表紙へもどる
'right'>表紙へもどる
■ 05年06月上旬の日記

01日 02日 03日 04日 05日 06日 07日 08日 09日 10日

06月01日(水)▼富士・富士宮焼きそば&取材申し込み

荒川製麺の焼きそば 日曜日に郷里の静岡県富士市で開催された高校の同期会に出席した際、製麺所を経営してい同級生から「うちの焼きそばを送るから食べてみてよ」といわれていたのだが、その焼きそばが本日到着。荒川製麺(通信販売あり)という地元では知られたメーカーの焼きそばである。
 最近、富士宮市の街興し事業の一環で、富士宮焼きそばばかりが全国的に有名になってしまったのだが、隣接する富士市も同じ焼きそば文化圏に属している。使用される麺は富士宮市の3メーカーと同じ蒸し麺だが、豚の背脂からラードを搾り取った後の肉カスは入れず、かわりに天かす(揚げ玉)を入れるのが特徴だった。
 ぼくは、近所にあった焼きそば&お好み焼きの店に入り浸っていたが、目的は、この店にあった貸本劇画の数々。貸本店には置かれていない古い貸本劇画がたくさんあって、たとえば名古屋のセントラル出版から発行されていた「街」という短編劇画誌なども、この店で読んだ。そのおかげで、もりまさき(真崎守)、吉元正(バロン吉元)、宮脇心太郎、星川てっぷといったマンガ家の新人賞受賞作も読むことができたし、その後、虫プロを経てアニメの世界で大活躍する出崎統、荒木伸吾といった方々のムーディーなアクションマンガを楽しむことができた。小学校の終わりから中学、高校にかけてのできごとである。
 ぼくの場合、焼きそばの記憶というと、どうしても、これらの貸本劇画がセットになってしまうのだ。
 さっそく焼きそばを焼いて食べたが、うまい、うまい。オマケにつけてくれた割烹仕立ての天カスの中には、フリーズドライになったタコなども入っていて、この触感が、またいい。ああ、また故郷の味を堪能できたのであった。
 そういえば、昨日は、やはり製紙会社を経営している同級生のツテをたどって、いま執筆中の本のことで、某社を取材させてもらうことになったのだが、やはり持つべきものは同級生。本当にありがたい。
 というわけで、今日は焼きそばをスタミナ源に、仕事を進める。

06月02日(木)▼『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』&デジカメ

 午後、雨の中、デジカメを買いに新宿へ。カメラ店に行く前に、紀伊國屋書店新宿本店に立ち寄って、『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(武井俊樹/文藝春秋/2005年5月刊/1,680円)を購入。
 つづいて隣のビックカメラにまわり、デジカメを物色。来週の取材にデジカメを使う予定なのだが、印刷物に使うため、200万画素のものでは、ちょっと厳しそう。そこで一眼レフタイプのものを……と考えてカメラ店に出かけたのだが、大きさ、値段を考えて断念。本日が発売日だったキヤノンのPowerShot S2 ISを購入することに。12倍のズーム機能と500万画素の解像度があれば、おそらく広大な場所での取材にも使えるだろう。本体だけクレジットカードで購入し、SDカードと予備の電池はポイントカードで購入。
 帰途、喫茶店で『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』を読みふける。面白い!

■今日、買った本

赤塚不二夫のことを書いたのだ!!『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(武井俊樹/文藝春秋/2005年5月刊/1,680円)........赤塚ギャグがナンセンスを跳び越し、シュールになっていった70年代、「少年マガジン」の五十嵐記者とともに赤塚マンガで有名だった「少年サンデー」の武井記者の手で書かれた赤塚不二夫氏との協力、共闘を通り越した共犯関係の暴露本。1970年代、いや1980年代までは、確実に、マンガ家と編集者とは、熱い絆で結ばれていた。マンガ家のカタを持つあまり、会社に不利益を与えてしまう編集者も珍しくなく(胸に手を当てながら書いています)、まさしくマンガ家と編集者の共犯関係によって成立していた作品も多かった。マンガ家と編集者の関係がクールになりはじめたのは、1980年代前半からネームのチェックにFAXが使われるようになってからではないか。マンガ家と編集者が直接会う機会が少なくなり、作品オリエンテッドな関係になっていったのが、同志的、共犯的な関係を希薄にしていったのではなかろうか。通信機器の発達にも善し悪しがあるというものだ。ちなみにマンガ家で最初にFAXを導入し、ネームを送るようになったのは、すがやみつるというマンガ家だった。あの頃、S学館でさえも編集部にはFAXがなく、宣伝部に1台あるだけだった。1980年代初めのことである。

06月03日(金)▼仕事ノリノリ?

