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  • 2001年06月下旬の日記

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    06月21日 マンガの仕事

     パソコン雑誌から依頼された『ゲームセンターあらし』のカットに取りかかるが、疲れと睡眠不足のせいか、ペン入れのときに焦点が合わず四苦八苦。何とかペン入れまでは終了させるが、後の作業は翌日にする。

    06月22日 マンガの仕事を終わらせる

     昼前に起床し、昨日描いた『あらし』のカットをスキャナーでパソコンに取り込む。ところがスキャナーをつないであるパソコンと、色つけ作業をするパソコンがLANの上で認識されなくなってしまった。あれこれ設定を変えてもダメで、うーん……と考えた挙げ句、余っていたルーターを使って新しいLANを組む。こんどは認識してくれて、スキャンした画像データを着色作業用のパソコンに送り込むことができた。「SCSI←→USB」の変換コネクターを買えば、スキャナーもMOも新しいパソコンにつなげるのだけれどなあ……。
     新しい方のパソコンに移した『あらし』の絵をPhotoShop LEに読み込んで着色。マンガの仕事は久しぶりのため目が疲れる。こんな仕事のときは老眼鏡が欠かせない。なんとか午後10時過ぎに完成し、即座にメールで送信。こんな時間なのに、すぐに編集者から受領のメールが返ってきた。
     体調管理のために40分ほど早足でウォーキングした後、深夜、小説の原稿を書きながらケーブルテレビで『氷の微笑』を見る。今日からF1ヨーロッパGPだったということは、まるで忘れていた……。

    06月23日 身体がダルい

     昼前に起床しNHK−BS1で、シアトル・マリナーズの試合を見る。ここのところ連日、イチローの活躍を見るのが日課になっているなあ。ただしNHKのテレビ小説『ちゅらさん』の間だけは大リーグ観戦も中断。
     資料を読みながら、フジテレビ721でF1ヨーロッパGPのフリー走行と予選を見る。しかし、原稿が遅れているため、そのままパソコンにしがみつく。

    06月24日 落語鑑賞

     午後、都議会議員選挙の投票をすませた後、西武池袋線で練馬駅まで出て、ここからバスで高円寺へ。喫茶店に飛び込んでノートパソコンでシコシコと原稿を書いた後、待ち合わせていた飲み屋のママさんと落ち合い、別のお店で開催される落語の会へ。3人の若手落語家の噺にゲラゲラゲラ。F1ヨーロッパGPの放映までに帰るつもりだったが、面倒になって深夜までビール。タクシーで帰宅後、眠気をこらえて原稿を書きつつ午前5時のCARTポートランド戦スタートを待つ。ところがポートランドは雨で、スピン、スピン、またスピン。そのたびにフルコースイエローが出て、さっぱりレースにならない。1時間までは我慢したが、さすがに眠気も限界に達し、布団に潜り込む。それにしても日本人ドライバーたちよ、ちょっと不甲斐ないぞ〜!

    06月25日 デスクトップPCで原稿

     昼前に起き、『ちゅらさん』を見た後は、久しぶりに仕事場の古いデスクトップPCで原稿書き。途中、眠くなるのを我慢して夜まで必死に原稿。夕食後も原稿を書いて、午後10時をまわってから45分ほどウォーキング。汗びっしょりになって帰宅。

    06月26日 一心不乱に原稿&読書

     歯医者に出かけた後、そのまま喫茶店2軒をハシゴしてノートパソコンで原稿。途中、書店に寄って購入した『血まみれの野獣』(大藪春彦/光文社文庫)、『女薫の旅』(神崎京介/講談社文庫)に読みふけってしまう。
    『血まみれの野獣』は、ぼくが高校生のとき、小学館から出ていた「ボーイズライフ」というヤング雑誌に連載されていた小説で、連載中に起きた三億円事件の犯人がヒントにしたとされる小説。連載中に読んだ記憶があるが、内容はすっかり忘れていた。『汚れた英雄』を短くしたような内容で、F1レースのシーンには、第1期ホンダF1のエピソードが織り込まれていたりする。いま書いている作品は、第二次大戦前のグランプリレースを題材にした小説なのだが、この本を読んだおかげで、主人公の設定に、ちょっとヒントを得た。
     青春官能小説の『女薫の旅』は「週刊現代」連載中に、ときどき読んでいたが、まとまったものを読むのは初めて。内容は、富島健夫さんの青春官能小説のようなところもあって、ちょっとドキドキ。この作品を読む気になったのは舞台が、ぼくの郷里に近い伊豆の修善寺だったから。「週刊現代」で読んでいたときは、飛ばし読みだったので、伊豆が舞台だったことには気づかなかった。しかも神崎さんは、伊豆の入口の三島出身。なんだ、ご近所さんではないか。こんどパーティーで会ったら郷里の話でもしてみよう。

    06月27日 同級生の送別会

    同期会写真  夕方、新宿に出かけ、日曜日にデジカメで撮影した落語会の写真を「さくらや」でプリントアウト。その後、西新宿のビアレストランに向かい、北陸方面に単身赴任する高校の同級生の送別会。オヤジたちの集まりだが、気分はすぐに高校生。わいわい騒ぎながら同じ店で4時間も過ごし、午後11時過ぎに店を出た後は、通りがかりの若者を呼び止め、記念撮影用のデジカメのシャッターを押してもらう(ありがとうございました)。右の写真がそれ。女性も1名いるが、よく見たら、ネクタイでないのは自由業のわたしだけでした。プライバシー保護のため(ホントは参加者の名誉を守るため)、写真のサイズは小さくしてあります(笑)。
     帰途、高円寺の飲み屋に、プリントアウトした写真を届け、今日は電車のある時間に帰宅。気分よく呑んだせいか、気がついたら座椅子にもたれて眠りこけていた。

    06月28日 暑い……

     自宅でデスクトップPCに向かい、シコシコと原稿。暑い。夜、喫茶店に出かけてノートパソコンで原稿。この日は、本当は、取材に出かけている予定で、推理作家協会賞授賞式も欠席の返事を出しておいたのに、ちと先方の都合で取材が延期になってしまった。これなら授賞式に行けばよかったかな。

    06月29日 江戸東京博物館へ……

     いま書いている小説の原稿で、ちょっと不安なところがあり、確認のため、両国の江戸東京博物館まで出かける。7Fの図書室に向かい、昭和9年の朝日、読売、毎日、都(現・東京)の各新聞をマイクロフィルムでチェック。目的のニュース記事は見つからなかったが、他の登場人物の動きがわかり、これはこれでラッキー。1Fの売店で資料になりそうな本を買い、両国駅に戻る。暑い中を歩いたせいで喉が渇き、帰途、途中下車してビール。今日は9500歩も歩いていた。電車のあるうちに帰宅し、途中で買った資料を読む。

    06月30日 レース三昧その1

     昨日、暑い中を9000歩以上も歩いたのがいけなかったのか、身体がだるくて資料を読みながらゴロゴロ。夕方からF1フランスGPのフリー走行をフジテレビ721でライブ観戦。つづいて午後6時からバイクの世界選手権オランダGPをNHK−BS1でライブ観戦。午後8時からは再びフジテレビ721でフランスGPの予選をライブ観戦。ああ、こんなにライブでレース観戦ができるなんて、数年前には考えられないことだった。もしも15年前に、こんな状態になっていたら、きっとパソコン通信もやっていなかったろうな……。といいつつ少しは原稿も書かなければ。


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