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■ 05年12月中旬の日記

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12月11日(日)▼外出&アイスホッケー

 午前中から使用で外出。夕方からはサントリー東伏見アイスアリーナで、アイスホッケー関東大学選手権秋季リーグの決勝戦「早稲田対明治」。試合は、どう見ても明治の方が優勢。案の定、5−2で早稲田が負けてしまった。残念。

12月12日(月)▼今年最後の授業

 昨夜、アイスホッケー場の寒さに負けて早く寝たため、今日は午前9時過ぎに起床。そのままパソコンにかじりつき、今年最後の授業を受講する。先週のうちに提出した「統計学II」のレポートで、考え方と計算式は合っているのに、中学か高校で習ったはずの計算ができなくて、答えがまちがっている問題があったことがわかり、ちょびっとガックリ。
 次々と授業を受講し、夜までに全科目をすませてしまう。
 午後8時、秋季5回目で、最後の英会話の課題。アメリカ人教師から電話がかかってきて、これまでの人生の中、または旅行中に会った人物の中で、印象的だった人物について語れ――という内容で、1996年に事故死したレーシングドライバー、ジェフ・クロスノフについて話す。彼との初めての出会いがパソコン通信のチャットだったこと。彼が子どもの頃、レーシングドライバーをめざすことを決意させた出来事などを話す。1時間ほど後にメールで届いた採点は満点。5回のスピーキング課題は、すべて満点だったような……。でも、ライティングでは、いつも1点減点されることが多い。
 英語の授業のあとは、来年早々が締切の課題にも手をつけ、まず「認知心理学」から片づける。

12月13日(火)▼早稲田大学の図書館でピカソ

 午後、池袋のジュンク堂で仕事と大学の授業に必要な参考資料類を購入した後、東池袋4丁目まで歩き、ここから都電荒川線で終点の早稲田まで。今年になって大塚〜滝野川一丁目間には乗車したが、早稲田まで乗るのは1973年以来。「週刊少年チャンピオン」で原作付きマンガの連載をすることになり、物語の舞台となった荒川方面を編集者と一緒に取材したあとのことだ。早稲田までもどって学生相手のビリヤード屋に入ったのはいいが、四つ玉で編集者にコテンパンにやられたのを思い出す。
 この直後、日本はオイルショックに襲われ、マンガ週刊誌も減ページを余儀なくされた。その減ページの中に、すがやみつるの新連載も含まれていたというわけだ。このときうまく週刊誌に連載できていれば、もしかすると別の展望がひらけていた可能性もあるが、力量不足で、「こいつはダメ」のレッテルを貼られる可能性の方が高かったのが事実。こういうことに未練は残さず、さっさと次の仕事を探すようにしていたから、なんとか今まで生きのびて来られたような気がしないでもない。
 早稲田での目的地は、もちろん早稲田大学。中央図書館で、絶版で入手不能の本を借り、AVルームで『ミステリアス・ピカソ』という映画を見る(リンク先のDVDは、2006年1月発売予定)。『恐怖の報酬』や『情婦マノン』で知られるアンリ=ジョルジュ・クル−ゾ−監督による1957年の作品で、ピカソが絵を描くシーンを延々と撮影したもの。キャンバスの裏から絵が描かれる過程を撮影しているのだが、これがアニメのようで面白い。大学の「認知心理学」の授業で採りあげられた題材だが、大学の図書館にビデオがあることを知り、ようやく見ることができた。
 クルーゾー監督は、ニトログリセリンを輸送するハラハラドキドキを描いたイブ・モンタン主演の『恐怖の報酬』や、モンタン夫人のシモーヌ・シニョレが主演した『悪魔のような女』などで知られているが、小学生の頃、この監督の作品とも知らずに見た『空と海の間に』という映画があった。1955年の作品で、北氷洋上で船員が病気になった漁船に、世界のアマチュア無線家が協力してパリのパスツール研究所から血清を届けるという内容だが、この映画を見たことで、アマチュア無線というものを認識したのではなかったか。
 その後、アマチュア無線の免許も取得し、無線をしながらマンガを描く変なマンガ家になったのだが、オリジナル2作目として描いたのが『いつか夜空で』(「中一時代」掲載)というアマチュア無線マンガ。離島で怪我をした少女をアマチュア無線仲間による情報のリレーで助けるという話だが、映画『空と海の間に』のことが頭の片隅にあって(といっても題名も詳しい内容も忘れていた)、また、1964年の新潟地震の際、アマチュア無線の非常通信というものを聴いていた記憶も影響して、こんな企画を考えることになった(はず)。
 さらにその後、20年前の1985年になって、パソコン通信で似たような体験をしたが(ブログ「すがやみつるのネットライフ」参照)、そのときは、この映画のことも、自分で似たストーリーのマンガを描いたこともすっかり忘れていた。
『ミステリアス・ピカソ』のことを調べていて、ついでに監督のことも調べたら、そこに出てきたのが『海と空の間に』だったのだ。名画座やテレビで何度も見ている『恐怖の報酬』と同じ監督の作品だったことも、今回、初めて知った。DVDは未発売のようだが、もし発売されたら、見直してみたい1作だ。
 早稲田大学からの帰途、地下鉄東西線で高円寺にまわり、居酒屋で生ビールを飲みながら読書。さらに1軒まわり、吉祥寺でも1軒ひっかかって深夜に帰宅。