 昨日、ちょっと読み残してあった『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』を起床と同時に読み切ってしまう。ちょっと物悲しいところもある本だが、それでも少しアドレナリンを注入されたような気分に。
 さらに、現在進行中の書き下ろしマンガ単行本(こちらは原作&ネーム構成)のマンガ原稿の完成した部分が、昨日、コピーで送られてきていたのだが、このマンガのデキが最高にいい。作画を担当してくれているYさんは、本当にウマい! このコピーにもアドレナリンを注入され、目が疲れていたのだが、頑張って書き下ろしマンガの構成を進める。
 20ページほど進行したところで、やはり目に限界が来て夕食後に小休止。3時間ほど仮眠をとって、ただいま仕事の再開中。「売れますように!」と祈りつつ。

06月04日(土)▼古書市とクライトン原作の映画と

 今日は所沢駅前の「くすのきホール」で年に4回開催されている「彩の国・古本まつり」に出撃。ひどい雷雨だったため購入する本は少なめに……と文庫と新書を中心に20冊ほど。BOOK-OFFなどと違って、いわゆる古書店が出展しているため、どう見ても、どこかのご隠居さんが亡くなって、家族が遺品を処分した……ってな時代小説、歴史小説、戦記関連資料……なんてのが多い。
 基本的に新刊で買えるものは新刊で……という主義だが、試しに古本で……と買ってみる作家の本もある。これで当たれば次からは新刊になるのだが、相性が悪いと判断されたらそれまでになる。もちろん自分の本が、同じような運命に置かれているであろうことも考えつつの消費者的ショッピング行動である。
 でも、小説は2冊だけ。あとは資料となりそうな本ばかり。あ、1冊だけ高校生向け英文法の参考書があった。大学の英語の自習をやっていて、英文法の基礎の基礎がわかっていないことを痛感したもので。

 帰途、コーヒーショップをハシゴしつつ仕事をしてから午後9時に帰宅。劇場で見逃した映画『タイムライン』を見たけれど、100年戦争というあまり馴染みのない時代が舞台になっていることもあり、また、ストーリーがまとまりすぎていることもありで、テレビで見て正解……ってな感じの作品でした。

 原作のマイクル・クライトンは、デビュー作の『緊急の場合は』や『アンドロメダ病原体』の頃から好きな作家だったんだけれど、『ジュラシック・パーク』『ライジング・サン』『ディスクロージャー』『エアフレーム』あたりの作品って、人物の配置やら話題になりそうな「情報」「要素」の選択も含め、「ハリウッド映画の原作は、こう書くんですよ」とアウトライン・プロセッサーなんかを使って、パパパッと書きあげたような感じの作品が多いような気が……。それでも充分に面白いんだけれど……。

06月05日(日)▼早稲田オープンカレッジと落語と

柳家喬太郎師匠@ノラや 今日は午後から早稲田オープンカレッジの「マンガ論の挑戦 表現・歴史・媒体」についての講義を講談社を定年退職した元マンガ編集者と並んで聴講。夏目房之介さんプロデュースの全5回の講座で、今回が4回目。マンガ評論家・伊藤剛さんの「キャラクターとキャラの違い」についての講義に、深く納得。さらに自分で「キャラクターとキャラの違い」を発見したが、これは、またあとで。
夫婦トマト 講座の終了と同時に早稲田から高円寺に移動し、現場で待ち合わせしたカミサンとともに、月例の「ノラや寄席」へ。今回は女性軍に人気の柳家喬太郎師匠の独演会。演し物は季節柄か「ちりとてちん」と「牡丹灯籠」の二席。こういうのをたっぷり聴ける会にばかり出かけているので、一人の持ち時間が短い寄席には、つい足が遠のきがち。
 喬太郎師匠を囲んでの打ち上げでは、なぜか写真の「夫婦トマト(?)」が人気を集めていた。

06月06日(月)▼ブリーフケースが盗まれた!

