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仕事と課題の両方で、どうしても体系的に読みたい本があり、ネットで紀伊國屋書店新宿本店に在庫があることを確認したうえで、買い出しに出かける。
目的の本以外にも、あれこれと購入していると、あっというまに夕方。高円寺にまわって焼鳥屋に飛び込み、生ビールを呑みながら読書。精子の本を読みながらのビールというのも、乙なものである。
読まなければいけない本の数が多いので、マーカーとポストイットを駆使しながら必死の速読。しかし、視力の関係で、昔のようには速読が利かない。
2時間弱かけて5冊ほどに目をとおしたところでシマを変えると、早稲田大学人間科学部にも教科書を納入している某学術出版社の編集者と遭遇。これ幸いと参考書のことなどで相談にのってもらい、夜もふけたので、さて帰ろうか……と思っていたら、そこに独演会を終えた某師匠一行が到来。つい帰りそびれて、結局、電車がなくなり、タクシーで帰宅。
睡眠不足がつづいていたせいか、ビールがよく効いてグッスリ。ハタと目が覚めると午後2時ではないか。午後3時から早稲田大学エクステンションセンターの日曜講座「マンガ論の挑戦」最終回があるというのに、なんてこった。しかも、昨日、自転車を駅の近くの駐輪場に置き去りにしてあった。
大あわてで髭をそり、着替えをして、急ぎのメールの返事を書いて、家を出たのは14時15分。急ぎ足で西武新宿線の最寄り駅へ。14時34分の各駅停車に乗り、上石神井駅でと急行に乗り換えて高田馬場に到着したのは14時50分。こんなときに限ってパスネットの料金が足りず、料金を精算。駅前にバスがいたが、急いでいたのでタクシーに。ところがタクシー乗り場では、前に並んでいたのが高齢のご夫妻。しかも大きな荷物を持っていて、それをトランクに積んだり、ご自身たちが乗車するのにも時間がかかる。急いでいなければココロにもゆとりを持って待っていられるのだが、さすがに遅刻しそうだとイライライラ。
そのタクシーが発車しようとして急停止。目の前に別のタクシーが停まり、お客を降ろしはじめたのだ。こちらも高齢のご夫妻で、杖をついたご主人が降車するのに時間がかかる。そこでタクシーが詰まってしまったため、こちらが乗るべきタクシーも前が詰まって乗り場まで来られない。こんなところでイライラしても、寝坊した自分が悪いのだ……と達観し、えいとココロを落ち着ける。
やっと順番がまわってきたタクシーに乗り、早稲田大学正門前のエクステンションセンターに着いたのは15時05分くらい。あわててエレベーターで5Fに向かい、こっそりとドアを開けて教室に入る。ちょうど講義が始まったばかりで、なんとかセーフ。
今回の講座は、前4回の講義のまとめで、4人の講師がそろっての補足説明や質疑応答など。途中の休憩時間に、同じ受講生の某自動車会社社員の方が、持参した1970年発行の「女性自身」を見せてくださる。ぼくが編集を担当した『海を見ていたジョニー』と『劇画よど号』が掲載されたもの。どちらも宮谷一彦さんが描かれたものだ。『よど号』はゲラを持っているが『海を見ていたジョニー』に対面したのは35年ぶりとあって、涙がチョチョ切れそうになる。いいものを見せていただいて、ありがとうございました。
講義のあとは、講師の夏目房之介さん、伊藤剛さん、瓜生吉則さん、津堅信之さん、そして、同じく受講にきていた藤本由香里さん、元講談社のT井さんと一緒に蕎麦屋に出かけて打ち上げ。マンガと周辺の楽しい話題で、あっというまに3時間近くが経過。帰りは神楽坂から地下鉄東西線に乗り、高田馬場で西武新宿線に乗り継いで、急ぎ帰宅。
家に着くと同時にパソコンを立ち上げ、明日が締切の英語の課題を片づける。今回のテーマは、これまでの人生で起きた大きな変化について手紙で書け、というもの。内容は不安だが、とにかく書いて提出。
深夜、F1カナダGPを観戦。面白いようなつまらないような……。
昼前に起床し、課題レポートに着手。仕事の締切も煮詰まっているし、次の仕事も待っている。少し気合いを入れなくては……。終日、パソコンに向かう。
資料を読みあさり、原稿を書き、大学の「情報と職業」の課題レポートの準備にかかる。レポートのテーマは「Googleのビジネスと将来」。「データマイニングの歴史」という観点から、世界初のオンラインデータベース「Dialog」を起点に、Yahoo!を経て、Googleに至る道をたどり、Googleが連発する新サービス、新ツールを紹介しつつGoogleの将来を考察することにしたが、また長いレポートになりそうな予感。
パソコンにへばりついています。
引き籠もってます。
午後、いま取りかかっている本の打ち合わせを吉祥寺の喫茶店で。出版社(クライアント)、編集者、デザイナー、原作者(わたし)、マンガ家が集まり、3時間半かかってタイトルを決めたり、表紙のデザイン案を考えたり。手前味噌ではあるが、こんなに面白い本は久しぶり。出版されたら、たぶん、評判になること間違いなし。
帰途、書店に寄って資料になりそうな本を数冊購入するが、詳細はまた。帰宅すると楠木誠一郎さんの新刊が届いていた。
「情報と職業」のレポートを追い上げ、なんとか徹夜で完了。今回のレポートは400字詰め原稿用紙換算で56枚。A4サイズの用紙にプリントしたら資料ページも含めて21枚になった。今回はPageMakerで編集し、AcrobatでPDFに変換して送信。
あまりにも暑くて午後1時に起床。友人の小説家の取材の手配を仲介しつつ、イラストと文章の原稿を依頼され、その打ち合わせの日程を決める。
夕方からは、英会話の授業の準備。今回のテーマは、「1.これまでに見た、あるいは受けたプレゼンテーションで、もっとも印象に残っているもの」「2.これまでにひらめいたアイデアで、もっとも良かったもの」「3.これまでに受けた指導で、もっとも役に立ったもの」。これをアメリカ人女性のチューターから尋ねられ、答えなくてはいけない。
午後8時、電話がかかってきて会話テストの開始。必死に話していたら、制限時間は10分のはずなのに、20分が過ぎていた。
英会話のテストのあと、授業用のサイトを覗くと、昨日、送信した「情報と職業」の課題レポートに対する採点が、もうつけられている。今回も、満点以上の得点をいただいた。いつも長い文章を読ませてしまって申し訳ありません。次は、一点集中型にします。