■今日買った本、借りた本、届いた本

『実録! 少年マガジン編集奮闘記』『実録! 少年マガジン編集奮闘記』(宮原照夫/講談社/2005年12月刊/3,150円)........543ページもある分厚い本だが、読みはじめたら止まらない。明日も終日、読書になりそうな予感。

『動物化するポストモダン』『動物化するポストモダン』(東浩紀/講談社現代新書/2001年11月刊/735円)........オタクや萌えについての本……というのは乱暴なククリだが、同じGlocomの公文俊平先生にまで、オタクについて考えさせてしまった凄い本(?)

『まんがのカンヅメ―手塚治虫とトキワ荘の仲間たち』(丸山昭/ほるぷ出版/1993年4月刊/自由価格書籍として683円)........下の本の原本。ジュンク堂で自由価格本として売られていたので購入。

『トキワ荘実録―手塚治虫と漫画家たちの青春』『トキワ荘実録―手塚治虫と漫画家たちの青春』(丸山昭/小学館文庫/1999年7月刊/500円)

『構成の詩学』(ボリス・ウスペンスキイ/川崎浹&大石雅彦・訳/法政大学出版局/1986年2月刊)........「小説の視点」について書かれた本。大学の「認知心理学」で担当教授から紹介いただいた。この本の存在は知っていたのだが、とうに新刊では入手難となっており、古書でも見つからず、読むのを断念していたが、もしやと思って早稲田大学図書館の蔵書を検索したら、みごとにヒット。図書館も有効活用しようと借りに行ってきました。

『ドストエフスキーの詩学』『ドストエフスキーの詩学』(ミハイル・バフチン/望月哲男&鈴木淳一・訳/ちくま学芸文庫/1995年3月刊/1,575円)........同じく「認知心理学」の教授に紹介された本。

『小説の言葉』"『小説の言葉』(ミハイル・バフチン/伊東一郎・訳/平凡社ライブラリー/1996年6月刊/1,223円))........上に同じ。大学の科目ごとに用意されたBBSで、拙著『マンガでわかる小説入門』まで読んでいただいたうえで、このようなアドバイスをしてくださるのである。実にありがたい。

12月14日(水)▼終日読書

 昨日から読みはじめた『実録! 少年マガジン編集奮闘記』が、やめられない止まらない。543ページもある分厚い本で、今日は仕事も大学の課題もあきらめる。ぼく自身も「少年マガジン」の第1期黄金期(『巨人の星』『あしたのジョー』の人気で150万部を突破した1970年はじめ)、同誌の編集部の片隅で働いていたことがあるため、懐かしさも入り交じりながら深夜までかかって読了。文章にダブリがあったりして、ちょっと読みにくいところもあるが、マンガ製作の実態について、編集者の側から書かれる例は少ないので、貴重な資料となるのはまちがいない。
 さらに長谷邦夫先生が送ってくださった『赤塚不二夫 天才ニャロメ伝』まで読んでしまう。

■今日、届いた本

本『赤塚不二夫 天才ニャロメ伝』(長谷邦夫/マガジンハウス/2005年12月刊/1,365円)........長谷邦夫先生からのいただきもの。マンガで描かれた赤塚不二夫伝。いつも近くにいた長谷先生の視点で描いたマンガ版の伝記。マンガなので一気に読めてしまう。おもろうて、やがて悲しき……。この本を読まれる方には、『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(武居俊樹/文藝春秋/2005年5月刊/1,680円)、『漫画に愛を叫んだ男たち』(長谷邦夫/清流出版/2004年5月刊/1,890円)との併読をお薦めします。

12月15日(木)▼新連載マンガの打ち合わせ

 午後、新宿に出て編集プロダクションの若い編集者と新連載マンガについて打ち合わせ。来年1月に創刊になる男性向け雑誌(隔月刊)にマンガを連載することになり、その内容の煮詰め。7ページとページ数は少ないのだが、いまのわたしにとっては長編マンガの部類。正月休み返上で仕事します。
 打ち合わせのあとは紀伊國屋書店新宿本店へ『マンガでわかる小説入門』の偵察。今朝の段階で「在庫僅少」となっていたのだが、売り場の棚には見あたらない。売り切れたようだ。
 地元の最寄り駅まで電車でもどり、喫茶店でお茶しながら資料読み。

