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■ 06年04月下旬の日記

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04月21日(金)▼図書館と打ち合わせと寄席と

 ネットで大学の授業(「教授学習過程論」)の参考になりそうな本を探していたのだが、とっくに絶版になっていたせいで新刊書店では購入できず、古書市場でも発見できなかったため、図書館の蔵書を検索してみると、早稲田大学にはなかったが、国会図書館や都立図書館、そして、いくつかの都内の区立、市立の図書館が保有していることが判明。教育関連の本で、1冊5,000円以上もするせいで、保有しているところが少ないらしい(個人的推測)。
 図書館の中で貸出OKなのは区立、市立の図書館のみ。しかし、大半の区立、市立図書館は、その区内、市内、または隣接区市の在住者か通勤・通学者の利用しか許可していない。そんな中で唯一、都民だったら他区民の人でも蔵書を貸してくれるのが、新宿区立図書館だった。新宿区立大久保図書館に目指す本があることがわかったため、西武新宿線と山手線を乗り継いで新大久保まで行き、大久保通りと明治通りの交差点に近い同図書館に向かう。他区の図書館での借り出しは初めてだったので、ちょっとドギマギしていたのだが、係の女性が親切で、あっというまに本を借りることができた。

 借りた本を抱えて明治通りに向かい、渋谷行きのバスに乗って新宿伊勢丹前まで。この近くのホテルのロビーで待ち合わせていた某ポータルサイトの担当者&デザイナーと、連載マンガについての打ち合わせ。打ち合わせは短時間で終了し、新宿末廣亭に移動。若い担当者(男女各1)が、まだナマの落語を聴いたことがないというので、だったらと、ご案内。
 今日から4月下席のスタートとあってか、客席の入りもまずまず。中入りで外に出て食事でも……と話していたのだが、2人とも「おもしろいので最後までいたい」とのことで、売店で助六寿司を購入し、これを夕食に。
 寄席がハネたのは午後9時すぎ。1名の担当者は、これからクルマを飛ばしてスキーに出かけるというので、新宿にて現地解散。1人で高円寺に回るが、仕事と資料読みが詰まっているので、そそくさと帰宅し、朝まで読書。

■今日、借りた本

『心をひらく美術教育』(西岡陽子/一莖書房/1989年10月刊/5,931円)........絶版のため図書館で借りる。小学生5〜6年生の2年間で実施された美術教育の実践記録。

04月22日(土)▼目が不調

 連日の睡眠不足がこたえているようで、どうも、この数日、目の調子が悪い。それでも我慢してパソコンの画面を見ていたが、頭痛までしてくるのでパソコン仕事は中断。フジテレビ721でF1サンマリノGPの予選を見るが、エンジン音が子守歌に聞こえ、つい眠り込んでしまう。
 アマゾンに注文してあった洋書の資料の発送が延期、延期になり、1冊は、とうとう取り寄せ不能に。しかたないので、その1冊をキャンセルしたおかげで、なんとか残りの資料が到着。2ヶ月近くもかかって予定が狂っている。戦記、戦史関連の資料です。

04月23日(日)▼お笑いバラエティとF1サンマリノGP決勝

 今日は、昼前に起床し、カミサンと一緒に大塚まで東京ガールズさんの「東京パラダイスVol.2」というお笑いライブの会に。落語は前座だけで、あとは色物系ばかり。トップバッターの本業は落語家のはずの川柳つくし嬢はウクレレ漫談。つづいて、おなじみ東京ガールズの師匠の柳家紫文さんの三味線漫談。もちろん最後は『鬼平半可通』でおわる。
 そして圧巻だったのは、自称・シンガーソングライター、他称・ギター漫談のオオタスセリさん。初めてでしたが、おおお、すごい、すごい。『ストーカーと呼ばないで』をはじめとするオリジナルの歌に、あたしゃ一発でファンになりました。中入りに行われたCDの即売会でも、1枚CDを買わせていただきました。
 後半は、人気沸騰中のロケット団の漫才から。最近、テレビでは一発芸しかできないようなお笑い芸人ばかり見ているせいで、久しぶりの若手しゃべくり漫才を聞いたような気がする。おもしろい。
 そしてトリが東京ガールズ。喋りがなくなり、歌と邦楽の連続になったが、笑いを取るところが、いまひとつスベッているかも。そこがちょっと残念。でも、以前に比べると、ずっとよくなっているとは思う。

 ライブのあと、打ち上げに誘われたが、仕事が詰まっているので、途中、池袋でカミサンと別れ、ビッグカメラでゲームのコントローラーを購入。仕事用。そのまま地元駅までもどり、駅前のコーヒーショップで資料読みと小説のプロットづくり。
 帰宅したあとは、F1サンマリノGPの観戦。また途中で寝てしまった。
 その後は仕事に専念。午前4時から3週目の大学の授業開始。結局、寝たのは午前11時。

■今日、買ったCD、買った本

『ストーカーと呼ばないで』『ストーカーと呼ばないで』(オオタスセリ/ビクターエンタテインメント/1,000円)........生まれてから2枚目に買った音楽CD(1枚目は映画「スウィングガールズ」のサントラ)。買って大満足! サイン入りだぞい!

『グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する』『グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する』(佐々木俊尚/文春新書/2006年4月刊/798円)........話題になりつつある本なので。まだ、ざっと読んだだけだが、ぼくが昨年、大学の授業(「情報と職業」)で書いたグーグルに関するレポートの内容も、大差ない内容であったとは思う。

04月24日(月)▼大学の授業が忙しい

 3時間ほどの睡眠で起床後、終日、授業を受講。結局、9科目中8科目まで受けてしまう。深夜になってからは実験調査法のアンケート解析を開始。Excelを使うのだが、う〜ん……時間がかかる。それよりも、一緒に学んでいるはずの同期生は、1年目に必修の統計学でExcelを使っていない(その前の年までは統計学の授業でExcelを使っていた)。それなのにExcelの使用を前提とした授業内容になっている。困っている同期生数名の顔が目に浮かんでくる。こっちだって基本的な使い方は知っていても、関数を使った計算になると怪しいものだ。

04月25日(火)▼ファンタジー作家Hさん、来訪

『宮本三郎画集』

『宮本三郎画集』
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 正午前、激しい雷鳴で目が覚める。その後は晴れたが、突然、また雨が降ったりで変な天気。ちょうど雨がやんだ時刻、女性ファンタジー作家のHさんが、拙宅に遊びに来るので、駅前までクルマでお出迎え。
 Hさんの来宅の目的は、ぼくが所蔵している『宮本三郎南方従軍画集』を見るため。つい最近、国立近代美術館で開催中の藤田嗣治展に展示されていた藤田の戦争画に感銘を受けたと話していたので、その藤田嗣治が推薦文を書いた宮本三郎の戦争画集があると話したら、ぜひ見たいといっていらしたもの。藤田嗣治の戦争画も、あまり目にする機会はないが、それは宮本三郎も同じだ。宮本三郎は「山下・パーシバル両司令官会見図」などで知られているが、戦後は抽象画が主体になっている。
 でも、「宮本三郎南方従軍画集」を見ても、油絵の大作から人物や風景の素描に至るまで、とにかく絵がうまい。圧倒されるほどのうまさだ。
 Hさんが帰られたあとは、また勉学に励み、また徹夜。

■今日、買った本、届いた本

『統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門』『統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門』(ダレル・ハフ/高木秀玄・訳/講談社ブルーバックス/1968年7月刊/924円)........いま大学で学んでいる心理学系の科目は、今後、統計学を理解しておかないと、ついていけなくなること確実。それが怖くて統計学理解のために買ったのだが、届いた箱から出していたら、家族のひとりが、「その本、あたし持ってる」……早く言ってくれ。

『表現者として育つ―― シリーズ学びと文化』(佐伯胖,西岡陽子他/東京大学出版会/1995年11月刊/1,890円)........先週、図書館で借りた『心をひらく美術教育』の著者・西岡陽子先生も執筆に参加している表現系科目を教える教師が記した教育実践記録。大学の「授業学習過程論」の参考書として購入。

『状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加』『状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加』(ジーン・レイヴ, エティエンヌ・ウェンガー著/佐伯胖・訳/産業図書/1993年11月刊/2,520円)........「正統的周辺参加」という概念を初めて日本に紹介した本。心理学のひとつである状況的学習論の解説書にもなっている……のかな?

04月26日(水)▼授業でパンク

「インストラクショナル・デザイン実験調査法」のアンケート処理で徹夜。正午に寝て、午後3時に起床し、つづきをやる。Excelを使った検査などは短時間でてきたのだが、Excelを前に呻吟しているはずの同期生の顔を思い浮かべつつ、処理の過程を詳細に書いていたら、5000字以上になってしまった……。おかげで1科目、受講を残しているが仕事もヤバイので、授業は中断。
 まずは、まもなく復刻版が発売になるマンガの解説原稿のチェック。校正者になって気分で大量に直しを入れる。編集者やライターの経験があるため、つい、漢字の表記などが気になってしまうのだ。
 深夜、眠気をこらえてマンガのネームに取りかかる。しかし、あまりの眠気に耐えきれず、午前3時に寝る。

04月27日(木)▼マンガのネームと原稿と……

 午前8時に起床し、マンガのネームのつづき。ネームをエディターで書き上げ、DTPソフトのPageMakerでコマ割り。その途中で文字数などの調整も。もう少しで完成というときに、猛烈な眠気に襲われ30分ほど仮眠。起きてからネームを仕上げ、なんとか送信。
 復刻マンガに入る桜多吾作さんとの対談原稿のチェック。こちらの直しは1ヶ所のみですんだ。
 つづいてi-revoマイポータル連載のエッセイを書き上げ、アップロード。これでやっと授業にもどれる。

04月28日(金)▼はじめてのパソコン

『マイコン読本』Sharp MZ-80kK
「スタートレック」プログラム
 i-revoマイポータルで突発的にはじめた『ゲームセンターあらしの頃』というブログ連載で、初めて使ったパソコンのことを書いたのだが、偶然、書棚で資料捜しをしているときに、その頃(1979〜80年)、パソコンのお勉強に使っていたテキストを発見。ちょっとスキャンしてみた。
 パソコンはシャープMZ-80K。ユーザーメモリーは、たったの20KB。増設メモリーは16KBで4万円だった。とても買える値段ではなかったが、直後に2万5000円に値下がりしたため、清水の舞台から飛び降りたような気になって購入。このメモリー追加のおかげで「スタートレック」のプログラムを打ち込むことができた。

04月29日(土)▼アイスホッケー観戦、また早稲田負ける

アイスホッケー「早稲田vs法政」決勝 夕方、サントリー東伏見アイスアリーナまで、アイスホッケー関東大学選手権春期リーグの決勝戦を観戦に出かける。決勝は早稲田大学対法政大学。いつも決勝戦ともなれば、両大学の応援団、チアガール、ブラスバンドが入って賑やかなのだが、今回は法政の応援団とチアガールだけ。早稲田は正月の不祥事が尾を引いているのか? そして試合は、3連続で決勝戦敗退。

04月30日(日)▼引き籠もり

 終日、引き籠もって仕事。午前4時から授業を3科目受講。


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