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昼前に起床し、コツコツと原稿。夕方、家族で開店寿司へ。帰宅後、またコツコツと原稿。当分、こんな調子がつづく予定。
右肩の痛みをなんとかしようとプールへ出かけるが、今日は調子が悪い。200メートルだけ泳いでウォーキングに切り替え500メートル歩く。その後、肩に負担をかけないようにビート板でバタ足を200メートル。ここで水泳を切り上げてジャクジーに浸かっていたら、肩が軽くなっているような感じ。それならと、ここから400メートル泳ぐ。25メートルを20秒くらいまで上げても大丈夫だった。
プールの後は、ファミレスにまわって原稿。
午前中に起床し、原稿を進めたあと、音羽の講談社へ。来月、発売になる『マシン刑事999』に収録する当時の担当編集者Iさんとの対談のため。いまは宣伝部門にいるIさんと会うのは、5年くらい前の江戸川乱歩賞のとき以来。カフェテラスに案内されて、コーヒーを飲みながらの対談となる。
1977年、『マシン刑事999』で初の担当となったIさんは、その後、『ラジコン探偵団』でぼくを「ホビーマンガ」の道にいざない、「週刊少年マガジン」に異動すると、こんどはぼくに原作の執筆を勧め、「鶴見史郎」という原作者を誕生させた。つづいて「コミックモーニング」に異動すると、大人マンガに挑戦させてくれた。これが後の日本初の証券コミック「饅頭こわい!」につながり、60万部も売れた『一番わかりやすい株入門」を生み出す原動力になったのだが、Iさんからは、いつも「小説を書けばいいのに」といわれていた。会えば読んだ内外の小説の話ばかり。「こんなものを書きたい」というのは、アイデアやストーリーのことばかり。「こんなキャラが描きたい」というマンガ家に必需とされる欲求が欠けていた。
その後、10年も経ってから、小説でデビューすることになったのだが、最後にIさんと会ったときには、「書きたいもの書いたら……」ともいわれていた。昔、あれこれ話した小説の構想を憶えていてくれたらしい。架空戦記も、どちらかというと楽しんで書いているのだが、いつも話していた小説のネタは、もっと小説らしい小説のはずだった。小説家として10年が過ぎ、大学生にもなる今年、新しい作品にもトライすることにしよう。
対談の後は、地下の資料室に案内され、ここで編集者と一緒に『マシン刑事999』が連載された「テレビマガジン」を見せてもらい、初出を確認する。ぼくはマンガ家になる前、編集プロに勤務していたことがあり、講談社にも編集の仕事で通っていた。名古屋では「愛・地球博」がはじまっているが、1970年に開催された「大阪万博」の子供向け公式ガイドブック(講談社)を作ったりしていたのだ。よくカンヅメになった別館は残っているそうだが、「少年マガジン」の仕事で通った新館などのビルは取り壊され、現在の近代的な高層ビルになったのだという。ぼくが通っていたのは35年前の1970年前後。講談社の前に都電が走っていた時代なのだから、変わるのも当たり前か。
「モーニング」の創刊編集長で、役員になったKさんや「少年マガジン」のTさんにも遭遇したりして、建物は新しくても、ちょっとタイムスリップした気分だった。
対談の後は、地下鉄で有楽町に出て、山手線で新橋へ。次の約束まで2時間ほどあったので、“オヤジの殿堂”ニュー新橋ビル内の喫茶店で原稿。しかし、睡眠不足のせいで眠気に襲われ、しばし居眠り。
必死に目を覚まし、ドラッグストアでアリナミンVを飲んでから、次の約束の待ち合わせ場所へ。この春から連載がスタートすることになっていた某雑誌が、突然、休刊することになり、そのお詫びに……と、編集長が会食の席をセットしてくれたもの。よくあることなので、こちらは固辞したのだが、別の雑誌で仕事を……との話もあり、出かけることにしたもの。
鳥料理の店で、おいしい料理をいただき、生ビールと焼酎で心地よくなったところで帰宅。長い1日で、かなり疲れたかも。
昼前に起床し、午後まで仕事をしたあと、夕方、最寄り駅前の喫茶店に出かけ、A社の編集者、デザイナーと、まもなく発売になるムックの表紙イラストについての打ち合わせ。本文でもマンガ4ページを描くことになっているのだが、こちらは、当初の予定より発売が繰り上がり、本文のカラーマンガを含め、急いで取りかからないといけない。
打ち合わせのあとはファミレスにまわって書き下ろし単行本の原稿。ダイエットしないといけないのに、サーロインステーキを食べてしまった。
起き抜けから書き下ろしの原稿をシコシコ。催促があったので、区切りのいい1章分を送る。あとで「おもしろかった」との返事あり。つづきも頑張ろう。
今日も起き抜けから原稿。座りっぱなしで腰が痛くなってきたので、深夜、近所を早足で40分ほど歩く。空には満月。その横に見えた星は、帰宅後、天文ソフトの「Stella Theater Pro」で調べたら木星だった。
起き抜けから仕事。途中、スーパーGT開幕戦が始まっていることに気づき、Jスポーツにチャンネルを合わせて観戦。来月発売される『マシン刑事999』復刻版の帯に推薦文を書いてもらった松田秀士選手に声援を送る。松田選手の乗るマッハ号フェラーリは、クラス10位でした。もう1台、ひそかに応援したアペクセラMR-Sはクラス4位。こちらは社長が同級生なもので、いちおう応援しているわけです。
日記の更新が遅いときは、ひたすら仕事しています。書き下ろし単行本の仕事にプラスして、『マシン刑事999』に入る対談の原稿をチェック。長い対談がうまくまとめられていて感服。
腰の痛みに耐えられず、水泳に出かける。1000メートル泳いで500メートル歩き、そのあとファミレスに寄って原稿。水泳前後で1キロ減った体重も、パスタとサラダとコーヒーでチャラ。
ファミレスにいる間に書き下ろし単行本の担当編集者から催促のメール。焦る。
書き下ろし単行本のできているところまでを見本がわりに送信。いちおうマンガの本であるため、絵を入れる必要がある。そこで古いパソコンに接続されていたスキャナーを新しいパソコンに接続しようとしたら、どういうわけか認識されない。新しいドライバーをダウンロードしたり、あれこれやってみても認識されず。ふと思いついてスキャナーの電源を切り、あらためて入れ直したら、これで認識された。これで2時間ちかくをロス。トラブルは焦っているときにやってくる。
スキャナーが認識されたついでに、某ムックの表紙絵の下絵を描いてスキャンし、編集部に送る。
『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎/まんが・すがやみつる/ミリオン出版/2005年4月刊/2,730円) |