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■ 06年08月中旬の日記

11日 12日 13日 14日 15日 16日 17日 18日 19日 20日

08月11日(金)▼「泣けるマンガ」と焼肉と本の整理

 朝まで資料読みをして、昼前に起床すると、某男性雑誌からコメントを求める電話がかかってくる。「泣けるマンガ5本を紹介してほしい」というもので、メールで簡単な原稿を書いて送ることになる。
 泣いたマンガ5本は、すぐに思い出すことができた。ただし、現物を持っている作品は1作だけだったので、泣いたシーンのセリフまでは指摘できなかったけれど、シーンの方は大丈夫だった。そのシーンの「絵」は憶えていたもので。

 その後、資料読みのつづきにかかろうとするが、必要な資料があちこちに散乱しているため、必要な本を探すのに時間がかかる。毎度のことで、あまりに能率が悪いので、思いきって書棚の整理を開始。ホコリまみれ、汗まみれになって、ヒイヒイ。スタミナも消耗したので、夕飯はカミサンとふたりで近所の焼肉店へ。ビールの大ジョッキを飲んだけれど、汗をかいたあとだったせいか、まるで酔っぱらわない。
 帰宅後、またも書棚で本とホコリと格闘中だが、朝までかかっても終わりそうにない……。とりあえず、読んだ小説は、泣く泣く処分することにする。もう本の置き場所がなく、廊下や階段にまで積み上げている状態で、しかも2階に本が多いので、大地震がきたときが心配。トップヘビーの状態だと、家が簡単に壊れるからだ。モータースポーツ関係の本も、使いそうにないものは処分することに……。

08月12日(土)▼本の整理つづく

 午後からホコリまみれになりつつ本の整理。これから取りかかる仕事の資料をまとめたいのだが、そのスペースができない。夜になっても終わらず、寝酒を呑みに出かけてしまい、馴染みの店で古書店関係の人に本の処分について相談。帰宅は深夜。

08月13日(日)▼本の整理、今日もつづく

 今日も終日、本の整理。夜になってコレステロール対策のためサイクリングに。50分ほど走りまわり、マクドナルドで資料を読みつつ休憩。帰宅後、また本の整理。

08月14日(月)▼日活アクション映画についての疑問が、25年ぶりに氷解

 先日、『電光石火の男―赤木圭一郎と日活アクション映画』(末永昭二/ごま書房/2006年5月刊/1,500円)という本を注文したついでに、勢いで買ってしまったのが赤木圭一郎主演の『俺の血が騒ぐ』という映画のDVD。1961年1月公開の作品で、次に公開された『紅の拳銃』が赤木圭一郎の遺作となっている。

 1950年生まれのぼくが『俺の血が騒ぐ』を見たのは10歳、小学4年生のときのことだ。母が日活作品を上映する映画館で働いていたおかげで、ぼくは顔パスで映画が見られるという恵まれた環境の中で育っていた。家にはテレビもないほど貧しかったが、そんなことが気にならなかったのは、好きなだけ映画が見られたからだろう。もちろんヒーローは、小林旭であり赤木圭一郎だった。

 いちど気に入った映画は、毎日のように学校帰りに映画館に立ち寄っては、主題歌まで憶えるほどに何度も見たものだ。昨日、DVDが届いた『俺の血が騒ぐ』も、小学生のときに、何度も繰り返して見た映画の1本だった。

 それから20年後の1981年、ぼくが30歳のとき、突然、『日活アクションの華麗な世界』(渡辺武信/未来社/全3巻)という本が刊行された。気になってすぐに購入し、ページを開いてみると、そのとたんに懐かしさで胸がいっぱいになり、一瞬、涙があふれそうになった。小学生の頃のシネマパラダイスな日々を思い出したからである。

