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  • 04年03月上旬の日記

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    03月01日(月) 結局、レースで徹夜

     昨夜(というより今朝)は、午前4時からIRL (Indy Racing League)第1戦マイアミのレースをケーブルテレビのGAORAで観戦してしまう。といってもスタート直後から30分ほど寝てしまったが、最後はバッチリ観戦。今年ペンスキーに移籍したサム・ホーニッシュJr.が、残り1周でチームメイトのエリオ・カストロネベスをパスして優勝を飾る。昨年は、前半、シボレー・エンジンのパワーが出なかったせいでチャンピオンを逃したが、ペンスキーというビッグチームに移籍した今年は、あっさりとチャンピオンを決めるかも。
     高木虎之介は粘って4位。松浦孝亮も初レースで11位完走。途中、ピットアウトのたびにエンジンストールしていたのに、これで1位と同ラップで完走とは意義があるし価値がある。これは楽しみかも。マイアミのコースも、バンク角が深くなって、ターンでも全開で走れるようになったみたいな感じ。でも19台というのが少し寂しいなあ……。
     4時間ほどの睡眠で起床し、「漫画原稿を守る会」のサイト更新やメールマガジンの手配。夕方から外出し、ホームページの打ち合わせを2軒。おいらの本業は何?

    03月02日(火) 今日もサイト構築の仕事

     正午前に起床し、終日ノートパソコンにしがみつく。今日もホームページのタグをシコシコ。夕方には目がショボショボ。今日は早く寝るぞ。

    ■今日とどいた本

    『サイボーグ009 超銀河伝説(PART 1)』若桜木虔・著/石ノ森章太郎・原作/中西隆三・脚本/ブッキング/2004年3月刊/952円+税)

    『サイボーグ009 超銀河伝説(PART 2)』若桜木虔・著/石ノ森章太郎・原作/中西隆三・脚本/ブッキング/2004年3月刊/952円+税)......1980年に文化出版局からジュブナイル・ブランドの「ポケット・メイツ」から刊行された劇場用アニメ『サイボーグ009 超銀河伝説』のノベライズ。第2巻で解説を担当。

    03月03日(水) ひな祭りに水泳

     午前中に起床し、午後まで新企画単行本の原稿。クルマのディーラーに自転車で書類を届けに行き、そのまま喫茶店とファミレスをハシゴしながら原稿のつづき。ノートパソコンのバッテリーの残りが少なくなってきたところで、目も疲れてきたのでフィットネスクラブへ。いつもと同じ水泳800メートル、ウォーキング500メートルのメニューをこなす。帰宅すると夕食は、ひな祭りのせいか、ちらし寿司とハマグリの吸い物。夕食後は筋肉痛になりそうなので早めに就寝。

    03月04日(木) 歩け歩け

     昼前に起床し夕方まで原稿。その後、吉祥寺経由で高円寺に出かけ、新しく開設するホームページの打ち合わせ。レンタルサーバーや独自ドメインの申し込みも代行し、打ち合わせのあとはビールを一杯。もう1軒ハシゴし、歩けるところまで歩いて帰宅しようと早稲田通りを歩き出す。結局、下井草まで歩き、ここからタクシーで帰宅。タクシーの料金は高円寺からの半額。約4キロ歩いたことになる。

