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■ 06年04月中旬の日記

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04月11日(火)▼夜のドライブ

 やっと急ぎの原稿が一段落つき、今日は残っている授業1科目の受講をすませてしまう。先に教科書を読み、その感想をBBSに書き込みしてから授業を受けるスタイルのため、後回しにしてあったもの。さらに昨日、急いで受講したため、少し意味不明だった科目を再受講。つづいて仕事の資料読み。
 夜、所沢の義兄の家まで用事があって雨の中をクルマで出かける。熱帯魚が趣味の義兄から大事にしている熱帯魚や小さなエビなどを見せてもらう。こういうものを飼っていると気分が癒されるだろうし、なごむと思うのだが、手入れが面倒そうでダメなんだよなあ……。1時間ほどで辞去し、雨の中を帰宅。道が空いていて20分ほどで着いてしまった。
 帰宅後は、大学の課題を片づけ、ちょびっとゲーム関係の仕事。

04月12日(水)▼資料読みとプロット作り

 新作のプロットを急いで提出しないといけないため、アマゾンや古書店から届いた資料に急ぎ目をとおす。ジャンルも時代もバラバラの作品だが、その分、気分は新鮮でいい。ノートに思いついたプロットを殴り書きしていく。これをあとでエディターでまとめて提出用にする予定。

04月13日(木)▼プールが休み

 今日も起き抜けから資料読み。夜になってクルマでプールに出かけたら、法定点検でお休み。たまに出かけようと思ったらこうなんだから。本当にタイミングが悪い。帰宅して、ガシガシとプロットの打ち込み。

04月14日(金)▼スパムとの戦い

 ブログにトラックバック・スパムが大量につけられる。削除している間にも、どんどん増えていく。一種のフィッシング系スパムで、海外からのもの。以前にも同じようなことがあって、日本語以外は投稿できないようにしたら、この設定もかいくぐる海外からのスパムが登場し、Movable Type (MT)をスパム対策済みの新バージョンにしたら、しばらくおさまっていたのだが、この新バージョンも破られてしまったらしい。しかたがないのでネットでMTのスパム対策法を検索し、なんとか対策をすませる。
 ところが、このとき、うっかりと、ブログのデザインを設定するスタイルシートをデフォルトのもので上書きしてしまうというヘマをしでかす。おかげで『仮面ライダー』をバックに敷いていたデザインが消えることに。こちらを復旧させようと思ったのだが、これが大変。MTのデザインは本来、スタイルシートの設定だけで変更できるようになっているのだが、こちらが設定した時点では、スタイルシートの使い方がまずく、テンプレートファイルの方でtableタグなどをガシガシと使ってデザインを決定していたからだ。
 このテンプレートが生き残っていたものだから、スタイルシートだけではデザインの変更ができず、あれこれ試行錯誤したうえに、テンプレートもデフォルトに戻し、新たにスタイルシートを1から作り直すことにした。
 この時点で、すでに徹夜状態。目がショボショボでパソコンの画面を見るのもツライので、作業は翌日まわしに……。ああ、仕事が……。

04月15日(土)▼アイスホッケーを断念

 睡眠4時間で起き、ブログのデザインの仕上げ。なんとか前のと似たものができた。しかし、この時点で仕事の遅れが込んでいる。夕方、少しサボって、サントリー東伏見アイスアリーナで開催されているアイスホッケー関東大学選手権の早稲田対専修戦を見にいこうと思っていたのだが、これも断念。仕事に必要なプリンター用紙などをクルマで買いにいき、特急で帰宅。あとは、ひたすら仕事。

04月16日(日)▼参考書の買い出し

 午後、大学の授業で必要になる参考書と仕事の資料の買い出しに紀伊國屋書店の新宿本店まで出かける。
 帰途、買った本の1冊『インタビュー調査への招待』(河西宏祐/世界思想社/2005年10月刊/1,890円)を読みはじめたら、これが面白くて止まらず一気読み。早稲田大学人間科学部eスクールで「職業社会学」を担当している河西先生が、大学の授業で手がけたインタビューや講演などの記録をまとめたものだが、教師と学生が一緒になっての涙と笑いの授業づくりが手に取るようにわかり、こちらも一緒にハラハラドキドキ。河西ゼミは、早稲田大学の所沢キャンパス(人間科学部、スポーツ科学部)でもトップクラスの人気らしいが、その理由がわかったような気がした。先生もご苦労さまだが、いまの学生も捨てたもんじゃないぞ。こちらも「頑張れ!」と背中を叩かれたような気分になった。
 その気分に押されて午前4時から第2週の受講開始。寝る前に4科目半まで受講する。1科目、小テストのある科目があり、この回答をするために同じ授業ばかり3度も視聴しなおす。こんなところがオンデマンド授業の長所でもありそうだ。

■今日、買った本、届いた本

『インタビュー調査への招待』『インタビュー調査への招待 』(河西宏祐/世界思想社/2005年10月刊/1,890円)........早稲田大学人間科学部eスクール「職業社会学」参考書。感想は上記のとおり。通学生だったら河西先生の実調、ゼミを受けてみたい。

『知覚心理学の基礎』(松田隆夫/培風館/2000年7月刊/3,675円)........早稲田大学人間科学部eスクール「感覚情報処理論」参考書。視覚を中心とする近く全体について。

『視覚世界の謎に迫る――脳と視覚の実験心理学』『視覚世界の謎に迫る――脳と視覚の実験心理学』(山口真美/講談社ブルーバックス/2005年11月刊/861円)..........「感覚情報処理論」の参考になるのでは……と考えて購入。

