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■ 05年05月下旬の日記

21日 22日 23日 24日 25日 26日 27日 28日 29日 30日 31日

05月21日(土)▼風邪のブリ返し?

 朝帰りだったのに、昼前には起床して原稿。
 最近、眠くなったら仮眠をとって、目が覚めたら仕事するか大学の授業を受けて……という不規則な生活のためか、先週、ひいて直ったはずの風邪が、またぶりかえした。喉が痛く、熱っぽい。しかし、風邪薬を飲むと抗ヒスタミン剤の眠気に負けてしまうので、漢方薬の葛根湯でガマン。
 夕方から、書きかけて放置してあった大学で受講中の「情報と職業」の課題レポートのまとめに入る。テーマは「Amazon.comが、これからどうなるか?」というもの。文字数は2,000字以上だが、創業当時から利用してきたサイトだし、「Amazon.com」に関する本も何冊も読んでいたし、書きたいこともあれこれあったので、それを全部詰め込んでいたら、書き終わったのは翌日の朝。文字数は32KB……つまり1万6,000字で、最低文字数の8倍。「担当の先生、申し訳ありません……」と心の中で謝りながらファイルを送信いたしました。

05月22日(日)▼「マンガ論の挑戦表現・歴史・媒体」受講

 寝たのが午前10時過ぎ。午後1時半に起床して、大あわてで着替えをすませ、カミサンにクルマで西武新宿線の最寄り駅まで送ってもらって高田馬場へ。高田馬場からはタクシーで早稲田大学正門前に乗りつけ、午後3時からスタートの早稲田大学オープンカレッジ「マンガ論の挑戦表現・歴史・媒体」の講義にギリギリ滑り込み。
 今日の講義は、明治学院大学講師の瓜生吉則さんによる「60年代『少年マガジン』と劇画」。のちに語られる「伝説」の矛盾を突いたりする面白い講義で、内容が実に面白い。心配していた睡魔にも襲われることなく2時間の講義を終え、この講座をプロデュースしている夏目房之介さんに誘われて、やはり自主的に聴講に来ていた元講談社のTさんと一緒に居酒屋の打ち上げに参加。Tさんは「少年クラブ」の最後の頃に入社し、「ぼくら」「ぼくらマガジン」「たのしい幼稚園」「テレビマガジン」などを歴任した編集者だった。当然、60年代、70年代の漫画界の事情にも通じていて、面白い話題がポンポンと飛び出す。
 あっというまに3時間が過ぎ、午後8時半に解散して急ぎ帰宅。しかし、F1モナコGPのスタートには間に合わず。そのまま座椅子にもたれて居眠りし、目を覚ますと、チェッカーまで20週ほど。またアロンソが通せんぼをしていて、ここでバトルっぽい動きが。優勝はライコネンの2連勝だったが、でも、日本人がいないと気の抜けたサイダーみたいなことに変わりなし。
 そのまま再び眠気の限界が来るまで原稿。

05月23日(月)▼原稿、原稿、そして英語

 午前4時に寝たら、8時には目が覚めてしまう。そのまま起きて原稿。なんとか先が見えてきた。
 午後、風邪っけが抜けないので、思い切って風邪薬を飲み、眠気をさそって3時間ほど眠る。夕方に起床し、また原稿。なんとかキリのいいところまでネームが入ったので、ここで一休みして午後8時から英語のヒアリングのテスト。アメリカ人の女性チューターから電話がかかってきて、ロールプレイングで英語のレッスン。今日のレッスンは、少し勘違いが多かったかも。
 テストの後は、ネームの割り付けにとりかかる。深夜、疲れて息抜きがわりに大学の授業を受ける。気がついたら「コンピュータシステム入門」「ウェブデザイン入門」「情報と職業」「インストラクショナル・デザイン」「発達生物学」「プログラミングI(これは先週のうちに受講済み)」……と6科目をすませていた。これに英語を加えれば7科目。残りは3科目だが、BBSでのディスカッションが2つある。とにかく続きは、明日、起きてから考えよう。

05月24日(火)▼課題レポートの思わぬ高得点にビックリ!

 昨日の英会話のテストの結果が送られてきた。今回は、かなりひどいに決まっていると、ちょっとあきらめていたのだが、成績は、なんと25点満点の23点。なんだか甘すぎるのでは……と不安になる。実際、英語の授業は、もうアップアップの状態で、これでもしも秋学期でレベルが上がるようなことがあったら……と不安がいっぱい。
 午後から夜遅くまで、マンガのネームをコマ割りし、ラフを入れるためにプリントアウト。
 深夜、大学のサイトを覗くと、日曜日の朝に提出した「情報と職業」の「Amazon.com」に関するレポートの採点が終わっていた。得点は、30点満点のはずなのに、それよりもはるかに高い得点が。「とくに優れていると認められた」レポートには、満点以上の点がつけられたのだとか。あんなに長いレポートを読んでいただき、ありがとうございます、N先生。
 高得点を祝ってビールでも飲んで寝ようと思ったら、アルコール類がすべて品切れ。しかたなしに休肝日にした。

