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『仮面ライダー青春譜』第4章 アシスタントから編集者へ(14)

●天才マンガ家・坂口尚

 一九六九年の終わり--世の中は、来年の万博ブームに浮かれていた。マンガの方でも、講談社の『のらくろ』をはじめとする豪華本がブームになっていた。
『のらくろ』豪華本の成功に気をよくした講談社では、ヤナギの下のドジョウを狙って、いろいろな豪華マンガ集を出版することにした。
『巨人の星』『あしたのジョー』『サイボーグ009』などの名作をカラー版の豪華コミックスとして発売するという企画である。その編集の仕事が、ぼくが勤めていた編集プロにまわってきたのだ。しかも同時に、世界名作のマンガ化まで引き受けることになった。
『巨人の星』『あしたのジョー』などは、画用紙にモノクロで原稿を縮小印刷した主版というものをマンガ家の先生のところに持っていき、それに絵の具で着色してもらう。それも大量なので、それでなくても忙しいマンガ家のアシスタントたちには、露骨に嫌な顔をされたものだった。
 しかし、それでも原稿はもらわないといけない。着色を担当するアシスタントの仕事を見ながら、「へぇ、すごいですねぇ」「わぁ、こんなふうにして色を塗るんですか」といちいち感心しては、アシスタントに気をよくしてもらい、なんとか、原稿を進めてもらっていた。
 売れっ子マンガ家のアシスタントの仕事ぶりには、ただただ驚くことばかりだった。たった半年のアシスタント経験しかないぼくを比較の対象にするのはおかしいが、仕事は早いし、何よりもペンの使い方などが手慣れていて、実に絵がうまいのだ。そんな作業を見ているだけでも、将来、自分がマンガ家になったときのプラスになるような気になったものだ。
 ところが鈴木プロの社長には、「すがやクンは、マンガが下手なんだから、マンガ家になるのは諦めて、編集者として骨を埋めたほうがいい」と、繰り返し言われていた。この年の暮れには、田舎に帰った清つねおさんが、鈴木プロの社長の名代としてぼくの家を訪ね、母に「マンガ家になるのは断念して、ぜひとも編集者に……」という言葉を伝えたらしい。それほどマンガ家としては期待されず、編集者のタマゴとしてだけ期待されていたのだった。
 坂口尚さんという新人マンガ家を紹介されたのは、そんな頃(1969年の終わり)のことだった。

