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■ 07年01月中旬の日記

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01月11日(木)▼「認知心理学研究法」の最終課題が出た

 結局、起きたのは夕方。大学の「認知心理学研究法」で最終レポートの課題が出ていたが、また被験者を捜して実験をする必要がある。しかも実験を伴うヘビーな課題だ。
 おまけに課題の説明文がむずかしくて、内容が理解できない。説明文はPDFになっているのだが、1行おきに書かれているため、そのまま印刷すると用紙の枚数もかさむ。そういえばAcrobatの最新版Ver.8には、PDFの文章をテキストで書き出す機能があったのを思い出し、説明文の文章をテキストファイルに抽出。1行ごとに改行が入っているため、秀丸エディターの置換やら桁折りマクロやらを駆使して通常のテキストファイルに編集し、Wordに流し込んで再編集。これをプリントしたら用紙が10枚以上節約できた。
 ついでにセンテンスの長い部分に適宜改行を入れ、文章を再構成して、何度も何度も読み返した結果、なんとか実験のやりかたを把握することができた(と思う)。実験に必要な資料もプリントし、明日、家族に協力してもらって実験をすませる予定。仕事が詰まっているので大学のレポート類は、とにかく手当たり次第に片づけないと、非常にヤバイ状態なんです。

■今日、到着した本

『Preemptive Strike』『Preemptive Strike: The Secret Plan That Would Have Prevented The Attack on Pearl Harbor』(Alan Armstrong, Lyons Press, 2006/06, 2426円)........題名を訳すと『先制攻撃――真珠湾奇襲を防止できたかもしれない秘密の作戦計画』とでもなるでしょうか。某所で話題になっていたので気になって購入。太平洋戦争開戦直前、中国の国籍マークをつけたアメリカ製爆撃機(搭乗員もアメリカ人)で日本本土爆撃を実行しようとした計画があった……ということを解説した本。架空戦記のネタには絶好だが、もっと別の用途に使われそうな。著者のところには日本の出版社(文春だとか)からコンタクトが届いているらしい。

01月12日(金)▼パソコンのセットアップ

 午後に起床し、しこしこと原稿を書いたあと、夜になってから長女夫婦のマンションへ。昨年暮れにパソコンが壊れた長女は、新しいパソコンを購入することにしたのだが、そのパソコンが届いたので設定して欲しいとのこと。クルマで出かけ、1時間ほどでWindows XPやらLANやらブラウザやらメールの設定をすませる。古いパソコンのハードディスクに入っていたファイルも、昨年暮れに、もう1台のパソコンにハードディスクを接続してコピーしてあったので、そこからメールやアドレス帳も移動し、ほぼ、もとのパソコンと同じ環境になる。
 壊れたパソコンは、どうも電源まわりの異常のようなので、こちらでもらって修理してみることにする。

01月13日(土)▼パソコンの修理

 壊れたパソコンの電源を入れてみるが、マザーボードには通電しているもののファンが回転する気配がない。電源まわりのトラブルのようなので、ヤマダ電機に出かけて電源を買い、これをつけてみるが、症状は変わらず。ということは電源は電源でも、電源装置のトラブルではなく、マザーボードの電源回路が怪しいということか。
パンクした台湾製の電解コンデンサー。  そこでマザーボードを取りはずしてみると、あやや、CPUの周囲にある大容量の電解コンデンサーが、ボッコリと膨張しているではないか。そのうちのいくつかは、茶色い電解液が浸み出している。どうやら原因は、こいつらしい。
 この段階でネットで検索してみると、あらら、このマザーボードが製造された時期(2001〜2003年)、台湾製の電解コンデンサーに使われた電解液に問題があったとかで、同じようなトラブルが続出していたらしい。パンクした電解コンデンサーを交換すれば修復するようなので、明日、秋葉原に買い出しに行くことにする。先にマザーボードをチェックしていれば、電源装置を買うこともなかったのになあ……。でも、静音タイプだから、動いたら、こちらの方が静かになるはずだ。

