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自宅に籠もって原稿を書いているせいか、久々に腰痛が発生。これはまずいと夕方からフィットネスクラブへ。水泳900メートルにウォーキング500メートル。体重は1.1kg減。
帰途、ファミリーレストランに寄って食事をとり、そのまま原稿。3時間ねばったら目がカサカサ。帰宅後、少し休憩して、また朝まで原稿。
午後に起床し、高円寺へ。先に朝食がわりのラーメンを食べてから、江戸賀あい子さんのライブを聴くため、ドッグベリーというライブハウスへ。あい子さんのピアノにギターとベースというシンプルな構成だが、オリジナル曲以外にシャンソンなどもあって、大人向けのライブ。2ステージを堪能したあと、あい子さんや高円寺の飲み仲間と打ち上げ。3軒ほどハシゴして帰宅したのは深夜。パタンと倒れるようにして布団にもぐり、グ〜ッ。久々に8時間も寝られて幸せ気分。
寝不足で仕事の能率が悪い。夜、「リラックス」というサブカル雑誌にインタビューされた原稿のチェック。「コロコロコミック」が通算300号に達したのだそうで、その特集が載るらしい。原稿をチェックし、FAXで問題なしの返事を送ったあと、座椅子にもたれてグ〜! いびきをかいていたらしい。
午後10時からNHK教育テレビで映画『情婦』を見る。アガサ・クリスティの戯曲『検察側の証人』をビリー・ワイルダ監督が映画化した作品。原作は、もともと短編小説だった作品をクリスティ自身が戯曲化したもので、いかにも舞台劇的な展開。謎が解明されていく過程やオチなどは、現代のミステリーの基準からすると、ちょっと後出しジャンケン的なところもあるが、チャールズ・ロートンのユーモアたっぷりの演技で、つい頬をゆるませながら見てしまう。マレーネ・デートリッヒも好演。見ているあいだはヒッチコックの映画を見ているような錯覚も憶えた。チャールズ・ロートンの風貌がヒッチコックにダブったからか、それともモノクロで長回しのカットが多いせいか。モノクロではあるが、映画が娯楽の王者だった時代の贅沢な映画。面白かった。原作は、短篇小説の方を読んだ記憶があるが、ストーリーを忘れていたので楽しめた。キャラクター造詣などは、赤川次郎さんにも影響を与えていそうな感じだ。しかし、『情婦』なんて題名にするからややこしい。原作どおりに『検察側の証人』でいいのに。
■参考図書・DVD
戯曲『検察側の証人』(クリスティ戯曲集2)(アガサ・クリスティ/ハヤカワ・ミステリ文庫/1980年5月初版/520円+税).....戯曲版。
DVD『情婦』(監督:ビリー・ワイルダ/出演:タイロン・パワー、マレーネ・デートリッヒ、チャールズ・ロートン)......オススメです。
『弁護側の証人』(小泉喜美子/出版芸術社/1993年11月刊/1,456円+税)......日本のミステリー史に残る傑作。あわせて読みましょう。いま読むと『真珠夫人』みたい……な感じがするかもしれないけど……。実は読んだときにすごく面白かったという記憶だけは残っているが、細部が思い出せない。読んだのは30年も前だからなあ……。
起床後、即座にクルマでみぞれの中を外出。書店で「オール讀物」などを買ってファミリーレストランへ。読書の後、ノートパソコンで原稿執筆。今日は快調。3時間連続で原稿を書いた後、別の喫茶店に移動し、さらに2時間原稿。さらに帰宅して、また原稿。今日は能率が上がった。
■今日買った本、雑誌
『未知の剣―陸軍テストパイロットの戦場』(渡辺洋二/文春文庫/2002年12月刊/629円+税)......陸軍試作機のテストを担当したパイロットたちを紹介する戦史ノンフィクション。勉強用。
『オール読物』(3月号)(文藝春秋社/900円)......直木賞受賞作なしの選考結果掲載。
仕事が進み、寝たのは午前8時。ところが背中ゾグゾグ、悪寒がして目が覚める。ここで風邪を引いたら大変なことになる。お湯で溶かして飲むドリスタンという風邪薬を飲み、パジャマの上にセーターを着て寝直す。
