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午前8時には起床し、シャワーで眠気を覚ました後、パジャマ姿のままノートパソコンに向かって原稿。食事は昨日コンビニで買って来たカップヌードルとバターピーナツ。ひたすら原稿を書き、疲れるとベッドに横になり、また原稿を書いて……の繰り返しで午後5時まで。ここでノートパソコンをバッグに詰めて外に出ると、あれれ、ひどい雨ではないか。コンビニで500円のビニール傘を買って高円寺へ。駅前の喫茶店で2時間ほどみっちり原稿を書いた後、近くのギャラリー・ノラやへ。壁にかかる絵やオブジェが月替わりで交代するのだが、今月はママの父上の作品展で、今日は、親しい常連客が集まってのオープニングパーティー。磐紀一郎さんや編集者、校正者なども集まって、特別に取り寄せた日本酒で乾杯。カップヌードルしか食べていない腹に酒が利く。
酒は、ほとんど飲んでいないのに、こめかみのあたりがキリキリと痛い。頭痛ではなく筋肉痛。暗い喫茶店で2時間も液晶画面を凝視していたせいで、眼球を調整する筋肉が疲れてしまったらしい。こうなることを予測して持参していた目薬を差して誤魔化す。
とはいえ仕事も気になるので、途中で退席し、ホテルに戻って原稿にかかる。外出が多くて仕事が進んでいないので、明日のチェックアウトを午後3時まで延長し、今夜は徹夜の構え。午前5時まで原稿を書いて、ベッドにバタン。
午前9時には起床し、パジャマのままノートパソコンに向かって原稿。天井に照明があり、しかもデスクの前の鏡の上にも照明があるせいで、ここで仕事をしていると目が疲れない。おかげで原稿の進み具合もいい。喫茶店で能率が落ちるのは、周囲が暗いせいで、目が疲れてしまうからなのだ。空腹もガマンして、とりあえず午後2時まで原稿を書き、ホテルをチェックアウト。吉祥寺で軽く食事をして、明るい喫茶店で原稿を書こうと思ったのだが、日曜日の吉祥寺は、どこもかしこも大混雑。ラーメン店も立ち食いそばも、どこもかしこも満席で、しかも行列のできている店が多い。なんとか、すぐに座れる店を……と歩いていたら、あっというまに繁華街をはずれてしまった。なんとか1軒の空いているラーメン店を見つけ、ここで八丁味噌のラーメン。
バスで武蔵関に移動し、喫茶店で夕方まで原稿を書いた後、タクシーで帰宅。
「Microsoft Office XP」とフォント集を外付けCD-ROMドライブを使ってノートパソコンにインストール。ついでに「Bookshelf 3.0」もインストールしたが、どうも動きがモタつくような感じ。しかも小学館の大辞典が入っていた「2.0」とは異なり、三省堂の「新明解国語辞典」が入っている。英語関連は研究社の「新・英和」「新・和英」が入っていて魅力があるが、類語辞典が使えた方がありがたい……というワケで「Bookshelf 3.0」をアンインストールして「Bookshelf 2.0」に戻す。アンインストールしないで両方を併用してもいいのだが、「Bookshelf 3.0」は、勝手にスタートアップに組み込まれ、しかも、それを「MSCONFIG」を使って解除すると、起動のたび、いちいち注意が出る。それが煩わしくて削除してやった。国語辞典は書籍版でも小学館の「言泉」を愛用しているせいで、同じ辞書が入っている「Bookshelf 2.0」の方が使いやすいようだ。
ホテルの慣れないベッドで熟睡できなかったためか、夕食後、テレビを見ている途中で、つい居眠り。1時間ほどで起き、原稿を書いた後、楠木誠一郎さんからメールで届いたデータを使って、楠木さんのホームページの更新。歴史読物の新刊『エピソードで読む武田信玄』(PHP文庫)が発売になったそうです。武田勢は土木に強いことでも知られているが、そんなことも書かれているのかな?
そういえば、数年前、カミサンと一緒に、将来執筆予定の時代土木小説の取材と称して、山梨県甲府市南方の市川大門というところにある信玄堤という土手を訪ねたことがあるが、富士川の氾濫から農地を守るために信玄の命令で築かれたという土手の風景やら、説明を書いた看板を撮影したフィルムが、どういうわけか、どこかにまぎれ込んで行方不明のまま。あの写真、どこに行ったんだろう?
