あづい……
あまりの暑さに、寝ていて汗グッショリになって、早い時間に目が覚めてしまう。そのまま起きてパソコンに向かうが、午後になると眠気に負けて、また寝室へ。原稿の進みが遅い。カンヅメになることを考える。
2007年8月13日 (月)▼吉祥寺で長崎チャンポン&現役早大生マンガ家のつづき
仕事の資料と卒論用の先行研究の資料を読まないといけないのだが、家にいると雑用があったりで集中できないので、吉祥寺まで出かけ、長崎チャンポンを食べたあと、喫茶店をハシゴして、ノートを取りながら読書。夜遅くなってから高円寺に移動し、寝酒。帰宅は深夜。
*****
「現役早大生マンガ家」のつづきですが、早稲田大学人間科学部eスクールは、入学のときは「志望動機書」と「面接」だけと、一般入試に比べるとラクなのかもしれませんが、「簡単に早大生になれるから」なんて気分ですと、ついていくのは大変です。
とりわけ現役高校生や一浪・二浪くらいでeスクール生になった若い学生は、一般の通学制の大学生とは違って、たくさんのオジサン・オバサン・オジイさん・オバアさん世代の学生と一緒に学ばなければなりません。しかも、そんな人生経験豊かな人たちと、科目によってはディスカッションしたりする必要が生じます。
たとえば臓器移植やクローン人間などを題材に、生命倫理についての討議をしたり……なんて科目もありますが、ヒトの生死を毎日のように見ている医療のプロもたくさんいれば、親を介護して見送ったり、あるいは配偶者の介護をしつつ自分が棺桶に片足を突っ込んだ状態で学んでいる(当人談)なんて学生までいます。そんな人たちと生死についてディスカッションしないといけないわけですから、「死」というものが、まだ実感できない現役世代の学生は、意見を述べるだけでも大変です。
そのような体験をラッキーと思えるかどうかで、eスクール・ライフも楽しくなったりツラクなったりするのでしょう。
それから、入学はラクに見えても、卒業は、かなり大変です。卒論の「口頭試問」というものがあるからです。卒業生は、多数の教員、学生が居並ぶ前で、自分の卒論の内容をパワーポイントを使うなどしてプレゼンし、質疑に答えなければいけません。教員からは鋭い突っ込みのような質問が発せられますので、自分で確信の持てる状態まで卒論を煮詰めていないと、しどろもどろになってしまいます。
通信制のため、卒論の代筆なんてことも、その気になれば可能になってしまいます。そのような不正を防ぐ意味でも、最後の最後に難関が待ち受けているわけです。
もちろん卒論を書いたうえに、プレゼン用のパワーポイントの資料を作り、規定時間内にプレゼンが終了するよう練習したり、想定問答集をつくるなどの準備をしなければいけません。
そういう意味では、入るのは簡単でも出るのが大変な欧米型のシステムになっているわけです。
それから、eスクールの学生は、非常に「ポジティブ」です。先日、eスクールの成果報告会がおこなわれたのですが、そこに参加された方のブログにも、eスクール生の積極的なことが指摘されておりました。
2007年8月12日 (日)▼現役早大生マンガ家です!