ブリーフケース1
ブリーフケース2
 なんだか物騒なタイトルだが、これは、隔週月曜日の夜に実施されている早稲田大学人間科学部eスクールの「英語」の授業で与えられたテーマ。アメリカ人の女性チューターと電話で10分間会話し、ボキャブラリーやグラマーなど5項目について5点満点の採点がなされるのだが、こちらが泊まっていたニューヨークのホテルで、ホテルのキーや財布が入っていたブリーフケースが盗まれ、ホテルのレセプションに電話をかける……というのが、今回の英会話の設定である。
 女性チューター演ずるホテル担当者に、盗まれたブリーフケースの特徴などを説明しなければならないのだが、ここで、ぼくが実際に所有しているブリーフケースを盗まれたことにした。特注のカーボンファイバー製ブリーフケースである。
 ホテルの担当者を演じるチューターに、電話で黒いカーボンファイバー製だと伝えると、最初、ピンと来てもらえなかったのだが、ゴルフクラブや釣り竿、あるいはテニスラケットにも使われている……と説明して、やっと納得してもらうことができた。
 電話の課題が終わったあと、パソコンの中にカーボンファイバー製のブリーフケースの写真ががあったことを思い出し、チューターにメールで送ることにした。課題の延長で、こちらはホテルでブリーフケースを盗まれて被害者の立場のまま、ホテルの担当者に宛てて、「この写真を警察に送ってほしい」とメールで頼んだワケである。
 そうしたら、チューターからの課題の結果を通知するメールとは別に、もう1通、「ブリーフケースが発見されたと警察から連絡があった」という返信が……。
 こちらが送った写真のとおりのブリーフケースが見つかったというのだが、問題がひとつあるという。電話で話したとき、ブリーフケースの中に入れてあった財布には、クレジットカードやパスポートのほかに、現金が100ドル入っていたと告げてあったのだが、その現金が、なんと、50万ドルに増えていたというのだ。どうやらチューターも悪ノリしているようで、つい声を出して大笑い。
 そこで、「打ち出の小槌を一緒に入れてあったのを忘れていました」と返事に書いたのだが、「打ち出の小槌」の説明がむずかしいため、これはボツにして、なんでも5000倍になる「魔法の布」を入れてあったことにした。「ハリー・ポッター」の原作を読むか映画を見ていれば、そのあたりで、もう少し気の利いた返事が書けたかもしれないのが、ちと残念……。
 英会話の課題の採点は、24/25点。1回目の22点、2回目の23点から着実に上昇しています。
 今日は、さらに授業を進め、10科目のうち8科目を受講してしまう。「プログラミングI」のJavaのプログラムも完成させ、「情報と職業」「コンピュータ・システム入門」の課題小テストもこなしたが、今週から来週にかけて「発達生物学」などでレポートの提出が開始される。このあたり、ちょっと苦手なので、参考書を探してみることにする。

06月07日(火)▼本の旅路の果て

本の終着点

(写真をクリックすると拡大画像が表示されます)
トラックで倉庫に搬入される返本
↑トラックで倉庫に搬入される返本。
雑誌の返本
↑雑誌の返本の山。ごく一部である。
書籍の返本
↑書籍の返本の山。ほんの一部である。
ヤスリがけされる返本
↑再出荷に備えヤスリがけされる返本。
断裁される書籍の返本
↑断裁される返本。心臓に悪い。
故紙の圧縮(プレス)機
↑故紙を圧縮するためのプレス機につづくベルトコンベアー。
故紙の圧縮(プレス)機
↑故紙を圧縮するためのプレス機につづくベルトコンベアー。故紙を運ぶフォークリフト。
プレスされた故紙
↑圧縮された故紙の山。
製紙工場のパルパー(熔解機)に送られる故紙
↑製紙工場のパルパー(熔解機)に送られる故紙。ここが返本にとっては死の13階段。
製紙工場のパルパー(熔解機)内部
↑製紙工場のパルパー(熔解機)内部で故紙が薬液で溶かされ攪拌されている。合掌……。
製紙工場のパルパー(熔解機)内部
↑製紙工場のパルパー(熔解機)内部で故紙が薬液で溶かされ攪拌されている。再び合掌……。
 本日は、睡眠4時間で、東京近郊にある「出版物の終焉の地」の取材に出かけてきた。
 先日、郷里の静岡県富士市で開催された高校の同期会の際、同級生の某氏(製紐会社経営)に、出版物を製紙原料にしている会社があったら紹介してもらえないかと相談したところ、やはり製紙会社を経営する同級生に連絡してくれ、あっというまに取材先が決まってしまったもの。持つものは同級生である。

