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■ 05年01月上旬の日記

01日 02日 03日 04日 05日 06日 07日 08日 09日 10日

01月01日(土)▼年賀状づくりで徹夜

 正午前に起床し、年越しになってしまった年賀状づくりを開始したが、ハガキ全面にイラストを敷いた上に文章を載せたデザインにしたためか、1枚の印刷に時間がかかることかかること。インクジェット・プリンターも、もう6〜7年使っている古いもののため、印刷速度が遅くて、もうイライライラ。結局、200枚のハガキを印刷するのに6時間以上もかかる。さらに住所・氏名の印刷で2時間。さらに一言添えていたら結局、朝。今年初の晩酌をしながら本を読み、寝たのは午前10時。今年もこんな日々がつづくのだろうなあ……。

■今日、読んだ本
忍びと忍術『忍びと忍術』(山口正之/雄山閣・江戸時代選書/2003年7月刊/2,100円)........絶版になった『忍者の生活』(山口正之/雄山閣・生活史叢書/1981年8月刊/2,548円)の改訂新版。旧版も持っていて読了しているのだが、年賀状の印刷待ちの間、手の届くところにあった本書に手を伸ばしたら、また読んでしまった。航空戦記と忍者&忍術が、ぼくらの世代が子供だった頃の少年誌では、必須で不可欠のアイテムでした。

01月02日(日)▼ラーメン食べに吉祥寺へ

 午後に起床。年賀メールの返事などを書いたあと、明け方に作業を終了した年賀状を出しに徒歩で郵便局へ。運動不足で腹も出てきているため、そのまま早足で30分ほどウォーキング。凍っている道も多く、ツルツルと滑る。
 あっというまにお節料理にも飽きたため、家族で開店したばかりの近所のラーメン店に行くことにする。ところがラーメン店の駐車場は満杯で、店の中で待ちきれず、駐車場のクルマの中で待っているお客もいる。これでは、いつ食事ができるかわからないため、そのままクルマで吉祥寺へ。閉店間際のユザワヤで買い物をし、博多ラーメンの店でトンコツラーメン。近くにある有名店の「ぶぶか」は、あいかわらず行列ができているため入る気がしない。
 食後は、そんなりクルマで帰宅。少し居眠りをしたあと、メールをチェックすると、楠木誠一郎さんから今年最初の日録メール。BASICで自作したHTML自動変換プログラムを使って日録ページを作り、サイトにアップロード。年度がわりの際、バグが出るのでは……とビクビクしていたが、何の問題も起きず、無事に更新できた。ホッ。
 深夜、ケーブルテレビの「チャンネルNECO」で市川雷蔵主演の「陸軍中野学校」シリーズを2本立てつづけに見てしまう。「チャンネルNECO」では、5本連続で放映していたが、さすがに5本全部を見ることはできずにダウン。

01月03日(月)▼仕事はじめ

 今日はマンガのネームの準備をはじめる。PageMakerでネーム用紙をつくったりしたあと、某社から届いた試作品のコンピューターを組み立てて動作試験しようと思ったが、ちょっと不明のところがあって試験は中断。
 追加の年賀状を印刷して、夜は、この日記作成プログラムの修正。途中で放置してあったツェラーの公式を使った曜日の自動計算が、ようやくできるようになった。曜日を間違えて記載することが多かったので、これで少し安心。

01月04日(火)▼引き籠もり?

 今日は午前6時から7時までフジテレビで放映されたスウィングガールズの「ファースト&ラスト・コンサート」を見る。12月27日、28日の両日、お台場のホテル日航で開催されたもので、チケットの予約にアタックしたが、ついに入手できなかったもの。コンサートに行けなかったので、かわりにサントラのCDを買ってしまったが、テレビで放映されたコンサートの音は、CDのときよりもうまくなっているような。
 ま、多少ヘタでも、映画のシーンが思い出されるだけで、なんだかシアワセな気分になれるから、それでいいのだ。15日にはフジテレビ721で拡大版が放映されるので、そちらも見なくては。
「スウィングガールズ」のおかげで寝るのが遅れ、起床したのは午後1時すぎ。メールで仕事の打ち合わせをしたあと、年賀状の追加をプリントし、夜は新しいBlogを作成。ま、ポツポツとやっていきます。

01月05日(水)▼早くも入学祝い?