 虫プロのアニメーターだった坂口さんは、マンガを描きたくて鈴木プロに所属し、ハンマー坂口というペンネームで「プレイコミック」に、軽めのアクションマンガを描いていた。
 この坂口さんに、講談社の世界名作マンガのうちの一冊を依頼することになった。『トム・ソーヤの冒険』が、坂口さんの担当である。
 しかし、青年誌の連載や「COM」の読み切りもあって、なかなか単行本にはかかれない。連載の原稿を間に合わせるため、ぼくが坂口さんの住んでいた上石神井のアパートに急行し、徹夜でベタ塗りを手伝うこともあった。
 初めて手伝いに出かけたときは、アシスタントの経験があったので、簡単な背景くらいは手伝うつもりでいた。ところが原稿を見たとたん、絵の手伝いは、瞬間的に断念した。ふつうのマンガとは、描き方が異なっていたからである。
 まず原稿に、鉛筆の下絵が入っていなかった。コマ割りをしてネームを描いた下絵用の薄い紙に、丸と線だけの人物を示す当たりが入っている。
 その紙に別の紙を重ね、トレス台を使って下絵を透かせると、上に重ねた白紙に枠線を引く。そして、いきなり墨をつけたGペンで、本番の絵を描いてしまうのだ。
 だから、ペン入れがすんだ原稿には、鉛筆の線がない。当然、消しゴムをかける必要もなかった。背景も、さささっと、下絵もなしに描いていく。ぼくが手伝うのは、スミベタと修正のホワイトだけだった。
 それまで、編集者も経験したおかげで、多くのマンガ家の仕事場を訪問していたが、こんな描き方をするのは、坂口さんだけだった。まさにアニメの出身らしい描き方でもあった。表情も何も描かれていない鉛筆の当たり線を透かせただけで、いきなりペンを入れてしまうのだ。そんな描き方を見ていると、本当に天才としか思えなかった。
 その天才ぶりは、しばらくしてからもらった『トム・ソーヤの冒険』のカバー絵にも現われていた。ふつう、マンガのカラー原稿というと、にじまない製図用の黒インクでペン入れした原稿に、さくらやペンテルの水彩絵の具で、ペンの線を殺さないように、薄く着色していくものだ。だが、坂口さんのカラー原稿は、アクリル絵の具という、それまでのマンガ家には考えられない絵の具で、まるで油絵のような塗り重ねを多用した重厚なタッチで描かれていた。
 さらに、見返しと呼ばれる表紙を開いた部分の絵になると、まるで、デザイナーかイラストレーターが描いたような、しゃれたデザイン感覚に満ちあふれた絵を描いていた。
 おまけに原稿には、絵の具を定着させるためのフィキサチーフというスプレーがかけられていて、テカテカに輝くと同時に、カチカチに固まっていた。
 さらに原稿のサイズが大きかった。マンガの原稿は、仕上がりサイズの一・二~一・三倍の大きさで描かれるのがふつうだったが、坂口さんの原稿は、二倍ほどの大きさで描かれていた。ほかに、こんな常識はずれの大きさの原稿を見たのは、ぼくがやはり編集をした故・上村一夫氏の初の単行本『アモン』だけである。『アモン』は一・五倍の大きさで描かれていた。
 坂口さんは、アニメ出身ということもあり、さらに、イラスト感覚を持ち込み、それまでの常識からは、かけはなれたマンガ家だといってよかった。
 その後、坂口さんは、虫プロが製作した大人向け長編アニメ『クレオパトラ』のマンガ化を手がけ、さらに、『ぼくらマガジン』で平井和正氏原作による『ウルフガイ』を連載することになる。
『トム・ソーヤの冒険』のばかでかいカラー原稿を事務所に抱えて帰ったぼくは、あまりにも原稿が大きかったせいで、原稿の端で湯呑茶碗をひっくり返すミスをしでかした。しかも、そのお茶が原稿の一部にかかってしまったのだ。そこだけ絵の具が変色してしまい、ぼくは青ざめた。
 しかし、さいわいにして被害は印刷に入らない部分だけですんでいた。おかげで本の進行も遅らせずにすみ、ほっと一息つくことができたのだった。
 ……と思っていたのだが、つい最近になって『トムソーヤーの冒険』を見たら、カラー口絵の端に、シミのようなもの……。これは、もしかして、ぼくがこぼしたお茶の跡かもしれない……。

参考資料『トムソーヤーの冒険』カラーページ

追記:そういえば、今日(2005年11月13日)、竹熊健太郎さんのBlog「たけくまメモ」に書かれていた大阪万博の「太陽の塔」についての文章を読んでいて思い出したのだが、坂口さんとは、講談社の子ども向け公式大阪万博ガイドブックの仕事も一緒にしたことがあった。講談社の別館に住み込み状態のカンヅメになり、和室の座卓に坂口さんとぼくがならび、ぼくが書く文章の原稿を見ながら、坂口さんがカットを描いていく仕事である。坂口さんは、シーラカンスでも何でも、下絵などなしに、いきなりペンで描いてしまうのだ。しかも、その早いこと早いこと。やはり、ここでも坂口さんは天才だった。


