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■ 06年02月上旬の日記

01日 02日 03日 04日 05日 06日 07日 08日 09日 10日

02月01日(水)▼スパム対策

 柳家紫文師匠のサイトにある掲示板に、大量のスパムが投稿されているという。掲示板プログラムのCGIをいじってみたが、敵は、その対策を縫って投稿をつづけてくる。くそお……!

02月02日(木)▼「考古学」の取材と赤塚不二夫記念館

まいまいず井戸
 午後早くからクルマで羽村市まで。目的は玉川上水取水堰の取材。もちろん最後に残った「考古学」のレポートのため。

 取水堰の見学をする前に、JR青梅線の羽村駅前にある「まいまいず井戸」を見学。武蔵野の丘の上で水を得るには井戸を深く掘る必要があったが、垂直に深く掘る技術がなかった時代は、こんな具合に渦巻き状に地面を掘り進んだものらしい。似た形状の井戸は、狭山市や府中市にもあるそうだ。

 つづいて多摩川に向かう坂を下り、多摩川から玉川上水への水を取り込む取水堰を見物。堰そのものはコンクリートになっているが、構造は、江戸時代のはじめにつくられたものと変わらない。
 車を長時間停められる場所でもなかったので、こんどは上水を掘るのに貢献した玉川兄弟の像を見物しようと思ったら、工事のために車が進入できず、しかも本日は、小学生の団体が学習のために訪問中で、一般の人は立ち入り禁止なんだとか。う〜ん……こっちも学習のためなんだけどなあ……とボヤきながら、こんどは多摩川の対岸にある羽村市郷土博物館へ。もちろんここにも玉川上水に関連した展示があるだけでなく、貴重な史資料も販売中。展示を見学し、玉川上水関連の資料を数冊買い込んだあと、多摩川の土手から対岸の取水堰を見る。これでとりあえず本日の取材は終了。

 ここからは、お楽しみの青梅市にある赤塚不二夫記念館へ。青梅は、いま、映画のレトロ看板の街でもあるんですね。
 赤塚不二夫記念館で出迎えてくれたのは、都の西北、早稲田の隣のバカ田大学出身でもあるバカボンのパパ。赤塚先生のマンガときたら、もうやるのは、これしかない。
「シェー!」
 ……てなワケで、取材と遊びを兼ねた半日のミニドライブを楽しんだのでありました。

■最近、買った本

『世界一おもしろい日本神話の物語』(鳥遊まき/こう書房/2006年1月刊/1,365円)........ファンタジーを書くときの参考書になれば……と購入。著者はニフティの仲間です。
『伊奈半十郎上水記』『伊奈半十郎上水記』(松浦節/新人物往来社/2002年9月刊/1,995円)........玉川上水の開削を題材にした歴史小説。2002年度の歴史文学賞受賞作品とのこと。作者の経歴を読んだら、ぼくの母校(高校)で、国語の教鞭を執ったことがあるらしい。
『約束の奔流―小説・玉川上水秘話』(松浦節/新人物往来社/2003年10月刊/1,995円)........上記の受賞作をベースに新しく書き継がれた玉川上水秘話。2冊とも面白く読ませていただきました。取材の方法についても勉強になりました。
関東郡代御用留『関東郡代御用留』(祖父江一郎/集英社/2001年12月刊/1,785円)........上の2冊と同じく関東郡代の伊奈氏に関連した小説らしいので購入してみました。まだ未読です。
『玉川上水と分水』(小坂克信/新人物往来社/1995年5月刊/1,223円)........子ども向けの玉川上水についての学習本。これくらいの本から入門するのがわかりやすくていい。
『玉川上水論集II―羽村市史料集八』(羽村市郷土資料館/2003年9月刊/1,300円)
『玉川上水開削三五〇周年記念事業・特別展「玉川上水 三五〇年の軌跡」(図録)』(羽村市郷土資料館/2003年9月刊/1,000円)

本『竹宮恵子のマンガ教室』(竹宮恵子/筑摩書房/2001年6月刊/1,575円)........前に買った本が行方不明のため。
『新宝島』『新宝島』(手塚治虫/講談社/1984年10月刊/591円)........あらためてマンガ表現の歴史を調べてみたくなって購入。
『ロストワールド』『ロストワールド』(手塚治虫/講談社/1982年2月刊/612円)........上に同じ。
『罪と罰』『罪と罰』(手塚治虫/講談社/1977年6月刊/509円)........さらに上に同じ。

02月03日(金)▼大学のコンパ

 明日、早稲田大学eスクールの「体育実技III(ソフトテニス)」のスクーリングに合わせ、所沢キャンパスで学生の懇親会とELCというサークルの来学期科目検討会が開催される。夜の懇親会には出られるのだが、昼間の科目検討会に出られないと嘆いていたら、池袋で前夜祭をやるので出席すべしとのお誘い。夕方まで「考古学」のレポートを書き、薄暗くなってからいそいそと電車で池袋へ。
 明日のスクーリングや懇親会のために、全国から集まってきた校友に、今年、入学が決まった新入生2人も加わって11時まで歓談。その後、二次会にも顔を出すが、終電2本前の電車で帰宅。眠くなるまでレポートを書く。