なんだか巷では、われらが「早稲田大学人間科学部eスクール(通信制大学)」で学ぶ学友の女性が「現役早大生女優」とスポーツ新聞などに書かれたせいで、あれこれ言われているようですが、このeスクールという通信制大学のシステムは、従来の郵便などをベースにした通信制大学とは大幅に異なっていて、通学制の受業をオンデマンドに置き換えたような内容になっています。
もし4年で卒業しようと思ったら、1年に34単位(専門科目に換算して17科目)を取得しないと次の学年(eスクールではレベルといいます)に上がれません。これは通学生と同じです。統計学と英語が必修で、今年度からは英語でレベル4(TOEIC換算で500点台くらいだったはず)をクリアしないと卒業させてもらえません。これも通学生の英語のレベルに合わせたものでしょう。
授業はパソコンの画面で受講します。通学制の受業をビデオ撮影した科目もあれば、eスクール専用にスタジオで収録したものもあります。通学制の授業の臨場感を味合わせたいと考える先生もいれば、eスクールらしいネットワークやパソコンの機能を活用した授業をする先生もいます。
資料を用意してくれる先生の場合は、それをプリントアウトして書き込みなどをしていきますが、ひたすら黒板やホワイトボードに板書していくだけの先生もいます。その場合は必死にノートを取ることになります。このあたりも通学制の授業と変わりません。
科目によっては、毎週、あるいは2〜3週ごとに授業内容が理解できているかどうかをチェックするテストがあります。また、レポートが少ない科目で1回、多い科目だと5回くらい出ます。
また、授業の内容に即したテーマでBBSでディスカッションを求められる科目もあります。
出席回数、小テスト、レポート、BBSへの書き込みなどが成績の基準となります。
このような内容なので、ふつうに仕事をしている人でしたら、夜は自由になる時間はありません。週末もレポートなどでつぶれることは必至です。
このように負荷の高い授業なので、大学側では卒業までに6年かかることを想定していたのですが、今年の春、1期生169名のうち53名が4年で卒業してしまいました(9月に、さらに12名が卒業) 。
実際、モチベーションの高い学生が多いのですが、「授業料が高い」ことも、やる気の原動力のひとつになっているはずです。社会人学生が大半で、自分で授業料も払っているため、やはり授業料を無駄にできないからです。もしも単位を落とせば1科目で58,000円が飛んでいきますので。
また、明確に目的意識を持って入学してきた人が多いのも特徴でしょうか。通学生とちがって「就職のために」学ぶ人は多くないように思います。すでに職業を持っていて、その職業上のキャリアアップのため、という人が多いようです。たとえば健康福祉科学科ですと、医師、歯科医師、看護師、療法士など医療関連のプロだらけですので。
環境科学科では建設関連の人が多いような感じでしょうか。建設業界では、今後、環境のことがわからなければ、たとえば公共工事の受注もできない……といったようなことも関係しているようです。
ぼくが所属する情報科学科は、基本的には高校情報科の教員免許取得を目的にした人が多いようです。ぼくも最初はチラリと教員免許取得を考えましたが、そのために必要な情報系の科目は、すでに知識を持っている内容のものが多く、また、最短で卒業して58歳ですので、あわよく高校の教員になれたとしても、定年まで2年しかありません。1科目58,000円という授業料を考えると、ちょっともったいないな……と考えまして、ならばマンガや小説の表現に役立ちそうな科目(主に心理学系)と、将来の創作の肥やしになりそうな科目(生物系、医学系、文化・歴史系)を主に受講しています。
学生は、年齢だけでなく職業も、大学教授に国際線のパイロットにIT企業の経営者に公務員に主婦に……と実に多彩。ぼくの同期には、ぼく以外に女性マンガ家が1名(優秀な成績で通学制に転科)、ライトノベル作家が1名おりました。
現役早大生女優さんは、本名がわからないので、同じ授業で学んでいるかどうかがわからないのですが、やはり有名人学生として紹介されることの多い女子フィギュアスケートのN選手とは授業が一緒になったことがあります。海外で試合があるときでもレポートなどは、いつも提出がトップで、しかも、素晴らしい内容のものばかりでした(その授業は他の学生が提出したレポートも見られるシステムでした)。
パソコンを使ったオンデマンド授業は、いちど受講した講義をバックナンバー画面で何度でも再受講できます。暗記が苦手になっているぼくのような年代の学生でも、なんとか授業についていけているのは、この仕組みがあるからでしょう。レポートの時期になると、何度も受講しなおしては復習してばかりです。
この再受講のシステムが、eスクール生の成績アップにつながっていることが確認されたことで、早稲田大学では、人間科学部の通学制だけでなく、他の学部でもオンデマンド授業を増やす傾向にあります。