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コメント

更新キター!!!!! とお約束の前ふりをして本題。

>『巨人の星』『あしたのジョー』『サイボーグ009』などの名作をカラー版の豪華コミックスとして発売

これは知らなかった話です。豪華版『のらくろ』は小学生の頃に近所の図書館においてあったので手に取ったことがある程度ですね。

坂口さんは手塚さんのTVスペシャルの監督さんも後に務められていますね。私は『石の花』から入った口なので、大友のエピゴーネンという以上の印象は当時ありませんでした。それでもけっこうひきこまれた覚えはあります。

でも、いま読み返したらどうなんだろう。らしからぬセンチメンタルなところがあって、そういう男のろまん的なものに退いてしまうかも。


チクマ秀峰社の坂口氏の短編集を持っているのですが、結局八巻までの予定が五巻で止まってしまいました……業績を考えると非常に残念です。

僕は大学時代に『あかんべェ一休』で初めて坂口氏の作品を触れ、旧作を読もうとしたのですが、当時すでに『石の花』も『VERSION』も絶版の状態でした。
亡くなられてしばらくしてから再評価?の動きがあり、長編の代表作が次々と文庫化・愛蔵本化され、複雑な気分になりました。仕方のないことかもしれないけれど、何故存命のうちに……と。


>MMMさん

 カラー版の『サイボーグ009』には、大乱丁が発見され、途中で回収されたような記憶があります。

『あしたのジョー』『巨人の星』『サイボーグ009』『天才バカボン』などの「清刷り(本の大きさの画用紙に原稿を印刷したもので、これに絵の具で着色してもらう)」を届けに行ったり、表紙のカバーの校正刷りを届けにいったりした記憶まではあるのですが……。発売になったと思うんですけどねえ……。

 でも『のらくろ』ほどには売れなかったと思います。『あしたのジョー』や『巨人の星』は、増刊号で総集編が出て、コミックスも出て、さほど時間が経っていないときでもありましたから。

>末上さん

 坂口さんは、ぼくが鈴木プロにいた頃、「まんが王」の付録だったと思いますが、当時、封切りされた(確か大阪万博の会場で先行試写があった)『抵抗の詩』というユーゴスラビアの地下抵抗運動を題材にした映画をマンガ化しています。

 内容からすると、このあたりに『石の花』の原点があるんじゃ……などと思ったりしています。

 ただ、大友調の細い線になってからの絵は、あまり好きではありません。

『クレオパトラ』や『ウルフガイ』を描いている頃にも、缶詰になっていた虫プロ商事や、上井草に借りた仕事部屋に遊びにいったことがあります。土山よしきさんと細井ゆうじとが、手伝いをしていたこともありまして。


好漢、坂口尚が亡くなって、この年末でもう10年になります。この時期、彼のことを生き生きと思い起こさせてくださってありがとうございます。近々、私も彼との思い出を自分のブログに書きたいと思っていたところ。彼は高校時代からの友人で、私を虫プロに誘ってくれた恩人なのです。私の知らないマンガに移られてからのことを、興味深く読ませていただきました。


>萬雅堂さま

 コメントをありがとうございました。サイトを拝見させていただきましたが、虫プロ出身の方だったんですね。虫プロには、倒産した後に取材で、やはり虫プロ出身の石津嵐さんに案内されて出かけたことがあります。ちょうど「まんが日本昔話」を作っているところでした。1978年くらいのことだと思います。

 坂口さんと会っていたのは1969~70年にかけてのみです。

 たぶん、ご存じとは思いますが、坂口さんの仕事などについては、ファンの方が以下のような充実したサイトを作っています。

 http://homepage3.nifty.com/stp/sakaguchi/

 ぼく自身もマンガ家を目指してはいましたが、坂口さんみたいな人を知ってしまったがために、どうやったら絵がヘタクソな自分がマンガ家になれるだろうか……と思い悩んだものです。絵は下手でも、ネタとかアイデアとか企画力みたいなものがあれば、なんとかなるのでは……と考え、そちらに力を入れたことが、現在のような小説書きになる遠因でもありました。