 だが、この本のなかには、読んでいて、ちょっと気になる部分があった。それは『俺の血が騒ぐ』のストーリーを解説した箇所で、主人公の父を殺した犯人が使っていた拳銃についての記述だった。著者の渡辺武信氏は、父親殺しの犯人が使っていた拳銃を「ベレッタ」と特定していたのだが、ぼくの記憶では、「38口径のリボルバー」というだけでメーカーや型式名はなく、しかもアメリカ製のはずだった。そして、実際に画面に出てきた拳銃は、短銃身(スナップ・ノーズ)のコルトかスミス&ウェッソンだった。

 映画の中では、この「38口径のリボルバー」は、きわめて珍しい拳銃だとされていたが、「38口径のリボルバー」なら、当時の警官だって使っていたはずだし、少しも珍しくはない拳銃で、子ども心に「この映画を作った人は、拳銃のことを知らない」と憤慨したことまで憶えている。ぼくは、近所の家で購読していた「週刊アサヒ芸能」をこっそり開いては、大藪春彦氏のガン小説を読んだりする「ガン・マニア」でもあったのだ。年齢の離れた腹ちがいの兄に、鋳鉄製の「ルガーP‐08」をお年玉がわりに買ってもらったのも、この頃のことだ。

 こんな状態だったので、「38口径のリボルバー」は、日本でも少しも珍しくなく(片岡千恵蔵も多羅尾伴内を演じたときは、同種の拳銃を使っていた)、また、連続テレビドラマ『アンタッチャブル』あたりでも、よく見かけていた。

 だから1981年(30歳のとき)、『日活アクションの華麗な世界』を読んで、『俺の血が騒ぐ』で重要な小道具となった拳銃が「ベレッタ」だと指摘されているのを知ったとき、反射的に「あれれ……?」となってしまったのだ。

 といっても、その時点で、実際に映画を見たときから20年が過ぎていた。『ゲームセンターあらし』の連載で多忙な頃で、名画座あたりで公開されているかどうかを確認することもできず、その後、ケーブルテレビと契約した後は、「チャンネルNECO」あたりで放送されるのでは……と注意していたが、ついに見るチャンスには恵まれなかった。

 一昨年(2004年)、『日活アクションの華麗な世界』が合本となって復刻されたときも、書店で発見すると同時に購入していたが、このときもまた、「38口径のリボルバー」と「ベレッタ」に引っかかった。

 つい最近まで映画をDVDで見る習慣もなく、結局、「ベレッタ問題」は放置されたままになっていたのだが、『電光石火の男―赤木圭一郎と日活アクション映画』を購入したのを機に、アマゾンでDVDを探してみると、『俺の血が騒ぐ』もDVDになっていることがわかり、えいやっと買ってみることにしたというわけだ。

 昨日到着したDVDを、昨夜、寝る前に見てみたのだが、こちらの記憶がちがっていたらどうしよう……と、ハラハラドキドキ。でも、オープニングもほぼ憶えていたし、タイトルバックに流れる主題歌も、ほとんど歌えるではないか。小学生の頃、7回も見た映画の記憶が、脳細胞のどこかに刻み込まれていたらしい。

 そして、冒頭あたりで、主人公の父親を殺した拳銃が「38口径のリボルバー」というセリフが早くも登場した。主人公の邦夫(赤木圭一郎)が、弟の明(沢本忠雄)に、拳銃を持っているところを見つかってしまうシーンである。

「38口径のリボルバー」という言葉は、父親の敵を捜すためのキーワードとして、その後も、しつこいくらいに登場してくるのに(「アメリカ製」という言葉も出てきたが、メーカー名は出てこない)、ベレッタというセリフは、聞き漏らしがない限り、いちども出てこない。そもそもベレッタはイタリアの銃器メーカーで、自動拳銃(オートマチック)が中心で、回転式拳銃(リボルバー)は製造していなかったはずだ。

 goo映画の『俺の血が騒ぐ』のあらすじ解説でも、やはり、父親殺しの犯人が「ベレッタ」を「肌身はなさず持っている」となっている。そのため、こちらの記憶ちがいだったのか……と不安が一杯だったのだが、DVDを見るかぎり、こちらの記憶が正しかったようで一安心。渡辺氏も、記憶を頼りに書いたところがあって(もしかすると企画書や脚本などの資料があったのかもしれないが)、こんな誤解が生まれたのかもしれないが、ビデオもDVDもなかった時代のことではあるし、無理からぬ話ではある。

