すがやみつるの雑記帳

　近頃、ネットのあちこちに、三鷹市美術ギャラリーで開催中の「谷岡ヤスジ展」の会場で、鼻血ブー！　の記念撮影をした画像が散見されています。
　そんなことに影響されたワケでもありませんが、もともと出かける予定だった「谷岡ヤスジ展」に、本日（９月28日）、出かけてまいりました（感想など）。

　谷岡ヤスジ氏が亡くなって、もう６年になるそうですが、販売されていた図録には、まち子夫人がインタビューに答えておりました。
　谷岡まち子さんは、独身時代、小西まち子の名前で「プレイガール」や「宇宙猿人ゴリ」などに出演していた女優さんでしたが、その所属事務所で彼女のマネージャーをしていたのが、わたしのイトコ。
　このイトコ、小林麻美をスカウトしたり、『仮面ライダー』に緑川ルリ子役で出演した真樹千恵子（森川千恵子）や、カレーの好きなキレンジャー・畠山麦さんのマネージメントもしていたのですが、同じく担当していた小西まち子さんを深夜番組のレギュラー司会に売り込むことに成功。金髪ショートヘアのカツラと、その髪に乗せたトンボ眼鏡がトレードマークの小西まち子さんは、ここからメジャーへの道を歩むのでは……と周囲は期待していたのですが、そんなとき、彼女が司会する番組にゲスト出演したのが谷岡ヤスジ氏。ここで知り合ったお二人は、番組のあとには、すっかり意気投合して、あっというまに結婚することに。
　小西まち子さんは、結婚を機に芸能界から引退することになり、やっとこさ深夜番組の司会に彼女を送り込んだイトコが、大憤慨していたのを憶えています。
　当時の谷岡氏は、マンガのイメージに合わせてか、ジープを乗り回すなど豪快なイメージで売っていましたが、「谷岡ヤスジ展」に展示されたメモやスケジュール表を見ると、神経が細やかなことが、よくわかります。谷岡氏は、実に家庭的な人だったそうですが、まち子夫人も、そんな谷岡氏の本質に惹かれたのかもしれません。今日は、そんなことまで考えながら、展示されていた原稿などを見てまいりました。