この場で私信のやり取りもおかしいですが、最初にすがやさんのお名前を伺ったのも高円寺の石津さんのお宅ででした。俺のダチだって(笑)もうずいぶんと昔の話ですが…。これからも「青春譜」楽しみにしております。


 あ、石津嵐大センセーのこと、やはり、ご存じでしたか。

 石森プロの仕事をしていた頃、東高円寺のアパートに引っ越ししたら、その斜め前が石津さんのお宅で、それがきっかけで、いまだに親戚のようにつきあっております。先週も、高円寺でカラオケしてきました。

 最近、インターネットも始めたので、このあたりも読んでいるかもしれません。


石津さん、ずいぶん昔、新宿の酒場で小説系の
編集者とご一緒のときや、作家パーティなどで
2~3回出合った記憶があります。

名前を忘れましたが、東南アジア辺で
行方不明になった女性飛行士の話しを
書きたいとか、聞いたような…。


>長谷先生

 昨日、書き下ろしの架空戦記小説が、やっとアップしたもので、今日は息抜きに高円寺まで出かけたのですが、馴染みの酒場で石津嵐センセーとバッタリ遭遇してしまいました。テリトリーが同じなので、しかたないのですが。

 その女性飛行士は、アメリア・イアハートという実在の人物で、石津さんは、彼女を題材にした小説を角川ノベルスで書いています。題名は『暗黒環流』だったはずです。

 石津さんは、いまは磐紀一郎という名前で時代小説を書いています。


飛行士・アメリア・イアハート!そうでしたそうでした。
作品化されていたんですね。
時代小説作家としてご活躍でしたか。それは何よりです。


原稿サイズはバロン吉元さんのも大きかったです。
「ギャンブルシリーズ」のはじめのころまでは、
確かそうだったと思います。
アメコミの原稿が大きかったのを知っていたので、
上村さんもそうでしたから、当時私は
アメコミの影響を受けた人は
みんなそんなもんだっておもって、
自然にあたりまえに受けとめていました。
どうして通常サイズよりも大きいサイズで
描くんですかって聞くと、
「細部にこだわることなく、おきくつかまえて、
描けるから」
というこたえでした。
なるほど実際に描いてみると、
アシスタントの描きこみ癖を、
なおすことができましたね(笑)。
描きこむと、印刷で線がつぶれてしまいますし、
流れがつまって見にくいので
どうしても、対象を必要十分なところでつまえて、
描くようになりました。
つまり、過剰でも、欠如でもなく、
必要十分な絵でいいということを、
大判原稿で体得しました。


永島慎二さんのお宅に初めて伺ったったとき、
「源太とおっかあ」の下描き(エンピツ描き)
原稿を見せてもらいました。
見事な一本線での下描き原稿で
(まるでアメコミのペンシラーに渡す
完全下描き原稿のよう)でした。
これほど完璧に描けるなら、エンピツではなくて、
ペンで描けば、1工程の手間がはぶけるのにと
正直(笑)思いました。
(坂口尚さんのじか描き原稿のようにですね)
でも永島慎二さんは(後にですけど)
こんなふうな内容(私の理解)のことをいったんです。
「驚くほどのことではないんですよ。
優秀なアニメーターならできないことはない
<芸>でしかないんですよ。
なぜ下描きし、そして、ペン入れという
手間をかけることが大事なのかというと、
下描き過程と、ペン描き過程の意識は違うんですよ。
ただ下描きを、ペンでなぞり描きするのであれば、
一発のじか描きでいいんです。
下描きとペン描きの間の時間には、
瞬時の<転換>があるんです。
そこをたえず意識していないと、
やがて自分の絵を自分で模倣するようになるんです。
俗にいうマンネリですね。」
永島慎二さんも(つげ義春さんも)たえず、
他人の絵(作品)を自分に繰り込んで、
絵(作品)を変えています。
<転換>の意味をとてもよく
しっていたんだと思います。