 寝たのが明け方だったのに、わが家の上空を低空旋回するヘリコプターの爆音がうるさくて、午前中に目が覚める。窓ガラスがビリビリ震えるほどの低空飛行で、しつこく旋回していたけれど、いったい何をしていたんだろう? そうか。わが家を監視していたのにちがいない。
 午後、ホームページ作成プログラムをPerlで組んでいたのだが、うまく動いてくれない。寝不足で目が霞んでいるせいで、ミスタイプが多発しているためだ。途中で断念し、新宿に向かう。今日は、毎年恒例のモノカキ仲間との新年会。
 電車の車内で読もうと本を持っていったのだが、眼鏡を忘れていったため、文字が霞んでよく見えない。西武新宿駅に到着後、ルミネの7Fにある100円ショップで老眼鏡を買う。1.0の強度のもので、本がクリアに見えるようになった。といっても、もう本を読んでいる時間はないのだが。
 会場のゴールデン街にある和食の店に着くと、クラッカーの出迎えを受ける。新年会だけでなく、ぼくの大学合格祝いも兼ねていたらしい。おまけに早稲田大学のヨットパーカーまで頂いてしまう。幹事をしてくれた小川大樹さんが、先日、日記で早稲田大学に行ったことを書いていたが、どうやら、このためだったらしい。どうもありがとうございました。
 隠れ家のような店で午後10時すぎまで過ごし、ゴールデン街の別の店で二次会。新宿駅で皆さんと別れたあと、ひとりで高円寺の飲み屋に立ち寄り、結局、タクシーで帰宅。睡眠不足の上に適度にアルコールが入ったせいで、帰るなりバタングー。

■今日、届いた本
Alex Zanardi『Alex Zanardi: My Sweetest Victory : A Memoir of Racing Success, Adversity, and Courage』(Alex Zanardi & Gianluca Gasparini/Bentley Publishing/2004年10月刊/2,134円)........昨年10月の刊行前に予約を入れてあったのに、いまごろになって到着。あとから注文した同じ本のイギリス版『Alex Zanardi: My Story』は、とっくに届いて読了してしまったというのに。こちらのアメリカ版は大判のペーパーバックで、マリオ・アンドレッティが「まえがき」を書いているほか、イギリス版にはなかった2003年以降のヨーロッパ・ツーリングカー選手権参戦のことなども書き加えられている。イギリス版に書かれていた一部のアメリカ人ドライバーに対する不信、不満が、こちらのアメリカ版にも書かれているのかどうか、あとでチェックしてみよう。

01月06日(木)▼トリビアの泉?

 今日は久しぶりに9時間も寝てしまって、ちょっとシアワセな気分。
 その後、マンガの仕事を少しやったあと、Web作りを頼まれていた某サイトの仕上げにかかる。HTMLの知識がないオーナーにもトップページなどの書き換えができるようCGIを仕込んだり、イベントの予約システムをCGIで組んだり。日記のページも携帯から写真つきで書き込めるようにもして、これで、こちらの出番は完了かな?
 ついでに自分のサイトにもRSS対応の日記作成用フリーCGIをインストール。これでトップページのRDF配信も可能になる。同じことを日記ページでもやりたいのだが、BASICを使ったプログラムでは、ちょっと荷が重いところがあって中断中。
 夕方、フジテレビの「トリビアの泉」に関わっているスタッフの方から、モータースポーツ関連のネタについての問い合わせ。知っている限りのことを答え、さらに、より詳細がわかると思われる人たちの連絡先もお知らせする。

 昨日の新年会の模様が、出席者のひとり阿川大樹/小川大樹さんのサイトに掲載されていた(1月5日の項)。男女3人ずつの集まりだったが、女性軍は翻訳家が2名に大学教授が1名。男性軍は某大手コンピューターメーカー役員に元半導体エンジニアのモノカキにマンガ家兼小説家のワタクシ。男3人は、ともにラジオいじりからアマチュア無線、マイコンの時代を経てパソコンに……という王道コースをたどった共通体験があるために、女性軍を煙に巻くような濃いアキバ系の話で盛り上がったりしてしまったのでありました。鉱石検波器にスパイダーコイル、ゲルマニウム・ダイオード(SD-46やSD-34)、トランジスター(スイッチングに使われた2SC373など)……の固有名詞が飛び交い、秋月電子通商ファースト電機といったオタッキーなショップの話題まで。女性軍の皆さま、申しわけありませんでした。

01月07日(金)▼Blogの新連載

 新しいブログ「すがやみつるのネットライフ」で「すがやみつるのネット人生」という新連載をスタートする。元の原稿は、以前、某出版社からの依頼で書きはじめていた原稿が、編集者の退職などで宙ぶらりんになり、放置してあったもの。とりあえずパソコン通信創世記の雰囲気が伝われば……と思っています。
 あとはマンガの原稿用紙作り。台割りがPDFで届いていたので、これをベースに原稿用紙を作ろうとしたのだが、うちにあるAcrobat 4.0ではテキストの除去ができない。さらに進んだバージョンでないとダメなのかなあ。試行錯誤の末、Illustratorに読み込んだら、PDFの各ページを画像ファイルに変換できた。でも結局、PageMaker 6.5Jで最初からネーム兼原稿用紙を作ることになる。
 PageMakerで作成した台割用紙をレーザープリンターで印刷しようとしたら、紙詰まりの連続で、ついに業を煮やして1枚ずつ手差し印刷することに。これじゃ1枚だけプリントして、これを型紙に針で他の紙に穴を開け、定規で線を引く原始的な方法の方が早かったかも。
 夜は某サイト用のCGIのチューニング。イベントの予約用なので緊張する。さらにFAXで古今亭菊之丞さんから出演予定の一覧が届く。自作のスケジュール入力フォームにデータを入れて、自作CGIでデータを吐き出す。これをサイトにインストールすると、出演予定に反映される仕組み。こんなことばかりしていて肝心の原稿が……。

