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■ 05年12月上旬の日記

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12月01日(木)▼「北斎展」とヒルズとマンガの原画展

上野の森。写真ではわかりにくいですが、イチョウが黄色く色づいておりました。 朝までプログラムの修正をしていて寝たのは午前7時。10時には頑張って起床し、カミサンと連れ立って上野の国立博物館まで「北斎展」を見に出かける。(※写真をクリックすると大きな写真が表示されます)
 連日、大混雑とのことで、平日の午前中なら少しはマシかもしれないとのことだったので、必死に早起きしたのだが、午前11時半頃の到着でも、すでに入場までに20分待ち。実質30分待ちだったが、中に入っても、またすごい混雑。点数が多いこともあって、ポイントを絞って見ることにする。あとは図録で間に合わせよう……という感じ。それでも気づいたときには午後2時直前。
 3時には次の約束があるので、あわてて外に出て、とりあえず食事……ということで、目についた蕎麦屋に飛び込み、いちばん早くできるものを注文。カミサンはキツネうどん、こちらは、とろろ蕎麦に。急いで蕎麦をかきこみ、支払いはカミサンにまかせて、ひとり地下鉄日比谷線に乗って六本木まで移動し、ヒルズで某社T氏と待ち合わせ。
六本木ヒルズ。 そういえば六本木に来るのなんて何年ぶりだろう。小説を書きはじめる前は、メンバーになっていた会員制クラブもあったりで、よく遊びに来ていたが、最近は、新宿でさえも遠く感じてしまう。年齢のせいだろうか?
 T氏とともにヒルズにオフィスのある某社で、某企画についての打ち合わせ。とりあえず依頼された仕事を引き受ける方向でゴー!
ノラやの原画展。 六本木から地下鉄大江戸線、中央線経由で高円寺にまわり、今日からノラやでスタートする若手マンガ家&イラストレーターJクンの原画展に。地方在住で、なかなか会えないので、フラワーショップで作ってもらった小さな花籠を手みやげにして、久々の再会……のつもりが、少し早く着きすぎて、店がまだ開いていなかったので、別の居酒屋で生ビール。ハプー、生ビールがうめえ〜! 新鮮なセンマイの刺身もあって、これが美味かった。
 その後、ノラやに移動し、Jクンと久しぶりに再会。mixiで、お互いの日記を読んでいるせいで、あまり、ごぶさたって感じはしないのだけれど。次第にmixi仲間が増えてきて盛り上がったのだが、こちらは睡眠不足がたたって、腰も痛くなってきたため、今日は早めに帰還。帰宅後、風呂にも入らずに寝る。

12月02日(金)▼久しぶりに水泳へ

 午後に大学の「プログラミングII」の課題もほぼ終わり、あとはチェックだけになったので、夜は久しぶりにプールへ。ほぼ2ヶ月ぶりだったので、水泳400メートル+ウォーキング500メートルで打ち切り。水泳は、脈搏を気にしながらゆっくり流したせいで、連続して400メートル泳ぐことができた。25メートルを25秒くらいのペース。以前は20秒を切らないと気がすまなくて、ゼエゼエハアハアしながら泳いでいたが、ゆっくり脂肪燃焼系で泳ぐことにしよう。

12月03日(土)▼アイスホッケー&フィギュアスケート観戦

早稲田大学チームの練習風景。クリックすると大きな写真が表示されます。 今日は、イジイジといじりつづけていた「プログラミングII」の課題(Javaのプログラム)を、えいやっと提出。一区切りついて気が軽くなったところで、サントリー東伏見アイスアリーナまで自転車で出かけ、早稲田大学対東海大学のアイスホッケーの試合を観戦。膝かけも用意していったけれど、お客も少なくて会場も寒々しい。第2ピリオド終了時、4−0で早稲田がリードしていたところで、どうやらフィギュアスケートのNHK杯で、同じ早稲田大学人間科学部eスクールに学ぶ中野友加里選手が優勝したとの情報をキャッチ。急いで自転車を飛ばし、NHK地上波の録画中継で中野選手が滑る直前に自宅に到着。なんとか演技を見ることができました。
 尻餅をついたけれど、何事もなかったかのように立ち直り、あとは自然体でスイスイ。トップの得点が出たときの中野選手の感極まった顔に、つい一緒にホロリ。中野選手とは1科目、同じ授業を受けているのだけれど、毎週、義務づけられているBBSへの書き込みが、いつも一番。カナダ・グランプリに遠征している間も、そのペースを守っておりました。しかも、短い文章を的確に書いてきて、短文が苦手なこちらは、もう尊敬するばかり。この調子でグランプリ・ファイナルや全日本選手権でも活躍し、トリノへの切符を手にすることを望んでいます。
 それにしても日本の女子フィギュアは、層が厚いなあ……。

12月04日(日)▼外出&中華&寒い〜

 睡眠3時間で起床し、家族の用事で埼玉までクルマを飛ばす。1時間半ほどで用事をすませたのはいいが、帰りに道をまちがえ、ちょっと遠回り。地元までもどってきたところでバーミヤンに入り、ネギラーメンに北京ダックの昼食。ああ、せっかく運動しているのに、またコレステロールがあ……。
 帰宅後、あまりに寒く、床暖房をつけた居間で昼寝。