01月14日(日)▼パソコンの修理アゲイン

 午後、西武池袋線と地下鉄丸の内線を乗り継いで御茶の水まで。ここで下車して、神田明神経由で秋葉原へ。
 神田明神に立ち寄ったのは、現在、進行中の仕事の関係から。信心深いほうではないが、正月でもあるので、お賽銭をあげて、作品が売れますようにとヒット祈願。神田明神は初めてだったので、ちょいと裏のほうも歩いてみると、銭形平次の碑まであった。
 そこから徒歩で秋葉原の電気街に向かい、裏通りで中古マザーボードの相場などをチェック。いま修理中のマザーボードの修復が不可能だったときに、購入してみようかと考えてのこと。CPUの値段も調べるが、ちょっと古いマザーボードやCPUなら、けっこう安いですね。うちは、文章主体だし、画像も静止画のみしか扱わないので、5万円も出せば、新品でパソコンが組めそうだ。
 電解コンデンサーはガード下のラジオセンターにある三栄電波という店で購入。ついでにヨドバシカメラで腕時計の電池を入れ替えてもらい、早々に帰宅。電解コンデンサーを交換してみたが、結局、症状は変わらずガックリ。
 しかたがないのでYahoo!オークションでマザーボードを1枚、即決で入札。これを使って試してみることにする。
 午前4時になるのを待って、入れ替わった早稲田大学eスクールの授業を1科目(認知工学論)だけ受ける。

01月15日(月)▼また追加のレポートが……

 正午過ぎに起床し、残る「文化人類学」と「細胞組織学」の授業も受講。「認知工学論」と「細胞組織学」で新しいレポートが……。原稿も遅れぎみなので(パソコンの修理などしている暇はないのだ、ホントウは)、すぐに手をつけられるレポートから片づけることにする。まずは「細胞組織学」から。課題は「腎臓で尿がつくられる過程について、細胞組織学的に述べよ」というもの。ノートと参考書を見つつ、かつ授業のビデオ(バックナンバー)も見直してレポートの執筆開始。

01月16日(火)▼「細胞組織学」レポート完了

 腎臓の機能に関するレポートが完了。ノートを取りながら授業を聴いているのだが、1週間もすると記憶の中から抜け落ちている。今回、ビデオでバックナンバーを2回見直し、参考書や参考サイトも見ながらのレポート執筆。記憶力は確実に衰えているので、何かを憶えようと思ったら、しつこく回数を重ねるしかない。
 そういえば今日、大学から通学制への転課程のお知らせがあった。成績など条件は満たしているし、キャンパスまで40分ほどという地の利を考えると、通学制にしてもいいようにいいのだが、朝寝て、午後に起きる生活では、とても通学できそうにない。制限時間のあるようなテストも、とてもできそうにないしなあ。そもそも、「いつかネットワークを通じた通信教育で卒業してやろう」というのが、22年前、生まれて初めてパソコン通信で接続したのがニューヨーク工科大学の通信課程のネットだったときからの夢だったではないか……と自分を納得させる。

01月17日(水)▼パソコンがなおった!

 午後、新宿のビックカメラでパソコンのCPUとヒートシンクを密着させるためのシリコングリスを買いにいく。修理予定のパソコンのマザーボードが届いたら、古いマザーボードから取りはずしたCPUを取りつけないといけないからだ。
 買い物のあと、某マンガ雑誌の編集者と顔合わせのため、高円寺の喫茶店へ。1時間ほど打ち合わせという雑談したあと、ちょいと息抜きに2軒ほどハシゴしていると、「パソコンのパーツが届いた」とのメールが入電。Yahoo! オークションで落札したパソコンのマザーボードだ。急いで帰宅し、パソコンの組み立てに取りかかる。
 マザーボードにCPUとヒートシンク、そしてクーラーを組みつけ、電源ケーブルやハードディスクなどのケーブルを接続する。USB用のケーブル接続が老眼にこたえる。
 なんとかケーブルを接続し、通電するも、反応がない。ファンは回るようになったのだが、どこかおかしい。結線を確認していくが、こちらは大丈夫。あれこれ悩んだ末にCPUをはずしてチェックしてみると、ありゃ、脚が曲がっているではないか。
 水道の蛇口に触れて静電気を逃がし、ピンセットでCPUの脚を一本一本伸ばしていく。拡大鏡スタンドがあったおかげで、細かい作業もなんとかクリアー。天に祈るような気持ちでCPUをソケットに差し、ヒートシンクとクーラーを取りつけてスイッチを入れると、おお、やった! こんどはWindows XPが起動してくれた!
 無事によみがえってくれたパソコンのマザーボードをケースにネジ止めし、パソコンが1台復活。電源、電解コンデンサー、マザーボードで計1万3000円ほどかかったが、メーカーに修理に出すことを考えれば、たぶん安いはず。このパソコンはカミサン用にし、古いパソコン2台を退役させる予定。