 ぼくが生まれ育った静岡県富士市は、全国的に名高い製紙の街で、1970年頃には、田子の浦を埋めたヘドロ(製紙工場の製紙カスを含む廃液)でも有名だった。
 ぼくの家の近くにも、本州製紙や大昭和製紙の大きな工場があり、これらの製紙工場に勤める近所の人たちから、規格外で製品にできなかった上質紙や画用紙をヤマのようにもらったことが、絵を描く原点でもあり、ひいてはマンガ家への出発点となった。
 描く方だけではない。国鉄(当時)の貨車で製紙工場の敷地に運ばれてくる山のような売れ残り本や絶版本、古雑誌の中から、珍しいマンガを探し出してはコレクションに加えたこともあれば、週遅れで友人の家が経営している製紙原料会社の倉庫に運ばれてくる週遅れのマンガ雑誌の山の上に寝そべって、日がなマンガを読んでいたこともあった。
 まわりが製紙工場や原料会社ばかりだったせいで、古本や古雑誌が再生紙の原料でもあることも、子どもの頃から知っていた。つまり製紙工場が、出版物にとっては、生誕の地であると同時に終焉の地でもあるということも、子どもの頃から認識していたことになる。

 じつはいま、出版に関連した入門書を書いているのだが、その本の中で「出版物の末路」を紹介しようと考えていた。モノカキ志望者にも、いまの出版界が置かれている現実の一部を知ってもらいたいと思ったからである。
 そこで、あらためて出版物の故紙を取り扱う製紙工場を取材したいと考えたのだが、同級生のルートを通じたおかげで、当初予定していた郷里での取材ではなく、東京近郊で取材が完了することになった。
 当初、クルマで出かける予定だったのだが、睡眠不足でもあり、出かける先に土地勘がないこともありで、結局、電車で出かけることに。私鉄、JR、JR、私鉄と乗り継ぎ、まず訪ねたのが製紙原料会社の本社。ここで故紙の倉庫を見せてもらう。
 この会社では、毎月2000トンの故紙を扱うというが、その大半が書籍、雑誌の出版物だという(ほかに新聞など)。

 つづいて案内してもらったのは、出版社の倉庫を兼ねた関連会社の施設。書店から取次を経由して返本されてきた書籍、ムック、雑誌が集められている。期日の過ぎた雑誌は製紙原料に、書籍とムックは注文が来た場合に備えて保管される。書籍(コミックス含む)は小口にヤスリがかけられてきれいにされ、新しいカバーがかけられる。お色直しされて次の注文を待つ、というわけだ。
 ただし、こうして再利用される本やムックは多くない。最近は絶版も早く、絶版が決定した本には断裁の運命が待っている。

 次に向かったのは、新聞、雑誌の集積場。売れ残りの新聞や返本となった雑誌がほとんどで、ベルトコンベアーで高いところにある圧縮機(プレスマシン)に送られ、巨大な四角いブロックにされる。この状態で製紙工場に運ばれるのだ。

 そして最後は、板紙をつくる製紙工場へ。多数のパルパーという溶解設備が並ぶ建屋の前には広大な原料置き場があり、見渡す限りの故紙のブロックの山。何台ものフォークリフトが、あわただしく行き来し、故紙のブロックを運んでは、ベルトコンベアーに押し込んでいく。あるいは、直接乗りつけたトラックからもベルトコンベアーに故紙が吐き出されていく。この工場では月間2万5000トンの故紙を処理するという。
 今日は、たまたま、雑誌や書籍はなく、オフィスから出てきた書類などが溶解されていたが、当然ながら雑誌や書籍も、ここで溶かされ、製紙原料になっている。その中には、きっと、ぼくの著作も含まれているにちがいない。
 いま、ここを読んでいる同業者のあなたの作品も、ほら、そこに……。
 合掌……。

