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■ 06年11月下旬の日記

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11月21日(火)▼仕事中

 引き籠もってます。もう1週間くらい、家の外に出ていないような……。
 大学の課題は、もう12月中旬が締切の分まで提出ずみですので、ご心配なく>関係者の方々。仕事も、こんな具合に進むといいのにね。

11月22日(水)▼仕事中

 引き籠もってます。資料たっぷりの仕事で、外にも出かけられません。
 最近買った本などは、こちらに移行していきます。

11月23日(木)▼原稿に専念中

P-39 Manual Comic
P-39 Manual Comic
 しかし、もう何日、家の外に出ていないんだろう……?
 架空戦記小説を書くため、アメリカの戦闘機のマニュアルをにらめっこしたりしているのだが、あちらの戦闘機操縦マニュアルには、右図のようなマンガもたくさん入っていて、ゆとりがあるというかなんというか。先日、読んだ「マンガと乗り物」(宮本大人氏著,『誕生! 手塚治虫』〔朝日ソノラマ〕所載)に、戦時中のメディア統制のことが紹介されていたけれど、日本やドイツって、お笑いやユーモアが統制の対称になってしまう国なんですよね。なんかすぐにカチンコチンにマジメになってしまうというかなんというか……。最近また、そんなシャレの通じない風潮になってませんかね……。
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11月24日(金)▼今日も原稿

 アメリカのアマゾンを通じて購入した映画のビデオが届いたのに、原稿がヤマ場で見ることもできない。

11月25日(土)▼大学のキャンパス祭

 原稿にメハナがついたので、早稲田大学所沢キャンパスのキャンパス祭に出かける。eスクールも出展していて学友や先生方と歓談。ついでに成績証明書の自動発行機も初めても利用。200円で自動発行できるのですが、この年齢になってこんなものをもらうのは、なんか照れますね。
 学友と食事などしたあと、ハンバーガーショップに飛び込み、原稿のチェック。

11月26日(日)▼カーリング・パシフィック選手権

 予選のあいだに見にいきたかったのだけれど、原稿のせいで行けずじまいだったカーリングのパシフィック選手権を観に、午前中に起床してダイドードリンコアイスアリーナ(東伏見)へ。例年、優勝をかさねていた日本女子は、前日の準決勝で中国に敗れたため、今日はニュージーランドと3位決定戦。FMラジオで解説を聞きながら、持参した双眼鏡でカールの位置などをチェック。テレビで観ていても面白いが、ナマで観ると、もっと面白い。FMラジオで小野寺歩選手などの解説も聴けるので、展開もよく把握できる。
 あっというまに試合は進み、日本女子が10対3で圧勝。この調子が前日までに出ていればなあ……と思っても、あとの祭りでありました。
 防寒対策をしていったつもりだが、やはり寒くて鼻水グズグズ。おかげで帰宅後、昼寝。夕方から最後の原稿のまとめに入るが、結局、またいじりだして、徹夜になる。

11月27日(月)▼原稿が終わった……

 午前10時から晩酌して寝ました。起床は夕方。あとはグダグダ。でも、明日が健康診断のため、午後8時からは絶食。深夜、空腹でもだえ苦しむ。

11月28日(火)▼健康診断と小松左京氏のパーティー

 寝る時間がズレていたせいで、結局、朝まで寝られず、そのまま健康診断へ。コレステロールの値が不安だ。
 和食レストランで牡蠣のチゲ鍋を食べた後、帰宅し、しばし就寝。夕方に起き出し、九段下の九段会館でひらかれた小松左京氏の作家生活35周年、小松氏の事務所イオの設立25周年、「小松左京全集」刊行などを祝うパーティーへ。地下鉄九段下駅構内でうろうろしていると、高齋正さん夫妻から声をかけられ、一緒に会場へ。豊田有恒夫妻はじめ多くのSF関係者と歓談。ひさしぶりに会った方々もおりました。
 寝不足のうえにゲラも抱えていたので、今日は、珍しく寄り道しないでまっすぐ帰宅。明け方までゲラのチェックをつづけたのでありました。あ、最寄り駅までもどったところで、駅前の書店で、珍しくアマチュア無線雑誌の「CQ」誌を購入。「ソフトウェアラジオ」の基盤が付録についているとのことで、その原理も含め、チェックしたかったため。

