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  • 2002年03月下旬の日記

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    03月21日(木) 泳ぎそこねた

     今日も早起きしてしまい、午前中に小説の原稿をシコシコ。午後はマンガのストーリーを煮詰め、夕方、フィットネスクラブに出かけたら、ああ、今日は、祭日のため、ウィークデー会員の私めは利用できず。1500円払えば利用できるのだが、祭日で閉館時間も早いため、結局、泳ぐのはやめて帰宅し、結局、原稿……。

    03月22日(金) 富士宮焼きそばにこだわる

     来週からマンガの本番原稿に突入するため、外出もできなくなりそうなことから、今日のうちに高円寺の飲み屋に、修理してあげた電話機を届けることに。ついでに日曜日に食べ損ねた富士宮焼きそばを食べてやろうと寄り道。今日は富士宮焼きそばを食べられてハッピーな気分で帰宅。

    03月23日(土) 法事で清水へ

     明日、叔父の一周忌があるため母の名代で清水まで。清水には叔父叔母従兄弟の家がたくさんあるので、どこかに泊まればいいのだが、仕事を進めないといくらなんでもヤバいため、一昨日、インターネット経由で駅近くのビジネスホテルを予約してあった。クルマも疲れるためにヤメにして、午後4時48分の東海道新幹線ひかり号で静岡まで行き、そこから東海道本線で清水まで引き返す。宿泊するホテルは工事中の駅の臨時出入り口の真ん前だった。
     チェックインをすませた後、パジャマを買いに商店街の洋品店へ。ホテルで仕事するにはリラックスした格好が一番なのだが、ちょうどパジャマの買い換え時なので、旅先で買うことにしたもの。歩いて5分もかからない駅前銀座のトラヤという老舗の用品店へ出かけると、あれま、なんだかユニクロみたいな店になっている。トレーナータイプのバーゲン品を買ってレジに持っていき、挙動不審に思われないかと心配しつつ周囲をキョロキョロ。実は、この店には従姉妹が勤めているので、レジあたりにいないかと思ったのだが、姿が見えなかった(翌日の法事で16日に他店へ異動になったことが判明)。
     ついでに駅前の書店に向かい、地元でしか買えない本のチェック。「次郎長の風景」(深澤渉/静岡新聞社/1,500円)という本を購入。
     買い物した袋をさげてホテル斜め前の炉端焼き店に入り、生ビールを飲みつつ夕食。クジラの刺身を久々に食す。ひとりで黙々と飲食をつづけて満腹になり、ホテルに戻ったら、急激に眠気に襲われバタンキュー。ああ、原稿は……。

    03月24日(日) 法事のあとで居眠り

     途中、何度か目が覚めたが、根性で寝直しをつづけ、午前9時に起床。マクドナルドで朝食を取りながらノートパソコンのキーを叩いて小説の原稿を書く。少しでも進めないとヤバいため。午前10時過ぎ、タクシーで法事のおこなわれるお寺に向かうが、早く着きすぎて、まだ前の法事がおこなわれている。しかたがないので歩いて5分ほどの亡くなった叔父の家に行き、荷物を預けて、家族とともに再びお寺へ。
     法事のあと、料理店で昼食をとり、従姉妹の嫁さんにクルマで清水駅まで送ってもらう。春の週末のせいか、新幹線の指定は3時間先まで満杯。しかたがないので静岡駅で自由席に飛び乗ることにする。

     静岡駅に着いたら次のこだま号まで30分以上もあったが、ホームのベンチで昨日から読みはじめた『江戸川乱歩の事件簿2――夢二殺人幻想』(楠木誠一郎/有楽出版社・発行/実業之日本社・発売/ジョイ・ノベルス/838円+税)を読みつつ待つことにする。この本を読了したところで、15分前にはホームの最前列に移動し、こだま号の到着を待つ。これが大正解で、先頭を切って自由席に入ったところ、1つだけ空いていた空席を確保できた。
     車内では『次郎長の風景』を読んでいたが、いつのまにか眠りこけ、途中、ときどき目を覚ましたが、結局、品川付近まで眠りつづけてしまった。
     東京に戻ってからは、自宅近くの駅前の喫茶店で原稿を書き、夜になってから帰宅。さてとマンガのネームの続きをやらねば……。

    03月25日(月) 昨日のフォーミュラ・ニッポンは……

     昨日は、法事のせいで昼間のフォーミュラ・ニッポン第1戦がライブで見られず、帰宅後もレース結果をネットで見るのはガマンして、午前1時からスタートするフジテレビの録画中継をライブのつもりで観戦。でも本山が脱落した後は、ラルフ・ファーマンのブッチギリでのレース展開で、ちょっとつまらなかったかも……。それでも後方のバトルが見られた点は評価しよう。今年からレース解説は片山右京選手と高橋二朗さんで、まずは無難な滑り出し。うるさくなくてよかった。

     で、月曜日は午前中に起床し、小説の原稿を少し書いた後、マンガのネームのページ割り……なんてリクツが勝つ構成をしていると弾けないんだよな。締切ギリギリまで考えに考えて、「もうダメだ!」と時間切れになったところで一気にネームを入れた方が、火事場のバカ力的な「弾けた作品」になると思うのだが、このところ、こんなギリギリのスケジュールでの仕事をしていないので、つい慎重になってしまっているんだよな。