 帰途、池袋のジュンク堂に立ち寄り、いま佳境に入っている仕事の資料と、これから取りかかる予定の仕事の資料を探し、将来の仕事のヒントになりそうな本も買ってくる。さらに大学の課題レポートの参考書も……。寝不足のまま、ノートパソコンやデジカメが詰まったバッグを肩にかけ、3時間もジュンク堂の店内を歩いていたら、膝がガクガクするような感じになった。
 今日は、売れ残った本の末路を見てきたせいもあって、それも書店で蓋を開けられた形跡のないまま戻っている本や雑誌を多く見たせいもあって、ネット書店だけでなくリアル書店でも本を買おうとジュンク堂に寄り道したのだが、やっぱり書店はいいですね。本の背表紙をながめているだけでも、あれこれとアイデアが湧いてくる。やっぱり書店が一番のアイデアポンプ((C)クーンツ)だなあ……。
 ほかに、畏友の阿川大樹さんが優秀賞を受賞したダイヤモンド経済小説大賞の発表を読むため、「週刊ダイヤモンド」を購入。さらにマンガの現状を知るために「創」の6月号も。

 買った本を抱えて電車に乗ると、座席に座れたせいもあって、一瞬のうちに爆睡。なんとか乗り過ごすことなく最寄り駅で降りることができたが、今夜は寝てやれ……と、駅前の居酒屋に飛び込み、焼き鳥で生ビール。いいコンコロもちで帰宅したが、結局、資料の整理などで寝たのは朝だった。

■ココロを込めて、今日、買った本

文章作法 小説の書き方『文章作法 小説の書き方』(伊藤圭一/講談社/1997年4月刊/2,100円)........初版を持っているはずなのだが見つからなくて購入。この著者らしい誠意あふれる小説入門書。

なぜYAHOO!は最強のブランドなのか『なぜYAHOO!は最強のブランドなのか』(カレン・エンジェル著/長野弘子・訳/英治出版/2003年7月刊/1,680円)........「情報と職業」の「Google」に関するレポート作成のため、資料として購入。もちろん仕事の参考にも。

Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか『Google―なぜグーグルは創業6年で世界企業になったのか』(嶋田淑之&中村元一/毎日コミュニケーションズ/2004年12月刊/1,680円)........上に同じ。

スティーブ・ジョブズの再臨―世界を求めた男の失脚、挫折、そして復活『スティーブ・ジョブズの再臨―世界を求めた男の失脚、挫折、そして復活』(アラン・デウッチマン著/大谷和利・訳/毎日コミュニケーションズ/2001年2月刊/2,520円)........「情報と職業」の最後のレポート、「iTunes Music Storeについて」に関する資料。

『失われた大陸―ムー文明の全貌と水没の謎に迫る!!』(ジェームズ チャーチワード・著/小泉源太郎・訳/たま出版/1994年12月刊/816円)........あれこれ事情があって、昔、大陸書房から出ていた超古代文明関連の本をいろいろ集めているのだ。この本もオリジナルを持っていたんだけれど、いつのまにか消えてしまっていた。

確率の世界―チャンスを計算する法『確率の世界―チャンスを計算する法』(ダレル・ハフ著/国沢清典・訳/講談社ブルーバックス/1967年10月刊/861円)........「統計学I」の授業で確率が出てきたのだが、高校の数学が思い出せずに悪戦苦闘中。こんな本で面白さがわかればいいのだが……。

アポトーシスの科学―プログラムされた細胞死『アポトーシスの科学―プログラムされた細胞死』(山田武&大山ハルミ/講談社ブルーバックス/1994年2月刊/945円)........「発達生物学」のレポートを書く際の参考に。講義では、ささっと通り過ぎてしまったところだが、生命の不思議を感じさせてくれるところでもあり、興味津々。仕事にも活かせそうだ。