■今日、届いた本

論文の書き方マニュアル―ステップ式リサーチ戦略のすすめ『論文の書き方マニュアル―ステップ式リサーチ戦略のすすめ』(花井等&若松篤/有斐閣アルマ/1997年12月/1,680円)........大学での学習準備のため……と思って購入したのだが、これ、論文の書き方だけでなく、エッセイや小説の書き方の参考にもなる。

《日本では、清水幾太郎著『論文の書き方』(岩波新書)など、これ〔注:論文の書き方〕に関連した参考書は少なくない。だが、いずれもリサーチや論考の進め方を説明する論文戦略論ではなく、極端な場合は「は」と「が」の違いを延々と説く類の論文戦術論となっている。清水氏の著書はその典型といえる。》

 これって、そのまま日本の小説入門書にも当てはまらないだろうか? 授業のためだけでなく、仕事にも役立ちそうだ(笑)。
レポート・論文の書き方入門『レポート・論文の書き方入門』(河野哲也/慶応義塾大学出版会/2002年12月刊/1,050円)........上に同じ。テキスト批評などが役に立ちそうなので、これから熟読します。
ニューヨークスタイルの人気のパン―ベーグル、ラップス、シナモンロール、ピタ、スコーンetc.『ニューヨークスタイルの人気のパン―ベーグル、ラップス、シナモンロール、ピタ、スコーンetc.』(梅沢佳代/世界文化社/2001年5月刊/1,365円)........家族からの頼まれもの。
井沢元彦の英雄の世界史『井沢元彦の英雄の世界史』(井沢元彦/廣済堂出版/2004年11月刊/1,470円)........著者からのいただきもの。世界の英傑36人のエピソードを集めた本。短時間で世界史を外観できる歴史入門書になっている。

01月08日(土)▼古いパソコンの話題

 新しいBlogで始めた連載では、レトロパソコンの話題が続いている。このところ手がけている仕事も、すべてレトロパソコン絡みのものばかり。この資料として自分で書いた古い原稿を読み直しているうちに、Blogにアップしてやれ……ということになったのでありました。
 しかし、このBlog、Movable Typeを使っているのだが、見栄えの調整をするスタイルシートの設定が、かなり面倒。結局、面倒になって、テンプレートを大幅にいじることになる。
 さらにMovable Typeも、とりあえずの最新版にバージョンアップ。今月中に次のバージョンが出るらしい。

01月09日(日)▼ちょびっと新年会

 昼前に起床し、マンガの資料読み。夕方、高円寺の飲み屋で新年会。落語家さんたちと歓談。
 昨晩、風呂に入っていなかったため、夕方、シャワーを浴びてから出かけたのだが、湯冷めがしそうな気配で身体がゾグゾグするため、まだバスもある時刻にそそくさと帰宅。少し早めに寝る。

01月10日(月)▼レトロパソコン

 起床は午後1時すぎ。昨年からずっと懐かしのパソコン関連のマンガの仕事が、立てつづけに3本もつづいている。そのうちの残り2本のネームを並行してやっているのだが、書籍でネットで資料を読みふけってしまい、さらには、仕事場にあった古い写真類も引っ張り出して、20年以上前のパソコン事情の記憶を掘り起こす。
 ちょうど新しいBlog「すがやみつるのネットライフ」でも、1970年代後半から80年代前半にかけてのパソコン体験を連載中で、見つかった秋葉原の写真などを資料として掲載。
 途中、高齋正さんの長男が、お父さんに頼まれた本を届けにきてくれる。あわただしくしていたもので、お茶も出さずにごめんなさい。
 夕方、ネームをまとめるためにクルマでファミレスに出撃するが、連休2日目の夕食時だったためか、子連れの客がうるさくて、しかも待っている客もいるため、4人席をひとりで使っているのは形見が狭く、早々に引きあげる。
 帰宅後、また資料に没頭。

■今日、届いた本
『サーキット燦々』表紙。クリックすると拡大画像が表示されます。『サーキット燦々』(大久保力/三栄書房/2005年1月21日発売/1,575円)........高齋正さんからのいただきもの。日本の2輪・4輪モータースポーツの歴史を追った貴重な本。鈴鹿サーキットや富士スピードウェイの建設に至る経緯には、秘話も多数。表紙に本文中に多用されている摺本好作氏のイラストもいい。2,000円以上してもおかしくない内容と厚さの本で、レースファンなら絶対お買い得。発売日は1月21日とのこと

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