12月05日(月)▼授業&社長業

『マンガでわかる小説入門』表紙  今日は終日、大学の授業の受講。すでに終了した授業、休講の授業もあり、英語の課題は先週のうちに提出ずみだったこともあって、受講したのは7科目。ひたすらパソコンを通じて受講し、小テストや課題もどんどん提出する。途中、会社の役員変更登記の書類を作成したりで、数時間、中断。申請書の雛型は法務局のサイトからダウンロードした一太郎用ファイルを利用。こんな資料が使えるおかげで、役員変更登記も自分でできるようになった。遅々としてはいるが、それでも改革は進んでいるようだ。

12月06日(火)▼落語とショートショートと統計学と

 午後、来年の仕事のことでメールのやりとり。来年1年を通じた仕事が今日だけで2本決まったみたいな……。夕方、高円寺のノラやで開催された鈴々舎わか馬の勉強会「鐙の会」へ。楽しい打ち上げのあと、バスのある時刻に帰宅。
undefined  今日は往復のバス&電車の車内で、ずっと『ショートショートの世界』(高井信/集英社新書/2005年9月刊/693円)という本を読んでいたのだが、ここで気になったのが、ショートショートの長さ。原稿の枚数である。『ショートショートの世界』でも1章を費やして、枚数の定義を探し求めているのだが、そこに面白いデータが掲載されていた。データとは、著者である高井氏(ショートショート作家)の作品集に入ってい作品の枚数である。

 ところで、私がこれまでに書いてきたショートショートは、いったい何枚くらいなのでしょう。
『うるさい宇宙船』(前出)と『夢中の人生』(講談社88)に収録されている作品(計六十編)の枚数を調査してみたところ――
●一〜五枚…七編(最小は三枚)
●六〜十枚…二十編
●十一〜十五枚…十六編
●十六〜二十枚…十五編
●二十一枚以上…二編(二十一枚と二十二枚)
 こうして実際の数字を眺めると、先ほど書いた「二、三枚」という最小枚数の目安、そして「約二十枚」という上限も、結果的にではありますが、納得できます。
 ちなみに、枚数の平均は約十二枚でした。
(『ショートショートの世界』P18〜19より)
 帰宅するや、ただちにパソコンを起動し、Excelを立ち上げて、平均と分散を計算してみたら、こんな具合になった。
平均12.30枚、分散24.73、標準偏差4.97枚 。
「枚数の平均は約十二枚でした」という高井氏の文章とも合致しているではないか。
 この60編は高井氏の作品の一部だろうし、この60編は内容で選ばれたものだろうから、枚数的には無作為抽出と考えてもよさそうだ。高井氏の総作品数を母数とした場合……などと考えているうちに眠気に誘われダウン。でも、すぐにこんなことを考えてしまうなんて、「統計マインド」が育っているのかな?

12月07日(水)▼社長業をすませて反省

 午後、書類の仕上げをしてクルマで法務局の出張所まで出かけ、会社の役員変更登記の申請をすませる。帰宅後、「認知心理学」の小テストの成績が悪かったので、反省して復習。よけいなことを考えずに、シンプルにやっていれば、もっといい点が取れたはずなんだけど、たぶん……。

12月08日(木)▼たぶん課題を前倒しにしていた

 来年早々に新しい仕事がスタートするため、年末年始に締切の来る大学の課題を片づける。ちょっと戸惑っていたJavaのプログラミングも、ようやくオブジェクトの意味が理解できて、今回の課題は短時間で終わらせることができた。

12月09日(金)▼新刊『碧雲の艦隊』の見本届く

 8ヶ月ぶりの小説の新刊『碧雲の艦隊』の見本が届く。発売は19日頃からの予定。
「ブログマガジン Vol.01」(コアマガジン/680円)というムックが送られてくる。当サイトの日記やBlogのことも紹介されています。

12月10日(土)▼『プチクリ』とキムチ・パーティーと

 夕方、バスで吉祥寺に出て、書店で岡田斗志夫氏著の『プチクリ』を購入。ほかに買い物などすませ、井の頭線で明大前まで。
 重い荷物があったため、ここからタクシーに乗って下北沢の豊田有恒さん宅に行こうと思ったら、明大前にはタクシー乗り場なんてものがない。急行も停車するのでタクシー乗り場くらいあると思ったのだが、考えが甘かった。住宅街の中でタクシーを捕まえると、運転手が、「すみません。道に迷っているんです」。それでもほかにタクシーが捕まりそうにないので、そのタクシーに乗って、住宅街の中をうろうろし、やっと甲州街道に出るが、新宿方向への右折か禁止。しかたがないので左折して調布方向に向かい、途中でUターンする。
 予定より大幅に遅れて豊田氏宅に到着し、毎年、恒例のキムチ・パーティー。高齋正、田中光二、石津嵐さんたちと歓談したり麻雀したりの楽しい時間を過ごす。
 帰りは高齋さんの次男と一緒。下北沢から吉祥寺まで井の頭線に乗り、吉祥寺からはタクシー。途中で高齋さんの次男を降ろす。
 帰宅後は、明後日の英語の課題に備え、ちょっと準備。

■今日買った本、借りた本、届いた本

『プチクリ――好き=才能』『プチクリ――好き=才能』(岡田斗志夫/幻冬舎/2005年12月刊/1,260円)........「マインドマップ」オタク版? オタクとニートの免罪符になりそうな本。女子高生あたりの間で火がついたら、爆発的に売れそうな予感も……。


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