■今日買った本

きく知る落語―東西落語家50傑・まるごと上方落語『きく知る落語―東西落語家50傑・まるごと上方落語』(JTBのMOOK―るるぶ/JTBパブリッシング/2005年12月刊/2,300円)........昨今の落語ブームで似たような本やムックがたくさん出ているが、これは、値段も高いが、その分、内容も充実している感じ。われらが(?)鈴々舎わか馬さんの1日を追ったページや、柳家喬太郎師匠の対談など、おもしろいページが多い(自分の好きな落語家がたくさん出ているからかもしれないけれど)

覇権の標的『覇権の標的(ターゲット)』(阿川大樹/ダイヤモンド社/2005年12月刊/1,785円)........畏友・阿川大樹さんの記念すべきデビュー作。読みはじめたら止まらなくなってしまったのだが、ごめんなさい。目先の資料に目を通さなくてはいけなくなって、一時的に封印。この本が読めなくて、ちょっとイライラしています。一昨日、届いていたら一気読みできたのに。

12月16日(金)▼某専門学校で打ち合わせ

 新宿で某出版社の方と待ち合わせ、某専門学校まで出かける。マンガ・アニメについての科目を新設するのだそうで、お話しを聴きたいとのことだったので、あれこれ自説を披露。大学で「インストラクショナル・デザイン(教育工学)」や「認知心理学」といった創作系教育にも有用な授業を選択しているため、つい熱が籠もってしまう。
 1時間半ほどの打ち合わせを終えたあとは、毎日、外出の用事がつづいているため、少しでも仕事を追い上げようと、急ぎ帰宅。あとは明け方までパソコンに張りつく。

■今日届いた本

予告探偵―西郷家の謎『予告探偵―西郷家の謎』(太田忠司/中央公論新社 C-novels/2005年12月刊/945円)........太田さんからのいただきもの。いつもありがとうございます。

『クレオパトラの謎』(吉村作治/講談社現代新書/1983年2月刊/絶版)........今期、受講した吉村教授の「エジプト文明論」で課題レポートが出ているため、その参考資料として購入。印税で協力したいので、吉村教授の著書は(だけでなく知り合いの小説家、マンガ家、ライターさんの本も)、なるべく新刊を買うよう心がけているのだが、中には絶版の本もあって、購入できなかったりする。この本はAmazonのマーケットプレイスで購入した。ほかに2冊、新刊を注文してあるのだが、資料を読む時間を捻出するのがむずかしくなってきた。


12月17日(土)▼六本木ヒルズから大学のサークル忘年会へ

 今日は西武池袋線、都営地下鉄大江戸線を乗り継いで六本木ヒルズまで。この数年、六本木なんてまるで縁がなかったのに、今月だけで2度目の六本木ヒルズ訪問。目的は、『ダイヤモンド経済小説大賞受賞記念講演 小説家を目指す人必見!「初めて挑戦する人のためのビジネス小説の書き方」』というイベントに、アカデミーヒルズを運営する方から招待されたため。もちろん阿川大樹さんであり、ダイヤモンド社のイベントでもあるので、これは行かなきゃいかん……というわけで張り切って出かけたのだが、これが実に大当たり。ダイヤモンド経済大賞受賞者の相場英雄さんと阿川大樹さんが、それぞれの小説の書き方の秘密を披露してくれたのだが、阿川さんはノートパソコンの中に構築された執筆システムまで公開するサービスぶり。たぶん、ぼくも似たようなシステムを使って小説を書いているのだが、プロのエンジニアだった阿川さんほどには徹底したシステム化ができていない。今後の課題にするとしよう。
 講演の終了後は、急いで池袋に移動し、大学のオンラインサークルが主催する忘年会に出席。日本各地から40名ちかい学友が参加し、顧問のK先生を囲んで談笑。連日の外出で疲れているので、今日は二次会まででパス。ところが地元駅に着いたとたん、寒さと空腹を覚え、つい、駅前の居酒屋に。フグのひれ酒を飲みながら、課題の参考資料を読むことになったのでありました。

12月18日(日)▼朝日新聞に載りました&落語だい!