3時間ほど寝て、なんとか無事に起床。雨模様で外出する気もしないので、家で原稿をシコシコ。『ゲームセンターあらし』のホームページ経由でアンケートのメールが届く。『あらし』のことをボロクソに書いたメール。当然メールアドレスはデタラメ。万人に受けようとは思わないけれど、どんなところがつまらなかったのか教えてくれれば反省のタネになるのに……といっても無駄だろうな。2chノリの文章だったし。
すわりっぱなしで腰と膝に痛みが出そうな気配なので、「プロジェクトX」を見た後の午後10時からウォーキングへ。30分ほど早足で歩いて帰宅。そのまま朝まで仕事。
一部で話題のオープンソフト「OpenOffice」を試す。設定が面倒で、起動も遅いのが難点かなあ……。主旨はわかるのですが、一般ピープルがどこまで使えるか……。
夕方、腰痛防止のため、フィットネスクラブへ。水泳800メートル、ウォーキング500メートル。今日はプールの水温が高くてヘバヘバ。屋外のジャクジーも42.5度と高温で、茹でダコになりそう。ジャクジーに一緒に浸かっていた妙齢の女性と話していたら、昨年死んだ母が生前かよっていた近所の美容院のオーナー美容師さんだった。
プールもジャクジーも熱かったせいか、水泳の前と後で体重が1.5キロも減っている。手はふやけ、頭はボ〜。それでも頑張ってイタリアン系ファミリーレストランに出かけ、ペペロンチーニを食べながら原稿を書くが、テーブルの配置が悪く、隣の席の人の視線が気になるため早々に帰宅。家で原稿を書くが、プール疲れで能率悪し。
ところで、あちこちで泡風呂のことを「ジャグジー」と表記してあるんだけれど、これは「ジャクージ」が正しいのではなかろうか? スペルは「Jacuzzi」で、ジェット噴流式泡風呂メーカーの固有名詞のはず。
午後に起床。喫茶店を2軒ハシゴして原稿を書くが、風邪気味で能率が悪い。背筋をゾクゾクさせながら帰宅し、朝まで原稿を書くが、やはり進みが悪い。途中、ヤンキースのオープン戦を見てしまう。松井のホームラン第1号を見られてラッキー……なんて喜んでいるときじゃない。
02月28日(金) カンヅメとパーティーとホームページの打ち合わせ
原稿に勢いをつけるため、エイヤッとインターネットで吉祥寺のホテルを予約。自主カンヅメをすることにする。空室があるときの当日予約分は割引率が高くて、お得。とりあえず2泊分予約して、バスで吉祥寺に向かい、午後3時すぎにはホテルにチェックイン。1時間ほど原稿を書き、延ばしっぱなしだった無精髭をバスルームのカミソリで剃ったら、あじゃじゃ血まみれになってしまった。おまけに風邪気味なので、家から持参した風邪クスリを飲み、途中で買ったアリナミンを飲んでから吉祥寺駅へ。
朝から何も食べていなかったので、駅構内の立ち食いそば店で掻き揚げそば。そのまま中央線に飛び乗り、とりあえず神田まで。空いていた車中では、もちろんノートパソコンで原稿。神田で山手線に乗り換え有楽町で下車。駅前のビックカメラ有楽町店でダイナフォントのフォント集を買う。本当はWindows、Macの両方で使え、PDFにも埋め込み可能なオープンフォントにしたかったのだが、値段が高いので普通のTrueType版でガマン。とりあえず使いたいのは「寄席文字」のフォントだけなんだけど。
ついでに「Microsoft Office XP Personal」のアップグレード版も購入。「Office 97」を使いつづけていたのだが、Windows XPとは相性が悪く、ついに買い換えを決意したもの。機能的には97時代のもので充分なんだけど。
ちょっと時間が空いたので、スタバでカプチーノ。ふうと一息ついて帝国ホテルで開かれたマンガジャパンと、新しく結成されたデジタルマンガ協会の懇親パーティー。近頃、マンガ家という自覚に欠けているせいもあってか、場ちがいなところにいるようで、どうも居心地が悪い。次の予定もあるので、ベテランマンガ家の方々のパフォーマンスが行なわれている間に、そっと退散。受付をしていた一峰大二先生の奥さまからお土産をいただき、会場をあとにすると、携帯電話で連絡を取り合い、近所の欧風居酒屋へ。ここでロック歌手の江戸賀あい子さん&落語家の古今亭菊之丞さんと合流。