05月25日(水)▼打ち合わせとゲラと……

 昼過ぎに起きてマンガの仕事を進めたあと、午後遅くなってから駅前の喫茶店で編集者と新作小説の打ち合わせ。大学の夏休みに書けるようスケジュールを調整する予定。さらに別の本の企画も売り込む。
 打ち合わせ終了後は、素直に帰宅し、マンガのラフ入れと残っていた授業。週末、外出予定があるので、授業も片づけてしまう。

■今日いただいた本

星空の二人『星空の二人』(谷甲州/ハヤカワ文庫JA/2005年5月刊/714円)........谷さんのハードSF短編傑作集。イラストは水樹和佳子さん。一時的に在庫切れになってますが、すぐ入荷するはず。SFファン必読!
覇者の戦塵1943 - 電子兵器奪取『覇者の戦塵1943 - 電子兵器奪取』(谷甲州/中央公論社Cノベルス/2005年5月刊/945円)........新型兵器が続々と登場。なんだか凄いことになってきた……。

05月26日(木)▼仕事に専念

 書き下ろし単行本のネームをPageMakerでコマ割りしてプリントアウト。喫茶店に出撃してコマ割りした用紙にラフの絵を入れる。

05月27日(金)▼前日に同じ

 今日も喫茶店を2軒ハシゴして、昨日と同じ作業。2件目のコーヒーショップが、やけに冷房が効いていて、鼻がフガフガ、喉が痛くなる。ずっと風邪を引き込んでいたのだが、一気に悪化の気配。
 夜になって帰宅し、ネームが入った45ページをスキャン。PDFに変換して編集者がダウンロードできるよう、自前のサイトにアップロード。
 つづいて某社から連絡のあった単行本の企画書をヒッチャキになってまとめ、資料の写真などもつけてPDFに出力し、これを送信。
 その後、残っていた大学の授業。「コンピュータシステム入門」でのディスカッションと「インストラクショナル・デザイン」の討論のまとめ。すべてが終わったのは午前10時過ぎだった。

05月28日(土)▼大学の新入生歓迎コンパ

 睡眠3時間で起床するも、頭がボワ〜。夕方から神田で早稲田大学人間科学部の公認サークル「eラーニング・コミュニケーションズ(略称ELC)」の新入生歓迎コンパがあり、さらに明日は郷里で開催される高校の同期会に出席することになっている。神田から家に戻ってきて、また明日、東京駅に出るよりも、東京駅ちかくのホテルに泊まったほうが睡眠時間も確保できるだろうと楽天トラベルで検索。日本橋に先月オープンした全室高速インターネット付きのホテルが予約できたので、荷物をまとめ、カミサンに西武新宿線の最寄り駅まで送ってもらう。
 西武新宿線、地下鉄東西線を乗り継いで日本橋のホテルにチェックイン。電車の車内では、明後日が締切の英語の課題レポートを少しでも進めようと、プリントした課題を読み返す。
 ホテルにチェックイン後、すぐに神田の居酒屋へ。コンパの出席者は40人ほど。実は、仙台、広島、福岡でも、コンパが同時開催されているというのは、さすがネットを使った通信教育ならでは。
 出席した学友たちは、圧倒的に女性のほうが多かったが、どなたも学ぶことに対してどん欲で、熱く熱く学習について語り合い、あっというまに午後11時半の閉店時刻。さすがに、それ以上は付き合えず、地下鉄でホテルにもどり、シャワーを浴びただけでバタンギュー。