懇親会などで一緒になるeスクール生は、老いも若きも「学ぶことが楽しくてしかたがない」というような人ばかりです。飲み会をしても話題は学業のこと。二次会でカラオケボックスに行っても、歌も歌わずに授業の情報交換で徹夜したり……。まあ、そういうアクティブな人たちだからこそ、懇親会などにも積極的に参加してくるのでしょうけれど。
2007年8月11日 (土)▼吉祥寺でライブ
暑さのせいもあって仕事がはかどらないので、昨夜は午前1時になってから自転車でファミレスに出撃し、3時過ぎまで原稿を書いた。やっとギアがローに入ってクラッチをつなぐ準備ができた感じになり、安心して帰宅し、資料読みをして寝たのが午前6時。
暑さで昼前には起床し、エアコンの効いた仕事部屋にこもって原稿書き。ノリもよくなってペースも上がり、気分よく原稿を書いていたら、突然、パソコンがプスン。家の中でエアコンが3台も回っているところに、カミサンが電子レンジのスイッチを入れてくれたおかげでブレーカーが落ちてしまったのだ。ノートパソコンだったら問題はなかったのだろうけれど、あいにく今日はデスクトップPCで原稿を書いていた。エディターに自動バップアップの設定をしてあったので、なんとか20分くらい前までの原稿は残っていたが、勢いに乗って書いてあったところだけに、やる気が削がれることおびただしい。
というようなことを口実に、家を飛び出し、バスで吉祥寺まで。今夜、吉祥寺のライブハウスで、歌手でありノンフィクションライターであり冒険小説家でもある八木啓代さんのライブがあることを知っていたので、近所でもあるし出かけることにしたもの。
「歩く冒険小説」と勝手にニックネームをつけた八木さんのライブは、従来のラテン系のものとは違って、ピアノにチューバにクラリネットのバックを従えてのフランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、日本語……という国際色豊かな言語の歌の連続。歌詞の意味はわからなかったけれど、でも、八木さんの歌声が、なぜ「絹の声」と呼ばれているか、充分に実感できた。
ライブの間に生ビールを大ジョッキに2杯飲み、ライブ終了後、八木さんに挨拶していたら、ミステリー作家のAさんもいらしていたことが判明。Aさんと一緒に一緒に吉祥寺駅まで。Aさんは中央線で新宿方面へ、こちらは総武線で高円寺へ。土曜日で快速が高円寺に停まらないため、Aさんとは吉祥寺駅で別れることになったのだ。
高円寺では、いつも寄るNやに行って、常連客の女性グラフィックデザイナーに、わが社の封筒のデザインをお願いする。会社の封筒が品切れになってから数年になるのだが、最近、事務関連の用事で封筒を使う機会も増え、またオリジナル封筒を復活させることにしたもの。そういえばわが社のロゴは、いまは小説家になっている薄井ゆうじさんが経営していたデザイン会社で作ってもらったものだった。睡眠不足のため、電車のあるうちに引きあげる。
■最近いただいた本
2007年8月10日 (金)▼最近買った本
購入した本を日記に掲載しておかないと、ダブリ本が増えるもので。書店で本を買う際、買ったかどうか自信がなくなるときがあるんですが、そんなときのために、携帯電話で、この日記を検索できるようにしてあるんです。
■最近、買った本
まだ、たくさんあるのですが、疲れたので、今日は、ここまで。
2007年8月9日 (木)▼飛び込みイラストで徹夜
昨日、編集者と打ち合わせの席上、緊急にイラストを3点ほど頼まれ、帰宅後、すぐに取りかかるが、睡眠不足のせいで目の調子が悪く、仮眠をとりつつ、結局、またも徹夜状態。なんとか締切時刻には間に合った。
その後、別の雑誌用モノクロイラストを描き上げ、夕方から散発に。ロン毛がうるさくて、家の中で帽子をかぶったりタオルでハチマキしていたのだが、やっと短くすることができた。やはり夏は短髪に限る。
2007年8月8日 (水)▼「ガテン」にマンガが掲載
本日(8月8日)発売の「ガテン」8月22日号(リクルート、100円)に、拙作のフルカラーマンガ『天職戦士! ガテンライダー』が掲載されています。首都圏だけの発売ですが、送料なしの雑誌代だけで送ってもらうこともできるみたいです。どんなマンガか興味のある方は、こちらからご注文を。
2007年8月7日 (火)▼買い物と「コミック・ガンボ」
次の仕事(架空戦記小説)の構成と卒業研究の資料の注文をすませたあと、夕方から新宿まで買い物に。西武新宿駅から西口〜南口を経由して、本日発行の「コミック・ガンボ」の配布情況を見学しつつ、あちこちで雑誌をもらってくる。
通り過ぎるときに「ガンボ」の表紙を見かけ、あわてて引き返してきて、もらっていった30代くらいの男性もいた。このくらいの世代が、やはり「あらし」はど真ん中なんでしょうか。