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために『アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために』(岸見一郎/ベストセラーズ・ワニのNEW新書/1999年9月刊/680円)........「インストラクショナル・デザイン」で、まもなく講義が始まる「アドラー心理学」について、何かいい入門書はないかな……と探していたら、偶然、mixiで再会した昔のニフティ仲間の岸見さんが、こんな本を書かれていた。ニフティで知り合った頃にアドラー心理学の勉強を始めていたらしい。まだ最初の方を少し読んだだけだが、平易に書かれていて実に読みやすい。きっとアドラー心理学の良きガイドになってくれることだろう。

海の世界史『海の世界史』(中丸明/講談社現代新書/1999年12月刊/756円)........依頼を受けた少し先の仕事の資料。カバーのデザインは変わっています。

物語消滅論―キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」『物語消滅論―キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」』(大塚英志/角川書店・角川oneテーマ21/2004年10月刊/780円)........いま執筆中の本のヒントになればと思って買ってきたのだが、こちらの読解力が足りないのか、どうも、よくわからない。というよりも、こちらが最新のメディア事情に通じていないせいだろうな……。「読めないマンガ」も増えているし……。「キャラクター」についての考え方は、伊藤剛さんの説に思わず膝を打ったのだが……。伊藤さんのマンガ評論が、まもなく出版されるらしいので、「キャラクター&キャラ論」の展開に期待しているところ。


06月08日(水)▼眠い……

 7時間以上寝たのに寝たりない感じ。仕事を進め、夕方からはレポートを1本。ただし創作系とは使う思考回路が別とあって、まるで進まない。ろくに進まないまま今夜中の完成を断念する。
 深夜、佐々木譲氏のブログで、矢野徹氏の『442』という日系二世部隊に関する本が復刻されたことを知り、速攻でAmazonに注文。以前、角川文庫版を持っていたのだが、引っ越しのときに売り払った本の中に混じっていたようで、以後、読む機会を失っていたもの。やはり行方不明にしてしまった『自殺潜水艦突撃せよ』は古書で買うことができたのだが……。ついでに発売が遅れて買い損ねていた「基礎心理学」の教科書も注文。

■今日、注文した本
442―442連隊戦闘団『442―442連隊戦闘団』(矢野徹/柏艪舎/2005年6月刊/1,680円)........届くのが楽しみ。442連隊については文藝春秋からもビデオが発売中。テキサス大隊の救出で有名だが、ヒトラーの別荘「ベルグホス」と「鷲の巣」に最初に突入したのも442部隊じゃなかったかな……と思ったら、空挺師団や騎兵連隊とともに突入したのは、442連隊傘下の第552野砲大隊だったらしい
心理学入門:快体心書―“身体と心”の基礎と臨床『心理学入門:快体心書―“身体と心”の基礎と臨床』(鈴木晶夫&竹内美香/川島書房/2005年4月刊/2,310円)........著者のひとり鈴木氏が教える「基礎心理学」を受講中。ただビデオの画面を見て受講するだけの授業なので、ノートを取っていても、いまひとつ理解できたのかどうかが不安。活字派なもので、やはり参考書や教科書が欲しい。参考書は買ってあるものの、文字が小さいため、老眼+乱視のせいで読むのがつらい……。

06月09日(木)▼ひたすら読書

 7日に買ってきた本をひたすら読む。

06月10日(金)▼ひたすら読書

 昨日に同じ。来週、怒濤の課題レポート週間に突入するため、その準備。

■今日、注文した本

『はみだし生物学』(小松左京/新潮文庫/1982年8月刊/絶版)........絶版のためアマゾンのマーケットプレイスで購入。7円からあったが10円のものを選ぶ。「発達生物学」のレポート用参考資料。

『精子と卵のソシオロジー―個体誕生へのドラマ』(緋田研爾/中公新書/1991年3月刊/918円)........これも「発達生物学」のレポート用。新刊が品切れでマーケットプレイスで購入。

利己的遺伝子とは何か―DNAはエゴイスト!『利己的遺伝子とは何か―DNAはエゴイスト!』(中原英臣&佐川峻/講談社ブルーバックス/1991年10月刊/945円)........上に同じ。これもマーケットプレイスで購入。



日記一覧に戻る