05月29日(日)▼高校の同期会に出席&インディ500

 7時間くらいは寝たのだろうか。いちおう午前8時に起床し、目覚まし用のシャワーを浴びて、しっかりと朝食をとり、ノートパソコンで英語の課題用のアイデアだけ整理したあと、午前11時にチェックアウト。東京駅八重洲口まで歩き、八重洲地下街のコーヒーショップで英語の課題に集中する。
 なんとか1時間ほどでレポートを書き上げ、女性チューター宛てにメールで送信。
 そのまま東京駅から東海道新幹線「こだま」号に乗り込み、駅弁の昼食をとって、すぐに爆睡。目が覚めたら三島駅に到着寸前だった。
 次の新富士駅到着は午後2時09分。同期会は、タクシーで1メーターほどの距離にあるホテルで午後4時からの開催。時間があったので、駅構内のコーヒーショップで仕事をすることに。窓際のカウンター席には、「パソコンなどにお使いください」というプレートがあり、その横にコンセントが。偉い! さっそく、このコンセントを使わせてもらい、書き下ろしマンガのネームを打ち込んでいく。
 1時間半ほど集中してネームを打ち込んでいたら、いつのまにか目がショボショボ。それでも仕事は快調。先が見えてきたのでココロも軽い。
 午後3時半、タクシーで同期会会場のホテルへ。480人くらいいた生徒のうち、110人ほどが出席。懐かしいあの顔、この顔、まるで思い出せない顔……も。ワイワイガヤガヤと懐かしい思い出を語っているうちに、あっというまに午後7時。二次会に誘われたが、首都圏から出席した女性2人(東京での飲み仲間)と一緒に帰京することに。理由はF1ヨーロッパGPとインディ500。このレース観戦に備えて帰りの新幹線車中でも爆睡するはずが、女性2名との歓談がつづいて結局眠らないまま東京駅へ。女性2人は小田原、品川で下車していたため、東京駅からは単独行動。
 東京駅構内で遅くまで開いている書店に寄り「月刊文藝春秋」を購入。ぼくがサイトの管理人をしている古今亭菊之丞師匠のインタビューが掲載されているため。他の記事も、団塊の尻尾の世代には面白かった。
 ほかに数冊の本も購入し、地下鉄丸の内線と西武池袋線で帰宅するが、途中、ずっと居眠り。それでも寝過ごさないのはエラい? 最寄り駅に到着後、空腹をおぼえ、駅前にできたばかりのラーメン店へ。ここでネギ味噌ラーメンを食べてから帰宅。
 楠木誠一郎さんのサイトの日記を更新し、地上波でF1ヨーロッパGPを観戦。タイヤ交換が禁止されていたせいで、トップを走っていたライコネンが残り1周でクラッシュ。アロンソが漁夫の利を得て優勝し、チャンピオンシップでもリードを得る。
 午前1時20分からは「GAORA」にチャンネルを切り替え、インディ500を観戦。2000年から2004年まで、インディ500のテレビ解説を担当していたが、今年は大阪のスタジオに行っている暇がなさそうだったので(高校の同期会+大学の授業もあって)、テレビ出演はキャンセルさせてもらっていた。
 かわりに出演していたのは、モータスポーツ・ヒストリアンの林信次さん。こちらよりもずっとレースの世界に詳しい人なので、安心して解説を聞いていられる。これなら来年以降も林さんで決まりだな。よろしくお願いいたします。
 レースは、残り20周を切ったところで女性ドライバーのダニカ・パトリックがトップに。だが、燃費の関係でプッシュできず、結局4位で終わる。残念〜! 優勝したダン・ウェルドンはシーズン3連勝。若いのにプロストのようなしたたかさも持つドライバーだ。イギリス出身でロードコースでも速いし、F1に行ったら面白い存在になりそう。
 インディ500の終盤に興奮したついでに、そのまま午前4時に切り替わっていた大学の授業を3科目も受講してしまい、結局、寝たのは午前9時。電車の中で少し寝たのを除けば完徹状態。これじゃ身体にいいわきゃないよ……であります。

■今日、買った本

『aとtheの物語』(小池清勝&ランガーメール編集部・編纂/ランガーメール刊/2003年8月刊/595円)........今回の英語の課題でも苦労した「a/an」と「the」の使い分けについて解説した薄い本。じっくり読んでみます。

小説を書きたい人の本――好奇心、観察力、感性があれば、小説は書ける!『小説を書きたい人の本――好奇心、観察力、感性があれば、小説は書ける!』(清原康正・監修/成美堂出版/2005年5月刊/1,155円)........これから小説を書いてみたい人向けの入門書。ううむ……ライバル出現?

05月30日(月)▼風邪が悪化

 6時間ほど寝たのだが、完全に風邪。頭が痛くて悪寒がゾグゾグ。軽く食事を取り、風邪薬を飲んで夕方まで寝る。
 途中、テレビ局からの電話で起こされる。クイズ番組の問題に『ゲームセンターあらし』に関する出題を出したいのだそうで、画面に絵を出す許可を求めるもの。もちろん即座に了解して、また布団の中へ。
 次に目が覚めたのは午後11時過ぎ。そうしたら、こんどは眠れない。結局、朝まで起きて、目先の仕事と授業を片づけていく。途中、英語の課題に対する評価のメールが届く。今回のライティングも24/25点。原点は、やはり「a/an」と「the」の使い分け。そして「to」の誤用だった。買った参考書を熟読せねば……。

05月31日(火)▼風邪が治ってきた……?

テレビマガジン版 仮面ライダーV3  朝寝て、昼前に起きたが、もちろん寝たりない。暖かいそばを食べて風邪薬を飲み、抗ヒスタミンの力を借りてグ〜!
 途中で起床すると友人Aさんに関連した朗報が! めでたい!
 こちらも頑張らなくてはと、取材の手配などを進め、夜は、残していた大学の授業をすべて受講。2日で今週分の授業は片づけてしまったので(BBSでのディスカッションが1つ残っているが)、明日からは、また仕事に専念の予定。
 ちなみに「テレビマガジン」版『仮面ライダーV3』の予約が始まっています。リンク先のアマゾンでは定価が2,730円になっていますが、これは2,520円の間違いです。


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