 昼前に起床し、パソコンを起動すると、メールやmixi経由で、「朝日新聞読んだよ」という報告が多数。本日付け朝日新聞読書欄の「著者に会いたい」というコーナーに、『マンガでわかる小説入門』の著者として紹介していただいたのでありました。いつもフィットネスクラブのプールで一緒になる妙齢の女性Oさんからも、この件で電話をいただき、恐縮。ありがとうございました。
 しかし、さすがに天下の朝日新聞。昨夜、寝る前には2万位あたりをうろついていたAmazonの売り上げ順位が、いきなり200位台まで上がっている。しかも午後には最高105位まで。朝日新聞読書欄の威力は凄いと聞いていたが、確かにそうだなあ……と実感。
 午後、ちょっと離れたスポーツ店まで自転車で出かけ、ランニング用のウィンドブレーカー上下を購入。これまで使っていたパンツの股が裂けてしまっていたのが発覚したため。ボーナス直後のせいか、日本各地で雪がドカンと降っているせいか、いつもは閑散としている大型スポーツ店が、駐車場も満杯で、店内も人混み状態。自転車で来て正解だった。
 帰途、マクドナルドに寄って資料読み。帰宅後、あわただしく支度をして、カミサンと一緒に吉祥寺経由で高円寺へ出かける……が、年末の夕刻とあってか、吉祥寺行きのバスが来ない。3分から5分間隔で来るはずのバスが来たのは、結局20分後。吉祥寺ユザワヤで買い物をする予定だったが、どうしても今日買わなければいけないものだけ購入して、急ぎ高円寺へ。
 今日は午後6時から高円寺ノラやで、月例のノラや寄席。本日の出演は柳屋喬太郎師匠とあって、狭い店内は20人もの落語ファンが押し合いへし合い。ところが肝心の喬太郎師匠が来ない。遅れそうなので電車でなくタクシーを使ってしまったらしい。この年末の夕暮れ時に。ということで落語は20分遅れでスタートしたが、遅刻の弁明だけで30分。これがマクラで本編は、お馴染みの「時そば」……といっても、最近、このネタをじっくり聴いた記憶がない。そばを食べる仕草や汁をすする音が、もう、うまいのなんの。つい、口の中によだれがたまってくる。
 2席目は、これもお馴染みの「紙入れ」。まくらは立ち食いのコロッケそばの話。わたしが立ち食いのコロッケうどんを好物にしているのを知っている店のママが、ニヤリニヤリとこちらに視線を走らせてくる。いやあ、ツボにハマった話題で、おかしくて涙が出そうでした。
 落語のあとは喬太郎師匠を囲んで打ち上げ。師匠はサービス精神旺盛で、打ち上げの席でも落語ファンを楽しませようとする。このエンターテインメント精神は学ばなくてはいけないなあ……。
 仕事や課題が不安なので、さほど遅くならないうちに帰宅。サイトの更新をし、課題レポートの構成など作っていたら、急激に眠くなり、パソコンの前で首をガクン。そのショックで目が覚め、あわてて寝室の布団に潜り込みました。

12月19日(月)▼風邪だ、ゾグゾグ

 昨日、帰宅後も朝まで起きていたせいか、寒さに負けて、ついに風邪。水分を補給し、セーターを着込んで、身体を暖かくして寝る。
 夜になって起き出し、明日が締切のイラストの仕事。なんとか明け方には終わらせる。

12月20日(火)▼「エジプト文明論」とジョギングで風邪を吹き飛ばせ

 来年早々、マンガの締切が来るため、同時期に締切が来そうな大学の課題を片づけなくてはならない。ちょうど注文してあった「エジプト文明論」の参考書籍が届いたのをさいわいに、前に買ってあった参考資料と併せてガシガシとメモを取りながら読書。
 夜になって運動不足解消のため、来年に開催される「体育実技II」のスクーリングに備えてジョギング。ただしトレーニングウェアのポケットには「エジプト文明論」の参考書とメモ帳。10分走×3本を走ったあと、ハンバーガーショップに入ってジャスミン茶とコーヒーで喉を潤しながら1時間ほど読書。ジョギングで帰宅後、課題のレポート(「古代エジプトの国際化について」800字)に取りかかるが、この文字数では何も論じられないような感じ。とりあえず書きたいことを羅列したところで本日は就寝。

■今日届いた本

『クレオパトラの謎』(吉村作治/講談社現代新書/1983年2月刊/557円)........「エジプト文明論」の参考書。古い本のためか絶版になっており、Amazonのマーケットプレイスで購入。新刊なら吉村先生の発掘調査資金に、いくばくかでも貢献できるのになあ……。

『NEWTONアーキオ―ビジュアル考古学 (Vol 1) ファラオの王国』『NEWTONアーキオ―ビジュアル考古学 (Vol 1) ファラオの王国』(吉村作治/NEWTONムック/1999年3月刊/1,806円)........こちらは新刊で買えました。

『NEWTONアーキオ―ビジュアル考古学 (Vol 7) クレオパトラ』(吉村作治/NEWTONムック/1999年4月刊/1,806円)........こちらも新刊。授業を視聴し、エジプトに関する本を何冊も読んだおかげで、アレクサンダー大王の時代からローマ時代にかけてのエジプトの状態も、ようやく見えてきた。これから取りかかる仕事の参考にもなります。


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