■ 06年10月上旬の日記

01日 02日 03日 04日 05日 06日 07日 08日 09日 10日

10月01日(日)▼合宿からの帰還

 太平洋の水平線上に顔を出した真っ赤な朝日の陽光がカーテンの隙間から飛び込み、顔のあたりを直撃。このまばゆさに負けて起きてしまう。時刻は、まだ午前6時過ぎだったが、でも、ここでは午前6時半が起床タイムなのだ。
 起き抜けのシャワーを浴びて午前7時半から朝食。そのあとは、またテニスとパソコン教室の予定が、本日はパソコン教室受講者はゼロ。そこでテニスの見学などして時間をつぶし、正午からはバーベキュー大会。富士宮やきそばを持ち込もうとしたのだが、食材の持ち込みは禁止とのことで断念。用意された食材の中にも焼きそばがあり、この焼きそばの調理担当者となる。
 バーベキューのあと、またタクシーに分乗して安房鴨川駅へ。ここからバスで東京に戻るが、バスが発車と同時に爆睡。目が覚めたら木更津だった。
 東京駅で解散後は、新宿にまわって紀伊國屋書店で本を購入。西武新宿線経由で帰宅したが、つけていた万歩計の歩数は2日で2万歩を超えていた。
 帰宅後、家族に録画を頼んであったF1中国GPを見るも、途中でダウン。

10月02日(月)▼授業再開

 今週はずっと多忙になる予定のため、午前中に起床し、早稲田大学eスクールの全科目を受講し、課題も提出してしまう。課題の中にはExcelを使って計算する必要があるものもあり、思いのほか時間がかかる。課題の提出を終えたのは深夜。

10月03日(火)▼疲れでダウン?

 合宿で疲れているうえに、無理して授業をこなしたためか、今日は疲れで目の調子が悪い。原稿にも集中できず、能率が悪い。早めに寝ることにしよう。

■最近いただいた本、買った本

『YEBI大王―B.C.3176~B.C.3133』『YEBI大王―B.C.3176~B.C.3133』(薄井ゆうじ/アートン (2006/09) /1,260円)........薄井ゆうじさんからのいただきもの。

『爺爺ライダー』『爺爺ライダー』(薄井ゆうじ/アートン (2006/09) /1,575円)........これも薄井ゆうじさんからのいただきもの。

『求愛』『求愛』(柴田よしき/徳間書店 (2006/09) /1,680円)........柴田よしきさんからのいただきもの。

『色彩心理学入門―ニュートンとゲーテの流れを追って』(大山正/中央公論社・中公新書(1994/01) /798円)........大学で受講中の「色彩心理学」の参考書。

『改訂版 図解 ネットワークのしくみ』『改訂版 図解 ネットワークのしくみ』(増田若奈/ディーアート・第2版(2005/02)/1,890円)........大学で受講中の「情報通信ネットワーク」の教科書。買ってみてわかったが、ほとんど知っていることばかりだった。

『手塚治虫 原画の秘密』『手塚治虫 原画の秘密』(森晴路,手塚プロダクション/新潮社(2006/9)/1,470円)........紀伊國屋書店で購入。先日、杉並アニメーションミュージアムで、壮絶なまでに切り貼りされた『ぼくのそんごくう』などの原画を見たが、その切り貼りの過程が透過光などによって説明された興味深い本。手塚治虫にとってマンガとは、印刷された本であったことが、よくわかる。

『 シャルラタン―歴史と諧謔の仕掛人たち』『 シャルラタン―歴史と諧謔の仕掛人たち』(蔵持不三也/新評論 (2003/07)/5,040円)........大学で受講中の「文化人類学」を担当する蔵持先生のご著書。内容の紹介を読んで興味津々となり、高価ではあるが購入を決意。創作のヒントになりそうなことが満載されている予感がムンムン。仕事の合間に少しずつ読み進める予定。

10月04日(水)▼国体でも早実が優勝

 来年は、東伏見の早稲田大学グラウンドが賑やかになるかな。
 静岡の病院に長らく入院していた伯母(91歳)が亡くなったとの連絡が入る。ひとり息子がフィリピン在住で帰るのに時間がかかるため、通夜、葬儀は週末になる。