    03月05日(金) 大藪春彦賞とSF大賞とSF新人賞

     午後に起床し、メールの返事を書いているだけで夕方に。あわててシャワーを浴び、ジャケットにネクタイ姿で西武池袋線&地下鉄有楽町線経由で有楽町へ。途中、池袋駅で立ち食いうどん。
     今日の目的は、大藪春彦賞、日本SF大賞、日本SF新人賞のいわゆる「徳間三賞」の贈賞式。会場到着直前で高齋正さんに遭遇。そこに携帯電話が鳴り、友人のレディスコミック作家からストーリー作りに関するSOS。遭遇したばかりの高齋正さんを待たせることになるので、すげなく電話を切ってしまった。すまん。
     会場では、サイトの管理を担当している楠木誠一郎さんや、津原泰水さんや、ひかわ玲子さんや、豊田有恒さんご夫妻や、永井豪さんや、太田忠司さんや、薄井ゆうじさんや、南智子さん(お父上は劇画原作者として名高い滝沢解氏。長いあいだガンで闘病生活を送っていたが、昨年亡くなられたという。一般には『高校生無頼控』の原作者として知られているが、ぼくは「ヤングコミック」連載の『唐獅子警察』(作画・かわぐちかいじ)、『暴力湾』(作画・政岡稔也)、『猛毒商売』(作画・川本コウ)の「暴力三部作」が好きで、連載中に読み、さらに単行本まで買った)や、谷甲州さんや、田中光二さんや、磐紀一郎さんや、米田裕さんや、高千穂遙さんや、しばらくぶりに会ったため、その場で顔と名前がリンクしなかった人など、たくさんの人と言葉をかわすが、その間の飲み物はジュースのみ。帰りに原稿を書く気満々のため。ちなみに同業者に知り合いがたくさんいるからといって、エライわけでも自慢しているわけでもありません。
     お開き前に会場を脱出し、有楽町線&西武池袋線経由で戻り、最寄り駅近くの喫茶店に飛び込んで2時間ほど原稿。帰宅後は、あちこちのサイトの更新。1日が終わるのが早い。
     そういえばF1第1戦オーストラリアGPのフリー走行の結果を見ていなかった。BARホンダのバトンが4位。本当に今年は優勝するかもね。
     それにつけても小説で再デビューして今年で10年。そろそろ本気でステップアップを図らねば。めざせ大藪春彦賞ってか? 今年の受賞作もおもしろそうだが、重厚な作品が中心の“文学賞”になってしまうと、大藪氏が草葉の陰で苦笑するかも。

    03月06日(土) ダイエットに励む?

     昼前に起床し、原稿を書きつつ正午前からF1オーストラリアGPの予選を観戦。その後、夕方まで原稿を書いた後、フィットネスクラブに出かけて水泳800メートル、ウォーキング500メートル。帰途、ファミレスに寄って、また原稿。

    03月07日(日) F1とオフラインと

     昼前に起床し、正午前からF1オーストラリアGPの決勝レースを観戦したあと、バスと電車とタクシーを乗り継いで、高島平ちかくのファミリーレストランへ。ここで板橋郷土資料館での火縄銃の取材を終えた小説家の佐々木譲氏、および、佐々木氏のサイトに集まるファンの人たちと落ち合い、オフライン・ミーティング。午後3時すぎからピザをサカナにビールになってしまった。佐々木さんは、オフライン初体験とのことだったが、楽しめたのだろうか?
     帰途、高島平から都営地下鉄三田線で巣鴨まで出て、今日のオフラインの幹事さん2名と居酒屋へ。2時間ほど歓談した後、JR山手線と西武池袋線を乗り継いで帰宅。

    03月08日(月) 原稿を書く

     昼前に起床し午後遅くまで原稿。その後バスで吉祥寺へ出て、パルコのリブロ・ブックセンターで本を購入し、パスタの店に入って食事。さらに喫茶店をハシゴしてノートパソコンで原稿の続き。目がショボショボになったため高円寺に移動し、ビールで息抜き。バスのある時間に帰るつもりだったが、結局、最終電車で三鷹まで(最終1本前までなら吉祥寺から深夜バスで帰宅できる)。空腹に耐えかねて味噌ラーメンを食べてしまい、反省して午前5時まで開店しているTSUTAYAで本探しをした後、徒歩での帰宅を試みる。もちろんダイエットのため。しかし、あまりの寒さにめげて、半分ほど歩いてきたところでタクシーに乗る。帰宅後、眠くなるまで、また原稿。

    ■今日、買った本、いただいた本

    『くろふね』佐々木譲/角川書店/2003年9月刊/1,800円+税)......佐々木氏のオフ集会のとき、この本を読んでいなくて、肩身が狭かったため、即座に購入。

