『女衒殺し―写楽剣華帖』(嵯峨野晶/コスミック時代文庫/2004年10月刊/580円)........先日、日本推理作家協会のボウリング大会で、ご一緒させていただいた嵯峨野晶さんからのいただきもの。写楽ものは気になるので、仕事の合間に読み進めているところです。もちろんフィクションですが、写楽が誰だったのかという「説」を読むのも、写楽を扱った作品の楽しみ方のひとつ。ぼくもいつか写楽を扱った時代小説を書いてみたいなあ……と資料を集めはじめたのが30年以上前。習作で100枚ほどの作品は書いたことがありますが、実際に書けるのは、いつになるのやら。写楽の正体と邪馬台国の位置は、いちどは扱ってみたい題材でもあります。