しかし、印刷された『サラリーマントレーダーあらし』を見たら、うう、等身なんかが子どもっぽい。2回目以降で、少しずつ大人っぽくはってはいるのでありますが……。
そのあと、世界堂でマンガの原稿用紙とペン先(新しく買ったのは20年ぶりくらい?)を購入。さらにジュンク堂に寄って卒業研究の資料をドッサリと買う。
紙と本が重くて腰に来そう。喫茶店で一休みしつつ架空戦記の構成をまとめ、ちょいと高円寺にまわって生ビール。でも、早めに電車&タクシーで帰宅。
2007年8月6日 (月)▼寝たり起きたり
しばらく睡眠不足の日がつづいていたせいで、惚けたように終日、寝たり起きたり。夕方には缶ビールをプシュッ。テレビを見ているうちに、あっというまに眠りこけ、2時間ほどで目が覚めるが、また1時間も経たないうちにグー。結局、こんなことを居間の座椅子の上で朝まで繰り返す。面倒になって、寝室にいくのもやめてしまったら、腰が痛い。
2007年8月5日 (日)▼またオープンキャンパス
昨夜は眠気に負けて早く寝てしまったため、今朝は午前6時に起きて「生理学」のレポートの追い込み。ただし、文字数が3,000字と決められているので、大幅な超過をしないよう注意しながら書いていると、かえって時間がかかる。
2/3くらいまで書いたところで時間切れとなり、また西早稲田の早稲田大学キャンパスへ。今日もeスクール受験希望者の相談……と思ったが、今日は昨日以上にお客さんが少ない。終わりかけたときに来た男性から、授業料のことなどで相談を持ちかけられ、立ったまま、しばし体験談などを話す。授業料の高いのがネックってのは、実によくわかります。
店じまいしたあとは、まっしぐらに帰宅し、レポートの追い込み。なんとか深夜に仕上がったのはいいけれど、F1ハンガリーGPを見るのも忘れていた。あわてて地上波で見ようと思ったら、いつもより1時間早いスタートで、気づいたときには放映が終了。残念無念。
2007年8月4日 (土)▼早稲田大学オープンキャンパスと団塊雑誌の取材
睡眠3時間ほどで早稲田大学の西早稲田キャンパス(早稲田大学所沢キャンパスの学生は「本キャン」と呼ぶ)へ。昨日から開催されているオープンキャンパスで、eスクールを受験したい人たちの相談にのるためだが、午後は、お客が少なく手持ちぶさた。
午後遅く、「団塊パンチ」という団塊の世代向け雑誌の編集者とライターが来て、eスクールで学ぶことについての取材を受ける。このところ「SooK」といい「団塊パンチ」という、団塊向け雑誌の取材が集中しているような。といっても2件だけだけれど。ちなみにぼくは昭和25年生まれ。団塊の世代は、基本的には昭和21〜24年生まれのはずなので、「団塊の尻尾の世代」と自称しています。でも少し若い世代は、団塊の世代を毛嫌いするんだよなあ……。すごくわかる気がするけれど。
取材のあとは、やはりオープンキャンパスの手伝いに来ていた学友たちと高田馬場でお疲れさま会。生ビールが旨かったけれど、まだレポートが残っているので、早々の帰宅とあいなりました。
2007年8月3日 (金)▼原稿の追い込みつづく
今日も終日、マンガの原稿。結局、徹夜で原稿をあげる。でも祝杯をあげているヒマはなし。もちろん大学のレポートが残っているため。
2007年8月2日 (木)▼原稿の追い込み
すでに予告が出ましたが、いま描いているマンガは、首都圏のターミナル駅などで無料配布されているフリーマンガ週刊誌「コミック・ガンボ」の8月7日発売号から連載される『サラリーマントレーダーあらし』という作品です。
お盆進行の関係で、すでに9月発行の号に載る3回目の原稿を書いているのですが、少しずつペンに慣れてきた感じかな。でも、モノクロ原稿のデジタル入稿は初めてなもので、こちらの処理で時間がかかってます。
2007年8月1日 (水)▼オンライン雑誌「SooK」の取材を受ける
午前中に耳鼻科に出かけて耳の診察と赤外線治療。耳の中の腫れも、ほとんどひいているので、あとは自分で薬を使って治療するだけでよいとのこと。大事に至らなくてよかった。
午後は、小学館が始めたゼイタクな大人向けオンラインマガジン「SooK」の取材。編集者2名、カメラマン1名が、拙宅にお見えになって、インタビューと写真撮影。
ちょっとこだわりを持つ人たち向けの雑誌で、年代的にはぼくもターゲット層なんだろうけれど、あまり物事にこだわりがないからなあ……。
写真(クリックすると拡大表示されます)は「SooK」の編集者からお土産にいただいたオリジナルの手づくり月餅。FAXで送った文字を焼いてくれるのだとか。餡も上品で、とても美味しかったであります。ちなみに上段右の月餅に書かれている「学びが道楽」という言葉は、最近の「座右の銘」です。……てえことは、この月餅は「座右の銘菓」?
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