    『武揚伝』(1)佐々木譲/中公文庫/2003年9月刊/686円+税)......ハードカバー版第1巻同第2巻を持っているのだが、実は、自分の仕事に流されて未読のまま。ちゃんと読まなくてはいけないと、あらためて文庫を購入することにしたもの。もっとも佐々木氏の著作は『ベルリン飛行指令』も『エトロフ発緊急電』も『ストックホルムの密使』もハードカバーと文庫の両方で読んでいるぞ。『鉄騎兵、跳んだ』以来のファンなので、これでいいのだ。しかし、吉祥寺の書店2軒と三鷹の書店1軒をまわったが、どこも3巻を置いてない。とりあえず2巻まで買って残りはAmazon.co.jpで買うことに。

    『武揚伝』(2)佐々木譲/中公文庫/2003年10月刊/686円+税)......上に同じ。

    『張形と江戸をんな』(田中優子/洋泉社/2004年3月刊/720円+税)......将来の仕事に備えてのテキストとして購入。

    『マンガ日本の歴史「黒船来たる 幕末の日本外交」Chuko コミック Lite 81』石ノ森章太郎/中央公論新社 ChukoコミックLite/2004年1月刊/286円+税)......コンビニで発見し購入。『くろふね』や『武揚伝』を読むためのテキスト。

    『富士山大噴火』(鯨統一郎/講談社/2004年3月刊/1,600円+税)......著者からのいただきもの。題名からして富士山麓出身のワタクシとしては、穏やかではいられない。なんせ同級生たちとの飲み会でも、最近よく話題になるのが、富士山噴火のハザードマップ。「俺んちは1日くらいは大丈夫そうだ」「うちは半日だなあ」とマップを見ながら実家が溶岩に呑み込まれるまでの時間をチェックしたりしているくらいだからなあ。それでつい読みはじめてしまったのだが、細かい記述が気になったりするのは郷土愛からか。作者が作者だから、作者の仕掛けたたくらみに、まんまと乗せられているような気もしないではない。そういえば1995年に出た徐福伝説を絡ませた新潮社らしくない伝奇性の強いサスペンス小説『富士山の身代金』(藤山健二/新潮社/1,359円)の作者はどうしているんだろう? あの後、ノベルスを1冊出していたみたいだけれど。藤山健二=富士山健児と読むと、どうも同郷の人のような感じがするのだけれど。

    03月09日(火) 引き籠もり

     午前中に起床し、ただひたすら原稿。明日いっぱいまで今の原稿をできるところまで進め、その後は、架空戦記の原稿に着手の予定。まだしばらく引き籠もりがちの日々がつづく予定。

    ■今日買った本

    『光と闇――小倉宏昌画集 ジブリ THE ART シリーズ』(小倉宏昌/徳間書店/2004年1月刊/2,400円+税)......家族のリクエストでAmazon.co.jpにて2冊購入。
    『空気を描く美術――小林七郎画集 ジブリTHE ARTシリーズ』(小林七郎/徳間書店/2002年3月刊/2,400円+税)......家族のリクエストでAmazon.co.jpにて1冊購入。

    『武揚伝』(3)佐々木譲/中公文庫/2003年11月刊/686円+税)......昨日、書店で買えなかったので、Amazon.co.jpで購入。
    『武揚伝』(4)佐々木譲/中公文庫/2003年12月刊/800円+税)......昨日、書店で買えなかったので、Amazon.co.jpで購入。

    03月10日(水) 確定申告

     今日は起き抜けに原稿を書くと、あとは確定申告。必要経費を計算し、Excelのフォーマットに入れてシミュレーション。とりあえず問題なさそうなので国税庁の申告書作成コーナーへ。ここで入力した結果も当然ながら同じで、すぐさまPDFで出力された申告書のプリントにかかる。念のためテスト印刷してみたら、げげっ、去年は一発で決まった印刷が、今年はズレる。プリンターの調整をしてもまるでダメ。うーん……と唸って考えた挙げ句、通常使っているAcrobat 4.0をAcrobat Reader 6.0に変更してみる。そうしたら何とかズレずに印刷できた。この印刷トラブルで申告書の完成が遅れ、税務署に行くのは明日にする。
     再び原稿にもどり、午後10時までキーボードをバチバチ。その後、ダイエットのためにウォーキング。最近、水泳をしても体重は減らないので、また歩いてみようと考えた次第。45分ほど早足で歩いたら汗びっしょり。おまけに空腹に耐えられなくなり、帰宅と同時に夜食。これじゃダイエットは遠そうだ。


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