今日、買ったマンガ関連の本
『マンガ世界の歩き方』(山辺健史/岩波ジュニア新書/2004年8月刊/777円)........書評を読んで面白そうだったので。なまじマンガに強い人よりも、こんなアマチュアの視点から見たマンガのほうが、真実を衝いていることもあるはずだ。
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コメント
(2004年10月2日読了)
おもしろかった。古書店でバイトするフリーターの若者が、ひょんなことからマンガ専門誌にマンガの現状についてのルポを連載することになり、行き当たりばったりに「マンガの現場」に出かけ、体当たりで取材して歩いた記事を本にまとめたもの。
その行き当たりバッタリぶりは、ちょっと「華氏911」や「ボウリンゴ・フォー・コロンバス」のマイケル・ムーア監督を思い出させたりもしたし、『下山事件』の著者でドキュメンタリー映像作家の森達也氏を思い出させたりもした。あ、そういえば、この本の著者も、本来はドキュメンタリー映像作家志望だというではないか。案外、最初から、マイケル・ムーア、森達也といった人たちの「手法」を意識していたのかも。
いわゆるマンガのプロやマニアによる取材記ではなかったため、内容は、かえって新鮮で、臭みも嫌みもなく、へええ……と思ったり、ニヤニヤして読むことができた。
投稿者: すがやみつる | 2004年10月02日 11:42