02月04日(土)▼結婚式と懇親会のハシゴ

 朝、カミサンとクルマで立川の結婚式場で開催された姪の結婚式へ。途中、カミサンの実家に寄り、義母と義姉も同乗。
 姪の結婚式は、その兄、姉と同じ会場で、3回目ともなると買って知ったる状態に。アメリカ人の牧師さんが結婚式を司るキリスト教式だが、牧師さんの英語がスイスイと耳に入ってきた。これも大学で英語を1年間学んだ効果か。
 なごやかな結婚式がすんだ後は、式場の更衣室で礼服からジャケットに着替え、カミサンと義母、義姉を乗せたクルマで早稲田大学所沢キャンパスへ。立川の北のはずれからだったので、20分ほどで着いてしまった。校門の前でカミサンと運転を交代し、こちらは学食の懇親会場へ。案の定、カミサンは、途中、何度も道を間違えたらしい。昔、このあたりに住んでいたことがあっても、その頃は、クルマを運転していなかったので、道がわからないんですね。
 会費は1000円なのに、懇親会のテーブルに並んだ料理は簡易パーティー料理とはいえ豪華。ビールもずらりと並んで学部長の挨拶や乾杯のあと、教員の先生方や学友と歓談。学部長は、ぼくの高校時代の同級生と同時期にボストン大学に留学していたそうで、そんな友人の話題をサカナにビールを飲む。
 途中、なんと、白井総長まで飛び入りで出席して、会場は騒然。それだけeスクールが期待されている証拠?
 懇親会の後はバスに乗って小手指に移動。ここで有志とともに体育のM先生を囲んで二次会。結局、帰宅は最終ちょっと前の電車でありました。

02月05日(日)▼「考古学」のレポートを追い上げる

「考古学」のレポートは、もっと簡単に、ささっと書ける予定だったのに、2箇所に取材に出かけ、資料も集めたら、当初予定していたコンテがガラガラと音を立てて崩壊。あらためてコンテを組み直したが、2000字以上のレポートが、どうやら2万字くらいになりそう。文字数の上限はないんだから……と勝手に納得し、えいやっと書き続ける。とうとう『寛政重修諸家譜』まで引っ張り出して、登場する人物の経歴にも当たることになりました。こんなところで、将来、書く予定で集めていた時代小説や歴史小説用の資料が役立つとは思いませんでした。

02月06日(月)▼「考古学」のレポートで徹夜

 結局、「考古学」のレポートは、30冊以上の資料と首っ引きになり、今日も徹夜状態。ああ、しんど。

02月07日(火)▼打ち合わせとパーティーと

 午後、駅前の喫茶店で、まもなくスタートする某ポータルサイトの担当者と、そこで連載する作品についての打ち合わせ。大学の春休みに集中して仕事を入れているので、2月、3月は、かなりハードになりそう。早く大学の課題を片づけないと。
 夜は神楽坂まで出かけ、お世話になっている某出版社編集長主催の業界人パーティー。知り合いの人もかなりいたが、300人以上の出席者となれば、知らない人の方が多いのは当然。この数年、ちょっと気持ちが後ろ向きになっていたこともあって、このようなパーティーへの出席は、一部だけにして控えてきたが、これも大学効果なのか、気分を前向きにして出かけることに。いい出会いがあれば、いい仕事もできるだろう。
 二次会は、阿川大樹さんとヨット雑誌編集長の3人で。しかし、3時間ほどしか寝ていなかったので、電車のあるうちに切り上げる。

02月08日(水)▼レポートをまとめる

 なんとか「考古学」のレポートを書き上げ、「Word」でレイアウト。取材で撮影してきた写真も貼りつけていたら、あっというまに容量がオーバー。写真のサイズを小さくして、さらにJPEGの圧縮率を高くして、なんとか既定サイズ内におさめることができた。

02月09日(木)▼レポートの提出

 いちど寝てから内容を見直しし、ちょっとした矛盾点を修正してから送信。これで、今期のすべての課題が終わったはずで、少しホッ。あ、でも、「情報社会及び情報倫理」のオプションの小論文と「体育実技II」のスクーリングがあった。

02月10日(金)▼テレビのプロデューサーと打ち合わせ

 午後、起き抜けに出版社より電話。もちろん締切の確認。来週から原稿モードに突入します。その後、駅前の喫茶店に出向き、某テレビ局プロデューサーから新番組に関連した仕事の依頼を受ける。とりあえずOKするが、番組の進行次第なので、どうなるかは、まだ不明。帰宅後、オプションの小論文にとりかかる。


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