     ……とネームを入れていたら、編集者から新作マンガよりも復刻マンガのほうの書き足しを先にやってほしいとの要請があり、そそくさとパソコンの前へ。書き足しは記事のページになるので、その原稿と添付資料の作成。明け方に終了するも添付資料にエラーがあるのを発見。修正しようと思ったが眠気に負けてダウン。

    03月26日(火) 自転車こいで水泳して……

     午前中に起きて寝る前に発覚したエラーの修正。昼過ぎに原稿と資料をまとめてメールで送信。小説の原稿を少し進めた後、夕方、クルマでフィットネスクラブに出かけてエアロバイクを50分、水泳700メートル、ウォーキング500メートル。ヘトヘトになった後、ファミレスにまわってマンガのネーム。でも「食事以外の目的(受験勉強、睡眠)での利用お断り」なんて紙が貼られていて、ネームを入れる気力が萎える。それでも食事をしながらネームをやったが、オーダーした味噌ラーメン、湯気も立たないほどに生ぬるい状態。添えられたバターが溶けるのにも時間がかかる。それでも食べてしまったけど、もう二度と行かないぞ、Gスト。

    03月27日(水) 朝日新聞の打ち上げ

     午前中に起床して午後4時まで小説の原稿。それからドタバタとジャケットに着替え、西武池袋線〜地下鉄丸の内線〜地下鉄日比谷線経由で築地まで行き、朝日新聞本社まで。2年間つづいた朝日新聞デジタル面が終了することになり、その打ち上げの会へお招きを受けて、朝日新聞ビル内のアラスカというレストランへ。連載陣の出席者は、山田五郎さん、斎藤聖美さん桃井はるこさんとボクの4人。山田さんのみ初対面だったが、テレビで拝見しているせいか、初めてのような気がしない。
     打ち上げ会終了後、斎藤さん、桃井さんと一緒に地下鉄大江戸線で帰途につく。斎藤さんとは青山一丁目で別れ、桃井さんとは代々木駅で一緒に総武線に乗り換えて三鷹方面へ。こちらは高円寺で下車して来月に開催される某会合の二次会会場の予約に。さて帰ろうかなと思っていたら、飲み屋のママさんから携帯電話に電話が入り、ワインバーへのお誘い。先週、電話機を修理してあげたお礼とかでワインをご馳走になってしまい、さらに、もう一軒まわってから朝一番の電車で帰宅。

    03月28日(木) ネームがようやく快調に……

     睡眠5時間で起き、まずは小説の原稿。夕方、買い物ついでに喫茶店でネーム。とりあえずは快調だったが睡眠不足で眠気に襲われ、エイヤッとプールへ。水泳900メートル、ウォーキング500メートルで眠気を飛ばした後、また喫茶店に出かけ、ネームのつづき。長編娯楽マンガのネームは久しぶりのため、いまひとつペースがつかめない。とりあえず1/3ほどまでできたところで帰宅。筋肉痛が出そうなので早めにダウンする。

    03月29日(金) 特記事項なし

     仕事だけして1日が終わる。

    03月30日(土) 眠気覚ましにプールへ

     喫茶店で仕事をしていると猛烈な眠気に襲われる。その眠気を解消するためにフィットネスクラブへ出かけ、プールで泳ぐ。800メートルの水泳と500メートルのウォーキングのメニューを消化して眠気を覚ましたあと、再び喫茶店に出かけてネーム。夜遅くになって帰宅後、フジテレビ721でF1ブラジルGPフリー走行と予選を見ながら仕事。

    03月31日(日) ボケているわたし

     自転車で西武新宿線方面に向かい、駅前の喫茶店でマンガのネーム。こんなに時間がかかるとは予想もしなかった。途中、資料購入のため西武新宿線で新宿まで向かい、紀伊國屋へ。目的の本は見つからず、しかたがないので将来執筆予定の作品のための資料を数点購入。帰りは吉祥寺経由で帰宅しようかと新宿駅に向かって歩き出したところで、今日は、自転車で出かけてきたことを思い出す。最近、徒歩での外出が多かったため、自転車に乗ってきたことを完全に忘れていた。自転車は喫茶店の前に置き去りにしたままだ。しかたがないので西武新宿線で戻り、駅前の喫茶店の前で自転車をピックアップして、別の喫茶店とファミレスをハシゴして帰宅。途中、夕立状態になったが、帰る頃には雨が上がっていた。仕事の途中、紀伊國屋で購入した本のうちの1冊「世界最高のレーシングカーをつくる」(林義正/光文社新書/680円+税)を読了。レースに勝つにはサラリーマンのリーダーではダメなことがよくわかる。ついでに、なぜニッサンというメーカーがダメになったのかも理解できた気になった。
     夜遅くになって帰宅し、仕事をしながら午前2時からフジテレビ721でF1ブラジルGP。シューマッハー兄弟の戦いは息詰まる熱戦……のはずが、ここまでマシンの性能、とりわけ空力が煮詰まってくると、同じような性能のマシンでの追い抜きは、実にむずかしい。後続のマシンは、抜こうとして前車のスリップから出たとたん、「ダーティエア」を受けて、挙動を乱してしまうからだ。前車にくっつけば冷却も厳しくなるし……。ロニー・ピーターソンやジル・ビルヌーブの豪快な走りをナマで見られただけでも幸せだったかもしれない。


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