>安西さん

 ぼくは絵にコンプレックスを持っていたもので、その下手さ加減を隠す手段として、拡大率を大きくしました。B5サイズの場合は1.3倍でしたが、これは石ノ森章太郎、永井豪といった方々の原稿を参考にしました。

 A5サイズの「コロコロコミック」では、1.5倍にしました。多少、ペンの線が雑でも、縮小によってごまかせるし、コマを4段にすることで、1ページの情報量が増える(ストーリーを盛り込める)からです。

 ぼくは、絵については、あまりこだわりは持っていませんでした。大人マンガに転向したときは、FAXで送れる絵柄やペンタッチをめざしたりもしておりました。つまり絵を記号化することに熱心だったんです。



「絵については、あまりこだわりをもっていませんでした」
「つまり絵を記号化することに熱心だった」
というのはとても興味深く面白いですね。(すがやさんが小説を書く理由もそこにあるんでしょうか。)

バロンさんはまったく逆で、いま本格的に絵画を描きはじめましたね。
私もバロンさん同様、絵につよいこだわりがあって、絵画にいったんですが、
言葉を読むことがやめられず、いま言葉だけの表現をもやりはじめました。
関心のありかが、人を遠くに引っ張っていきますね(笑)。


>安西さん

 ぼくは絵にコンプレックスがありましたので、絵を描くのが苦痛でした。シンプルな絵柄にしたのは、ヘボさをごまかせると考えたからですが、途中からはネームまでを担当し、絵は別の人に描いてもらうようになりました。


なるほど。それで「マンガでわかる小説入門」のすがやさんのモチーフが少しだけ理解できる気がしました。

「仮面ライダー青春譜」を読みながら、
石森章太郎さんのお宅への道を何度も歩いた記憶が、長岡秀三さんがアメリカに行く少し前にはじめて原画を見せてもらった記憶が、さいとうたかをさんの「007」がマンガ本らしくない装丁に驚いたことが、大泉学園の久松文雄さんの実家におじゃましたことが、楳図かずおさんのアシスタントを短期間していたことが、
忘れていたことを思い起こされて、すがやさんのおかげで、とても楽しい思いをしました。
おじゃましました。ありがとうございました。


>安西さん

 大学の授業と仕事とで時間に追われているため、満足なコメントができずに申しわけありません。また機会を見つけて、お越しください。


はじめまして。「アメリア・イヤハート」で検索して来ました。

すがやさんのサイトなんですね、嬉しいです!いつも風刺の鋭いイラストをテレビなどで拝見しております。

 私もいろいろなことに興味があり、よくイラストを
描いたりしますが、有名なリンドバーグの影になりがちな
アメリアにももっと注目が集まれば~と、今回記事ににしました。
もしよろしければ一度のぞいてみて下さいませ~それではまた!


 ルーシーさん、ようこそ。

 ブログを拝見させていただきました。イアハートについては、青木富貴子さんの『アメリアを探せ』という本もありましたね。

 ところで、テレビに出ているのは、たぶん、「やくみつる」さんだと思います(^_^;)。

 下のブログのように、よくあることですので、気になさらずに(^_^;)。

 http://www.m-sugaya.jp/blog/archives/000276.html


 すがやさん、こんばんは!

 すみません!・・・大変失礼致しました~(汗)。
私は人名を間違えることのないようにと日々過ごしてきたはずなのですが、まさかそんな失礼をしてしまって・・・申し訳ありません。
とても大人な対応をして頂きましてこれまた恐縮です。
 アメリアの本については今度探してみたいですね~、それでは、取り急ぎ陳謝のメールをさせて頂きました。

      ~ルーシー~


 はい。あまり、お気になさらずに。

 あだち充さんと間違えられることは少ないんですが、たぶん、あちらは名前に漢字が入っているせいですね。



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