宇下人言,修行録(松平定光,松平定信/岩波文庫/1942年6月刊/630円)............松平定信自伝。この時代を学ぶための基礎資料として。

『江戸城御庭番―徳川将軍の耳と目』(深井 雅海/中公新書/1992年4月刊/714円)..........目的は上に同じ。持っているような気がしていたんだけれど、この本が届いたとたんに、書棚に刺さっているのが目に飛び込んできた。人生なんて、こんなもんさ。

『江戸の役人事情―「よしの冊子」の世界』『江戸の役人事情―「よしの冊子」の世界』(水谷三公/ちくま新書/2000年6月刊/693円)..........江戸時代、お庭番たちが集めた噂の集大成。これも基礎勉強に。

『蒋介石』『蒋介石』(保阪正康/文春新書/1999年4月刊/882円)........この時代の中国のことも、少し精緻にお勉強しないといけないので。


04月17日(月)▼『勝手にしやがれ』再見と授業のつづきと電話トラブル

 プロットを急がないといけないが、授業が引っかかっていると、そのことが気になって仕事も進まないので、まずは授業を急ぐ。が、その前に今日はNHK−BS2の「衛星映画劇場」で、ジャン=リュック・ゴダール監督の『勝手にしやがれ』を見る。そう、あの「ヌーヴェル・ヴァーグ」の傑作といわれているジャン・ポール・ベルモンド主演のフランス映画だ。
 この映画を見たのは高校生のときだったが、同じ頃、よく見ていたアラン・ドロンが出演する「暗黒映画(フィルム・ノワール)」作品ほどには内容を憶えていなかった。ところどころのカットやシーンを断片的に憶えていたくらいで、ストーリー(もともとあるようなないようなだが)も、ほとんど忘れていた。
 いま見ると、いかにも安く作りました、というのが見え見えだが、それでも、あの時代の雰囲気を象徴するような若さゆえの無軌道さみたいなものもあり、日本の映画界にも大きな影響を与えたというのも納得できる。この映画を見る気になったのは、いま受講している「フランス文化論」でも、後半の授業で「ヌーヴェル・ヴァーグ」が出てくるからだ。
 映画が終わった後は、また授業。日付が変わる前に、なんとか9科目中8科目の受講を終え、朝までに課題がわりのBBSの書き込みもすませる。残る1科目は、教科書を読んだレポートを先に提出しないと授業が受けられないので、まず教科書を読むことに。
 明日、残り1科目を片づけたら、また仕事に専念だ。

 ところで、夜、近所に住むSF作家の高齋正さんから自宅の電話番号に電話をいただいた。事務所の電話番号に電話をかけたらFAXが応答してしまうとおっしゃるので、あっと、その原因に思い当たる。先月22日、光ケーブルにトラブルが発生してインターネットにつながらなくなったとき、ISDNモデムを復活させてインターネットにつないでいたのだが、その後、光ケーブルに復旧したあと、事務所の電話とFAXの着信音が同時に鳴り、FAXが反応する……ということがたびたびあったのだ。もともとは2回線がダイヤルインになっていたのだが、どうもインターネット接続を復旧させたとき、ISDN接続装置(DSU)の設定が消えてしまったのが原因らしい。
 あわててマニュアルを探したが見つからず、DSUのメーカーのサイトで見つけたPDFのマニュアルをダウンロードし、なんとか設定方法を発見。LANケーブルをつないでDSUの設定をダイヤルインにしたところ、無事、アナログポートに接続された電話とFAXを専用番号のダイヤルインにすることができた。もしかして、電話をかけてもFAXが応答してしまい、連絡がとれずにご迷惑をおかけした方がいたかもしれません。申しわけありませんでした。

04月18日(火)▼授業のつづき

 昨日は9科目のうち8科目の授業を受講。今日、残る1科目「教師学概論」を受講。この科目は、先に教科書の指定された章を読み、その感想をBBSに書き込んでからオンデマンドのビデオを試聴し、さらにBBSに意見・感想を買い込むというローテーションにのため、どうしても時間がかかる。しかし教師の世界と無縁のため、教科書に書かれていることもピンと来ないところが多い。しかたがないので自分の仕事に当てはめて考えることにする。
 これで今週の授業の受講は完了。すぐさま資料読みにもどる。

04月19日(水)▼ヒミツの打ち合わせと水泳

 午後、某社の方々と新企画の打ち合わせ。内容については公開可能になってからお知らせします。
 夜、この数日、再発している腰痛対策のため、ひさしぶりにフィットネスクラブへ。軽く500メートルほど泳ぎ、あとは水中ウォーキング。帰宅後は資料読み。

04月20日(木)▼今日も資料読み

 付箋紙とボールペンを手にして終日資料読み。

■最近いただいた本

『悪魔と博覧会』『悪魔と博覧会』(エリック・ラーソン/野中邦子・訳/文藝春秋/2006年4月刊/3,100円)........19世紀末、シカゴで開催された万国博の陰で起きた猟奇殺人。1人の刑事が、その犯人を追いつめる……といっても小説ではなくノンフィクションというから驚き。楽しみに読ませていただきます。これも訳者からのいただきもの。

『貧困の終焉―2025年までに世界を変える』『貧困の終焉―2025年までに世界を変える』(ジェフリー・サックス/鈴木主税,野中邦子・訳/早川書房/2006年4月刊/2,415円)........世界の貧困を救う秘策を経済学者が説く。翻訳者からのいただきもの。

『弘前・桜狩り列車殺人号』『弘前・桜狩り列車殺人号』(辻真先/光文社文庫/2006年4月刊/500円)........トラベルライター瓜生慎が活躍する旅行ミステリー。著者からのいただきもの。いつもありがとうございます。


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