10月05日(木)▼原稿をシコシコ

 終日、原稿。特記事項なし。イトコから伯母の葬儀で「お別れの言葉」を読んでほしいと頼まれ、原稿をつくる。昭和20年3月10日の東京大空襲で家を焼かれ、夫を失い、幼い子供ひとりを連れて静岡にもどり、郵便局の職員(保険のおばさん)になって女手ひとつで息子を育て、定年までつとめあげた伯母のことを思い出しながらパソコンに向かってキーを打つ。

10月06日(金)▼俳優座の『罪と罰』は眠かった

 今日は暴風雨に近い天気の中、カミサンと一緒にクルマで新宿まで出撃。紀伊國屋書店で本を買い、地下のカレーショップで食事をしたあと、紀伊國屋ホールで俳優座公演の『罪と罰』を鑑賞。
 認知心理学と仕事の両方で、「視点」についてあれこれ考えてみたいと思っているのだが、認知心理学方面の視点といえば、やっぱりドストエフスキーのポリフォニー(多声性)。原作を読むと、文章の叙述スタイルが、発話のセリフの中に内声のモノローグが挟まっていたりする立体的なもので、おそらくこれがポリフォニーと考えられたのだろう。だが、原作を読んで感じたのは、この作品が多視点を持つ表現と驚かれたのは、映像メディアのない時代だったからではなかろうか。
 それはともかく、この芝居、役者もうまいし、発声もいいし、出演者全員が熱演しているのはわかるのだが、内容については原作を読んでいないとわからない構成で、最初から最後まで違和感を覚えたままだった。気になって幕間の休憩時間にプログラムを買って読んだら、ソ連製とのこと。あちらでは『罪と罰』が学校での必読書になっているのだそうで、つまり、観客のほとんどが原作を知っていることを前提に書かれた脚本らしい。
 実際に見た人の感想など読むと、感激したというものが多かったのだが、こちらは原作を読んだばかりだったのに、それでも登場人物や舞台(場所)の整理がつかず、戸惑ってばかりだった。舞台のセットは1つだけで、暗転で場所と時間を切り替える演出になっていたが、もちろん、そこがどこの家なのか、どこのレストランなのかといった説明もない。原作を読んだばかりでなかったら、もっと混乱したことだろう。構成も、いかにもソ連的で、ぼくの体質には合いませんでした。ポリフォニー的な演出を意識したところはあったけれど……。

■今日、買った本

『大江戸見聞録』『大江戸見聞録』(江戸文化歴史検定協会/小学館 (2006/6/23) /1,800円)........将来の仕事のための基礎教養になるように……。

10月07日(土)▼お通夜

 午後、東海道新幹線「ひかり」で静岡へ。ここで東海道本線に乗り換え、清水の葬祭場へ。湯灌をするところまで遺族に見せるシステムで、着替えのときだけ退席し、また納棺を手伝う。
 お通夜のあとは、男のイトコ3人で葬祭場に泊まり込み。棺の前で線香を灯すのだが、蚊取り線香を細くしたような渦巻き型の線香が用意されていた。これ1つで12時間もつというふれこみだったが、六時間くらいしか保たなかった。空気清浄機の風が当たっていたのがいけなかったようだ。
 イトコ3人で子供の頃の思い出話などしながら深夜までビールを酌み交わし、明け方に3時間ほどうとうと。

10月08日(日)▼葬儀

 午前6時には起床。コンビニ弁当で朝食をとり、東京から到着したカミサンや、他の親戚とともに、午後の葬儀に備えて待機。
 葬儀は午後1時から。午後2時過ぎに出棺となり、日本平の麓の火葬場へ。ここでF1日本GPを見せてもらうが、すでにミハエル・シューマッハーはリタイアした後だった。
 収骨がすむとクルマでお寺に移動し、初七日のお経を読んでもらったあと、すでに暗くなった墓地で納骨。別のイトコにクルマで新富士駅まで送ってもらい、新幹線「こだま」で帰京。5分ほど時間があったので、売店で茹で落花生を購入した。さすがに疲れて、帰宅と同時にダウン。

10月09日(月)▼授業に専念

 いよいよ次の仕事が煮詰まってきたので、今日1日で今週のeスクールの授業を終わらせることにする。午前9時から深夜までかかり、全6科目を受講。小テストなどの提出すべき課題を終わらせる。

10月10日(火)▼マンガのアイデア出しと小説のプロット

 朝から月末が締切のマンガのアイデアづくり。夜は新作小説のプロットに取りかかる。


日記一覧に戻る