 ん? ……てえことは、つまり、goo映画の『俺の血が騒ぐ』のあらすじも、現物の映画を見て書いたものではなく、『日活アクションの華麗な世界』を下敷きにしてまとめたものってこと……? 日活アクション映画について語るとき、バイブルでもあり定本でもある本なので、しかたないのかもしれないが、もし、参考にしているのなら、一言ことわっておいた方が、要らぬ誤解を招かずにすむかもしれないのにね。

 10歳のときに見た映画の記憶が、30歳のときに読んだ「日活アクション映画のバイブル」になる本で、頭から否定されたような気がして、ずっと喉の奥にサカナの骨が引っかかったような状態がつづいていたのだが、今回、購入したDVDを見て、やっと、この骨を取ることができた。この疑問は、ぼくにとっての「地下鉄の電車 by 春日三球」でもあったのであります。とにかく、ああ、スッキリした……ってとこですかね。

 というわけで、本日も本の整理です。

■今日、届いて見たDVD

『俺の血が騒ぐ』『俺の血が騒ぐ』(赤木圭一郎・主演/山崎徳次郎・監督/日活/1961年1月公開/2003年10月DVD発売/3,990円)........内容は上記のとおり。ちなみに脚本の中には池田一朗という名前も。

08月15日(火)▼『戦略爆撃の思想』を再読

 午後は本の片づけ。夕食後、疲れて眠ってしまい、目が覚めると午前零時。自転車に乗ってファミレスまで資料読みに出かけるが、ふと思い立って、傑作夏休み小説『鉄塔武蔵野線』(銀林みのる/新潮社・新潮文庫/絶版)の出発点となっていた変電所の脇を通るコースを選択。変電所までは自転車で10分ほどだが、さらに30分以上もゼエゼエしながら走り、ファミレスで読書。
 読んだのは、終戦記念日だからというわけではないが、標題の『戦略爆撃の思想 ゲルニカ‐重慶‐広島への軌跡』(前田哲男/社会思想社・教養文庫・上下巻/1997年2月刊)を読了。内容が内容だけに読むのにも時間がかかった。この本、版元の倒産で入手難となり、アマゾンのマーケットプレイスあたりでは、かなりの高値がつけられていたが、今月、別の出版社から再刊されたらしい。めでたいことである。
 帰宅後、また書庫の整理。

■今日、読んだ本

『戦略爆撃の思想―ゲルニカ・重慶・広島』『戦略爆撃の思想―ゲルニカ・重慶・広島(新訂版)』(前田哲男/凱風社/2006年8月刊/4,725円)........上記の本の復刻版。しかし高いなあ……。

08月16日(水)▼ディズニーの戦時アニメ届く

 朝、寝ようと思っていたら、高校野球の早実対福井商業戦がはじまり、つい最後まで見てしまう。先に点を取られたのでヒヤヒヤしたが、ホームラン攻勢で圧勝。これでベスト8進出だ。もちろん早稲田の学生として、また、近所に早実のグラウンドがあった関係から早実を応援。『紺碧の空』が何度も歌えて気分がいい。おかげで寝たのは正午。

 午後4時に起床すると、アメリカのアマゾンで注文してあったウォルト・ディズニーの戦時アニメ『ON THE FRONT LINES』が、カナダのDVDショップから届いていた。古書店に出かけ、古書の買い取りについて相談したあと、やはり古書のことで高円寺まで出かけるが、ディズニーのアニメを見たくて、急いで帰宅。