カンヅメの疲れがあふれ出したようで風邪気味。
前身がダルく仕事にならない。こんなのは久しぶりだ。息苦しくたまらないのだが、片方の鼻が詰まっているのが原因だった。
■今日いただいた本
『エピソードで読む武田信玄―リーダーの統率力』(楠木誠一郎/PHP文庫/2003年3月刊/571円+税)......楠木誠一郎さんの最新刊。ビジネスマン向け歴史読み物。短いエピソードの積み重ねで、短時間で読めますので、歴史好きの方はどうぞ。信玄関連の本は、馴染みのある土地がよく出てくるので、すぐに読めてしまいます。
風邪をダマしながら仕事を進めるが、進捗が悪い。
思うところあって、ついに独自ドメインの取得を決意。来週にはホームページも移行の予定。
■今日いただいた本
『まぼろし曲馬団の逆襲』(太田忠司/講談社ノベルス/2003年3月刊/820円+税)......『新宿少年探偵団』シリーズの最新刊。イラストは今回から高田明美さん。ストーリーは、ひょええ、太田さん、どんどん過激になってる〜ッ! 映像で見たいぞ、このストーリー。シリーズの前のほうの作品が映画になってますが……。
昼前に起床し、フジテレビ721でF1オーストラリアGPの予選を観戦。ワンラップ・クォリファイ方式は、全車の予選を最初から最後まで見られるのはいいが、CARTのオーバルだって2周計測するのになあ、あいかわらずF1は「一度ミスをしたらおしまいの思想」に貫かれているなあ……なんてことを考える。
夕方、歯医者の予約が入っていたので本日夜の徳間書店三賞(大藪春彦賞、SF大賞、SF新人賞)贈賞式はパスの予定だったが、先輩作家の方から「おいでよ」と電話がかかってきたので、歯医者の後、出かけることにする。西武池袋線、地下鉄有楽町線を乗り継ぎ会場の東京會舘に到着すると、すでに贈賞式は終了し、懇親パーティーがスタートしたところ。小松左京さんがいらしているからとテーブルのところに拉致され記念撮影。その後、同業者の人たち多数と歓談し、原稿もあるので早々に引きあげようとしたら、知り合いの先輩作家の方が貧血を起こして倒れたと、徳間書店の編集者に教えられる。控え室で休んでいるとのことだったので覗きにいき、家も近いので、徳間書店が呼んでくれたタクシーに同乗して、ご自宅まで送り届ける役目を引き受ける。作家さんを自宅に送り届け、こちらも、そのまま帰宅。喫茶店かファミリーレストランをハシゴして原稿を書く予定だったが、家で朝まで原稿。
昼前に起きてF1オーストラリアGPの予選をテレビ観戦。ミハエル・シューマッハーがPP、ルーベンス・バリチェッロが2位。まあ、こんなものか。
予選終了後はノートパソコンを担いで喫茶店めぐり。最初に入った喫茶店は、駅前にオープンして30数年になるそうで、友人の元作家がバイトしていたこともある由緒ある(?)店。こちらも当地に引っ越して以来、ほぼ20年間も利用してきたが、2時間ほど原稿を書いてレジに向かうと、あれま、来月で閉店という張り紙が。マンションに建て替えられ、1階はテナントに貸し出す予定で、喫茶店は完全クローズとか。こうして昔ながらの喫茶店が、また消えていく。
F1オーストラリアGPを観戦。どうも新ルールのせいで、スタートのとき、どれくらいガソリンを積んでいるのかわからず、しかも、寝坊してスタートを見損ねたため、ちょい濡れの天候に対する各マシンのタイヤ選択の状況などもわからず、ちょとイライラ。優勝したのはデビッド・クルサードだったけれど、それにしてもライコネンは惜しかったなあ。
もちろんフジテレビ721で見ていたので、夕方からの地上波放送は見ていない。なんだか悪評フンプンだったらしい。あとは、ただ原稿。
ちょっとあれこれ考えるところがあって、長年つきあってきたニフティを離れ、独自ドメインの取得を決意したのが先週6日の夜のこと。申し込んだ直後にオンラインで代金を送金したのだが、今日の夜からサーバーだけは使えることに。ドメインの設定には数日かかるとのことだったが、あれ、試してみたら、もう使えるではないか。何はともあれメールソフトの設定を変更し、サーバーにファイルを送り込んで、CGIのリンクも変更していたら、ぎくっ、朝になってる。あわてて原稿を書く。