11月29日(水)▼ゲラとビデオ鑑賞と『落語「通」検定』と

『春の椿事』ビデオパッケージ 午後、有楽出版社のMさんに第3章までのゲラをわたし、最終第4章のゲラを受け取る。こちらのゲラは明日の午後、新宿でわたすことに。帰宅後、急ぎゲラをチェックし、夜はビデオ鑑賞。観たのは『It Happens Every Spring』(邦題『春の椿事』)という1949年公開のハリウッド製SF野球映画。故・藤子・F・不二雄先生も大好きだったという『ドラえもん』的な映画。英語の字幕もなしだったが、何度か観た映画だったので、ストーリーもほぼ憶えていた。楽しくハッピーになる映画で、何度観ても飽きない。実にいい古き佳きハリウッド映画である。【日本語によるストーリー解説。ネタばれありなので注意のこと
落語検定認定証 深夜、本日からYahoo!でスタートした『落語「通」検定』(有料)の3級に挑戦。3級は15問の問題を20分以内に解くものだが、問題は、常識的なものがほとんど。1問だけ戸惑った問題があったけれど、それでも全問正解で検定に合格となりました。
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『落語「通」検定 粋に楽しむ落語 Yahoo!インターネット検定公式テキスト』『落語「通」検定 粋に楽しむ落語 Yahoo!インターネット検定公式テキスト』(社団法人落語協会・監修/インプレスジャパン/2006年11月刊/1,554円)も発売になっています。

11月30日(木)▼打ち合わせ、打ち合わせ、打ち合わせ

 午後、新宿に出かけ某ホテルのティールームで有楽出版社のMさんにゲラわたし。これでなんとか新刊『燃ゆる海鷲』は年内の発売となります。
 つづいて同じ場所で某社の方々と新企画のことで初対面の顔合わせ&打ち合わせ。この企画が実現したら楽しいのだが、長い目で見ることにしよう。
 打ち合わせの終了後は、紀伊國屋書店新宿南口店に出かけ、戦前に刊行されたマンガの復刻版などを購入。1冊だけ目的の本がなかったが、これはジュンク堂新宿店で発見し購入。腕時計の電池を入れ替えるつもりでビックカメラに寄ったが、時間がかかりそうだったので1,980円の安い腕時計を購入し、こんどは中野に移動。
 中野の喫茶店ではマンガ家のYさんと待ち合わせ。企画の売り込みや営業についてアドバイスを求められ、自分の体験を話す。ぼくはスタッフを抱えたマンガ家だった時代、3ヶ月先にスケジュールの空きができると不安になって、その隙間を埋めようと、企画書を作っては飛び込み営業(持ち込み)に出向いていた。いちばん忙しかった『ゲームセンターあらし』連載中の頃も同じで、売れるかうれないかわからないコミックスの印税に頼らず、原稿料(あるいは書き下ろし単行本の印税)だけで事務所が回るようにすることをめざしていた。
 そんな体験があるもので、子どもマンガから大人マンガに転向したり、小説の持ち込み生活に入ったり……ということも抵抗ナシ。「電話の前で仕事を待っていても、仕事なんて来ない」というのが基本で、通常のマンガ・プロダクションならマネージャーがやる仕事を、マンガ家本人が担当していたわけであります。「企画力と営業力」が売り物でしたが、これは、絵に自信がないことの裏返しでもありました。
 Yさんと話したあとはブロードウェーをブラリと見学後、明屋書店でNHK教育テレビの落語テキストと映画のDVDを購入。その足で高円寺に移動し、若き映像作家のDクンと会い、企画の売り込み方についての相談に乗る。今日は、こういう相談ごとの特異日でした。
 高円寺に来たのも久しぶりだったので、そのあと、ふらふらハシゴをするが、眠かったこともあって最終電車で帰宅。久しぶりに爆睡できて、ちょっとシアワセ。
 今日、購入した本については「すがやみつるブックストア」の「最近買った本・DVD」をご覧ください。


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