 届いていたのは、第2次世界大戦当時にウォルト・ディズニー・プロによって製作された戦時プロパガンダ・アニメや、軍に協力してのマニュアル・アニメの数々が収められた2枚組DVD。このうち『Victory Through Air Power(空軍力を通じての勝利)』(1943年)というアニメが竹熊健太郎さんのBlog「たけくまメモ」で紹介されていたのを読み、自分でもあれこれ調べ(「たけくまメモ」でのコメント参照)、実際に自分の目でも見たくなって注文したもの。原作となった同題の本も、まもなく到着の予定。

 このアニメ、原作の著者でもあるアレキサンダー・セバスキーがガイド役となって、飛行機の歴史から最後には、日本を攻撃するための長距離戦略爆撃についての思想を解説するもの。「アニメ」とは書いているが、実写で撮影されたセバスキーが、戦略爆撃の概念や考え方を説明し、その考え方、作戦などがアニメで説明されている。戦略爆撃の概念を最初に著したといわれるイタリア陸軍のジュリオ・ドゥーエ少将の名前も登場すれば、アメリカ陸軍の過激な航空(爆撃)主兵論者、ビリー・ミッチェル少将(当時すでに故人)も実写映像で登場した。
 セバスキーの主張は、後にB‐29で実現されるインド・カルカッタから中国奥地を経ての日本爆撃や、南太平洋からの反攻では、日本を屈服させるのに時間がかかるので、アリューシャンあたりから長距離大型爆撃機を発進させ、日本本土を直接爆撃すべし、という内容になっている。爆撃機には3連装の機銃ターレットが多数つき、機首には大口径の砲が装着されている。これで迎撃戦闘機を片づけようというわけだ。
 しかし、同じ発想の重武装爆撃機(護衛用に多数の機銃を装備した爆撃機)は、重慶を爆撃する日本海軍の九六式陸攻や、イギリス本土からドイツを爆撃するアメリカ陸軍のB‐17でも試されたが、すべて失敗した。重武装爆撃機は、多数の機銃を装備するため重量が増加する上に、機銃座が増えることで空気抵抗も増えて、速度が大幅に低下した。その結果、他の爆撃機も鈍足の護衛機に速度を合わせなくてはならず、爆撃行の時間がかかる分だけ敵機の迎撃にさらされる時間も長くなってしまったのだ。当然、重武装爆撃機の同行は、すぐに中止されることになった。
 このアニメには、4発から6発の大型架空爆撃機が数種類登場するが、6発爆撃機などは、日本の「富嶽」と同じ発想といっていいだろう。
 アニメの中でセバスキー(実写)は、大型爆撃機の運ぶ爆弾が、最大8トンになることも述べている。原爆のことは考えていなかったのだろうが、ダムの底に落としてダムと水力発電所を破壊することで電力インフラにダメージを与えたり、地中深くで爆発させて地震を起こしたり……といった妄想戦記小説型の解説も入っている(イギリス空軍がドイツのダムを爆撃しているが、このときは爆雷のようなドラム型の爆弾をダムの水面で跳躍させ、ダムの壁面に命中させる爆撃法が使われていた)。
 また、オープニングの解説では、このアニメが1943年、カナダのケベックで開催されたチャーチル首相とルーズベルト大統領のケベック会議前に上映され、先に、このアニメを見たチャーチル首相が、ルーズベルト大統領に、ぜひ見るようにと勧めたことが紹介されていた。このアニメが連合軍の航空主兵に拍車をかけたとする説もあるようだが、ヨーロッパ戦線では、すでにイギリス空軍のドイツ本土爆撃も実施されており、アメリカでも真珠湾攻撃を受けて、まだ設計図の段階にあったB‐29の発注もおこなわれている。ディズニーのアニメ以前から、空軍力を重視する考え方はあったと考えるのが正解ではなかろうか。それにつけても、連日、戦略爆撃づいている。

「たけくまメモ」に関連して「メカのリアルさ」という観点から見ると、架空機とはいえ、超大型爆撃機のエンジンの小さいこと、液冷エンジンのラジエーターや排気管がないことなど、おかしな点も多い。また、情報が少なかっただろうからしかたがないが、ドイツ機に比べると日本機のリアル度がガクンと落ちている。