01月18日(木)▼パソコン2台のハードディスクを削除&お宝色紙

押し入れから発掘された色紙の数々(一部、既出あり)。色紙の画像をクリックすると拡大表示します。
 今日は、古いパソコン2台のハードディスクの中身を消す作業。リサイクルにでも出そうと考えているが、最近、廃棄されたパソコンのハードディスクから個人情報を収集する業者がいるとかで、そんなにヤバいファイルがあるわけではないが、あまり気分のいいものではない。
 2台のパソコンのHDDに入っていたファイルのうち、必要なものを外付けHDDや新しいパソコンに移したあと、フリーのファイル削除ソフトを使ってHDDの掃除。Linuxのシステムが入ったフロッピーディスクを作り、このフロッピーからシステムを起動して、HDDに0と1を書き込む仕組みである。
 1996年に買ったパソコンは、HDDの容量が8GBほどだったので短時間で作業が完了したが、2001年に買ったパソコンのHDD削除に時間がかかる。こちらの容量は40GBでした。どちらもWindows 98だったが、長もちしてくれたものである。時間があればLinuxサーバーなどにしてみたいのだが、そんなヒマがない。
 HDDのファイル削除の間、押し入れから出てきたマンガ家の色紙をスキャン。石ノ森章太郎、松本零士、久松文雄先生の色紙をもらってから、まもなく40年。はあ……。

01月19日(金)▼「文化人類学」のレポートを提出

 今日は「文化人類学」のレポート(BBSへの書き込み)を提出。文字数は1000字以内。こういう少ない文字数のレポートは、いつも悪戦苦闘。

01月20日(土)▼パソコンお助け隊と同級生との新年会と

 今日は、数日前に突発的に決定した高校の同級生の新年会。早めに出かけようと思っていたら、知り合いの女性からパソコン関連のSOS。時間もないのでわが家まで来ていただき、問題の解決に当たったが、思いのほか時間がかかってしまい、終わったのは午後7時。宴会は午後6時から始まっているというのにである。遅れることは事前に連絡してあったが、それでも急いで青山墓地ちかくの会場まで、電車とタクシーを乗り継いで駆けつける。
 到着したのは午後8時。2時間遅れだったが、料理は1人前だけ取り分けてくれてあり、煮物などは温めなおしてくれてあった。実に親切である。さすがオヤジ世代が利用する店だけのことはある。
 本日集まったのは、急な企画だったこともあって、男子5名、女子1名。会えば、いつもの、高校時代、誰と誰がつきあっていて……といった話題ばかり。女子1名が、バレンタインデーのとき、上級生にチョコを渡そうとして渡せず、「余りものだからね」と念を押して同級生にあげたことを告白すると、男どもは「あの頃、バレンタインデーなんてものがあることさえ知らなかった」とか。
 それを聞いて唯一異議を唱えたのがワタクシ。バレンタインデーには、カバンの中や下駄箱の靴の中(臭いのに……)などに、いくつもチョコが入っていたものだった。高校2年生のときは10個くらいもらったんじゃなかったかな。
 その体験談を話すと、他の男子どもの悔しがること。「グヤジ〜」と、まるで東海林さだお氏のマンガみたいな反応で大笑い。でも、あれも、いまとなっては、ただの過去の栄光……(泣)。


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