■今日、見たDVD

『Walt Disney Treasures - On the Front Lines (1943)』(『Victory Through Air Power』ほか多数の戦時プロパガンダ・アニメが収録されている)

08月17日(木)▼今日も本の整理

発掘された本と雑誌
(一部)
『大誘拐』(天藤真) 『マリオネットの罠』(赤川次郎)
『飢えて狼』(志水辰夫) 『避けて海峡』(志水辰夫)
『マラッカ海峡』(谷恒生) 「噂」(創刊号)
『夜のオデッセイ』(船戸与一) 画像を
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 午後になって起床したら土砂降りの雨。2階の書庫から1階に降ろしてあった本を古書店に引き取ってもらいに行くつもりだったが、本が濡れそうなので古書店に電話をして延期させてもらう。その後は、ひたすら本の整理。500冊以上、1階に降ろしたが、1階で待機している本を入れるだけのスペースが、まだできない。

 汗をかいてはホコリまみれになるため、髪はゴワゴワ、鼻の穴の中まで黒くなり、なんだか息苦しい。マスクをつけても、あまり効果がない。とにかく掃除機とダスキンと雑巾で大掃除しながら本の整理をつづける。

 それにしても、あれこれ古い本や雑誌が出てきて、つい懐かしく読みふけるため、さっぱり整理が進まない。次の仕事も火を吹きかけているのに……。

 ん……? こうして並べてみると、『飢えて狼』と『マラッカ海峡』のカバーイラストは、どちらもスティーブ・マックイーンですね。しかも、『栄光のルマン』と『ゲッタウェイ』だ。こうしてみると、昔は、装丁もけっこう安易だったんですね。

08月18日(金)▼本の整理つづく

 本当は昼前に起きて、高校野球の早実対日大山形の試合を見るつもりだったのに、起床したときには試合が終わっていた。まずは早実の勝利でめでたし!

 書庫の整理のため、階下に降ろしてあった書籍のうちモータースポーツ関連の本を近所の古書店に引き取ってもらう。この店で買った本もかなり含まれているので、なんとなく、お返しする気分も。また必要になったら、この店から買おう。

 深夜、自転車で善福寺公園〜吉祥寺を1時間かけて走りまわり、汗だくになったところでファミレスで資料読み。メタボリックシンドロームが不安なので、食事もサラダをメインとした低カロリーのものにする。

08月19日(土)▼今日は土曜日だったのか

 まだ本の整理中。書棚にまとまった空きができないため、次の仕事の資料が運び込めない。この資料は居間に積み上げたままだ。
 夕方、早稲田大学の中央図書館に本を借りに出かけたら、アジャパー、夏休み期間中の週末のため閉館であった。閉まっている門を見るまで、今日は金曜日だと思い込んでいたのであります。途中、書店で買った『川の名前』のページを開きつつ高円寺へ移動。激安居酒屋でビールを飲みながら読書し、その後、磐紀一郎さんと合流。結局、帰りは午前さま。

■今日、買った本
『川の名前』『川の名前』(川端裕人/ハヤカワ文庫/2006年7月刊/735円)........近頃、買ったり読んだりした小説のことは、ほとんど書いていないのだが、これは純粋にお楽しみ用として買ったものなので、まあ、いいか。「夏休み小説」として期待大。

08月20日(日)▼法事のち高校野球

 午前11時に起きてカミサンの兄さんの1周忌へ。払いの席で気になるのは高校野球決勝戦の経過。携帯電話のi-Modeでチェックしようとするが、ライブの速報は、みな、有料版で提供されている。シャクにさわるのでi-Modeでのチェックはやめて、帰りのクルマの中でラジオを聴く。1対1のまま延長になり、帰宅してからも決着がつかず、結局、再試合に。1日くらい休みを入れてやってもいいように思うのだけれど……なあ。
 寝不足だったため座椅子でうたた寝し、夕食後は新作小説のプロットをまとめる。


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